JPH0544202A - 橋梁高欄補修用足場構造及び橋梁高欄補修用足場の吊り金具構造 - Google Patents
橋梁高欄補修用足場構造及び橋梁高欄補修用足場の吊り金具構造Info
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- JPH0544202A JPH0544202A JP22856791A JP22856791A JPH0544202A JP H0544202 A JPH0544202 A JP H0544202A JP 22856791 A JP22856791 A JP 22856791A JP 22856791 A JP22856791 A JP 22856791A JP H0544202 A JPH0544202 A JP H0544202A
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 橋梁高欄の補修足場において、従来の吊り足
場工法や組み足場工法に見られる橋体を損傷したり、河
川における流木などの衝突における危険、交通の支障と
いう欠点を除去することを目的とする。 [構成] 定着材の横方向の一方に、定着材を縦方向に
剛結し、他方に、横方向に移動する上部橋側定着調整部
材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛結した定着材
と横方向に移動可能な下部橋側定着調整部材を持つ吊り
横材に縦方向に移動可能な橋下面定着調整部材を持つ吊
り定着縦材を剛結し、前記定着接続縦材と接続する吊り
接続縦材を縦方向に剛結した吊り材とを要部とする橋梁
高欄補修用足場構造及び橋梁高欄補修用足場の吊り金具
構造。
場工法や組み足場工法に見られる橋体を損傷したり、河
川における流木などの衝突における危険、交通の支障と
いう欠点を除去することを目的とする。 [構成] 定着材の横方向の一方に、定着材を縦方向に
剛結し、他方に、横方向に移動する上部橋側定着調整部
材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛結した定着材
と横方向に移動可能な下部橋側定着調整部材を持つ吊り
横材に縦方向に移動可能な橋下面定着調整部材を持つ吊
り定着縦材を剛結し、前記定着接続縦材と接続する吊り
接続縦材を縦方向に剛結した吊り材とを要部とする橋梁
高欄補修用足場構造及び橋梁高欄補修用足場の吊り金具
構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁高欄の補修用足場
及びその吊り金具に関する。
及びその吊り金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの橋梁高欄の補修は、橋種や形
式を問わず、橋梁本体を利用する吊り足場工法、橋梁下
地盤からの組み足場工法が一般的である。
式を問わず、橋梁本体を利用する吊り足場工法、橋梁下
地盤からの組み足場工法が一般的である。
【0003】前者の吊り足場工法は、図12左に示すよ
うに地覆A付近の橋梁本体にコンクリートアンカーBを
設置し、主桁間には梁を渡し、これに吊りチェーンCに
て作業足場Dを吊り下げる構造であり、後者の組み足場
工法は、図12右に示すように橋下地盤面Eから丸太及
びパイプで枠組構造Fを形成し、本足場Gとして組み上
げる構造である。
うに地覆A付近の橋梁本体にコンクリートアンカーBを
設置し、主桁間には梁を渡し、これに吊りチェーンCに
て作業足場Dを吊り下げる構造であり、後者の組み足場
工法は、図12右に示すように橋下地盤面Eから丸太及
びパイプで枠組構造Fを形成し、本足場Gとして組み上
げる構造である。
【0004】吊り足場工法は、全体が上空占有であるた
め、河川の増水や交通の影響を受けない利点を有する
が、コンクリートアンカーやチェーンを主桁や床版に取
り付けるため橋体を損傷したり、組み立て時に時間がか
かり、また、解体時に危険を伴ったりする欠点を有し、
組み足場工法は、橋体にコンクリートアンカーやチェー
ンを取り付けることがないから橋体を損傷することはな
いが、河川や跨線上では組み立てが不可能であり、組み
