JPH0543946Y2 - - Google Patents

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JPH0543946Y2
JPH0543946Y2 JP2302989U JP2302989U JPH0543946Y2 JP H0543946 Y2 JPH0543946 Y2 JP H0543946Y2 JP 2302989 U JP2302989 U JP 2302989U JP 2302989 U JP2302989 U JP 2302989U JP H0543946 Y2 JPH0543946 Y2 JP H0543946Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はブランキングプレスにおける材料位
置決め装置に関する。詳しくは、ブランキングプ
レス内に装入された金属帯板(ストリツプ)の先
端部輪郭線の位置を観測し、観測した輪郭線の位
置に基づいてストリツプをプレスセンタに位置決
めする装置に関する。
この考案の装置は、たとえばドラム缶の天地板
の製造において、一側縁の輪郭線が波形となるよ
うに剪断(スクロールスプリツト)されたストリ
ツプをブランキングプレスへ装入し、打抜きを行
なう場合に用いられる。
[従来の技術] ブランキングラインでは、ストリツプを自動送
りし、ストリツプからブランキングプレスにより
比較的大型の半成品を打ち抜く。このようなライ
ンには、たとえばドラム缶の天地板を打ち抜くブ
ランキングラインがある。
ブランキングプレスでは、ストリツプの先端部
をプレスセンタへ正確に位置決めしないと、打抜
き材は一部が欠け不合格品となる。特に、スクロ
ールスプリツトされたストリツプのように、側縁
の輪郭線が波形になつた複雑な形状のストリツプ
では不合格品が生じやすい。なお、スクロールス
プリツトに関しては、たとえば特開昭61−252016
号公報により金属板のスクロール剪断装置が開示
されている。
従来のストリツプの位置決め作業では、作業者
がブランキングプレスの反操作側(ドライブサイ
ド)に廻り、手でストリツプを持上げてダイとの
相対位置を目測していた。そして、操作側(ワー
クサイド)の他の作業者に連絡したり、ドライブ
サイドに設置した送り装置の操作スイツチを操作
するなどしてストリツプの位置決めを行なつてい
た。
[考案が解決しようとする課題] 第11図は正しく位置決めされたストリツプS
が打ち抜かれた状態を示している。しかし、従来
では作業者が目見当で位置決めを行なつていた。
したがつて、位置決めは不正確となり、第12図
に示すように位置ずれgにより欠けニが生じてい
た。このような場合、打抜き品Bは第13図に示
すように欠けホを生じ不良品となるとともに、残
材Rは第14図に示すように折れ曲り、ブランキ
ングプレスに通板できなくなる。
また、従来のストリツプ位置決め作業では、作
業者はプレス内に手を挿入してストリツプを持上
げてダイとの相対位置を目測するので、作業は非
常に危険であつた。
なお、この考案者は周知のイメージセンサ、マ
グネスケール等の装置を用いて観測する方法、さ
らに前工程でストリツプの所定位置へマークを入
れる等の装置を検討した。しかし、これらの方
法、装置は非常に高価で大がかりな装置となるこ
と、さらにはプレスの強烈な振動によつて正常な
機能が維持しにくい等の問題があることがわか
り、採用するに至らなかつた。
そこで、この考案は能率よく、高い精度で、か
つ安全に位置決め作業を行うことができ、しかも
構造が簡単で廉価なブランキングプレスにおける
位置決め装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] この考案のブランキングプレスにおける位置決
め装置は、主として回動アーム、テンプレートお
よび観測鏡とからなつている。
回動アームはブランキングプレスのダイ面に対
し先端部が進退可能なようにしてプレスベツドに
回動可能に取り付けられている。回動アームをプ
レスベツドに回動可能に取り付けるには、アーム
基部をプレスベツド側面にピン連結するか、ある
いはプレスベツド側面に固定したエアモータなど
の回動駆動装置の出力軸に連結する。回動アーム
を手動により、あるいはエアモータ、エアシリン
ダなどにより回動する。位置決めしたのちに作業
の支障にならないように、回動アームをプレスベ
ツドに着脱可能に取り付けてもよい。
テンプレートは打抜き材の所要の輪郭線の一部
を形どつた基準輪郭線を有し、ダイ面に近接した
ときにダイ穴の輪郭線に基準輪郭線が一致するよ
うにして上記回動アームの先端部に取り付けられ
ている。ここで、ダイ穴の輪郭線に基準輪郭線が
一致するとは、両輪郭線が完全に一致した状態だ
けではなく、若干オフセツトした状態(ダイセン
タを通り、パスラインに対し直角方向に延びる線
に沿つて基準輪郭線が、たとえば1〜数mmずれた
状態)を含んでいる。
観測鏡は、テンプレート面に対し傾斜してアー
ム先端部に取り付けられている。テンプレート面
に対する観測鏡の傾斜角度は、ワークサイドの作
