JPH0543713Y2 - - Google Patents

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JPH0543713Y2
JPH0543713Y2 JP7087590U JP7087590U JPH0543713Y2 JP H0543713 Y2 JPH0543713 Y2 JP H0543713Y2 JP 7087590 U JP7087590 U JP 7087590U JP 7087590 U JP7087590 U JP 7087590U JP H0543713 Y2 JPH0543713 Y2 JP H0543713Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、電気炊飯ジヤー、電気炊飯器、電気
鍋等の加熱調理器に関するものである。
<従来の技術> 従来、上記加熱調理器の動作を制御するための
スイツチ部には、通常のプツシユスイツチが、押
釦を装置の外部に露出させた状態で取り付けられ
ていた。
しかし、上記プツシユスイツチは防水性が悪い
ため、ごはん等の調理物が吹きこぼれてスイツチ
内に侵入すると、誤動作や故障の原因となる。
そこで、最近では、複数のマイクロスイツチの
表面をフラツトなシートで覆つた、防水性に優れ
たシートスイツチが、加熱調理器のスイツチ部に
使用されている。
<考案が解決しようとする課題> ところが、上記シートスイツチは、従来のプツ
シユスイツチ等に比べて操作時の動作量が極めて
小さく、押しているか否かが判りにくいため、操
作確認が取りにくいという問題がある。また、上
記シートスイツチは表面がフラツトであるため、
手が滑つて間違つたスイツチを押しやすいという
問題もある。さらに、上記シートスイツチの表面
のシートに傷が付くと、その部分から剥離しやす
く、耐久性に劣るという問題がある。
本考案は、以上の事情に鑑みてなされたもので
あつて、操作性、耐久性に優れ、しかも、防水性
にも優れたスイツチ部を備えた加熱調理器を提供
することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解決するための、本考案の加熱調理
器は、加熱調理器の外形を構成するケーシング
に、該ケーシング内に配置された基板ボツクス内
の基板上のスイツチを操作するスイツチ操作部材
を備え、上記スイツチ操作部材は、上記ケーシン
グから外部に手動操作部を臨ませ、且つ該手動操
作部により上記基板ボツクス内のスイツチを操作
するスイツチ操作部を該基板ボツクスに配設する
と共に、上記スイツチ操作部材の手動操作部と基
板ボツクスとの間にパツキンを設け、パツキン
は、手動操作部と基板ボツクスとの間をシールす
ると共に、手動操作部をケーシングから突出する
方向に付勢していることを特徴としている。
本考案の加熱調理器の他の態様は、上記ケーシ
ングに、該ケーシング内に配置された基板上のス
イツチを操作するスイツチ操作部材を備え、上記
スイツチ操作部材は、上記スイツチを操作するス
イツチ操作部とこのスイツチ操作部を操作する手
動操作部とよりなり、手動操作部は、ケーシング
から外部に臨ませて配設され、スイツチ操作部は
上記基板に取り付けられて、上記手動操作部の方
向へ付勢するばねを働かせてあり、上記スイツチ
操作部と手動操作部との間に伸縮自在なシート状
のパツキンを設け、このパツキンは、ケーシング
の内面に貼着されて、ケーシングと手動操作部と
の間をシールすると共に、手動操作部をケーシン
グから突出する方向に付勢していることを特徴と
している。
本考案の加熱調理器のさらに他の態様は、上記
スイツチ操作部材が、ケーシングから外部に手動
操作部を臨ませ、且つ該手動操作部により基板上
のスイツチを操作するスイツチ操作部をスイツチ
に臨ませていると共に、上記手動操作部をケーシ
ングから突出する方向へ付勢した状態で、基板上
に設けたスペーサに取り付けられてあり、上記ス
イツチ操作部材の手動操作部とケーシングとの間
にパツキンを設け、パツキンは、手動操作部とケ
ーシングとの間をシールすると共に、手動操作部
を前記付勢力と反対方向に付勢していることを特
徴としている。