立てることのできる河川でも増水時には流木などの衝突
による危険があり、また高架道路では一般道路の交通の
支障をきたす欠点がある。
め、河川の増水や交通の影響を受けない利点を有する
が、コンクリートアンカーやチェーンを主桁や床版に取
り付けるため橋体を損傷したり、組み立て時に時間がか
かり、また、解体時に危険を伴ったりする欠点を有し、
組み足場工法は、橋体にコンクリートアンカーやチェー
ンを取り付けることがないから橋体を損傷することはな
いが、河川や跨線上では組み立てが不可能であり、組み
立てることのできる河川でも増水時には流木などの衝突
による危険があり、また高架道路では一般道路の交通の
支障をきたす欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な吊り足場工法に見られるような橋体を損傷したり、組
み足場工法に見られるような河川における流木の衝突な
どの危険や交通の支障などの欠点を解決することを課題
とする。
な吊り足場工法に見られるような橋体を損傷したり、組
み足場工法に見られるような河川における流木の衝突な
どの危険や交通の支障などの欠点を解決することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、橋梁高欄補修
用足場を橋面に定着する定着材と定着材に吊られて橋側
面及び橋下面に定着する吊り材とからなる複数の吊り金
具の吊り材の横材に床板を架け渡すことのできるように
し、またその吊り金具を提供することにより上記問題点
を解決しようとするものである。詳しくは次のとおりで
ある。
用足場を橋面に定着する定着材と定着材に吊られて橋側
面及び橋下面に定着する吊り材とからなる複数の吊り金
具の吊り材の横材に床板を架け渡すことのできるように
し、またその吊り金具を提供することにより上記問題点
を解決しようとするものである。詳しくは次のとおりで
ある。
【0007】第1に、定着横材の横方向の一方に、定着
縦材を縦方向に剛結し、他方に横方向に移動する上部橋
側定着調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛
結した定着材の複数を、間隔をおいて、橋梁の地覆又は
高欄をまたいで、地覆又は高欄の内側に定着縦材を、外
側に定着接続縦材を位置させて、定着縦材を橋上面に定
着固定させ、定着接続縦材の上部橋側定着部材を上部橋
側面に調整定着させたのち、横方向に移動可能な下部橋
側定着調整部材を持つ吊り横材に縦方向に移動可能な橋
下面定着調整部材を持つ吊り定着縦材を剛結し、前記定
着接続縦材との接続相当位置に吊り接続縦材を縦方向に
剛結した吊り材を、前記複数の定着材に対応して、橋下
面から吊り接続縦材を定着材の定着接続縦材に縦方向に
移動可能な接続構造で接続固定し、側面定着材を下部橋
側面に、橋下面定着調整部材を橋下面に調整定着させ、
つぎに、吊り横材に床板を架け渡してなることを特徴と
する橋梁高欄補修用足場構造とする。
縦材を縦方向に剛結し、他方に横方向に移動する上部橋
側定着調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛
結した定着材の複数を、間隔をおいて、橋梁の地覆又は
高欄をまたいで、地覆又は高欄の内側に定着縦材を、外
側に定着接続縦材を位置させて、定着縦材を橋上面に定
着固定させ、定着接続縦材の上部橋側定着部材を上部橋
側面に調整定着させたのち、横方向に移動可能な下部橋
側定着調整部材を持つ吊り横材に縦方向に移動可能な橋
下面定着調整部材を持つ吊り定着縦材を剛結し、前記定
着接続縦材との接続相当位置に吊り接続縦材を縦方向に
剛結した吊り材を、前記複数の定着材に対応して、橋下
面から吊り接続縦材を定着材の定着接続縦材に縦方向に
移動可能な接続構造で接続固定し、側面定着材を下部橋
側面に、橋下面定着調整部材を橋下面に調整定着させ、
つぎに、吊り横材に床板を架け渡してなることを特徴と
する橋梁高欄補修用足場構造とする。
【0008】第2に、定着横材の横方向の一方に、定着
縦材を縦方向に剛結し、他方に、横方向に移動する上部
