JP3508706B2 - 炊飯ジャーのスイッチ操作装置 - Google Patents

炊飯ジャーのスイッチ操作装置

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JP3508706B2
JP3508706B2 JP2000228583A JP2000228583A JP3508706B2 JP 3508706 B2 JP3508706 B2 JP 3508706B2 JP 2000228583 A JP2000228583 A JP 2000228583A JP 2000228583 A JP2000228583 A JP 2000228583A JP 3508706 B2 JP3508706 B2 JP 3508706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御により炊
飯および炊飯後の保温を行なう炊飯ジャーのスイッチ操
作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の炊飯ジャーは多機能化してい
る。本来の炊飯、保温の基本的な機能に加え、例えば、
炊飯時間の予約機能、再加熱機能が付加され、炊飯メニ
ューが増加している。これに伴い、操作キーの配列と設
定メニューや操作状態の表示のために操作部は複雑で大
きなものになってきている。一方では小型化が進み操作
部を設けにくくなってきている。
【0003】本出願人は先に、図13〜図15に示すよ
うなスイッチ操作装置を提供している。このものは図1
4、図15に示すように炊飯器本体aの前部に横に広が
って設けられる操作部bを利用している。ほぼ中央部に
液晶表示部cを有し、時間や設定メニュー、その他操作
手順などをその時々に適した内容および状態にて複合表
示することで、全体としての表示構造を簡素化してい
る。また、液晶表示部cのまわりに炊飯キーd、保温キ
ーe、メニュー切換キーf、再加熱キーg、予約キー
h、時間設定キーi、分設定キーj、図示しない取り消
しキーなどを配列し、各操作部分が明確になるようにし
ている。
【0004】また、図13(a)(b)に示すように、
炊飯キーdやメニュー切換キーfなどは、操作部bの内
側に設けられる回路基板k上の炊飯スイッチmやメニュ
ー切換スイッチnなどを押動操作するように操作部bの
孔o内に設けられ、かつ、それらが炊飯スイッチmやメ
ニュー切換スイッチnを押動したときに点灯する各LE
Dpと対向していて、スイッチを押動操作したとき対応
するLEDpの点灯によって内側から照明される。これ
によって、炊飯キーdやメニュー切換キーfなどの押動
操作されたものが明確に分かるようになる。
【0005】また、炊飯キーdやメニュー切換キーfな
どと回路基板kとの間には断面ラッパ型の各スペーサq
が設けられ、炊飯キーdやメニュー切換キーfなどが設
けられる位置によって操作部bの表面の湾曲の影響で回
路基板kとの距離が一定でなくても、LEDpの光が炊
飯キーdやメニュー切換キーfなどに届くようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、炊飯キーdや
メニュー切換キーfなどの各操作キーは、それらに対応
するスペーサqとともに互いの自重によって、スイッチ
を押動しない状態に落ち着いているだけで、押動操作さ
れるとスペーサqを介して対応する炊飯スイッチmやメ
ニュー切換スイッチn等を押動操作するだけである。こ
のため、スイッチ操作にクリック感が無く、操作の有効
性を感じにくい問題がある。これを既に知られているよ
うなクリック機構を採用して対応しようとすると、構造
が複雑になって製品コストが上昇するし故障の原因にな
る上、操作ストロークが大きくなり操作に不便である。
また、図13(b)に示すような操作部bの端寄りのた
めスペースに余裕のないような位置には適用しにくい
し、あえて適用するとジャー本体が大型化してしまう。
【0007】また、スペーサqはLEDpが設けられて
いる回路基板kに密着する保証はなく、ときとして光漏
れして操作キーが明るく照明されず、操作の有効性が分
からない不安をさらに高めるし、繰り返し操作などによ
る誤操作に繋がりかねない問題がある。
【0008】また、操作部bの孔oでの炊飯キーdやメ
ニュー切換キーfとの間のシールが十分でなく、湿気や
水滴が内部に侵入して、これが回路基板kまわりの高温
空気に触れて蒸発し操作キーの内面を曇らせ、内側から
の照明を見にくくして操作不安を高める原因にもなる。
【0009】一方、操作部の孔と操作キーとの間をシー
ル部材でシールすることが行なわれているが、上記のよ
うな問題を十分に解決したものは未だ提案されていな
い。
【0010】本発明の主たる目的は、シール確保のため
のシール部材を巧みに利用して、特に構造が複雑化する
