JPH06115123A - 熱転写方法 - Google Patents

熱転写方法

Info

Publication number
JPH06115123A
JPH06115123A JP4267433A JP26743392A JPH06115123A JP H06115123 A JPH06115123 A JP H06115123A JP 4267433 A JP4267433 A JP 4267433A JP 26743392 A JP26743392 A JP 26743392A JP H06115123 A JPH06115123 A JP H06115123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
transfer film
vacuum chamber
vacuum
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4267433A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohiro Torii
清弘 鳥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOEI FUJI KOGYO KK
Original Assignee
HOEI FUJI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOEI FUJI KOGYO KK filed Critical HOEI FUJI KOGYO KK
Priority to JP4267433A priority Critical patent/JPH06115123A/ja
Publication of JPH06115123A publication Critical patent/JPH06115123A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体形状をしたワークの表面にも鮮明な熱転
写印刷を行うことができる熱転写方法を提供すること。 【構成】 真空チャンバ1内にワークWをセットし、そ
の表面に転写フィルムFを被せ、真空チャンバ1内を低
真空として転写フィルムFをワークWの表面に軽く密着
させた状態でスキージ5によりエアを押し出す。その
後、真空チャンバ1内を高真空として転写フィルムFを
ワークWの表面に強く密着させ、熱転写を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体形状をしたワーク
の表面に鮮明な熱転写印刷を行うことができる熱転写方
法に関するものである。
【0002】熱転写は、ワークの表面に転写フィルムを
密着させ、その上方から熱板を押し当てることにより行
われるが、ワークが立体状に盛り上がった形状である場
合には転写フィルムをワークの表面に密着させることが
容易ではない。このため従来からワークを真空チャンバ
内にセットし、真空を利用して転写フィルムをワークの
表面全体に密着させることが行われているが、転写フィ
ルムとワークの表面との間に空気が気泡として残り、転
写不良を招くことがあった。またこの欠点を解決しよう
として真空チャンバ内の真空度を高めると、転写フィル
ムがワークのコーナー部分により強く密着するため、エ
ア抜きが更に困難となるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、ワークが立体状に盛り上がった形
状である場合にも、転写フィルムとワークの表面との間
のエア抜きを十分に行い転写不良を防止することができ
る熱転写方法を提供するために完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、真空チャンバ内にセットされた
ワークの表面に転写フィルムを被せ、真空チャンバ内を
低真空として転写フィルムをワークの表面に軽く密着さ
せた状態でスキージによりその表面を外側に向かって押
圧して転写フィルムとワークの表面との間のエアを押し
出し、その後真空チャンバ内を高真空として転写フィル
ムをワークの表面に強く密着させて熱転写することを特
徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下に本発明を図面を参照しつつ更に詳細に
説明する。図1は熱転写装置の一例を示す正面図、図2
はその平面図である。これらの図中、1は底面に真空吸
引孔を備えた真空チャンバー、2は転写フィルムのクラ
ンプ装置、3は熱盤である。これらのクランプ装置2と
熱盤3は真空チャンバー1の上方に昇降自在に設置され
ている。図3に示したように、この真空チャンバー1の
内部に治具4に支持されたワークWがセットされてい
る。実施例のワークWは立体形状をしたものであり、そ
の高さは真空チャンバー1を越えないものである。また
真空チャンバー1の内部は、低真空と高真空の2段階に
真空度の切替えができる構造となっている。
【0006】転写フィルムのクランプ装置2は転写フィ
ルムFを真空チャンバー1の上に載せ、その周囲をクラ
ンプ板により押圧して転写フィルムFをクランプするた
めの装置であるが、本発明ではその上面に移動するスキ
ージ5が設けられている。図2、図3に示すように、ス
キージ5はシリンダ6により移動するベース7上に設け
られており、小形シリンダ8の力によりスキージブレー
ド9を転写フィルムFの表面に押し付けながら移動し、
転写フィルムFとワークWとの間に溜まった空気をしご
くように押し出す。実施例では2つのスキージ5が設置
されているが、勿論一つであっても差支えない。
【0007】次に本発明の転写方法について説明する。
まず、真空チャンバ1内にワークWをセットし、転写フ
ィルムのクランプ装置2を下降させて真空チャンバ1の
表面に転写フィルムFを被せたうえ、真空チャンバ1内
を低真空とする。すると図4に示すように転写フィルム
Fは真空チャンバ1とワークWの表面に軽く密着する。
この状態で前記のスキージ5により転写フィルムFの表
面を押圧し、転写フィルムFとワークWの表面との間の
エアを押し出す。なおこのときには真空チャンバ1内の
真空度は高くはないので、転写フィルムFとワークWと
の間の密着力も弱く、エア抜きは円滑に行われる。
【0008】このようにしてエア抜きを終了した後、真
空チャンバ1内を高真空として図5に示すように転写フ
ィルムFをワークWの表面に強く密着させる。この状態
でその上方から熱盤3を降下させて熱転写を行えば、転
写フィルムFの位置ずれもなく、また気泡による転写不
良を生ずることもなく鮮明な熱転写が可能となる。しか
し最初から真空チャンバ1内を高真空とすると、転写フ
ィルムFがワークWのコーナー部に強く密着するため、
エア抜きをうまく行えないことは前述した通りである。
【0009】なお、熱盤3は図6に示したように多数の
カートリッジヒータ10を埋め込んだ熱盤本体11の下面に
シリコーンゴム12を張り、ノズル13を通じて供給される
高圧空気の圧力によりこのシリコーンゴム12を強く転写
フィルムFに密着させる構造としたものである。しかし
この高圧空気を直接シリコーンゴム12に作用させるので
はなく、図7に示すように加熱された熱盤本体11の内部
に形成された空気通過孔14を通して加熱したうえ、シリ
コーンゴム12に作用させるようにすれば、シリコーンゴ
ム12により多くの熱量を与えることができるので、熱不
足による転写不良を防止することができる。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の熱転写
方法は真空チャンバ内を低真空と高真空に切り換えて転
写フィルムとワークの表面との間のエア抜きを行うもの
で、エア抜き不足による転写不良を防止し、立体形状を
したワークの表面にも鮮明な熱転写印刷を行うことがで
きる。よって本発明は従来の問題点を解決した熱転写方
法として、業界に寄与するところはきわめて大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の熱転写印刷機の正面図である。
【図2】実施例の熱転写印刷機の平面図である。
【図3】実施例の熱転写印刷機の要部を拡大した正面図
