JP2913436B2 - 移動式型枠工法とその工法に用いる装置 - Google Patents
移動式型枠工法とその工法に用いる装置Info
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- JP2913436B2 JP2913436B2 JP7759592A JP7759592A JP2913436B2 JP 2913436 B2 JP2913436 B2 JP 2913436B2 JP 7759592 A JP7759592 A JP 7759592A JP 7759592 A JP7759592 A JP 7759592A JP 2913436 B2 JP2913436 B2 JP 2913436B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート型枠の移動
式型枠工法、特に高橋脚など高層の鉄筋鉄骨コンクリー
トの構造物に用いる移動式型枠工法とその工法に用いる
装置に関する。
式型枠工法、特に高橋脚など高層の鉄筋鉄骨コンクリー
トの構造物に用いる移動式型枠工法とその工法に用いる
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】山岳部1を横過する道路、鉄道2は、第
9図に示すように、深く侵食を受けたV字、U字谷3が
多くあるため、高い橋脚4をもつ山岳橋梁5が多い。
9図に示すように、深く侵食を受けたV字、U字谷3が
多くあるため、高い橋脚4をもつ山岳橋梁5が多い。
【0003】高橋脚の施工法としては、構造物の外周に
足場を組み立て、型枠と足場を独立させ、それぞれをク
レーンにより順次上方へ盛り替えていくのが一般的であ
る。また、コンクリート打設工事には、型枠の取付け、
取り外しは重要な作業であるが、従来はこの作業をほと
んどの場合人力によって行っていた。そして、この人力
による高橋脚の高所作業となると、危険が増大し、安全
を考えると、作業能率が低下するなどの問題があった。
したがって、このような高所で、かつ垂直面における作
業は、なるべく軽作業になるように工夫することが望ま
れる。
足場を組み立て、型枠と足場を独立させ、それぞれをク
レーンにより順次上方へ盛り替えていくのが一般的であ
る。また、コンクリート打設工事には、型枠の取付け、
取り外しは重要な作業であるが、従来はこの作業をほと
んどの場合人力によって行っていた。そして、この人力
による高橋脚の高所作業となると、危険が増大し、安全
を考えると、作業能率が低下するなどの問題があった。
したがって、このような高所で、かつ垂直面における作
業は、なるべく軽作業になるように工夫することが望ま
れる。
【0004】このために、従来工法としては、足場の付
いた型枠装置全体が自力で上昇する自己昇降式型枠工法
と、リフト毎に型枠を脱し、アンカーを介して型枠の足
場装置全体が上昇するジャンプアップ工法等がある。
いた型枠装置全体が自力で上昇する自己昇降式型枠工法
と、リフト毎に型枠を脱し、アンカーを介して型枠の足
場装置全体が上昇するジャンプアップ工法等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、自力上昇時に型枠がコンクリートの接触面
を上昇するのでコンクリート付着力及び付着力に抗して
スライドさせるためにかなり大きな力での多数のアンカ
ーもしくは反力装置を必要とした。また、型枠を上昇さ
せるためのガイド手段が別途必要なために設備が大き
く、複雑化するという欠点があった。さらに、型枠の接
触上昇によつてコンクリート表面が粗面に仕上がるため
に塩害等による鉄筋の腐食問題も生じた。
来技術では、自力上昇時に型枠がコンクリートの接触面
を上昇するのでコンクリート付着力及び付着力に抗して
スライドさせるためにかなり大きな力での多数のアンカ
ーもしくは反力装置を必要とした。また、型枠を上昇さ
せるためのガイド手段が別途必要なために設備が大き
く、複雑化するという欠点があった。さらに、型枠の接
触上昇によつてコンクリート表面が粗面に仕上がるため
に塩害等による鉄筋の腐食問題も生じた。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点を解消せん
とするものであり、その目的はコンクリートの型枠を複
雑な手段を必要としないで簡単な構造で施工容易な移動
式型枠工法を提供せんとする。
とするものであり、その目的はコンクリートの型枠を複
雑な手段を必要としないで簡単な構造で施工容易な移動
式型枠工法を提供せんとする。
【0007】また、本発明の別の目的は、人力による作
業を最小に止め、安全でしかも設備費の掛らないリサイ
クルの移動式型枠工法と工法に用いる装置を提供するこ
とにある。
業を最小に止め、安全でしかも設備費の掛らないリサイ
クルの移動式型枠工法と工法に用いる装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨は鉄筋鉄骨コンクリ
ート構造物における躯体構造用の鉄骨と、コンクリート