<作用> 上記構成からなる、本考案の加熱調理器におい
ては、シートスイツチに比べてスイツチングの動
作量が大きい通常のスイツチを用いているので、
動作の確認を確実に行うことができる。また、ス
イツチ操作部材の手動操作部は、スイツチを内蔵
した基板ボツクスとの間をシールするパツキンに
よつて下方から付勢されることで、上面をケーシ
ングから突出させた状態で配置されているので、
表面がフラツトなシートスイツチのように、手が
滑つて他のスイツチを押すおそれがない。また、
上記スイツチ操作部材は、パツキンによる付勢力
によつてケーシングに圧接されることで、安定に
保持されている。しかも、スイツチ操作部材と基
板ボツクスとの間は、上記パツキンによつてシー
ルされているため、ごはん等の調理物が吹きこぼ
れても、スイツチ内に侵入することがない。
本考案の他の態様によれば、スイツチ操作部材
の手動操作部が、ケーシングの内面に貼着された
シート状のパツキンによつて下方から付勢される
ことで、上面をケーシングから突出させた状態で
配置されているので、前記シートスイツチのよう
に、手が滑つて他のスイツチを押すおそれがな
い。また、上記手動操作部は、パツキンによる付
勢力によつてケーシングに圧接されることで、安
定に保持されている。しかも、上記手動操作部
と、スイツチを内蔵したケーシングとの間が、上
記パツキンによつてシールされているため、ごは
ん等の調理物が吹きこぼれても、ケーシング内に
侵入することがない。
本考案のさらに他の態様によれば、スイツチ操
作部材の手動操作部が、付勢力によつて、上面を
ケーシングから突出させた状態で、基板上に設け
たスペーサに取り付けられているので、前記シー
トスイツチのように、手が滑つて他のスイツチを
押すおそれがない。また、上記手動操作部は、パ
ツキンによる付勢力によつて、前記付勢力と反対
方向に付勢されているので、安定に保持されてい
る。しかも、上記手動操作部と、スイツチを内蔵
したケーシングとの間が、上記パツキンによつて
シールされているため、ごはん等の調理物が吹き
こぼれても、ケーシング内に侵入することがな
い。
<実施例> 以下に、本考案の加熱調理器を、その一実施例
としての電気炊飯ジヤーを示す図面を参照しつつ
説明する。
第2図に示すように、この実施例の電気炊飯ジ
ヤーは、略筒状の本体1と、この本体1の上部を
閉蓋すべく開閉自在に取り付けられた蓋体3とを
備えている。
本体1の外形を構成するケーシングは、薄い金
属板で筒状に形成された側板11と、この側板1
1の下部に嵌合された合成樹脂製の底部材12
と、上記側板11の上部に嵌合された、本体1の
肩部を構成する合成樹脂製の肩部材13とを備え
ている。肩部材13の前面には、スイツチ部C,
Cと、操作表示部5と、閉蓋状態にロツクされた
蓋体3のロツクを解除するためのプツシユボタン
6とが配置されている。
上記スイツチ部C,Cと操作表示部5とが設け
られた肩部材13の内方には、同図中に破線で示
すように、基板ボツクス2が配置されている。基
板ボツクス2内には、第1図に示すように、スイ
ツチSが搭載された基板7が、上記スイツチS
を、肩部材13の方向に向けた状態で配置されて
いる。
上記基板ボツクス2は、その底部20cが肩部
材13に沿うように配置された本体20と、この
本体20の後部開口を閉蓋する蓋体21とを備え
ている。本体20と蓋体21とは、本体20の後
部開口縁の端面に形成された溝20a内に、蓋体
21の縁部21aを挿入し、この縁部21aの外
側面に形成された係合突起21bを、溝20aの
側壁面に形成された係止孔20bに嵌合させるこ
とで、閉蓋、固定されている。また、上記溝20
aの底部には、係合突起21bの係止孔20bへ
の嵌合時に、縁部21aの先端が当接されて、本
体20と蓋体21との間をシールするOリング2
2が挿入されている。
本体20の底部20cには、上記スイツチSに
対応する位置に通孔20dが形成されており、こ
の通孔20dに、上記スイツチSを操作するため
のスイツチ操作部材4のスイツチ操作部41が摺
動自在に挿通されている。また、上記底部20c
の内面側の表面のうち、通孔20dの周囲には、