ことなく、小さな操作ストロークでのクリック感を得
て、操作不安が解消されかつ小型化できる、炊飯ジャー
のスイッチ操作装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の炊飯ジャーのスイッチ操作装置
は、電気的な操作を行なう操作部と、操作部の透孔に嵌
め合されて操作部の内側に配されるスイッチを押動操作
する操作キーと、操作キーと操作部との間をシールする
シール部材と、を備え、シール部材は、操作キーへの取
り付け部と操作部への取り付け部との間に、操作キーへ
の取り付け部の外まわりに操作キーの押動方向側へU字
状に窪んだU字状部を有し、このU字状部の前記押動操
作方向側に少なくとも操作キーの押動操作ストローク分
の遊び空間を設け、スイッチを搭載した回路基板と操作
キーとの間に、少なくとも操作キーの押動操作ストロー
ク分の隙間を残して位置するスペーサを設け、このスペ
ーサは回路基板側の前記スイッチの操作に対応して点灯
する光源を囲う側の開口と、操作キーのシール部材にお
けるU字状部の内側領域に対応する開口とを備え、操作
キーは透明または半透明であることを主たる特徴として
いる。
【0012】このような構成では、操作部の透孔と操作
キーとの間が双方にまたがり双方に取り付けられたシー
ル部材によりシールされるので、操作部の内側に湿気や
水滴が浸入するようなことを防止することができ、外部
の湿気や水滴が操作部の内側に設けられる回路基板に達
するようなことはもちろん、回路基板近傍の高温空気に
触れて蒸気化され操作キーの内側を曇らせ内側からの照
明が見にくくなるようなこと、および操作の反応がわか
りにくく不安を招くようなことを回避することができ
る。また、操作キーはシール部材の弾性復元力によって
ばねなど特別な部材なしにでも所定の通常位置に保持さ
れ、押動操作されると、シール部材を操作キーおよび操
作部への取り付け部双方の間において、操作キーへの取
り付け側を内側に押し込みながら既定の押動ストローク
点でスイッチの押動操作を完了することができる。
【0013】また、操作キーは前記一定のストロークの
押動操作において、シール部材の操作キーへの取り付け
部の外まわりにあるU字状部の操作キー側をその押動操
作方向側の遊び空間を利用して下方に反転させたときの
反転感触によってはっきりしたクリック感を受けるの
で、常に安定した操作ストロークとクリック感とでユー
ザーにスイッチ操作の有効性の実感と安心を与えること
ができる。また、上記のような反転は小さなU字状部の
小さなストロークの押動操作によって特別な部材なしに
得られるので、スイッチ操作装置は簡単かつ小型なもの
となり小さな設置スペースにも容易に組み込める。
に、操作キーとこれが押動操作するスイッチを搭載して
いる回路基板との間に隙間があっても、スペーサによる
囲いによって光源からの光を操作キーに導くことがで
き、操作キーが透明または半透明であることにより前記
光の照明を受けて外部からは明るく光って見え、操作の
状態を外部に明確に表示し視認されやすくすることがで
き、操作キーに着色や文字などの表示がある場合にそれ
らによる表示効果を高めることができる。
【0014】また、上記に加え、シール部材の内側に当
てがわれてシール部材を操作部との間に挟み付けるシー
ル押え、をさらに備え、このシール押えが前記U字状部
の押動操作方向側に操作キーの押動操作ストローク分の
遊び空間を形成している構成では、シール部材はシール
押えによる操作部との挟み付け作用によって、確固な一
体物にユニット化されて取扱いやすくなるし、どのよう
にシールするにもシール効果が向上する。また、シール
押えによってシール部材のU字上部を反転させてスイッ
チを押動操作するのに必要なストロークを確保しておく
ので、前記ユニット化によって各種の回路基板構成体と
組み合わせ使用する場合でも、上記特徴ある機能が損な
われるようなことはない。
【0015】スペーサが、操作キーの押動操作に連動し
て光源からの光が回路基板側でリークしない位置に移動
するようにされていると、操作キーの押動操作ストロー
クが一定していることに関連して、操作キーによるスイ
ッチの押動操作の終了時点でスペーサを光源まわりの回
路基板上に無理なく確実に当接させて光源の光がまわり
に漏れないようにすることができ、光源からの光による
操作キーの照明効果が低下するようなことが解消する。
【0016】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発
明の各特徴は可能な限りにおいて、それ単独で、あるい
は種々な組合せで複合して用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
炊飯ジャーのスイッチ操作装置につき、図1〜図5を参
照しながら幾つかの例とともに説明し、本発明の理解に