打設用の型枠と、前記鉄骨と型枠間を少なくともコンク
リート打設時に両者を連結する繋ぎ材と、前記鉄骨と型
枠におけるコンクリート打設域の所要箇所に配筋した鉄
筋とを組み込んでなる移動式型枠装置にある。繋ぎ材
は、鉄骨と型枠間の所要箇所を予めタイボルトなどで連
結しておくか、伸縮支持装置により鉄骨と型枠の距離の
微調整を行なった後、少なくともコンクリート打設時に
連結固定しておく構造とする。
みてなされたものであり、その要旨は鉄筋鉄骨コンクリ
ート構造物における躯体構造用の鉄骨と、コンクリート
打設用の型枠と、前記鉄骨と型枠間を少なくともコンク
リート打設時に両者を連結する繋ぎ材と、前記鉄骨と型
枠におけるコンクリート打設域の所要箇所に配筋した鉄
筋とを組み込んでなる移動式型枠装置にある。繋ぎ材
は、鉄骨と型枠間の所要箇所を予めタイボルトなどで連
結しておくか、伸縮支持装置により鉄骨と型枠の距離の
微調整を行なった後、少なくともコンクリート打設時に
連結固定しておく構造とする。
【0009】上記型枠が、プレキャスト板か鋼板などか
らなり、これをコンクリート打設による外壁に一体化す
ることもできる。
らなり、これをコンクリート打設による外壁に一体化す
ることもできる。
【0010】また、本発明の別の要旨は、コンクリート
打設用の型枠に、躯体構造用の鉄骨と鉄骨と型枠間に配
筋した鉄筋とを移動式型枠として予め組み込む組立工程
と、この移動式型枠を既設のコンクリート躯体の上方に
吊り上げ、既設コンクリートの上部に鉄骨を連結すると
共に型枠下部を既設コンクリート面に合致させる吊り合
せ工程と、鉄骨と型枠間を繋ぎ材で固定してから型枠内
にコンクリートを打設する工程と、コンクリート硬化後
に前記繋ぎ材から型枠を取り外す工程とからなる移動式
型枠工法にある。この工法では、最後の型枠の取り外し
工程における型枠を、その型枠を最初の工程における組
立工程に再利用することができ、プレキャスト板で型枠
を兼ねる場合では再利用できない。さらに、上記吊り合
せ工法は鉄骨と型枠間に介在した伸縮支持装置によっ
て、鉄骨下部を既設コンクリートの上部に空設した下部
鉄骨上部と連結すると共に、鉄筋下部を既設コンクリー
トの上部に空設した下部鉄筋上部に連結することで具体
化される。
打設用の型枠に、躯体構造用の鉄骨と鉄骨と型枠間に配
筋した鉄筋とを移動式型枠として予め組み込む組立工程
と、この移動式型枠を既設のコンクリート躯体の上方に
吊り上げ、既設コンクリートの上部に鉄骨を連結すると
共に型枠下部を既設コンクリート面に合致させる吊り合
せ工程と、鉄骨と型枠間を繋ぎ材で固定してから型枠内
にコンクリートを打設する工程と、コンクリート硬化後
に前記繋ぎ材から型枠を取り外す工程とからなる移動式
型枠工法にある。この工法では、最後の型枠の取り外し
工程における型枠を、その型枠を最初の工程における組
立工程に再利用することができ、プレキャスト板で型枠
を兼ねる場合では再利用できない。さらに、上記吊り合
せ工法は鉄骨と型枠間に介在した伸縮支持装置によっ
て、鉄骨下部を既設コンクリートの上部に空設した下部
鉄骨上部と連結すると共に、鉄筋下部を既設コンクリー
トの上部に空設した下部鉄筋上部に連結することで具体
化される。
【0011】
【作用】鉄筋鉄骨コンクリート物における躯体構造物鉄
骨と鉄筋、及び型枠とを組み込む。鉄骨と鉄筋を既設コ
ンクリートの上部に突設した下部鉄骨上部と下部鉄筋上
部とにそれぞれ連結すると共に、型枠を既設コンクリー
ト面に合致させて吊り合せる。この場合、型枠はプレキ
ャスト板としてコンクリートと一体硬化させるか、取り
外して、これに新たな鉄骨と鉄筋とを組み込んで再利用
する。
骨と鉄筋、及び型枠とを組み込む。鉄骨と鉄筋を既設コ
ンクリートの上部に突設した下部鉄骨上部と下部鉄筋上
部とにそれぞれ連結すると共に、型枠を既設コンクリー
ト面に合致させて吊り合せる。この場合、型枠はプレキ
ャスト板としてコンクリートと一体硬化させるか、取り
外して、これに新たな鉄骨と鉄筋とを組み込んで再利用
する。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の移動式型枠装置の実施例を
添付図面により詳述する。
添付図面により詳述する。
【0013】図1及び図5において、型枠10は、縦端
太11と横端太12を縦横に組み立て、横端太の内側に
せき板13を一体化したものである。この型枠10は、
横方向外側に二段の足場14を設けている。
太11と横端太12を縦横に組み立て、横端太の内側に
せき板13を一体化したものである。この型枠10は、
横方向外側に二段の足場14を設けている。
【0014】一方、型枠10の内方には、縦に並行した
縦鉄骨15と、所定間隔をおいて横に並行し、縦鉄骨1
5と両側を溶接した横鉄骨16とからなる鉄骨17を配
する。
縦鉄骨15と、所定間隔をおいて横に並行し、縦鉄骨1
5と両側を溶接した横鉄骨16とからなる鉄骨17を配
する。
【0015】さらに、型枠10と鉄骨17間には、縦筋
18と横筋19とを拘束筋(図示せず)によって固定・