この通孔20dに挿通されたスイツチ操作部41
をガイドするためのリブ20e,20e…が突設
されている。一方、蓋体21の、スイツチSに対
応する位置には突起21cが形成されている。こ
の突起21cは、スイツチSが、スイツチ操作部
41によつてスイツチのストローク以上に過剰に
押圧された際に、下方から基板7を支承して、該
基板7が破損するのを防止している。
上記基板ボツクス2は、第4図に示すように、
蓋体21の縁部から側方に突設されたネジ受部2
1dをネジNによつて肩部材13に固定すると共
に、本体20の側面から突設された突起20f
を、側板11が係合される肩部材13の係合孔1
3bに挿入することで、肩部材13の内方に固定
されている。
スイツチ操作部材4は、上記スイツチ操作部4
1と、このスイツチ操作部41を押圧するための
手動操作部42とを備えている。
スイツチ操作部41は、前記のように、基板ボ
ツクス2の本体20の底部20cに形成された通
孔20dに、摺動自在に挿通された棒状体からな
り、その基板ボツクス2の外側の端部には、スイ
ツチ操作部42からの押圧力を受ける円板状のフ
ランジ41aを備えている。また、上記スイツチ
操作部41の、基板ボツクス2の内側の位置に
は、スイツチ操作部41の抜け止めとなる環状の
リブ41cが形成されている。
手動操作部42は、肩部材13に形成された通
孔13aに摺動自在に挿通された本体42aと、
この本体42aの底部から外方へ突設され、肩部
材13の通孔13aの縁部に、該肩部材13の内
方から当接する鍔部42bとを備えている。上記
鍔部42bは、本体42aの上面を肩部材13か
ら突出させた状態で停止させて抜け止めするため
に作用すると共に、手動操作部42と肩部材13
との間の面シールとしても作用する。上記手動操
作部42としては、全体が透明な樹脂材料からな
り、底部に操作の種類が書かれたものが好ましく
使用される。
スイツチ操作部41のフランジ41aと基板ボ
ツクス2との間には、両者をシールするための環
状のパツキンPが設けられている。また、このパ
ツキンPは、手動操作部42を、上面が肩部材1
3から突出した状態に維持するため、この手動操
作部42の下のスイツチ操作部41を上方へ付勢
する働きをも有している。
上記パツキンPは、全体がゴム等の弾性材料か
らなり、第3図a,bに示すように、中央にスイ
ツチ操作部41が挿通される通孔P3を有し、基
板ボツクス2の外面に当接する断面略コ字状の本
体P1と、この本体P1の上面に突設された、ス
イツチ操作部41のフランジ41aに当接する環
状のリブP2とを備えている。
なお、この実施例においては、操作表示部5を
挾んで両側に配置されたスイツチ部C,Cが、そ
れぞれ、4つおよび3つのスイツチSを備えてお
り、第2図および第3図aに示すように、各スイ
ツチSに対応させて、スイツチ操作部41、手動
操作部42およびパツキンPを、スイツチSと同
じ数だけ備えている。また、第3図に示すよう
に、互いに隣接するスイツチ操作部41,41
…、手動操作部42,42…およびパツキンP,
P…は、それぞれ、各スイツチS,S…を別個に
押圧し得る状態に一体成型されている。すなわ
ち、スイツチ操作部41,41…は、それぞれの
フランジ41a,41a…を繋ぐランナー41
d,41dと共に合成樹脂材料で一体成型されて
おり、各スイツチ操作部41,41…は、それぞ
れ別個に上下動して、スイツチS,S…を押圧す
ることができる。また、手動操作部42,42…
も、それぞれの手動操作部42,42…を繋ぐラ
ンナー42cと共に合成樹脂材料で一体成型され
ており、各手動操作部42,42…は、それぞれ
別個に上下動して、スイツチ操作部41,41…
を押圧することができる。パツキンP,P…は、
隣り合う本体P1,P1…が互いに癒着した形状
に形成されているが、前述したように、全体がゴ
ム等の弾性材料からなるため、スイツチ操作部4
1,41…が押圧された際に、それぞれ別個に変
形することができる。
以上のように、隣り合う複数個のスイツチ操作
部41,41…、手動操作部42,42…および
パツキンP,P…を一体成型した場合には、スイ
ツチ部Cの組み立てが容易になるという利点があ
る。