供する。
【0018】本実施の形態は誘導加熱方式の炊飯ジャー
におけるスイッチの操作装置の場合の一例である。しか
し、本発明はこれに限られることはなく、炊飯ジャーの
加熱方式、炊飯方式、保温方式、動作モード、具体的構
造などの違いを特に問うものでなく、それら炊飯や保
温、各種機能を遂行するのにスイッチが操作され電子制
御される炊飯ジャー全般に適用して有効であり、いずれ
も本発明の範疇に属する。
【0019】本実施の形態の炊飯ジャーは、図10に示
すように、合成樹脂製の外装ケース1と内装ケース2と
で構成された器体3を有し、器体3内に内鍋4を収容し
て内装ケース2の外面まわりに配したワークコイル5か
らの電磁誘導によって発熱させ、炊飯や保温を行なうよ
うにしている。一方、炊飯中内鍋4内を所定の加圧状態
に保つのに、器体3の内鍋出し入れ口6を樹脂製の器体
蓋7により閉じるのに併せ、器体蓋7の内側に設けた金
属製の内蓋8を内鍋4の開口9に押し当てて閉じ、内蓋
8および器体蓋7を貫通する図示しない蒸気抜通路の調
圧弁にて、内鍋4内で発生する蒸気を外部に放出しなが
ら内鍋4内を所定の加圧状態に置くよう前記蒸気の放出
を制限するようにしている。炊飯や保温を効果的に行な
うためにヒータ11など他の加熱源も必要に応じ設けら
れる。
【0020】器体3の外装ケース1には、上記のような
炊飯や保温など炊飯ジャーの機能遂行のために各種の電
気的な操作を行ない、また、各種設定状態や動作状態な
どを表示する操作部12が設けられている。操作部12
は図1、図2に示すようにその透孔13に嵌め合されて
操作部の内側に配される図1、図10に示すようなスイ
ッチ14などを押動操作する操作キー15〜18など
と、これら操作キー15〜18などと操作部12との間
をシールするシール部材21と、を備えている。シール
部材21は、操作キー15〜18などへの取り付け部2
1aと操作部12への取り付け部21bとの間に、操作
キー15〜18などへの取り付け部21aの外まわりに
沿って操作キー15〜18などの図1に矢印で示す押動
方向A側へU字状に窪んだU字状部21cを有し、この
U字状部21cのA方向側に操作キー15〜18などの
押動操作ストローク分の遊び空間Sを設けてある。
【0021】このように、操作部12の透孔13と操作
キー15〜18などとの間が双方にまたがり双方に取り
付けられたシール部材21により図1に示すように封止
されシールされるので、操作部12の内側に湿気や水滴
が浸入するようなことを防止することができ、外部の湿
気や水滴が操作部12のA方向側に設けられてスイッチ
14などを搭載している回路基板22に達するようなこ
とはもちろん、回路基板22近傍の高温空気に触れて蒸
気化され操作キー15〜18などの内側を曇らせ内側か
らの照明が見にくくなるようなこと、および操作の反応
がわかりにくくユーザが不安を招くようなことを回避す
ることができる。
【0022】操作キー15〜18などはシール部材21
の弾性復元力によってばねなど特別な部材なしにでも所
定の通常位置に保持され、押動操作されると、シール部
材21を操作キー15〜18および操作部12への取り
付け部21a、21bの双方間において、操作キー15
〜18などへの取り付け部21a側を内側に押し込みな
がら既定の押動ストローク点でスイッチ14などの押動
操作を完了することができる。いいかえると、そのよう
に設計し動作されるようにすることが確実に行なえる。
【0023】特に、操作キー15〜18などは前記一定
のストロークの押動操作において、シール部材21の操
作キー15〜18などへの取り付け部21aの外まわり
にあるU字状部21cの操作キー15〜18などの側を
そのA方向側の遊び空間Sを利用して下方に反転させた
ときの反転感触によってはっきりしたクリック感を受
け、常に安定した操作ストロークとクリック感とでユー
ザーにスイッチ操作の有効性の実感と安心を与えること
ができる。上記のような反転は小さなU字状部21cの
小さなストロークの押動操作によって特別な部材なしに
得られるので、スイッチ操作装置は簡単かつ小型なもの
となり小さな設置スペースにも容易に組み込める。
【0024】本実施の形態では、また、シール部材21
の内側に当てがわれてシール部材21を図1に示すよう
に操作部12との間に挟み付けるシール押え23を備
え、このシール押え23が前記U字状部21cのA方向
側に少なくとも操作キー15〜18などの押動操作スト
ロークを確保する分の遊び空間Sを形成している。
【0025】これによりシール部材21は、シール押え
23による操作部12との間の挟み付け作用によって、
確固な一体物にユニット化されて取扱いやすくなるし、
どのようにシールするにもシール効果が向上する。ま
た、シール押え23によってシール部材21のU字状部
21cを反転させてスイッチ14などを押動操作するの