橋側定着調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に
剛結した定着材と、吊り横材に横方向に移動可能な側面
定着材と縦方向に移動可能な橋下面定着調整部材を持つ
吊り定着縦材とを剛結し、前記定着接続縦材相当位置に
吊り接続縦材を剛結した吊り材とを、定着材の定着接続
縦材と吊り材の吊り接続縦材を縦方向に移動可能な接続
構造で接続して一体とした吊り金具構造とする。
縦材を縦方向に剛結し、他方に、横方向に移動する上部
橋側定着調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に
剛結した定着材と、吊り横材に横方向に移動可能な側面
定着材と縦方向に移動可能な橋下面定着調整部材を持つ
吊り定着縦材とを剛結し、前記定着接続縦材相当位置に
吊り接続縦材を剛結した吊り材とを、定着材の定着接続
縦材と吊り材の吊り接続縦材を縦方向に移動可能な接続
構造で接続して一体とした吊り金具構造とする。
【0009】第3に、定着横材の横方向の一方に、定着
縦材を縦方向に剛結し、他方に横方向に移動する上部橋
側定着調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛
結した定着材と、吊り横材に横方向に移動可能な下部橋
側定着調整部材と縦方向に移動可能な橋下面定着調整部
材を持つ吊り定着縦材を剛結し、前記定着接続縦材との
接続相当位置に吊り接続縦材を縦方向に固着した吊り材
とを、定着材の定着接続縦材と吊り材の吊り接続縦材を
縦方向に移動可能な接続構造で接続して一体とした吊り
金具の複数を間隔をおいて並べ、上部橋側定着調整部
材、下部橋側定着調整部材、橋下面定着調整部材を調整
定着させ、吊り横材に床板を架け渡して橋梁高欄補修用
足場構造とする。
縦材を縦方向に剛結し、他方に横方向に移動する上部橋
側定着調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛
結した定着材と、吊り横材に横方向に移動可能な下部橋
側定着調整部材と縦方向に移動可能な橋下面定着調整部
材を持つ吊り定着縦材を剛結し、前記定着接続縦材との
接続相当位置に吊り接続縦材を縦方向に固着した吊り材
とを、定着材の定着接続縦材と吊り材の吊り接続縦材を
縦方向に移動可能な接続構造で接続して一体とした吊り
金具の複数を間隔をおいて並べ、上部橋側定着調整部
材、下部橋側定着調整部材、橋下面定着調整部材を調整
定着させ、吊り横材に床板を架け渡して橋梁高欄補修用
足場構造とする。
【0010】
【作用】定着材は、定着縦材により橋上面に定着し、定
着接続縦材により吊り材の吊り接続縦材を接続し、吊り
接続縦材は定着接続縦材に縦方向に移動可能な接続構造
で接続して固定されるので、足場の高さ調整をすること
ができる。吊り材に縦方向に移動可能な吊り定着縦材を
剛結し、横方向に移動可能な下部橋側定着調整部材を持
たせたので、定着材の定着縦材の橋側面への定着と吊り
定着縦材の橋下面の定着により縦方向の定着が確実にな
され、下部橋側定着調整部材の橋側面への定着により、
定着材の上部橋側定着調整部材の橋側面の定着と相俟っ
て、横方向の定着がなされる。
着接続縦材により吊り材の吊り接続縦材を接続し、吊り
接続縦材は定着接続縦材に縦方向に移動可能な接続構造
で接続して固定されるので、足場の高さ調整をすること
ができる。吊り材に縦方向に移動可能な吊り定着縦材を
剛結し、横方向に移動可能な下部橋側定着調整部材を持
たせたので、定着材の定着縦材の橋側面への定着と吊り
定着縦材の橋下面の定着により縦方向の定着が確実にな
され、下部橋側定着調整部材の橋側面への定着により、
定着材の上部橋側定着調整部材の橋側面の定着と相俟っ
て、横方向の定着がなされる。
【0011】
【実施例】つぎに、請求項1の発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の基本説明図、図2は定
着材の正面図、図3は図2のAーA矢視図、図4は図2
のBーB矢視図、図5は図2のCーC矢視図、図6は吊
り材の正面図、図7は図6のDーD矢視図、図8は図6
のEーE矢視図、図9は図6のFーF矢視図である。図