操作表示部5は、基板ボツクス2のうち、本体
20の底部20cの中央部に形成された開口20
gに、基板ボツクス2の内側から臨ませた状態で
配置された液晶表示素子50と、肩部材13の、
上記液晶表示素子50に対応する部分に設けられ
た通孔13cに嵌合された、透明な素子カバー5
1と、上記開口20gの縁部に嵌合された、環状
のパツキン52とを備えている。
素子カバー51は、上記通孔13cの縁部に、
肩部材13の内側から当接するフランジ部51a
を備えている。
パツキン52は、基板ボツクス2の内側におい
て液晶表示素子50の表面に当接し、基板ボツク
ス2の外側において素子カバー51の下面に当接
して、液晶表示素子50および基板ボツクス2の
開口20gをシールしている。
上記構造では、1つのパツキン52で、液晶表
示素子50と基板ボツクス2の開口20gの両方
を一度にシールできるので、シール構造を簡略化
できるという利点がある。また、上記パツキン5
2は、素子カバー51を肩部材13に圧接させ
て、フランジ部51aと肩部材13との面シール
を高める働きをも有している。
上記各部からなる、この実施例の電気炊飯ジヤ
ーにおいては、スイツチング時の動作量が大きい
通常のスイツチSを用いているので、シートスイ
ツチに比べて、動作の確認を確実に行うことがで
きる。
なお、スイツチSは、スイツチ操作部4が押圧
されることによつて短時間たとえば導通してON
パルスを出力する。このONパルスは、図示しな
い公知の制御回路に備えられたフリツプフロツプ
等で保持され、加熱調理器の通電状態の制御等に
利用される。さらにその後、スイツチ操作部4が
押圧されると、スイツチSは再びONパルスを発
し、そのONパルスは制御回路で次の制御に利用
される。
また、スイツチSに対応する手動操作部42
が、パツキンPによつて付勢されて、上面を肩部
材13から突出させた状態で配置されているの
で、表面がフラツトなシートスイツチのように、
手が滑つて他のスイツチを押すおそれがない。
しかも、スイツチ操作部41のフランジ41a
と、スイツチSを内蔵した基板ボツクス2との間
が、上記パツキンPによつてシールされているた
め、ごはん等の調理物が吹きこぼれても、スイツ
チ内に侵入することがない。
次に、第6図aの実施例について説明する。
図の実施例においては、スイツチ操作部材4
が、肩部材13の通孔13aに摺動自在に挿通さ
れた透明な手動操作部43と、スイツチSの搭載
された基板7に取り付けられたスイツチ操作部4
4とを備えている。
手動操作部43は、肩部材13の、上記通孔1
3aの部分に貼着された伸縮自在なシート状のパ
ツキンPの弾性力によつて、肩部材13から突出
する方向に付勢されている。また、上記手動操作
部43とケーシング13の間は、上記パツキンP
によつて通孔13aを閉塞することで、シール性
が確保されている。パツキンPとしては、全体が
透明なものや、操作の種類を表す文字等の部分が
部分的に透明になつたもの等を採用することがで
きる。
スイツチ操作部44は、上記手動操作部43
を、パツキンPの付勢力に抗して押し込むこと
で、図中白矢印で示す方向に移動して、下面に設
けられた操作片44aで、基板7上のスイツチS
を操作する筒状の本体44bを備えている。上記
スイツチ操作部44は、手動操作部43によつて
本体44bが押圧された際に撓んで、この本体4
4bを図中白矢印で示す方向に移動させることが
できるアーム44c,44cを介して、基板7に
取り付けられている。つまり、手動操作部43
は、押圧力が加わると撓み、押圧力が解除される
と元の状態に復元する復元力を有した弾性部材で
できたアーム44cと、このアーム44cに連結
された本体44bとからなる。また、上記本体4
4bの中央の通孔44dには、基板7に固定され
た、発光素子としての発光ダイオードLの頭部が
配置されており、上記通孔44dの、手動操作部
43側の部分は、発光ダイオードLからの光を手
動操作部43の全体に行き亘らせるため、すりば
ち状に形成されている。上記発光ダイオードL
は、スイツチSが短時間押圧されてスイツチSか
らパルス信号が出力されることに伴つて、点灯状
態または消灯状態に切換えられるよう、図示しな
