JPH0543716U - 可撓性螺旋管 - Google Patents
可撓性螺旋管Info
- Publication number
- JPH0543716U JPH0543716U JP11025191U JP11025191U JPH0543716U JP H0543716 U JPH0543716 U JP H0543716U JP 11025191 U JP11025191 U JP 11025191U JP 11025191 U JP11025191 U JP 11025191U JP H0543716 U JPH0543716 U JP H0543716U
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- JP
- Japan
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- elastic body
- spiral tube
- metal
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- flexible
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内部に電線が無かったり、少ない場合に折り
曲げられても破損しない可撓性螺旋管を提供する。 【構成】 金属螺旋管(1)の内側に巻き方向が反対方
向の第1弾性体(2a)を所定のピッチで巻き、次に第
1の弾性体(2a)の内側に、巻き方向が第1の弾性体
(2a)と反対方向でピッチも異なる第2の弾性体(2
b)を設ける。
曲げられても破損しない可撓性螺旋管を提供する。 【構成】 金属螺旋管(1)の内側に巻き方向が反対方
向の第1弾性体(2a)を所定のピッチで巻き、次に第
1の弾性体(2a)の内側に、巻き方向が第1の弾性体
(2a)と反対方向でピッチも異なる第2の弾性体(2
b)を設ける。
Description
【0001】
この考案は主に可撓性電線の保護用に用いられる可撓性螺旋管に関するもので ある。
【0002】
従来、この種の螺旋管として、本考案者による特公昭60−26241号(特 許第1298483号)に開示されている可撓性螺旋管がある。この可撓性螺旋 管は図4に示すように、金属製螺旋管(1)の内壁に密着して、金属製の弾性体 (2)が金属製螺旋管(1)の巻き方向(A)と逆方向(B)へ螺旋状に巻かれ て装着してある。金属製螺旋管(1)の巻き方向(A)と同じ方向(C)に、管 を外側から捻回すると、金属製螺旋管(1)の巻き径が縮小し、弾性体(2)が 逆方向(B)に巻かれているので、その巻き径が増大する傾向となり、互いに相 反発しあって変形を防止する。金属製螺旋管(1)の巻き方向(A)と反対方向 (D)に管全体を捻回すると、金属製螺旋管(1)の巻き径が大となり、弾性体 (2)の巻き径が縮小されることになるが、弾性体(2)の内側に可撓性電線( 3)が挿入されているので、これが抵抗となって巻き径の縮小がとまり変形がが 防止されることになる。
【0003】
しかし、このような可撓性螺旋管は、管内に可撓性電線(3)の無い場合や可 撓性電線が少なくて空隙がある場合、図5に示すように、弾性体(2)は捻回の 増すごとに巻き径が縮小し、金属製螺旋管(1)の巻き径が増大して金属製螺旋 管(1)が変形する。このため、折り曲げると金属製螺旋管(1)は図6に示す ように、隣りあった端部1aと端部1bの噛み合いがはずれて破損することにな る。この考案はこの欠点を補うため改良されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この可撓性螺旋管は、隣り合った帯状金属体の幅方向端部を互いに噛み合わせ て螺旋状に巻いて成る金属製螺旋管と、この金属製螺旋管内に挿入された螺旋状 の弾性体とを有した可撓性螺旋管における螺旋状弾性体が、所定のピッチで金属 製螺旋管(1)の巻き方向と逆方向に螺旋状に巻かれた第1の弾性体(2a)と 、この第1の弾性体(2a)のピッチと異なるピッチで前記第1の弾性体(2a )の巻き方向と異なる方向に巻かれ、前記第1の弾性体(2a)の内側に挿入さ れる第2の弾性体(2b)を備えたことを特長としている。
【0005】 このような可撓性螺旋管は、金属製螺旋管(1)に対し外方から稔回を加えた 場合、金属製螺旋管(1)の内側に挿入された第1の弾性体(2a)と第2の弾 性体(2b)とがぞれの巻き方向が異なるため、互いに反発しあって、ほぼ同一 形状を維持する。したがって外側の金属製螺旋管(1)に対して、稔回力と反対 方向の力が作用した場合、金属製螺旋管(1)の隣り合った端部1aと端部1b の噛みあいがはずれることはない。
【0006】
以下この考案による可撓性螺旋管の実施例について説明する。図1に示すよう 金属体の隣り合った幅方向の端部(1a)と端部(1b)を互いに噛み合わせな がら、巻き方向(A)に螺旋状に巻いて直径9mmの金属製螺旋管(1)とする 。この金属製螺旋管(1)の内側に、巻き方向が金属製螺旋管(1)と反対方向 (B)に巻いた厚さ0.25mm、幅3mm螺旋状の弾力性ステンレスを第1の 弾性体(2a)として挿入する。その後、第1の弾性体(2a)の巻き方向(B )と反対方向(C)、つまり金属製螺旋管(1)と同方向に巻いた厚さ0.3m m、幅3mmの弾力性ステンレスから成る第2の弾性体(2b)を、第1の弾性 体(2a)の内側に挿入する、この挿入方法については昭60−26241号に 開示されている方法によって行なわれる。このとき、第2の弾性体(2b)の巻 きピッチl2は、第1の弾性体(2a)の巻きピッチl1より小さくなるように 巻回する。金属製螺旋管(1)、第1の弾性体(2a)、第2の弾性体(2b) それぞれの端末は、従来技術同様に、それぞれを固着する。
【0007】 なお、第1の弾性体(2a)、第2の弾性体(2b)の巻きッピッチおよび寸 法は、前記実施例に限らず、逆に第1の弾性体(2a)を厚く、第2の弾性体( 2b)を薄くし、ピッチ寸法を逆にしてもよく、両者の組み合わせは自由である 。また、本厚さや直径は金属製螺旋管との関係で任意に決める。要は巻き方向が 逆でピッチが異なっていれば効果に変りはない。
【0008】