面において、1は定着材、2は吊り材、6は床板であ
る。
づいて説明する。図1は本発明の基本説明図、図2は定
着材の正面図、図3は図2のAーA矢視図、図4は図2
のBーB矢視図、図5は図2のCーC矢視図、図6は吊
り材の正面図、図7は図6のDーD矢視図、図8は図6
のEーE矢視図、図9は図6のFーF矢視図である。図
面において、1は定着材、2は吊り材、6は床板であ
る。
【0012】定着材1は、図1乃至図5に示すように、
H形鋼製の定着横材11の一端に、下端に定着部18を
備えたH鋼製の定着縦材12を縦方向に固着するととも
に他端に溝形鋼製の定着接続縦材13を縦方向に剛結し
てなっている。定着接続縦材13には橋側定着位置相当
部に、全ねじボルトの上部橋側定着調整部材14が橋側
の横方向に移動可能に上下方向の位置調整のために設け
られた複数の貫通孔16のいずれかに貫通して取り付け
られ、ナット15により固定されている。19は後述す
る吊り材2の吊り接続縦材27を接続固定する止孔で縦
方向移動して接続できるよう複数設けられている。17
aは貫通孔16の補強材、17bは定着横材11と定着
縦材12、定着接続縦材13の補強材、17cは定着部
18の補強材である。
H形鋼製の定着横材11の一端に、下端に定着部18を
備えたH鋼製の定着縦材12を縦方向に固着するととも
に他端に溝形鋼製の定着接続縦材13を縦方向に剛結し
てなっている。定着接続縦材13には橋側定着位置相当
部に、全ねじボルトの上部橋側定着調整部材14が橋側
の横方向に移動可能に上下方向の位置調整のために設け
られた複数の貫通孔16のいずれかに貫通して取り付け
られ、ナット15により固定されている。19は後述す
る吊り材2の吊り接続縦材27を接続固定する止孔で縦
方向移動して接続できるよう複数設けられている。17
aは貫通孔16の補強材、17bは定着横材11と定着
縦材12、定着接続縦材13の補強材、17cは定着部
18の補強材である。
【0013】吊り材2は、図6乃至図9に示すように、
溝形鋼製の吊り横材21の内側に固着されている通し材
21aに横方向に移動可能に全ねじボルトの側面定着部
材22を貫通させ、ナット23で固定させ、橋側に位置
する端方向には縦方向に移動可能な吊り定着縦材24を
取り付けるとともに前記定着接続縦材13との接続相当
位置に吊り接続縦材27を縦方向に固着されてなってい
る。30は補強材である。吊り定着縦材24は、溝形鋼
製の吊り定着縦材25の内側に通し材29に全ねじボル
トの橋下面定着調整部材26を貫通させ、ナット28に
より固定してある。吊り接続縦材27は、溝形鋼製にし
て前記定着接続縦材13の溝形鋼より小の径にして定着
接続縦材13の内側に嵌合し、定着接続縦材13の止孔
19に符合する止孔20が穿孔されている。
溝形鋼製の吊り横材21の内側に固着されている通し材
21aに横方向に移動可能に全ねじボルトの側面定着部
材22を貫通させ、ナット23で固定させ、橋側に位置
する端方向には縦方向に移動可能な吊り定着縦材24を
取り付けるとともに前記定着接続縦材13との接続相当
位置に吊り接続縦材27を縦方向に固着されてなってい
る。30は補強材である。吊り定着縦材24は、溝形鋼
製の吊り定着縦材25の内側に通し材29に全ねじボル
トの橋下面定着調整部材26を貫通させ、ナット28に
より固定してある。吊り接続縦材27は、溝形鋼製にし
て前記定着接続縦材13の溝形鋼より小の径にして定着
接続縦材13の内側に嵌合し、定着接続縦材13の止孔
19に符合する止孔20が穿孔されている。
【0014】このようにしてなる定着材1と吊り材2と
は、図1に示すようにして橋梁高欄補修用足場を形成す
る。まず、定着材1の複数を間隔を設けて、それぞれ橋
梁の地覆又は高欄Aをまたいで、地覆又は高欄Aの内側
に定着縦材12を内側に、定着接続縦材13を外側に位
置させ、定着縦材13を定着部18を介して橋上面にボ
ルト3で定着固定するとともに定着接続縦材13の上部
橋側定着調整部材14をナット15を回転させて橋側方
向に移動させて橋側面に調整定着させる。
は、図1に示すようにして橋梁高欄補修用足場を形成す
る。まず、定着材1の複数を間隔を設けて、それぞれ橋
