JPH0434307Y2 - - Google Patents

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JPH0434307Y2
JPH0434307Y2 JP1987132832U JP13283287U JPH0434307Y2 JP H0434307 Y2 JPH0434307 Y2 JP H0434307Y2 JP 1987132832 U JP1987132832 U JP 1987132832U JP 13283287 U JP13283287 U JP 13283287U JP H0434307 Y2 JPH0434307 Y2 JP H0434307Y2
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hose
nipple
coil member
holding part
helical coil
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ホース中間保持部品に関し、さらに
詳しく言えば、製作コストを削減でき、ホースと
の締結力を増大させ、かつニツプルのホースへの
挿入性を向上させたホース中間保持部品に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のホース中間保持部品としては、第6図に
示すように、外筒1′とニツプル8とからなるも
のが知られている。外筒1′は、相手部材に保持
される保持部2′と、ホース5が挿入される筒部
3′とをもつ。ニツプル8は、ホース5内に挿通
されて筒部3′に対応して配置される。このホー
ス中間保持部品は、ホース5に被嵌された外筒
1′の筒部3′をかしめ等により押圧変形させるこ
とにより、外筒1′およびニツプル8でホース5
中間の壁部を挟持し、これによりホース5に定着
される(実開昭55−15483号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来のホース中間保持部品においては、以
下の問題点がある。
第1に、剛性を有するニツプル8を所定の内径
および外径に加工するのに切削等を必要とするの
で、製作コストがかかる。
また、第2に、ニツプル8が外筒1′端面から
はみ出してセツトされた場合、ホース5が曲げら
れれば、剛性を有するニツプル8の端縁によつて
ホース5内面に傷が付く恐れがある。このため、
ニツプル8の挿入位置の検査に多くの工数を必要
とし、製作コストが上がつてしまう。
さらに、第3に、ホース5とニツプル8との締
結力向上のために、ニツプル8の外周に溝加工ま
たは突起形成を行なえば、その加工コストが増大
し、やはり製作コストが高騰する。
本考案は、上記問題点を克服するものであり、
製作コストを削減でき、ホースとの締結力を増す
ことができ、かつホース内を流れる流量抵抗を増
大させることなくホースへのニツプルの挿入性を
向上させたホース中間保持部品を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のホース中間保持部品は、相手部材に保
持される保持部とホースが挿入される筒部とをも
つ外筒と、ホース内に挿通されて上記筒部に対応
して配置されるニツプルと、から成り、ホースに
被嵌された上記外筒の筒部を押圧変形することに
より上記外筒および上記ニツプルでホース中間の
壁部を挟持するホース中間保持部品において、 上記ニツプルは弾性変形可能な螺旋状コイル部
材であることを特徴とする。
上記ニツプルとしての螺旋状コイル部材の材質
は、例えば、ばね鋼、樹脂、アルミニウム、形状
記憶合金等とすることができる。また、この螺旋
状の形状、即ちその巻き数、その外径さらにはそ
の線径および線材の断面形状は、目的、用途によ
り種々のものを選択することができる。さらに、
この螺旋状コイル部材の挿入方向の長さ及び巻き
密度は、以下の実施例で述べるように、目的、用
途により種々選択されて使用される。
〔考案の効果〕
本考案のホース中間保持部品においては、ホー
ス内に挿通されて筒部に対応して配置されるニツ
プルが弾性変形可能な螺旋状コイル部材である。
従つて、従来用いられている剛性を有するニツプ
ルに比べ、螺旋状コイル部材の製作費を安くする
ことができるので、本ホース中間保持部品の製作
コストを削減できる。
また、本ホース中間保持部品においては、ニツ
プルとしての螺旋状コイル部材が外筒端面からは
み出してセツトされても、はみ出した部分の螺旋
状コイル部材が容易に曲がることができるので、
ホースが曲げられた場合、ニツプルの端縁でホー
ス内面に傷を付けることがない。従つて、この場
合においては、ニツプルのホース内へのセツトが
ラフでよく、従来行われていたニツプルの位置検
査工程を簡略化できるので、製作コストを削減で
きる。
さらに、本ホース中間保持部品においては、弾
性変形可能な螺旋状コイル部材の外側が凹凸形状
になつているため、外筒の筒部の押圧変形時に、
従来のニツプルの外周に溝等を設けた場合と同様
に、この凹凸形状がホースと本ホース中間保持部
品との締結力を向上させることができる。
また、螺旋状コイル部材は、ねじられることで
一時的に径を小さくすることができるので、ホー
スへの挿入性を向上させることができる。この場
合、螺旋状コイル部材は、ねじられた場合にも元
に戻るので、ホースへ挿入した後に復元力を生