い制御回路によつて制御されている。
上記実施例においては、発光ダイオードLの消
灯状態において、手動操作部43を、パツキンP
の付勢力に抗して押し込むと、スイツチ操作部4
4の本体44bが移動して、下面に設けられた操
作片44aでスイツチSを操作する。そうする
と、スイツチSが切り替わると共に、発光ダイオ
ードLが点灯して、その光が、パツキンPの透明
部分と、手動操作部43とを通して操作者の目に
入るので、スイツチSの動作確認をより明瞭に行
うことができる。
次に、第6図bの実施例について説明する。
図の実施例においては、スイツチ操作部材4
が、肩部材13の通孔13aに挿通された手動操
作部45と、スイツチSに対向した操作片46を
有するスイツチ操作部48とを備えている。上記
スイツチ操作部材4は、手動操作部45の側部か
ら下方へ延設された略L字状のアーム47を、基
板7に固定されたスペーサ8の係合孔83に係合
させ、且つ、このスペーサ8の突起82をアーム
47の基部に下方から当接させることで、上記手
動操作部45を通孔13aから上方へ突出する方
向に付勢した状態で、基板7上に設けたスペーサ
8に取り付けられている。
上記スイツチ操作部材4は、手動操作部45が
押圧された際に、上記アーム47の基部に下方か
ら当接した突起82を中心として、図中黒矢印で
示す方向に撓んで、スイツチ操作部48の先端の
操作片46によつて、基板7に設けられたスイツ
チSを押圧するようになつている。なお、上記ス
イツチ操作部材4は、全体が透明な材料で形成さ
れている。
スイツチ操作部材4の手動操作部45の基部に
は、肩部材13の内面に当接する、断面略U字状
の環状のパツキンPが設けられている。パツキン
Pは、手動操作部45と肩部材13との間をシー
ルすると共に、手動操作部45を前記付勢力と反
対方向に付勢して、手動操作部45を安定に保持
するために作用する。
スペーサ8には、基板7に取り付けられた発光
ダイオードLの頭部を収容する収容凹部81が形
成されている。上記収容凹部81の、手動操作部
45側の部分は、発光ダイオードLからの光を手
動操作部45の全体に行き亘らせるため、すりば
ち状に形成されている。発光ダイオードLは、先
の場合と同じく、スイツチSが短時間押圧されて
スイツチSからパルス信号が出力されることに伴
つて、点灯状態または消灯状態に交互に切換わる
よう、図示しない制御回路によつて制御されてい
る。
上記実施例においては、発光ダイオードLの消
灯状態において、スイツチ操作部材4を押し込む
と、このスイツチ操作部材4の操作片46によつ
て、スイツチSが押圧される。そうすると、スイ
ツチSからパルスが出力され、それによつて発光
ダイオードLが点灯されて、その光がスイツチ操
作部材4を通して操作者の目に入る。よつて、操
作者はスイツチ操作部材4の操作が受付けられた
ことを確認できる。
本考案の加熱調理器は上記実施例には限定され
ない。
例えば、スイツチ部Cが配置される、加熱調理
器の外形を構成するケーシングは、肩部材13に
限定されるものではなく、側板11や底部材12
等であつても良い。また、上記ケーシングは、加
熱調理器の蓋体であつても良い。
第1図の実施例では、スイツチ操作部材4の手
動操作部42とスイツチ操作部41とが別体に形
成されていたが、これらは一体に形成されていて
も良い。
操作表示部5は、設けられていなくても良い。
また、上記操作表示部5は、スイツチ操作部材4
と別の場所に配置されていても良い。
第6図bの実施例では、スイツチ操作部材4が
一体に形成されていたが、手動操作部45は、他
の部分と別体になつていても良い。
本考案の構成は、電気鍋や保温機能を有さない
電気炊飯器等、実施例で説明した電気炊飯ジヤー
以外の加熱調理器に適用することができる。
その他、本考案の要旨を変更しない範囲で種々
の設計変更を施すことができる。
<考案の効果> 本考案の加熱調理器は、以上のように構成され
ており、シートスイツチに比べてスイツチングの
動作量が大きい通常のスイツチを用いているの
で、動作の確認を確実に行うことができる。ま
た、スイツチ操作部材の手動操作部は、スイツチ
を内蔵した基板ボツクスまたはケーシングとの間