梁の地覆又は高欄Aをまたいで、地覆又は高欄Aの内側
に定着縦材12を内側に、定着接続縦材13を外側に位
置させ、定着縦材13を定着部18を介して橋上面にボ
ルト3で定着固定するとともに定着接続縦材13の上部
橋側定着調整部材14をナット15を回転させて橋側方
向に移動させて橋側面に調整定着させる。
【0015】ついで、定着材1のそれぞれに吊り材2
を、橋下面から、吊り接続縦材27と定着接続縦材13
を接続し、貫通孔19、20にボルト4を通して固定す
ることにより一体化し、下部橋側定着調整部材22をナ
ット23を回転させて橋側面方向に移動させ調整定着さ
せるとともに、橋下面定着調整部材26を橋下面にナッ
ト28を回転させて橋下面方向に移動させて調整定着さ
せる。
を、橋下面から、吊り接続縦材27と定着接続縦材13
を接続し、貫通孔19、20にボルト4を通して固定す
ることにより一体化し、下部橋側定着調整部材22をナ
ット23を回転させて橋側面方向に移動させ調整定着さ
せるとともに、橋下面定着調整部材26を橋下面にナッ
ト28を回転させて橋下面方向に移動させて調整定着さ
せる。
【0016】ついで、吊り材2の吊り横材21間に、は
り5を渡し、床板6を載置して、全体として橋梁高欄補
修用足場とする。7は適宜設けられる囲い材である。
り5を渡し、床板6を載置して、全体として橋梁高欄補
修用足場とする。7は適宜設けられる囲い材である。
【0017】つぎに、請求項2の発明の実施例を図10
に基づいて説明する。本発明は、請求項1の発明におい
て、図2乃至図5に示した定着材1と図6乃至図9に示
した吊り材2とを、定着材1の定着接続縦材13と吊り
材2の吊り接続縦材27を嵌合し、それぞれの貫通孔1
9、20を合わせてボルト4を挿通して一体化し、全体
として橋梁高欄補修用足場の吊り金具としたものであ
る。
に基づいて説明する。本発明は、請求項1の発明におい
て、図2乃至図5に示した定着材1と図6乃至図9に示
した吊り材2とを、定着材1の定着接続縦材13と吊り
材2の吊り接続縦材27を嵌合し、それぞれの貫通孔1
9、20を合わせてボルト4を挿通して一体化し、全体
として橋梁高欄補修用足場の吊り金具としたものであ
る。
【0018】この吊り金具は、予め複数が用意され、間
隔をおいて、それぞれ橋梁に定着材1の定着縦材12と
吊り材2の吊り定着縦材24により橋端部をはさみ、請
求項1発明と同様に、定着縦材12を橋上面に定着固定
し、吊り定着縦材25を橋下面に定着するとともに上部
橋側定着調整部材14を橋側面に調整定着し、下部橋側
定着調整部材22を橋側面に調整定着して取り付けられ
る。足場を形成するには図1に示すように吊り横材21
間にはり5を渡し、床板6を架け渡せばよい。
隔をおいて、それぞれ橋梁に定着材1の定着縦材12と
吊り材2の吊り定着縦材24により橋端部をはさみ、請
求項1発明と同様に、定着縦材12を橋上面に定着固定
し、吊り定着縦材25を橋下面に定着するとともに上部
橋側定着調整部材14を橋側面に調整定着し、下部橋側
定着調整部材22を橋側面に調整定着して取り付けられ
る。足場を形成するには図1に示すように吊り横材21
間にはり5を渡し、床板6を架け渡せばよい。
【0019】つぎに、請求項3の実施例を図11に基づ
き説明する。本発明は、請求項2の発明において、図1
0に示した吊り金具の複数を橋梁に取り付ける状態で並
べ吊り材2の吊り横材21に、はり5を渡し、床板6を
架け渡し、予め橋梁高欄補修用足場を組み立てたもので
ある。この足場の橋梁への取り付け手順は、請求項2の
発明において吊り金具を橋梁に取り付けた手順と同様で
よい。
き説明する。本発明は、請求項2の発明において、図1
0に示した吊り金具の複数を橋梁に取り付ける状態で並
べ吊り材2の吊り横材21に、はり5を渡し、床板6を
架け渡し、予め橋梁高欄補修用足場を組み立てたもので
ある。この足場の橋梁への取り付け手順は、請求項2の
発明において吊り金具を橋梁に取り付けた手順と同様で
よい。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のようにしてなるので、請
求項1、請求項2及び請求項3において、つぎの共通の