編組した鉄筋20を配筋している。
18と横筋19とを拘束筋(図示せず)によって固定・
編組した鉄筋20を配筋している。
【0016】しかして、型枠10は、各横端太12にあ
る5箇所を横方向の所定間隔毎に5箇所、合計25箇所
に貫通孔を設け、貫通孔に木根21を設けている。この
木根21は、外側と内側にそれぞれ繋ぎ材25としての
ボルト22,23を分離可能に螺着し、外側のボルト2
2はナット24と木根21で螺合、内側のボルト23は
木根21で螺着し、内方を鉄骨17の横鉄骨16に載置
し、必要とあれば横筋19上に載置させることもでき
る。
る5箇所を横方向の所定間隔毎に5箇所、合計25箇所
に貫通孔を設け、貫通孔に木根21を設けている。この
木根21は、外側と内側にそれぞれ繋ぎ材25としての
ボルト22,23を分離可能に螺着し、外側のボルト2
2はナット24と木根21で螺合、内側のボルト23は
木根21で螺着し、内方を鉄骨17の横鉄骨16に載置
し、必要とあれば横筋19上に載置させることもでき
る。
【0017】特に、型枠10と鉄骨17間は、それぞれ
2本づつの伸縮支持装置26としてのジャッキを配し、
その両端をピン39によって着脱自在として、型枠10
と鉄骨17間の距離を微調整することができる。
2本づつの伸縮支持装置26としてのジャッキを配し、
その両端をピン39によって着脱自在として、型枠10
と鉄骨17間の距離を微調整することができる。
【0018】なお、型枠10と、鉄筋20、及び鉄骨1
7はそれぞれワイヤ27をH鋼28に結束し、これらを
上方からクレーン29によって吊られている。また、こ
れら型枠と、鉄骨、及び鉄筋とからなる移動式・型枠に
おける鉄筋下部と鉄骨下部の下方には、既設コンクリー
ト30の上部に突設した継手プレート32を有する下部
鉄骨上部31と下部鉄筋上部33とが、それぞれボルト
と結束線とにより固着するように構成している。
7はそれぞれワイヤ27をH鋼28に結束し、これらを
上方からクレーン29によって吊られている。また、こ
れら型枠と、鉄骨、及び鉄筋とからなる移動式・型枠に
おける鉄筋下部と鉄骨下部の下方には、既設コンクリー
ト30の上部に突設した継手プレート32を有する下部
鉄骨上部31と下部鉄筋上部33とが、それぞれボルト
と結束線とにより固着するように構成している。
【0019】図6乃至図7は、上記実施例とは別である
移動式型枠装置Bである。この場合、型枠10を鉄筋入
りのプレキャストコンクリート板34として、その下端
の凸部35を既設コンクリートに一体に形成した下部プ
レキャストコンクリート板37の上端の凹部36に嵌合
するようにしている。型枠10と鉄骨17間は、繋ぎ材
25によりその外側をプレキャストコンクリート板34
のネジ38で螺着し、内側を鉄骨17と溶接することが
予め決められた設計位置に固定することもできるが(図
8)、内側の鉄骨と固定せず、図示しない伸縮支持装置
26を介在させることにより、現場にて型枠の嵌合と鉄
骨及び鉄筋下部の連結位置を微調整して位置合わせを行
うことができる。
移動式型枠装置Bである。この場合、型枠10を鉄筋入
りのプレキャストコンクリート板34として、その下端
の凸部35を既設コンクリートに一体に形成した下部プ
レキャストコンクリート板37の上端の凹部36に嵌合
するようにしている。型枠10と鉄骨17間は、繋ぎ材
25によりその外側をプレキャストコンクリート板34
のネジ38で螺着し、内側を鉄骨17と溶接することが
予め決められた設計位置に固定することもできるが(図
8)、内側の鉄骨と固定せず、図示しない伸縮支持装置
26を介在させることにより、現場にて型枠の嵌合と鉄
骨及び鉄筋下部の連結位置を微調整して位置合わせを行
うことができる。
【0020】上記構成からなる移動式型枠装置を用いた
工法について、以下に説明する。
工法について、以下に説明する。
【0021】図10は、コンクリート打設用の型枠と、
躯体構造用の鉄骨、及び縦と横鉄筋からなる鉄筋とを工
場又は現場で組み込んで移動式型枠装置Aとし、これを
クレーン29によって既設コンクリート30上に吊り上
げて移動する(図1)。この場合、繋ぎ材25は型枠1
0とは木根によって螺着されているが、鉄骨側は横鉄骨
16上に載置しているだけで、編組した鉄筋は繋ぎ材2
5上に載せられている状態で固定されていない。
躯体構造用の鉄骨、及び縦と横鉄筋からなる鉄筋とを工
場又は現場で組み込んで移動式型枠装置Aとし、これを
クレーン29によって既設コンクリート30上に吊り上
げて移動する(図1)。この場合、繋ぎ材25は型枠1
0とは木根によって螺着されているが、鉄骨側は横鉄骨
16上に載置しているだけで、編組した鉄筋は繋ぎ材2
5上に載せられている状態で固定されていない。
【0022】したがって、移動式型枠装置Aは、型枠1
0と鉄筋20及び鉄骨17のそれぞれを3本のワイヤロ
ープ27によって吊り下げられる。なお、型枠と鉄骨を
固定している場合には1本のワイヤーロープで吊り下げ
てもよい。
0と鉄筋20及び鉄骨17のそれぞれを3本のワイヤロ