業者が開かれたポンチとダイとの間の隙間を通し
て観測鏡によりテンプレートの基準輪郭線を目視
することができる角度、たとえばほぼ45度であ
る。
[作用] テンプレートの基準輪郭線とポンチとダイとの
間にあるストリツプの側縁とを観測鏡を介して比
較観測しながら、ストリツプを動かしてストリツ
プの側縁をテンプレートの基準輪郭線に合せる。
テンプレートの基準輪郭線はダイ穴の輪郭線に一
致しているので、ストリツプはダイに対して正確
に位置決めされる。なお、ダイ穴の輪郭線に対し
基準輪郭線が前記のように若干オフセツトした状
態であつても、基準輪郭線とストリツプ側縁との
間の、左右対称位置における間隔を比較すること
により、容易にストリツプの位置ずれを観測する
ことができる。
[実施例] 以下、ドラム缶の天地板の製造において、一側
縁の輪郭線が波形となるように剪断されたストリ
ツプを打ち抜くブランキングプレスに設備した装
置を例として、この考案の実施例を説明する。
第1図および第2図はストリツプ位置決め装置
を備えたブランキングプレスの正面図および−
線に沿う断面図である。
ストリツプ位置決め装置11は、ブランキング
プレス1のドライブサイドのベツド2側面に取り
付けられている。ストリツプ位置決め装置11の
平面上の中心とダイ6の平面上の中心とは、スト
リツプパスラインlに直角に延びる線上にある。
ブランキングプレス1の入側にはロールフイーダ
9が設けられている。
第3図はストリツプ位置決め装置11の側面図
である。
第3図は示すようにストリツプ位置決め装置1
1は、主として回動アーム12、テンプレート3
0および観測鏡32とからなつている。
回動アーム12は第1部材13とこれにジヨイ
ント19を介して連結された第2部材16とから
なつている。第1部材13の基端部14は、プレ
スベツド2にマウントプレート21を介して固定
されたエアモータ23の出力軸24に固着されて
おり、先端部15には上記ジヨイント19が固定
ねじ20により固定されている。第2部材16の
基端部17はジヨイント19に挿入されており、
第2部材16は第1部材13に対して着脱可能で
ある。エアモータ23を駆動することにより回動
アーム12が回動し、先端部18がダイ面7に近
接し、あるいはダイ面7から退避する。なお、ポ
ンチ・ダイ交換作業時には、第2部材16をジヨ
イント19から引き抜き、ストリツプ位置決め装
置11がポンチ・ダイ交換作業の支障とならない
ようにする。
第4図および第5図に示すように回動アーム1
2の先端部18、すなわち第2部材16の先端部
には、弧状の支持板26が固着されている。支持
板26には割円状のテンプレート30が連結片2
7を介して取り付けられている。テンプレート3
0の弧状の輪郭線は基準輪郭線31であつて、打
抜き材の所要の輪郭線の一部を形どつた形状とな
つている。そして、テンプレート30がダイ面7
に近接したときに、ダイ穴の輪郭線に基準輪郭線
31が一致するようにして上記回動アーム12の
先端部18に取り付けられている。また、ダイ穴
の輪郭線に基準輪郭線31が上記のように一致す
るようにストリツプ位置決め装置11をセツトし
たときに、ストリツプSが前進、後退できるよう
にダイとテンプレート30との間に適当な隙間が
あくようになつている。
また、観測鏡32が回動アーム12の先端部1
8に備え付けられている。すなわち、観測鏡32
はテンプレート30に対しほぼ45度傾斜するよう
にし、固定片28を介して支持板26に取り付け
られている。ワークサイドの作業者は、開かれた
ポンチ4とダイ6の間の隙間を通して観測鏡32
によりテンプレート30の基準輪郭線31を目視
することができる。
プレスベツド2の側面上端寄りに、第7図に示
すようにアーム固定部材35が取り付けられてい
る。アーム固定部材35は、回動アーム12を側
面から挟むようにして向かい合つた一対の挟持板
36を有しており、挟持板36はねじ棒38で連
結されている。ねじ棒38にはめ合つた締付けナ
ツト39を締めることにより、回動アーム12を
挟持、固定することができる。ストリツプSを前
進、後退させて位置決めの際、回動アーム12を
固定してテンプレート30がずれるのを防ぐ。
つぎに、以上のように構成されたストリツプ位
置決め装置11の操作について説明する。
スクロールスプリツトされたストリツプSは、
ブランキングプレス1に装入され、円形の天地板
が打ち抜かれる。この打抜きに先立つて、第2図
に示すようにブランキングプレス1内でストリツ
プ先端部の位置決めが行われる。第2図におい
て、符号イは第1番目の打抜き円を示し、符号ロ
およびハは打抜き円イに続く打抜き想定円であ
る。位置決めを行うには、第3図に示すように回
動アーム12を回動してテンプレート30をダイ
面7に近接させる。そして、ダイ面7とテンプレ
ート30との間の隙間にストリツプSの先端部を
通す。このとき、第8図に示すようにダイ穴の輪
郭線チはストリツプSの下にあるので、目視観測
できない。しかし、テンプレート30の基準輪郭
線31はダイ穴の輪郭線に一致しているため、ダ
