JPH0641674B2 - ワイヤロ−プ - Google Patents

ワイヤロ−プ

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JPH0641674B2
JPH0641674B2 JP63175772A JP17577288A JPH0641674B2 JP H0641674 B2 JPH0641674 B2 JP H0641674B2 JP 63175772 A JP63175772 A JP 63175772A JP 17577288 A JP17577288 A JP 17577288A JP H0641674 B2 JPH0641674 B2 JP H0641674B2
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JP
Japan
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strand
core
wire
wire rope
strands
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英夫 樽本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワイヤロープの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
本発明は、直線状の芯ストランドのまわりに複数の側ス
トランドを撚り合わせたワイヤロープを従来技術とす
る。第4図はその一例を示す断面図であり、図示の場合
の芯ストランド1及び側ストランド2は、いずれも1本
の直線状の芯ワイヤ1a、2aのまわりにそれぞれ直線
状の6本の側ワイヤ1b、2bを撚り合わせたものであ
る。
上記のワイヤロープの先端をほぐしてみると、芯ストラ
ンド1は直線であり、側ストランド2は撚り合わせピッ
チに従ってねじれた螺旋状のクセが付いている。側スト
ランド2は撚り合わせる前は直線であるが、撚り合わせ
の結果このようなクセが付くのである。
また、芯ストランド1の先端をほぐしてみると、芯ワイ
ヤ1aは直線であるが、側ワイヤ1bはストランドの撚
りピッチに従ってねじれた螺旋状のクセが付く。また、
側ストランド2の先端をほぐしてみると、芯ワイヤ2a
はワイヤロープの撚りピッチに従ったクセが付き、側ワ
イヤ2bは、側ストランド2自体の撚りとワイヤロープ
の撚りが複合したクセが付く。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のごときワイヤロープにおいて芯ストランド1と側
ストランド2を対比してみると、芯ストランド1と側ス
トランド2は撚りの分だけ長さに差があるため、このワ
イヤロープに大きさ引張荷重が作用した場合、側ストラ
ンド2は弾性限界内において大きな伸び代を有するのに
対し、芯ストランド1の伸び代は著しく小さい。このた
め、一定以上の大きい荷重が作用すると、側ストランド
2に比べ芯ストランド1の方が先に断線することにな
る。
このような関係は、各ストランド1、2ごとの芯ワイヤ
1a、2aと側ワイヤ1b、2bについてもいえること
であり、各ストランド1、2ごとにみた場合、伸び代の
小さい芯ワイヤ1a、2aの方が側ワイヤ1b、2bよ
り先に断線する。
以上のような現象があるため、従来はワイヤロープの引
張荷重を増大させるには一定の限界があった。
そこで、この発明は上記の芯ストランド1及び芯ワイヤ
1a、2aに伸び代を与えることにより、ワイヤロープ
の引張荷重を増大させることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、本発明は芯ストランドの
まわりに複数の側ストランドを撚り合わせてなるワイヤ
ロープにおいて、上記の芯ストランドは予め曲線形付け
を施されたものであり、上記の各側ストランドは直線状
のストランドを上記の芯ストランドに撚り合わせたもの
であり、かつ各側ストランドは予め曲線形付けを施した
1本の芯ワイヤの周囲に複数の直線状の側ワイヤを撚り
合わせて構成することとしたものである。
〔作用〕
上記構成のワイヤロープに引張荷重が作用した場合、芯
ストランドと側ストランドとに注目すると、芯ストラン
ドは曲線形付けの分だけ伸長余裕があり、側ストランド
の伸びに追従する。
また、各側ストランドについてみると、各側ストランド
を構成する芯ワイヤは、その曲線形付けの分だけ伸長余
裕があり、側ワイヤの伸びに追従する。
〔実施例〕
実施例のワイヤロープは、第1図に示すように、1本の
芯ストランド3のまわりに6本の側ストランド4を撚り
合わせたものである。
上記の芯ストランド3は、1本の芯ワイヤ3aのまわり