ープ27によって吊り下げられる。なお、型枠と鉄骨を
固定している場合には1本のワイヤーロープで吊り下げ
てもよい。
【0023】つぎに、吊り下げられた移動式型枠装置
A、既設コンクリート30上に設置し、位置が固定され
た型枠装置Aは別として伸縮支持装置26を伸縮して微
調節し、鉄骨下部を継手プレート32により、既設コン
クリートに突設して下部鉄骨上部31に連結すると共
に、型枠10下部を既設コンクリート面に合致させるこ
とにより、型枠10は鉄骨17により以降のコンクリー
ト打設にも十分耐えることができるようにする(図
2)。
A、既設コンクリート30上に設置し、位置が固定され
た型枠装置Aは別として伸縮支持装置26を伸縮して微
調節し、鉄骨下部を継手プレート32により、既設コン
クリートに突設して下部鉄骨上部31に連結すると共
に、型枠10下部を既設コンクリート面に合致させるこ
とにより、型枠10は鉄骨17により以降のコンクリー
ト打設にも十分耐えることができるようにする(図
2)。
【0024】さらに、型枠のせき板13の内側にコンク
リートを打設して鉄骨と鉄筋を埋設する(図3)。
リートを打設して鉄骨と鉄筋を埋設する(図3)。
【0025】最後に、コンクリート硬化後、ボルト22
を緩めて木根21から外すことによりボルト23から離
脱させてせき板13から型枠10をコンクリート躯体か
ら外す(図4)。
を緩めて木根21から外すことによりボルト23から離
脱させてせき板13から型枠10をコンクリート躯体か
ら外す(図4)。
【0026】なお、上記した実施例の移動式型枠装置で
は、平面状なもので説明したが、図11の横断面図に示
すように、平面状の移動式型枠A又はBの他にコの字形
の移動式型枠Cを用いることで、高橋脚を施工すること
もできる。
は、平面状なもので説明したが、図11の横断面図に示
すように、平面状の移動式型枠A又はBの他にコの字形
の移動式型枠Cを用いることで、高橋脚を施工すること
もできる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の移動式型枠
工法と装置は、型枠と鉄骨及び鉄筋を予め組み込んでユ
ニット化できるので施工の効率化と省力化が図られ、工
期も短縮できるために経済性に優れる。また、構造も簡
単なので工事が単純化でき、施工品質も良くなる。
工法と装置は、型枠と鉄骨及び鉄筋を予め組み込んでユ
ニット化できるので施工の効率化と省力化が図られ、工
期も短縮できるために経済性に優れる。また、構造も簡
単なので工事が単純化でき、施工品質も良くなる。
【0028】また、型枠と鉄骨間に伸縮支持装置を用い
れば、下部鉄骨との連結及び型枠の位置決めが容易にな
る。
れば、下部鉄骨との連結及び型枠の位置決めが容易にな
る。
【図1】本発明の移動式型枠装置を既設コンクリート上
に吊り上げた状態の側面図である。
に吊り上げた状態の側面図である。
【図2】図1から既設コンクリート上に接合した状態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図3】図2の状態でコンクリートを打設した状態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図4】図3のコンクリート打設硬化後に型枠を取り外
した状態の側面図である。
した状態の側面図である。
【図5】図1における既設コンクリート部分を除いた一
部平面図である。
部平面図である。
【図6】図2に対応したもので、本発明である移動式型
枠装置の別の実施例を示す側面図である。
枠装置の別の実施例を示す側面図である。
【図7】図6の一部分平面図である。
【図8】図7の鎖線に囲まれた箇所の部分拡大図であ
る。
る。
【図9】高橋脚を持つ山岳橋梁の概念図である。
【図10】本発明の移動式型枠工法の説明図である。
【図11】本発明によって組み込まれた高端脚の横断面
図である。
図である。
10 型枠 11 縦端太 12 横端太 13 せき板 15 縦鉄骨 16 横鉄骨 17 鉄骨 18 縦鉄筋 19 横鉄筋 20 鉄筋 25 繋ぎ材 26 伸縮支持装置 30 既設コンクリート 34 プレキャストコンクリート板
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄筋鉄骨コンクリート構造物における躯
体構造用の鉄骨と、コンクリート打設用の型枠と、前記
鉄骨と型枠間を少なくともコンクリート打設時に両者を
連結する繋ぎ材と、前記鉄骨と型枠におけるコンクリー
ト打設域の所要箇所に配筋した鉄筋とを組み込んでなる
移動式型枠装置。 - 【請求項2】 型枠が、打設されるコンクリートと一体
化されるプレキャスト板である請求項1記載の移動式型
枠装置。 - 【請求項3】 型枠と鉄骨間に、型枠をコンクリート打
設面に合致させ、かつ鉄骨下部を既設コンクリートの上
部に突設した下部鉄骨上部と連結する位置に位置合せを
する伸縮支持装置を介在した請求項1または2項記載の
移動式型枠装置。 - 【請求項4】 コンクリート打設用の型枠に、躯体構造