イ穴の輪郭線チとストリツプSの波形縁線トとの
位置関係を間接的に知ることができる。つまり、
テンプレート30の基準輪郭線31と波形側縁ト
の間隔iと間隔jとの差が、ストリツプSの位置
ずれを示す。テンプレート30の基準輪郭線31
と波形側縁トの間隔iと間隔jは、観測鏡32を
介して観測することができるので、テンプレート
30の基準輪郭線31と波形側縁トの間隔iと間
隔jとがほぼ等しくなるように、ロールフイーダ
9を操作し、ストリツプSを前進または後退させ
てストリツプSの位置決めをする。
上記のようにしてストリツプSの位置決めが終
つたならば、エアモータ23を駆動して第9図に
示すようにストリツプ位置決め装置11を後方に
退避させ、プレス作業を行う。ストリツプSの先
端部の位置決めがなされたならば、ロールフイー
ダ9により正確なピツチでストリツプSはブラン
キングプレス1に送られる。したがつて、第1番
目の打抜きに続く第2番目以降の打抜きに際し、
改めて位置決めする必要はない。
この考案は上記実施例に限られるものではな
い。
第10図は回動アームを回動する装置の別の実
施例を示している。回動アーム41の基端部42
は、ベースに固定されたマウント45の一端にピ
ン連結43されている。マウント45の他端に
は、エアシリンダ47がピン連結50されてい
る。エアシリンダ47のロツド48は回動アーム
41にピン連結51されている。ロツド48の進
退により回動アーム41は回動する。回動アーム
41を回動する装置は、この他水平移動方式等他
の公知の装置を用いることもできる。
また、この考案はドラム缶の天地板の製造以外
の分野においても応用される。
[考案の効果] この考案は、打抜き材の所要の輪郭線の一部を
形どつた基準輪郭線を有し、ダイ面に近接したと
きにダイ穴の輪郭線に基準輪郭線が一致するテン
プレートを用いるので、高い精度で材料の位置決
めを行うことができ、ブランキング作業の歩留り
の向上を図ることができる。
また、観測鏡を介してテンプレートの基準輪郭
線および材料の側縁を観測しながら材料の位置決
めを行う。したがつて、ブランキングプレスのワ
ークサイドにおいて、1人の作業者により、ポン
チとダイとの間に手を挿入することなく位置決め
作業を行うことができるので、作業は高能率かつ
安全である。
さらにまた、この考案はイメージセンサ、マグ
ネスケール等の高価な装置は用いないので、位置
決め装置は構成が簡単となり、廉価である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のストリツプ位置決め装置を
備えたブランキングプレスの正面図、第2図は第
1図の−線に沿う断面図、第3図はこの考案
のストリツプ位置決め装置の一例を示す側面図、
第4図は第3図に示す装置の先端部の平面図、第
5図は支持板に支持されたテンプレートの平面
図、第6図は観測鏡の正面図、第7図は回動アー
ムを固定する部材の平面図、第8図はテンプレー
トによる位置決めを説明する平面図、第9図は回
動アームを後退させた状態の側面図、第10図は
この考案のストリツプ位置決め装置の他の例を示
す側面図、第11図は正確に位置決めされたスト
リツプが打ち抜かれた状態を示す平面図、第12
図は不正確に位置決めされたストリツプが打ち抜
かれた状態を示す平面図、第13図は第12図の
状態で打ち抜かれた打抜き品の平面図、および第
14図は第12図の状態で打ち抜かれた残材の平
面図である。 1……ブランキングプレス、2……ベツド、4
……ポンチ、6……ダイ、7……ダイ面、9……
ロールフイーダ、11……ストリツプ位置決め装
置、12……回動アーム、18……回動アームの
先端部、19……ジヨイント、23……エアモー
タ、26……支持板、30……テンプレート、3
1……テンプレートの基準輪郭線、32……観測
鏡、35……アーム固定部材、41……回動アー
ム、47……エアシリンダ、S……ストリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイ面に対し先端部が進退可能なようにしてプ
    レスベツドに回動可能に取り付けられた回動アー
    ム、打抜き材の所要の輪郭線の一部を形どつた基
    準輪郭線を有し、ダイ面に近接したときにダイ穴
    の輪郭線に前記基準輪郭線が一致するようにして
    アーム先端部に取り付けられたテンプレート、お
    よびテンプレート面に対し傾斜してアーム先端部
    に取り付けられた観測鏡とからなることを特徴と
    するブランキングプレスにおける材料位置決め装
    置。
JP2302989U 1989-03-02 1989-03-02 Expired - Lifetime JPH0543946Y2 (ja)

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JPH02114133U JPH02114133U (ja) 1990-09-12
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