JPH0691758A - 樹脂装飾品のホットスタンプ方法 - Google Patents

樹脂装飾品のホットスタンプ方法

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JPH0691758A
JPH0691758A JP24692292A JP24692292A JPH0691758A JP H0691758 A JPH0691758 A JP H0691758A JP 24692292 A JP24692292 A JP 24692292A JP 24692292 A JP24692292 A JP 24692292A JP H0691758 A JPH0691758 A JP H0691758A
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JP
Japan
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upper jig
hot stamp
hot
protrusion
lower back
Prior art date
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Pending
Application number
JP24692292A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Nagata
卓二 永田
Eiji Fukuhara
栄二 福原
Takao Adachi
孝男 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP24692292A priority Critical patent/JPH0691758A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】突部にホットスタンプ層を確実に形成し、外観
品質の向上を図る。 【構成】下治具5上に、突部2を上にした状態でロアバ
ックガーニッシュ1を装着固定し、ロアバックガーニッ
シュ1の突部2上にホットスタンプ箔4を載置する。次
に、複数個の上治具片6Aからなり、各発熱体7によっ
て熱ラバー8が加熱された上治具6を下降させる。そし
て、上治具6によりホットスタンプ箔4を突部2に対し
数秒間押圧する。この押圧により、熱ラバー8からの熱
がホットスタンプ箔4に伝達され、ホットスタンプ箔4
が突部2に接着される。一方、個々のロアバックガーニ
ッシュ1に形状又は寸法のばらつきや突部2の突出量に
ばらつきがあったとしても、上治具6が6つの上治具片
6Aに分割されているとともに、各上治具片6Aの相互
間での微動が許容されている。従って、全ての突部2上
のホットスタンプ箔4が各上治具片6Aにより個々に加
圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば樹脂装飾品に自動
車の車名、形式名等がかたどられた突部に対しホットス
タンプ箔を加圧融着させる樹脂装飾品のホットスタンプ
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術における樹脂装飾品
としては、例えば図4に示すように、自動車用の外装部
品たるロアバックガーニッシュ21が挙げられる。この
ロアバックガーニッシュ21には、例えば自動車の車名
等がかたどられた突部22が一体形成されている。これ
ら突部22の上面にはホットスタンプ層23が設けら
れ、意匠性の向上が図られている。
【0003】突部22上にホットスタンプ層23を設け
る方法としては、図5に示すように、ロアバックガーニ
ッシュ21下面に則した形状をなす下治具24上にロア
バックガーニッシュ21を装着する。次に、突部22上
にシート状のホットスタンプ箔25を載置する。そし
て、ロアバックガーニッシュ21の上方に位置していた
発熱体26及び熱ラバー27を備えた上治具28を下降
させる。続いて、発熱体26により加熱された熱ラバー
27でもってホットスタンプ箔25を突部22に押圧す
る。すると、ホットスタンプ箔25が突部22に加圧融
着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、上治具28及び下治具24がそれぞれ一個
体により構成されていた。このため、個々のロアバック
ガーニッシュ21に形状又は寸法のばらつきがあった場
合には、上治具28又は下治具24をそのばらつきに追
従させることができない。従って、ロアバックガーニッ
シュ21と、上治具28又は下治具24との相互の曲面
を正確に合致させることができなくなってしまうおそれ
があった。その結果、上治具28の熱ラバー27でもっ
てホットスタンプ箔25を突部22に押圧できない部分
が発生するおそれがあった。このような場合には、ホッ
トスタンプ箔25のうち、突部22に加圧融着されない
部分の生じてしまい、外観品質が低下してしまってい
た。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は突部にホットスタンプ層
を確実に形成することが可能で、外観品質の向上を図る
ことの可能な樹脂装飾品のホットスタンプ方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、樹脂装飾品に一体形成された突部上にホ
ットスタンプ箔を載置させた状態で、一方が発熱可能
で、互いに接離可能な第1及び第2の治具を用い、前記
ホットスタンプ箔を前記突部に対し加圧融着させるホッ
トスタンプ方法であって、前記両治具のうち、少なくと
も一方を複数個に分割するとともに、複数個に分割され
た前記治具を個々に微動可能とし、その治具により前記
ホットスタンプ箔を前記突部に密着させるようにしたこ
とをその要旨としている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、樹脂装飾品の基材上の突
部上にホットスタンプ箔が載置された状態で、第1の治
具と前記第2の治具とが相互に接近され、一方の治具が
ホットスタンプ箔に密着することにより、その治具の熱
によってホットスタンプ箔が突部に融着される。
【0008】ここで、一方の治具が前記ホットスタンプ
箔に押し当てられるときに、少なくとも一方の治具が複
数個に分割されており、個々に微動可能となっている。
このため、個々の樹脂装飾品の形状に多少のばらつきが
あったり、突部の突出状態にばらつきがあったりして
も、突部上のホットスタンプ箔はその治具の個々の微動
により確実に加圧されることが可能になる。従って、突
部上のホットスタンプ箔のうち、突部に融着されない部
分が発生するのが防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
3に基づいて説明する。図2に示すように、樹脂装飾品