じ、そのためホースを内面から押圧してニツプル
の保持性を向上させることができる。そして本ホ
ース中間保持部品においては、外筒を押圧変形さ
せて締結すれば、この螺旋状コイル部材が一時的
に長手方向に伸びるように弾性変形し、その後螺
旋状コイル部材の有する弾性力によつて元の形状
に復元しようとする。このとき、復元力によつて
ホースは内面側から押圧され、ホースと本ホース
中間保持部品との締結力が向上する。
〔実施例〕
以下、具体的実施例により本考案を説明する。
(実施例1) 本実施例のホース中間保持部品のかしめ後の説
明断面図を第1図に示す。
このホース中間保持部品は、外筒1aと、ニツ
プルとしての弾性変形可能な螺旋状コイル部材4
aとからなる。ホース5に被嵌された外筒1aの
筒部3aをかしめにより押圧変形させることによ
り、外筒1a及び螺旋状コイル部材4aでホース
5の中間壁部を挟持している。
外筒1aは、従来と同様に、保持部としての取
付部2aと筒部3aとからなる。取付部2aは相
手部材にボルト等で取付けられる。また、筒部3
aは、この取付部2aの両側に形成されている。
なお、外筒1aの材料はS12Cからなる。
螺旋状コイル部材4aは、筒部3aの長さとほ
ぼ同等の長さをもつ。この螺旋状コイル部材4a
は、バネ鋼からなり、巻き数が約30であり、線径
が約0.6mmである。そして、螺旋状コイル部材4
aは、かしめ後においては、第1図に示すよう
に、巻き線間のピツチがかしめ部分において多く
の隙間を有して疎であり、非かしめ部においては
蜜に構成されている。
かしめは平かしめであり、筒部3aのうち取付
部2aの左右でそれぞれかしめられている。
本ホース中間保持部品は、以下のようにしてか
しめられ、第1図に示す構成となる。まず、所定
のホース5内に螺旋状コイル部材4aをねじつて
一時的に径を小さくし、この状態で挿入する。そ
して、螺旋状コイル部材4aが挿入されたホース
5をかしめ前の外筒1aの内部に挿通させて、螺
旋状コイル部材4aが外筒1aのほぼその内部に
配置されるようにする。ついで、取付部2aの左
右の筒部3aに各々平かしめを行なつた。
このホース中間保持部品では、螺旋状コイル部
材4aが従来用いられているニツプルと比べて製
作コストが安いので、製作コストの削減を図るこ
とができる。
また、本ホース中間保持部品の締結後において
は、第1図に示すように、螺旋状コイル部材4a
がほぼ外筒1aの内部に配置されているが、この
配置はラフであつてもよい。即ち、たとえ螺旋状
コイル部材4aが外筒1aの筒部3aよりはみ出
し、ホース5が曲げられても、螺旋状コイル部材
4aの端縁でホース5内面に傷を付けることがな
い。従つて、この場合においては、ニツプルとし
ての螺旋状コイル部材4aのホース5内へのセツ
トがラフでよく、従来行われていたニツプルの位
置検査工程を簡略化できるので、製作コストを削
減できる。
さらに、このホース中間保持部品においては、
弾性変形可能な螺旋状コイル部材4aの外側が凹
凸形状になつているため、外筒1aの筒部3aの
押圧変形時に、従来のニツプルの外周に溝等を設
けた場合と同様に、この凹凸形状がホース5と本
ホース中間保持部品との締結力を向上させること
ができる。
また、このホース中間保持部品では、ニツプル
として弾性変形可能な螺旋状コイル部材4aを採
用しているため、螺旋状コイル部材4aをねじる
ことで一時的に径を小さくすれば容易にホース5
内に螺旋状コイル部材4aを挿入することがで
き、ホース5へのニツプルの挿入性を向上させる
ことができる。この場合、螺旋状コイル部材4a
は、ねじられた後に元に戻るので、ホース5へ挿
入した後に復元力を生じ、そのためホース5を内
面から押圧してその保持性を向上させることがで
きる。そして、このホース中間保持部品において
は外筒1aを押圧変形させて締結すれば、螺旋状
コイル部材4aが一時的に長手方向に伸びるよう
に弾性変形し、その後螺旋状コイル部材4aの有
する弾性力によつて元の形状に復元しようとす
る。このとき、復元力によつてホース5は内面側
から押圧され、ホース5と本ホース中間保持部品
との締結力が向上する。
(実施例2) 本実施例のホース中間保持部品のかしめ後の説
明断面図を第2図に示す。
本実施例では、保持部として相手材と係着する
係着部2bを採用している。この係着部2bはク
リツプ溝6を有し、クリツプで相手部材に係着保
持される。
筒部3bは係着部2bの一方にのみ形成されて
いる。
ニツプルとしては螺旋状コイル部材4bを用い
ている。この材料は実施例1と同様であるが、そ
の巻き数は少なく、そのコイル断面は四角形であ
る。この螺旋状コイル部材4bは外筒1bの筒部
3bのほぼ内部に配置されている。
かしめは2山かしめであり、かしめ部分が2つ
ある。
本実施例においても、ニツプルとして螺旋状コ
イル部材4bを採用しているため、実施例1と同
様の効果を有する。
(実施例3) 本実施例のホース中間保持部品のかしめ後の説
明断面図を第3図に示す。
本実施例において用いられるニツプルは、2つ
の螺旋状コイル部材4c,41cからなる。その
1つの左巻き螺旋状コイル部材4cを係着部2c
の遠い方に位置させ、他の右巻き螺旋状コイル部
材41cをその近い方に向きあわせて配置したも
のである。各螺旋状コイル部材4c,41cのコ
イル断面は円形であり、それ以外は実施例2と同
様である。
本実施例においては、螺旋状コイル部材4c,