以上説明したとおり、この考案による可撓性螺旋管は、金属製螺旋管の内側に 巻き方向とピッチを異にした第1の弾性体と第2の弾性体をそれぞれ設けたので 、金属製螺旋管の外方から、いずれの方向に捻回しても相互に巻き径が反発し合 って変形破損することがなく、可撓性螺旋管として柔軟性も損なうようなことが ない。可撓性電線など内部挿入物の有無に関係なく、いすれの方向への捻回に対 しても安定することになり、広範囲に渡り利用し得る。
【図1】この考案の外観および内部構造を示す概略図。
【図2】この考案の実施例を示す第1の弾性体の外観
図。
図。
【図3】この考案の実施例を示す第2の弾性体の外観
図。
図。
【図4】従来の可撓性螺旋管の外観および内部構造を示
す概略図。
す概略図。
【図5】従来の可撓性螺旋管に外力を加えたときの状態
図。
図。
【図6】従来の可撓性螺旋管の金属製螺旋管の噛合合わ
せがはずれた状態を示す図。
せがはずれた状態を示す図。
1 金属製螺旋管 2a 第1の弾性体 2b 第2の弾性体 3 可撓性電線
Claims (1)
- 【請求項1】 隣りあった帯状金属体の幅方向端部を互
いに噛み合わせて螺旋状に巻いて成る金属製螺旋管
(1)と、この金属製螺旋管内に挿入された螺旋状弾性
体(2)とを備えた可撓性螺旋管において、 前記螺旋状弾性体が、所定のピッチで前記金属製螺旋管
の巻き方向と逆方向に螺旋状に巻かれた第1の弾性体
(2a)と、この第1の弾性体のピッチと異なるピッチ
で前記第1の弾性体の巻き方向と異なる方向に巻かれ、
前記第1の弾性体の内側に挿入される第2の弾性体とを
備えていることを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991110251U JP2572208Y2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 可撓性螺旋管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991110251U JP2572208Y2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 可撓性螺旋管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543716U true JPH0543716U (ja) | 1993-06-11 |
JP2572208Y2 JP2572208Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=14530949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991110251U Expired - Lifetime JP2572208Y2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 可撓性螺旋管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572208Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016163217A1 (ja) * | 2015-04-06 | 2016-10-13 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 外装部材付配線モジュール |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50138582U (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-14 | ||
JPS5713914A (en) * | 1980-06-28 | 1982-01-25 | Toutaku Kogyo Kk | Wire protecting tube |
JPS61180507A (ja) * | 1986-02-22 | 1986-08-13 | 東拓工業株式会社 | 埋設線保護管 |
JPS63626U (ja) * | 1986-06-19 | 1988-01-06 |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP1991110251U patent/JP2572208Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50138582U (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-14 | ||
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JPS61180507A (ja) * | 1986-02-22 | 1986-08-13 | 東拓工業株式会社 | 埋設線保護管 |
JPS63626U (ja) * | 1986-06-19 | 1988-01-06 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016163217A1 (ja) * | 2015-04-06 | 2016-10-13 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 外装部材付配線モジュール |
JP2016197974A (ja) * | 2015-04-06 | 2016-11-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 外装部材付配線モジュール |
US10068682B2 (en) | 2015-04-06 | 2018-09-04 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Wiring module equipped with external cover member |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2572208Y2 (ja) | 1998-05-20 |
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