としてのロアバックガーニッシュ1の表面には、例えば
自動車の車名等がかたどられた突部2が一体形成されて
いる。このロアバックガーニッシュ1は例えばPMM
A、PP、ABS、PVC等の合成樹脂によって形成さ
れる。前記突部2の上面には、その上面と同一形状のホ
ットスタンプ層3が設けられている。このホットスタン
プ層3は、例えば基材上にアルミニウム製の加飾層と熱
融着型接着剤とを順に積層したホットスタンプ箔4(図
1参照)によって形成されている。
【0010】図1は突部2の上面にホットスタンプ層3
を設ける際に用いられる装置の概略断面図である。この
装置は、地面に固定され、ロアバックガーニッシュ1を
装着固定するための第1の治具としての下治具5と、ホ
ットスタンプ箔4を突部2に押圧するために上下動され
る第2の治具としての上治具6とを備えている。
【0011】本実施例では、上治具6は複数に分割され
ている。つまり、前記上治具6は複数個(本実施例では
6個)の上治具片6Aから構成されている。そして、上
治具6が駆動されない状態では、上治具片6Aはロアバ
ックガーニッシュ1の上面形状にほぼ則するように配列
されている。個々の上治具片6Aには発熱体7及び同発
熱体7下面に被覆されたシリコーンゴム製の熱ラバー8
が設けられている。また、上治具6の上部には上治具片
6Aを収容把持する図示しない昇降装置が設けられてお
り、この昇降装置の上下動に伴い、各上治具片6Aが同
時に昇降動作されるようになっている。さらに、各上治
具片6Aの上部にはコイルスプリング9がそれぞれ設け
られている。そして、上治具6の下降時において各上治
具片6Aがホットスタンプ箔4を介して突部2に当接し
た後は、コイルスプリング9の収縮量に応じて、各上治
具片6Aの突部2を押圧する力の変更が許容されてい
る。換言すれば、各上治具片6Aは相互に微動可能とな
っており、全ての上治具片6Aが突部2を押圧するまで
昇降装置が下動され得るようになっている。
【0012】次に、上記の装置を用いてホットスタンプ
層3を形成する方法について説明する。まず、下治具5
上に対し、突部2を上にした状態でロアバックガーニッ
シュ1を装着固定する。続いて、ロアバックガーニッシ
ュ1の突部2上にホットスタンプ箔4を載置する。
【0013】この状態で、各発熱体7によって熱ラバー
8が約190℃に加熱された上治具6を下降させる。こ
のとき、上治具6を構成する各上治具片6Aは一体とな
って下降される。そして、この上治具6によりホットス
タンプ箔4を突部2に対し数秒間押圧する。この押圧に
より、熱ラバー8からの熱がホットスタンプ箔4に伝達
され、同ホットスタンプ箔4の接着剤は溶融して突部2
に接着される。その後、ホットスタンプ箔4の融着が完
了したところで上治具6を上動させることにより、突部
2にホットスタンプ層3が形成される。
【0014】さて、量産体制下では上記の動作が繰り返
し行われるわけであるが、個々のロアバックガーニッシ
ュ1に形状又は寸法のばらつきが生じていることもあ
る。また、突部2の突出量にばらつきが生じていること
もある。この実施例では、そのようなばらつきがあった
としても、上治具6が6つの上治具片6Aに分割されて
いるとともに、各上治具片6Aの突部2を押圧する力の
変更が許容されている。そのため、図3に示すように、
全ての上治具片6Aが突部2を押圧するまで昇降装置が
下動され、つまり各上治具片6Aが相対的に微動され、
全ての突部2上のホットスタンプ箔4が各上治具片6A
により個々に加圧される。従って、突部2上のホットス
タンプ箔4のうち、突部2に加圧融着されない部分が発
生するのをなくすことができ、突部2上にホットスタン
プ層3を確実に形成することができる。その結果、外観
品質の向上を図ることができる。
【0015】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、上治具6を6つの上治具片6A
に分割する構成としたが、下治具5を分割させる構成と
してもよい。
【0016】(2)前記実施例では、各上治具片6Aの
上部にコイルスプリング9をそれぞれ設ける構成とした
が、コイルスプリング9の代わりに各上治具片6Aを押
さえつける空気圧を適宜制御して、突部2を押圧する力
の変更を許容するようにしてもよい。
【0017】(3)前記実施例では、本発明をロアバッ
クガーニッシュ1に適用したが、その外にもグリルオー
ナメント等に適用してもよい。 (4)前記実施例では、上治具6を6つの上治具片6A
に分割する構成としたが、さらに細かく分割してもよい
し、逆にもっと粗く分割してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の樹脂装飾
品のホットスタンプ方法によれば、突部にホットスタン
プ層を確実に形成することができ、外観品質の向上を図
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるロアバッ
クガーニッシュの突部にホットスタンプ層を設ける際に
用いられる装置を示す概略断面図である。
【図2】一実施例において、ホットスタンプ層の設けら
れたロアバックガーニッシュを示す部分斜視図である。
【図3】一実施例におけるホットスタンプ層を設ける際
に用いられる装置の作用を説明する部分断面図である。
【図4】従来技術において、ロアバックガーニッシュの
突部に設けられたホットスタンプ層を説明する断面図で
ある。
【図5】従来技術において、ロアバックガーニッシュの
突部にホットスタンプ層を設ける際に用いられる装置を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…樹脂装飾品としてのロアバックガーニッシュ、2…
突部、4…ホットスタンプ箔、5…第1の治具としての
下治具、6…第2の治具としての上治具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂装飾品(1)に一体形成された突部
    (2)上にホットスタンプ箔(4)を載置させた状態
    で、一方が発熱可能で、互いに接離可能な第1及び第2
    の治具(5,6)を用い、前記ホットスタンプ箔(4)
    を前記突部(2)に対し加圧融着させるホットスタンプ
    方法であって、 前記両治具(5,6)のうち、少なくとも一方を複数個
    に分割するとともに、複数個に分割された前記治具
    (5,6)を個々に微動可能とし、その治具(5,6)
    により前記ホットスタンプ箔(4)を前記突部(2)に
    密着させるようにしたことを特徴とする樹脂装飾品のホ
    ットスタンプ方法。
JP24692292A 1992-09-16 1992-09-16 樹脂装飾品のホットスタンプ方法 Pending JPH0691758A (ja)

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