効果を有する。定着材は、定着縦材により橋上面に定着
し、定着接続縦材により吊り材の吊り接続材を接続し、
吊り接続縦材は定着縦材に縦方向に移動可能な接続構造
で接続固定されるので、吊り接続縦材を縦方向に移動す
ることにより足場の高さ調整が容易である。定着材に定
着縦材、吊り材に橋下面定着調整部材を持つ定着縦材と
が設けられているので、橋上面と橋下面への定着が確実
になされるとともに吊り材に橋側方向への下部橋側定着
調整部材が設けられているので、橋側面への定着によ
り、定着材の上部橋側定着調整部材の橋側面の定着と相
俟って横方向への定着が確実になされる。
求項1、請求項2及び請求項3において、つぎの共通の
効果を有する。定着材は、定着縦材により橋上面に定着
し、定着接続縦材により吊り材の吊り接続材を接続し、
吊り接続縦材は定着縦材に縦方向に移動可能な接続構造
で接続固定されるので、吊り接続縦材を縦方向に移動す
ることにより足場の高さ調整が容易である。定着材に定
着縦材、吊り材に橋下面定着調整部材を持つ定着縦材と
が設けられているので、橋上面と橋下面への定着が確実
になされるとともに吊り材に橋側方向への下部橋側定着
調整部材が設けられているので、橋側面への定着によ
り、定着材の上部橋側定着調整部材の橋側面の定着と相
俟って横方向への定着が確実になされる。
【0021】橋梁への取り付けは、定着材と吊り材とに
より橋梁に橋上面と橋下面とをはさむようにして取り付
けるだけでよく、上空占有なので従来の吊り足場工法に
見られるコンクリートアンカーやチェーンを主桁や床版
に取り付けるために生ずる橋体の損傷や解体時の危険を
排除でき、また組み足場工法に見られる河川などにおけ
る流木などの衝突の危険、一般道路上での交通支障を排
除できる。
より橋梁に橋上面と橋下面とをはさむようにして取り付
けるだけでよく、上空占有なので従来の吊り足場工法に
見られるコンクリートアンカーやチェーンを主桁や床版
に取り付けるために生ずる橋体の損傷や解体時の危険を
排除でき、また組み足場工法に見られる河川などにおけ
る流木などの衝突の危険、一般道路上での交通支障を排
除できる。
【0022】請求項2においては定着材と吊り材とを一
体化し、吊り金具として構成し、請求項3においては、
定着材と吊り材と床板とを一体化し、足場として構成し
てあるので、補修現場における作業の省力化につなが
る。
体化し、吊り金具として構成し、請求項3においては、
定着材と吊り材と床板とを一体化し、足場として構成し
てあるので、補修現場における作業の省力化につなが
る。
【図1】請求項1の発明の基本説明図である。
【図2】橋梁高欄補修用足場の定着材の正面図である。
【図3】図2のAーA矢視図である。
【図4】図2のBーB矢視図である。
【図5】図2のCーC矢視図である。
【図6】橋梁高欄補修用足場の吊り材の正面図である。
【図7】図6のDーD矢視図である。
【図8】図6のEーE矢視図である。
【図9】図6のFーF矢視図である。
【図10】請求項2の発明における橋梁高欄補修用足場
の吊り金具の正面図である。
の吊り金具の正面図である。
【図11】請求項目3の発明における橋梁高欄補修用足
場の斜視図である。
場の斜視図である。
【図12】従来における橋梁高欄補修用足場の説明図で
ある。
ある。
1 定着材 11 定着横材 12 定着縦材 13 定着接続縦材 14 上部橋側定着調整部材 15 ナット 16 貫通孔 17a 補強材 17b 〃 17c 補強材 18 定着部 19 止孔 2 吊り材 20 止孔 21 吊り横材 22 下部橋側定着調整部材 25 吊り定着縦材 26 橋下面定着調整部材 27 吊り接続縦材 28 ナット 29 通し材 3 ボルト 30 補強材 4 ボルト 5 はり 6 床板 7 囲い材
Claims (3)
- 【請求項1】 定着横材の横方向の一方に、定着縦材を
縦方向に剛結し、他方に、横方向に移動する上部橋側定
着調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛結し
た定着材の複数を、間隔をおいて、橋梁の地覆又は高欄
をまたいで、地覆又は高欄の内側に定着縦材を、外側に