に6本の側ワイヤ3bを撚り合わせたものである。これ
らの芯ワイヤ3a及び側ワイヤ3bは、いずれも撚り合
わせる前に、予め波形などの曲線形付けを施したもので
ある。第1図では、その芯ワイヤ3a及び側ワイヤ3b
のいずれもが曲線形付けを付されたものであることを示
すために、白丸の中にX印を付して区別している。
また、側ストランド4においては、芯ワイヤ4aは予め
曲線形付けが施されたものであり(白丸の中にX印を付
して示す。)、そのまわりに直線状の側ワイヤ4b(白
丸で示す。)を撚り合わせたものである。
第2図は上記のワイヤロープの先端部をほぐした状態を
示すものである。芯ストランド3と側ストランド4との
関係でみると、芯ストランド3には全体として撚りくせ
がなく、芯ストランド4においては撚りのくせが撚りピ
ッチで残る。
また、上記の芯ストランド3の先端部をほぐしてみる
と、芯ワイヤ3aは曲線形付けの曲げくせ5のみが残
り、側ワイヤ3bは曲線形付けの曲げくせ5とあわせて
芯ストランド3自体の撚りくせが複合した曲げくせ6が
残る。
また、側ストランド4の先端をほぐしてみると、図示し
難いがその芯ワイヤ4aはそれ自体の曲線形付けの曲げ
くせ5にワイヤロープの撚りくせが複合した曲げくせ7
が残り、側ワイヤ4bは側ストランド4自体の撚りとワ
イヤロープの撚りとが複合した形状の曲げくせ8が残
る。
なお、上記の実施例では、芯ストランド3を構成する芯
ワイヤ3aと側ワイヤ3bのいずれも、予め曲線形付け
を施した上で撚り合わせて芯ストランド3を構成するよ
うにしているが、この構成に代えて芯ワイヤ3aに予め
曲線形付けを施し、それに直線状の側ワイヤ3bを撚り
合わせて一旦芯ストランド3を構成し、しかるのちにそ
の芯ストランド3に波形などの曲線形付けを形成するよ
うにしてもよい。そのうえで、前述の側ストランド4を
撚り合わせる。
本発明における芯ストランド3の曲線形付けの手段は、
上記のいずれの場合も含むものである。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明のワイヤロープは、芯ストランド
と側ストランドを比較した場合、芯ストランドが曲線形
付けにより、このような形付けを施していない側ストラ
ンドと同等の伸び代を有する。また、各側ストランド
は、その芯ワイヤが曲線形付けにより、このような形付
けを施していない側ワイヤと同等の伸び代を有する。
その結果、ワイヤロープ全体としての引張強度が著しく
向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のワイヤロープの端面図、第2図は上記
ワイヤロープの先端部をほぐした状態の正面図、第3図
は従来例のワイヤロープの端面図、第4図は従来例のワ
イヤロープの先端部をほぐした状態の正面図である。 3……芯ストランド、3a……芯ワイヤ、 3b……側ワイヤ、 4……側ストランド、4a……芯ワイヤ、 4b……側ワイヤ、 5、6、7、8……曲げくせ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯ストランドのまわりに複数の側ストラン
    ドを撚り合わせてなるワイヤロープにおいて、上記の芯
    ストランドは予め曲線形付けを施されたものであり、上
    記の各側ストランドは直線状のストランドを上記の芯ス
    トランドに撚り合わせたものであり、かつ各側ストラン
    ドは予め曲線形付けを施した1本の芯ワイヤの周囲に複
    数の直線状の側ワイヤを撚り合わせて構成されたもので
    あることを特徴とするワイヤロープ。
JP63175772A 1987-07-14 1988-07-14 ワイヤロ−プ Expired - Lifetime JPH0641674B2 (ja)

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JP63175772A JPH0641674B2 (ja) 1987-07-14 1988-07-14 ワイヤロ−プ

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JP17554587 1987-07-14
JP62-175545 1987-07-14
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JPH01104888A JPH01104888A (ja) 1989-04-21
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JPH01104888A (ja) 1989-04-21

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