用の鉄骨と鉄骨と型枠間に配筋した鉄筋とを移動式型枠
として予め組み込む組立工程と、この移動式型枠を既設
のコンクリート躯体の上方に吊り上げ、既設コンクリー
トの上部に鉄骨を連結すると共に型枠下部を既設コンク
リート面に合致させる吊り合せ工程と、鉄骨と型枠間を
繋ぎ材で固定してから型枠内にコンクリートを打設する
工程と、コンクリート硬化後に前記繋ぎ材から型枠を取
り外す工程とからなる移動式型枠工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7759592A JP2913436B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 移動式型枠工法とその工法に用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7759592A JP2913436B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 移動式型枠工法とその工法に用いる装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280012A JPH05280012A (ja) | 1993-10-26 |
JP2913436B2 true JP2913436B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=13638315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7759592A Expired - Fee Related JP2913436B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 移動式型枠工法とその工法に用いる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913436B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111155433A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-05-15 | 中交路桥华南工程有限公司 | 移动模架的拆除方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2812177B2 (ja) * | 1994-01-28 | 1998-10-22 | 鹿島建設株式会社 | スリップフォーム工法による橋脚施工方法 |
AT411079B (de) * | 2001-11-09 | 2003-09-25 | Rund Stahl Bau Gmbh & Co | Verfahren zur errichtung eines bauwerks mit einer umfangsgeschlossenen betonwand |
JP2009097275A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Ohbayashi Corp | 躯体の構築工法及び型枠ユニット |
KR101286959B1 (ko) * | 2012-12-04 | 2013-07-23 | 김정영 | 옹벽형 방음벽 또는 방음벽기초 설치 방법 |
CN104294763B (zh) * | 2014-09-22 | 2016-02-03 | 山东恒堃机械有限公司 | 一种移动模架钢筋网片转运装置 |
CN109403629A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-03-01 | 中建四局第五建筑工程有限公司 | 一种运用于混凝土护栏模板安拆的可移动式安拆架 |
CN114045748A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-02-15 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种桥梁护栏可移动式的模板安装施工方法 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP7759592A patent/JP2913436B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111155433A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-05-15 | 中交路桥华南工程有限公司 | 移动模架的拆除方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05280012A (ja) | 1993-10-26 |
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