JPH054419U - 音響機器に於けるフエライトコア取付装置 - Google Patents
音響機器に於けるフエライトコア取付装置Info
- Publication number
- JPH054419U JPH054419U JP5919891U JP5919891U JPH054419U JP H054419 U JPH054419 U JP H054419U JP 5919891 U JP5919891 U JP 5919891U JP 5919891 U JP5919891 U JP 5919891U JP H054419 U JPH054419 U JP H054419U
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- JP
- Japan
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- ferrite core
- holder
- cylinder
- inner cylinder
- pushed
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- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一つのホルダーによって大小何れのフェライ
トコアもワンタッチで取り付けることが出来ると共に、
使用中に振動等によってホルダーとコアとの相互間にガ
タツキが生じたり、コアがホルダーから抜落することを
なくする。 【構成】 適当な間隔を隔てて同芯的に配置された内筒
(2)及び外筒(3)を有する筒状のホルダー(1)から成り、
内筒(2)並びに外筒(3)の開口端縁部には周方向に適当な
間隔を隔てて複数の内部弾性係合爪(6)並びに外部弾性
係合爪(7)が設けられており、前記外筒(3)の内径寸法は
押し込まれるL寸フェライトコア(8a)の外径寸法と略等
しく形成され、前記内筒(2)の外径寸法は押し込まれる
M寸フェライトコア(8b)の内径寸法と略等しく形成され
ていて、大小何れのフェライトコアでも取り付けること
ができるようにした構造。
トコアもワンタッチで取り付けることが出来ると共に、
使用中に振動等によってホルダーとコアとの相互間にガ
タツキが生じたり、コアがホルダーから抜落することを
なくする。 【構成】 適当な間隔を隔てて同芯的に配置された内筒
(2)及び外筒(3)を有する筒状のホルダー(1)から成り、
内筒(2)並びに外筒(3)の開口端縁部には周方向に適当な
間隔を隔てて複数の内部弾性係合爪(6)並びに外部弾性
係合爪(7)が設けられており、前記外筒(3)の内径寸法は
押し込まれるL寸フェライトコア(8a)の外径寸法と略等
しく形成され、前記内筒(2)の外径寸法は押し込まれる
M寸フェライトコア(8b)の内径寸法と略等しく形成され
ていて、大小何れのフェライトコアでも取り付けること
ができるようにした構造。
Description
【0001】
本考案は、CDプレーヤー等の音響機器に於けるフェライトコアの取付装置に 関するものである。
【0002】
従来、TVやVTR又はCDプレーヤー等の音響機器においては、ノイズの発 生を防止する目的で、図6に示すようなリング状のフェライトコア(15)を回路を 結ぶ被覆電線(16)の途中に介在させて誘導の発生を抑制している。
【0003】
そして従来では、多くの場合、前記フェライトコア(15)を固定する手段として 、バンド状の固定金具(17)を用い、これをネジ(18)でシャーシ等にネジ止めして いる。しかし、取り付けられるフェライトコア(15)は、通常、L寸とM寸の二つ のタイプがある為、前記従来手段ではこれらコアの大小によって固定金具(17)を 使い分けしなけらばならない。従って、使用品種が増えて生産コストが高くつき 、且つ部品管理等が面倒であると共に、フェライトコアの取付作業も面倒であっ た。加えて、この従来手段では、単にバンド状の固定金具(17)でフェライトコア の外周面を抱合保持しているだけであるから、長期使用中に振動等によってネジ に緩みが生じてフェライトコアへの抱合力が弱まり、コアのガタツキや脱落等の おそれがあってノイズ発生の原因となる等の問題点がある。