定着接続縦材を位置させて、定着縦材を橋上面に定着固
定させ、定着接続縦材の上部橋側定着部材を上部橋側面
に調整定着させたのち、横方向に移動可能な下部橋側定
着調整部材を持つ吊り横材に縦方向に移動可能な橋下面
定着調整部材をもつ吊り定着縦材を剛結し、前記定着接
続縦材との接続相当位置に吊り接続縦材を縦方向に剛結
した吊り材を、前記複数の定着材に対応して、橋下面か
ら吊り接続縦材を定着材の定着接続縦材に縦方向に移動
可能な接続構造で接続固定させて一体とし、下部橋側定
着調整部材を下部橋側面に、橋下面定着調整部材を橋下
面に調整定着させ、つぎに、吊り横材に床板を架け渡し
てなることを特徴とする橋梁高欄補修用足場構造。 - 【請求項2】 定着横材の横方向の一方に定着縦材を縦
方向に剛結し、他方に、横方向に移動する上部橋側定着
調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛結した
定着材と、吊り横材に横方向に移動可能な側面定着部材
と縦方向に移動可能な橋下面定着調整部材を持つ吊り定
着縦材とを剛結し、前記定着接続縦材相当位置に吊り接
続縦材を剛結した吊り材とを、定着材の定着接続縦材と
吊り材の吊り接続縦材を縦方向に移動可能な接続構造で
接続して一体としたことを特徴とする橋梁高欄補修用足
場の吊り金具構造。 - 【請求項3】 定着横材の横方向の一方に、定着縦材を
縦方向に剛結し、他方に、横方向に移動する上部橋側定
着調整部材を取り付けた定着接続縦材を縦方向に剛結し
た定着材と、吊り横材に横方向に移動可能な下部橋側定
着調整部材と縦方向に移動可能な橋下面定着調整部材を
持つ吊り定着縦材を剛結し、前記定着接続縦材との接続
相当位置に吊り接続縦材を縦方向に固着した吊り材と
を、定着材の定着接続縦材と吊り材の吊り接続縦材を縦
方向に移動可能な接続構造で接続して一体とした吊り金
具の複数を間隔をおいて並べ、上部橋側定着調整部材、
下部橋側定着調整部材、橋下面定着調整部材を調整定着
させ、吊り横材に床板を架け渡してなることを特徴とす
る橋梁高欄補修用足場構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22856791A JPH0721166B2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 橋梁高欄補修用足場構造及び橋梁高欄補修用足場の吊り金具構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22856791A JPH0721166B2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 橋梁高欄補修用足場構造及び橋梁高欄補修用足場の吊り金具構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544202A true JPH0544202A (ja) | 1993-02-23 |
JPH0721166B2 JPH0721166B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=16878390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22856791A Expired - Lifetime JPH0721166B2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 橋梁高欄補修用足場構造及び橋梁高欄補修用足場の吊り金具構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH0721166B2 (ja) |
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- 1991-08-15 JP JP22856791A patent/JPH0721166B2/ja not_active Expired - Lifetime
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