41cを用いるという点では実施例2と同様の効
果を有し、さらに巻き方向の違う2つの螺旋状コ
イル部材4c,41cを向きあわせて配置してい
るので、ニツプルとしての螺旋状コイル部材4
c,41cがホース5内の所定位置からさらにず
れにくいという効果をも併せもつ。
(実施例4) 本実施例の説明断面図を第4図に示す。本実施
例のホース中間保持部品は、そのかしめ後の状態
を第4図に示すように、螺旋状コイル部材4dが
外筒1dの筒部3dからはみ出し、両端側に長く
した形状とすること以外は実施例2と同様であ
る。すなわち、本考案のホース中間保持部品にお
いては、螺旋状コイル部材が筒部からはみ出すよ
うな長いものであつてもよい。
(実施例5) 本実施例の説明断面図を第5図に示す。本実施
例は、ニツプルとして螺旋状コイル部材4fを用
いるが、筒部3fに相当する部分についてはコイ
ルの巻きを密に配置し、それ以外は粗に配置した
ものであり、それ以外は実施例2と同じである。
本ホース中間保持部品においては、外筒1fの
筒部3fにおいて、巻き線が密に配置されている
ので、ホースとの締結力を向上させることができ
る点において以上の実施例と同様である。一方、
それ以外の部品では巻き線が粗に配置されている
ので、ホースを曲げやすい。
なお、本考案においては上記具体的実施例に示
すものに限られず、目的、用途に応じて本考案の
範囲内で種々変更した実施例とすることができ
る。
即ち、螺旋状コイル部材の材質としては、上記
ばね鋼のみならず、他の材料、特に形状記憶合金
とすることができる。この形状記憶合金を用いれ
ば、ばねを引き伸ばした状態でホース内に挿入で
き、挿入後に所定の変態温度以上に加熱すること
によつて記憶させたコイル形状とすることができ
るので、ホース内への挿入性が極めてよい。また
ホースの内径よりもやや大きなコイル外径となる
形状に記憶させることができ、この場合には締結
力をさらに向上させることができ、外からのかし
めの助けになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に係わるホース中間保持部品
のかしめ後の説明断面図である。第2図は実施例
2に係わるホース中間保持部品のかしめ後の説明
断面図である。第3図は実施例3に係わるホース
中間保持部品のかしめ後の説明断面図である。第
4図は実施例4に係わるホース中間保持部品のか
しめ後の説明断面図である。第5図は実施例5に
係わるホース中間保持部品のかしめ後の説明断面
図である。第6図は従来のホース中間保持部品の
説明断面図である。 1a,1b……外筒、5……ホース、2a,2
b,2c……保持部(2a……取付部、2b,2
c……係着部)、3a,3b,3d,3f……筒
部、4a,4b,4c,41c,4d,4f……
ニツプル(螺旋状コイル部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 相手部材に保持される保持部とホースが挿入さ
    れる筒部とをもつ外筒と、ホース内に挿通されて
    上記筒部に対応して配置されるニツプルと、から
    成り、ホースに被嵌された上記外筒の筒部を押圧
    変形することにより上記外筒および上記ニツプル
    でホース中間の壁部を挟持するホース中間保持部
    品において、 前記ニツプルは弾性変形可能な螺旋状コイル部
    材であることを特徴とするホース中間保持部品。
JP1987132832U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH0434307Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987132832U JPH0434307Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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JP1987132832U JPH0434307Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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Publication Number Publication Date
JPS6438377U JPS6438377U (ja) 1989-03-07
JPH0434307Y2 true JPH0434307Y2 (ja) 1992-08-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4012042B2 (ja) 2002-11-01 2007-11-21 株式会社瑞光 着用物品の製造装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922382U (ja) * 1982-07-31 1984-02-10 エスエムシ−株式会社 パイロツト形電磁弁
JPS61140688A (ja) * 1984-12-12 1986-06-27 日立電線株式会社 中間継手金具付ブレ−キホ−ス

Patent Citations (2)

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