をシールするパツキン、或いは基板に取り付けら
れたスペーサによつて上方へ付勢されることで、
上面をケーシングから突出させた状態で配置され
ているので、表面がフラツトなシートスイツチの
ように、手が滑つて他のスイツチを押すおそれが
ない。また、上記スイツチ操作部材は、パツキン
による付勢力によつて、安定に保持されている。
しかも、スイツチ操作部材と基板ボツクスとの
間、またはスイツチ操作部材とケーシングとの間
は、上記パツキンによつてシールされているた
め、ごはん等の調理物が吹きこぼれても、スイツ
チ内に侵入することがない。したがつて、本考案
の加熱調理器は、操作性、耐久性に優れ、しか
も、防水性にも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の加熱調理器の一実施例として
の電気炊飯ジヤーの要部を示す拡大断面図、第2
図は上記実施例の外観を示す斜視図、第3図は上
記実施例に使用される押圧手段、スイツチ操作部
材およびパツキンの斜視図、第4図は上記実施例
における基板ボツクスの肩部材への取り付け構造
を示す拡大断面図、第5図は操作表示部の構造を
示す拡大断面図、第6図a,bはスイツチ操作部
材の変形例を示す拡大断面図である。 2……基板ボツクス、4……スイツチ操作部
材、7……基板、13……肩部材(ケーシング)、
13a……通孔、20d……通孔、41,44,
48……スイツチ操作部、42,43,45……
手動操作部、P……パツキン、S……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 加熱調理器の外形を構成するケーシングに、
    該ケーシング内に配置された基板ボツクス内の
    基板上のスイツチを操作するスイツチ操作部材
    を備え、上記スイツチ操作部材は、上記ケーシ
    ングから外部に手動操作部を臨ませ、且つ該手
    動操作部により上記基板ボツクス内のスイツチ
    を操作するスイツチ操作部を該基板ボツクス内
    に配設すると共に、上記スイツチ操作部材の手
    動操作部と基板ボツクスとの間にパツキンを設
    け、パツキンは、手動操作部と基板ボツクスと
    の間をシールすると共に、手動操作部をケーシ
    ングから突出する方向に付勢していることを特
    徴とする加熱調理器。 2 加熱調理器の外形を構成するケーシングに、
    該ケーシング内に配置された基板上のスイツチ
    を操作するスイツチ操作部材を備え、上記スイ
    ツチ操作部材は、上記スイツチを操作するスイ
    ツチ操作部とこのスイツチ操作部を操作する手
    動操作部とよりなり、手動操作部は、ケーシン
    グから外部に臨ませて配設され、スイツチ操作
    部は、復元力を有する弾力部材を備え、該弾力
    部材を介して上記基板に取付けられていて、上
    記スイツチ操作部と手動操作部との間に伸縮自
    在なシート状のパツキンを設け、このパツキン
    は、ケーシングの内面に貼着されて、ケーシン
    グと手動操作部との間をシールすると共に、手
    動操作部をケーシングから突出する方向に付勢
    していることを特徴とする加熱調理器。 3 加熱調理器の外形を構成するケーシングに、
    該ケーシング内に配置された基板上のスイツチ
    を操作するスイツチ操作部材を備え、上記スイ
    ツチ操作部材は、上記ケーシングから外部に手
    動操作部を臨ませ、且つ該手動操作部により上
    記基板上のスイツチを操作するスイツチ操作部
    をスイツチに臨ませていると共に、上記手動操
    作部をケーシングから突出する方向へ付勢した
    状態で、基板上に設けたスペーサに取付けられ
    てあり、上記スイツチ操作部材の手動操作部と
    ケーシングとの間にパツキンを設け、パツキン
    は、手動操作部とケーシングとの間をシールす
    ると共に、手動操作部を前記付勢力と反対方向
    に付勢していることを特徴とする加熱調理器。
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