である。
【図4】真空チャンバ内を低真空としたときの転写フィ
ルムの密着状態を示す断面図である。
【図5】真空チャンバ内を高真空としたときの転写フィ
ルムの密着状態を示す断面図である。
【図6】実施例の熱転写印刷機の熱盤の断面図である。
【図7】実施例の熱転写印刷機の熱盤の平面図である。
【符号の説明】
1 真空チャンバ 5 スキージ F 転写フィルム W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバ内にセットされたワークの
    表面に転写フィルムを被せ、真空チャンバ内を低真空と
    して転写フィルムをワークの表面に軽く密着させた状態
    でスキージによりその表面を外側に向かって押圧して転
    写フィルムとワークの表面との間のエアを押し出し、そ
    の後真空チャンバ内を高真空として転写フィルムをワー
    クの表面に強く密着させて熱転写することを特徴とする
    熱転写方法。
JP4267433A 1992-10-06 1992-10-06 熱転写方法 Withdrawn JPH06115123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4267433A JPH06115123A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 熱転写方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4267433A JPH06115123A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 熱転写方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06115123A true JPH06115123A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17444781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4267433A Withdrawn JPH06115123A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 熱転写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06115123A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1321988A2 (en) * 2001-12-19 2003-06-25 Eastman Kodak Company Method for transferring of organic material from a donor to form a layer in an oled device
KR100753569B1 (ko) * 2005-12-30 2007-08-30 엘지.필립스 엘시디 주식회사 유기전계발광표시소자의 제조방법
KR100812027B1 (ko) * 2006-06-01 2008-03-10 삼성에스디아이 주식회사 레이저 열 전사 장치 및 이를 이용한 유기 발광소자의제조방법
WO2008149108A1 (en) * 2007-06-08 2008-12-11 Imperial Chemical Industries Plc Thermal transfer printing
JP2010168197A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Navitas Co Ltd フィルム送り装置
JP2014141676A (ja) * 2012-08-29 2014-08-07 Nitto Denko Corp 保護用粘着シートの貼付け方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1321988A2 (en) * 2001-12-19 2003-06-25 Eastman Kodak Company Method for transferring of organic material from a donor to form a layer in an oled device
EP1321988A3 (en) * 2001-12-19 2005-10-12 Eastman Kodak Company Method for transferring of organic material from a donor to form a layer in an oled device
CN100355111C (zh) * 2001-12-19 2007-12-12 伊斯曼柯达公司 用于转移有机材料以形成有机发光装置中的结构层的方法
KR100753569B1 (ko) * 2005-12-30 2007-08-30 엘지.필립스 엘시디 주식회사 유기전계발광표시소자의 제조방법
KR100812027B1 (ko) * 2006-06-01 2008-03-10 삼성에스디아이 주식회사 레이저 열 전사 장치 및 이를 이용한 유기 발광소자의제조방법
WO2008149108A1 (en) * 2007-06-08 2008-12-11 Imperial Chemical Industries Plc Thermal transfer printing
JP2010168197A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Navitas Co Ltd フィルム送り装置
JP2014141676A (ja) * 2012-08-29 2014-08-07 Nitto Denko Corp 保護用粘着シートの貼付け方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4491049B1 (ja) 熱板加熱による熱成形装置および熱成形方法
US3818823A (en) Heated, vacuum-pressure press
US5641372A (en) Transferring apparatus and transferring method
JP3996206B2 (ja) ダイアフラム・プレス機の改良
JPH06115123A (ja) 熱転写方法
CN109109449A (zh) 一种移印烫金方法及设备
JPH05293896A (ja) 真空プレス積層成形装置
KR100820336B1 (ko) 진공 라미네이터의 필름 라미네이션 구조
JPS6280025A (ja) ラミネ−ト装置
JPH0648096A (ja) 転写製品の製造方法
JP4174840B2 (ja) 表皮の賦形方法
TW201917030A (zh) 在電子裝置的玻璃外殼形成裝飾圖案的方法及電子裝置的玻璃外殼
GB1572716A (en) Apparatus for peeling a film or the like off a substrate
JP3609048B2 (ja) 積層シートの加圧装置
JPH0521340B2 (ja)
JP3948647B2 (ja) シート材料の位置決め方法及び位置決め装置
JPH10154671A (ja) 半導体製造装置、及び半導体装置の製造方法
JPH0691758A (ja) 樹脂装飾品のホットスタンプ方法
JPH08267498A (ja) 表皮用シート賦形方法及びその製造装置
CN212247067U (zh) 一种pcr反应装置
JPH0592546A (ja) 転写装置
JPS59376B2 (ja) 曲面プレスラミネ−ト方法およびその装置
JPH0692118B2 (ja) 成形内装基材への表皮材被装方法
CN115257159A (zh) 一种在至少两种材料的构成物上成型图文的方法及设备
JPS5789919A (en) Vacuum press adhering apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104