【0004】 そこで本考案は、一つのホルダーによって大小何れのフェライトコアもワンタ ッチで取り付けることが出来ると共に、使用中に振動等によってホルダーとコア との相互間にガタツキが生じたり、或はホルダーから抜落することを防止して確 実に保持することのできるフェライトコア取付装置を簡単な構造で提供すること を主たる目的とするものである。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案に係るフェライトコア取付装置にあっては 、所定の間隔を隔てて同芯的に配置され且つ一端面が開口し他端面が側板(4)に よって連結された内筒(2)及び外筒(3)を有する筒状のホルダー(1)から成り、前 記側板(4)の中心部分には前記内筒(2)に連なった貫通穴(5)が形成されており、 前記内筒(2)並びに外筒(3)の開口端縁部には周方向に適当な間隔を隔てて複数の 内部弾性係合爪(6)並びに外部弾性係合爪(7)が設けられており、前記外筒(3)の 内径寸法は押し込まれるL寸フェライトコア(8a)の外径寸法と略等しく形成され 、且つ外部弾性係合爪(7)は押し込めれたL寸フェライトコア(8a)の側端縁に係 合する位置に配置されており、前記内筒(2)の外径寸法は押し込まれるM寸フェ ライトコア(8b)の内径寸法と略等しく形成され、且つ内部弾性係合爪(6)は押し 込まれたM寸フェライトコア(8b)の側端縁に係合する位置に配置されており、こ れら係合爪(6),(7)の先端は前記フェライトコア(8a),(8b)の押し込みを許すよう な指向性のある形状に形成されており、更に、ホルダ(1)の下面にはシャーシ(9) に固定するための取付脚(10)が設けられている構造としたものである。
【0006】
上記のごとく構成されたフェライトコア取付装置では、L寸のフェライトコア (8a)も、M寸のフェライトコア(8b)もホルダー(1)に押し込むだけでワンタッチ で簡単に取り付けることができる。即ち、L寸のフェライトコア(8a)をホルダー (1)に押し込むと、外部弾性係合爪(7)が外側に逃げてコアの挿入を許し、フェラ イトコア(8a)が完全に押し込まれると、外部弾性係合爪(7)が復元してフェライ トコアの外端縁に係合し、その抜脱を確実に阻止する。又、M寸にフェライトコ ア(8b)を押し込む時は、内部弾性係合爪(6)が内側に逃げてコアの挿入を許し、 フェライトコア(8b)が完全に押し込まれると、内部弾性係合爪(6)が復元してフ ェライトコアの外端縁に係合し、その抜脱を確実に阻止するものである。このよ うにして取り付けられたフェライトコアの中心穴に被覆電線を挿通して使用する ものである。
【0007】
以下、本考案の実施例について図面を参照にして説明する。 図において、符号(1)は本考案に係るフェライトコア取付装置を構成する筒状 のホルダーであって、所定の間隔を隔てて同芯的に配置された内筒(2)及び外筒( 3)とから成る。これら内筒(2)及び外筒(3)は一端面が開口し他端面が側板(4)に よって連結されており、この側板(4)の中心部分には前記内筒(2)に連なった貫通 穴(5)が形成されている。
【0008】 上記内筒(2)並びに外筒(3)の開口端縁部には周方向に適当な間隔を隔てて複数 の内部弾性係合爪(6)…並びに外部弾性係合爪(7)…が設けられている。これら係 合爪(6),(7)は両側部分に沿って設けられたスリット(6a),(7a)によって放射方向 の弾力性が付与されている。更に係合爪(6),(7)の先端は、リング状の形態で所 定の寸法に形成されたフェライトコア、即ちL寸のフェライトコア(8a)及びM寸 のフェライトコア(8b)の押し込みを許すような指向性のある形態に形成されてい る。又、前記外筒(3)の内径寸法は押し込まれるL寸のフェライトコア(8a)の外 径寸法と略等しく形成されており、且つ外部弾性係合爪(7)は押し込めれたL寸 のフェライトコア(8a)の側端縁に係合するような位置に配置されている。又、前 記内筒(2)の外径寸法は押し込まれるM寸のフェライトコアの内径寸法と略等し く形成されており、且つ、内部弾性係合爪(6)は押し込まれたM寸のフェライト コア(8b)の側端縁に係合するような位置に配置されている。
【0009】 更に、ホルダ(1)の下面には音響機器のシャーシ(9)に固定するための左右一対 の取付脚(10),(10)が設けられている。図1乃至図4で示した実施例では、この 取付脚(10)は外向きに弾力性が付与されており、且つ先端には嵌合爪(10a)が設 けられている。そしてこの取付脚(10),(10)の嵌合爪(10a)をシャーシ(9)に形成 した穴(11),(11)に嵌め込むことによりホルダー(1)をシャーシ(9)に取り付ける ことが出来るように成っている。この場合、図に示すように、ホルダー(1)の下 面中心にダボ(12)を設けて、これがシャーシ(9)に予め形成した受穴(13)に嵌合 するようにしておけば、より安定良くホルダー(1)を保持することができよう。 尚、この取付脚(10),(10)は実施例で示したような嵌合による取付手段に特定さ れるものでなく、図5に示すように、先端に水平な取付片(10b)を設けてビス(14 )によりシャーシ(9)に固定するようにしてもよい。
【0010】 以上本考案の代表的な実施例について説明したが、本考案は必ずしも上記の実 施例のみに限定されるものでなく、本考案の構成要件を備え、且つ効果を有する 範囲内であれば上記実施例に適宜変更を加えて実施出来ることは勿論である。
【0011】
本考案は上記のごとく構成されたものであるから、一品種の装置で所定の寸法 で作られたM寸、L寸のフェライトコアの何れでも、ワンタッチで簡単に取り付 けることができ、これによりトータルコストの低減や部品管理の簡略化を図るこ とができると共に、フェライトコアを取り付けた状態では、弾性係合爪がフェラ イトコアの外端縁に係合して確実に保持するので、使用中におけるフェライトコ アのガタツキや抜脱を防止して良好な音質安定を維持することができる等の種々 顕著な効果がある。
【図1】本考案に係るフェライトコア取付装置の断面図
であって、L寸のフェライトコアが取付けられた状態が
示されている。
であって、L寸のフェライトコアが取付けられた状態が
示されている。
【図2】図1で示した取付装置の一部断面正面図であ
る。
る。
【図3】図1で示した取付装置の側面図である。
【図4】M寸のフェライトコアを取付けた状態を示す図
1同様の断面図である。
1同様の断面図である。
【図5】本考案に係る取付装置の他の実施例を示す正面
図である。
図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
(1) ホルダー (2) 内筒 (3) 外筒 (4) 側板 (5) 貫通穴 (6) 内部弾性係合爪 (7) 外部弾性係合爪 (8a) L寸フェライトコア (8b) M寸フェライトコア (9) シャーシ (10) 取付脚
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 所定の間隔を隔てて同芯的に配置され且
つ一端面が開口し他端面が側板によって連結された外筒
及び内筒を有する筒状のホルダーから成り、前記側板の
中心部分には前記内筒に連なった貫通穴が形成されてお
り、前記外筒並びに内筒の開口端縁部には周方向に適当
な間隔を隔てて複数の内部弾性係合爪並びに外部弾性係
合爪が設けられており、前記外筒の内径寸法は押し込ま
れるL寸フェライトコアの外径寸法と略等しく形成さ
れ、且つ外部弾性係合爪は押し込められたL寸フェライ
トコアの側端縁に係合する位置に配置されており、前記
内筒の外径寸法は押し込まれるM寸フェライトコアの内
径寸法と略等しく形成され、且つ内部弾性係合爪は押し
込まれたM寸フェライトコアの側端縁に係合する位置に
配置されており、これら係合爪の先端は前記フェライト
コアの押し込みを許すような指向性のある形状に形成さ
れており、更に、ホルダの下面にはシャーシに固定する
ための取付脚が設けられている音響機器に於けるフェラ
イトコア取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5919891U JPH054419U (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 音響機器に於けるフエライトコア取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5919891U JPH054419U (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 音響機器に於けるフエライトコア取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054419U true JPH054419U (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=13106489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5919891U Pending JPH054419U (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 音響機器に於けるフエライトコア取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054419U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018006383A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | Tdk株式会社 | コイル装置 |
JP2022014655A (ja) * | 2020-07-07 | 2022-01-20 | 株式会社フジックス | コネクタ |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP5919891U patent/JPH054419U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018006383A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | Tdk株式会社 | コイル装置 |
JP2022014655A (ja) * | 2020-07-07 | 2022-01-20 | 株式会社フジックス | コネクタ |
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