に必要なストロークを前記遊び空間Sにて確保しておく
ので、前記ユニット化によって各種の回路基板22やそ
の他構成体と組み合わせて使用する場合でも、上記特徴
ある機能が損なわれるようなことはない。
【0026】シール押え23がシール部材21を介し操
作部12に溶着されている。これによってシール押え2
3はシール部材21の外側に押し当て溶着されるだけ
で、つまり、操作部12との直接の取り付け構造を省略
して、シール押え機能を発揮するのと同時にシール部材
21を含む操作部12との一体化を強固にすることがで
きる。しかし、シール押え23は操作部12に直接取り
付けるようにもできる。
【0027】シール部材21は弾性およびシール性に富
む例えばシリコンゴムなどよりなり4つの操作キー15
〜18とその図2に示すような配列に対応して、図4
(a)〜(c)に示すような平面形態をなした基板21
eを有し、U字状部21cの取り付け部21b側が形成
している図1、図4(a)に示すような開口21dに操
作キー15〜18などの基部15a〜18aを嵌め合せ
て位置決めし、双方を接着剤25などにより一体化して
いる。これら基部15a〜18aは操作キー15〜18
の少なくとも相対向し合う2箇所以上でまわりに張りだ
し、操作部12の透孔13にある下向きの段差部13a
に係合することにより、シール部材21の復元力などに
よる外方への押し戻し位置が規制されている。しかし、
段差部13aの内周面と開口21dの内周面とは面一に
なっているので、基部15a〜18aが段差部13aか
ら内側に外れるほど操作キー15〜18が押動操作され
ても、操作キー15〜18は基部15a〜18aを開口
21dおよびU字状部21cの内周に案内されて段差部
13a内に引っ掛かりなく戻されるので、操作キー15
〜18などが押動操作後途中引っ掛かって元に戻らず次
の操作に支障を来すようなことが解消される。
【0028】このようなシール部材21に対しシール押
え23は弾性がないか低い合成樹脂よりなり、図5
(a)(b)に示すようにシール部材21に対応する平
面形態をなした基板23bを有し、図1、図4、図5に
符号26を付して操作部12への溶着部を示しているよ
うに、シール押え23のシール部材21を介した操作部
12への溶着をスポット的に行なっており、図に示すよ
うな7箇所での溶着にて十分な一体化強度、およびシー
ル性が確保できた。もっとも、連続または不連続なシー
ム状に溶着することもできる。溶着は熱溶着や超音波溶
着でよくシール押え側から行なってシール部材21との
間はもとより、シール部材21と操作部12との間にも
及ぶようにすることができ、操作部12の表面に溶着に
よる熱変色や変質、変形が発生しないようにできる。も
っとも、操作部12の表面に不透明なシールフィルムを
貼るなどして溶着部を隠せるような場合は操作部12の
表面側からの溶着を行なうこともでき、双方の側から行
えば溶着効果を高め短時間に十分な溶着が行えるように
なる。シール押え23は基板23bのシール部材21と
対向する側にシール部材21の前記U字状部21cが嵌
り込む開口23aを有し、その内側に前記遊び空間Sを
形成するすボックス部23dを形成している。
【0029】本実施の形態では、また、スイッチ14を
搭載した回路基板22と操作キー15〜18などとの間
に、少なくとも操作キー15〜18などの押動操作スト
ローク分の隙間Mを残して位置する樹脂などからなるス
ペーサ31が設けられている。スペーサ31は回路基板
22側の前記スイッチ14などの操作に対応して点灯す
る回路基板22上の光源32を囲う側の開口31aと、
操作キー15〜18などのシール部材21におけるU字
状部21cの内側領域に対応し前記ボックス部23dの
底部開口23cを通じて臨む開口31bとを備え、操作
キーは透明または半透明としてある。
【0030】これにより、操作キー15〜18などとこ
れが押動操作するスイッチ14などを搭載している回路
基板22との間にどのような隙間があっても、スペーサ
31による囲いによって光源32からの光を操作キー1
5〜18などに導くことができ、操作キー15〜18な
どが透明または半透明であることにより前記光の照明を
受けて外部から明るく光って見え、操作の状態を外部に
明確に表示し視認されやすくすることができる。この場
合、操作キー15〜18に着色や文字などの表示がある
場合、それらによる表示効果を高めることができる。つ
まり、図2に示すように、例えば互いに関連する、ある
いは等価な、複数の操作キー15〜18を同じ形で一連
に配列して、互いに関連し合い、あるいは等価なもので
あることをユーザに直感させながら、色、あるいは文字
や記号などの、少なくとも1つまたは複数の組み合わせ
による表示の違いによって、操作キー15〜18などの
存在に個性を持たせて、操作やその確認が混乱なくなさ
れるようにすることができる。なお、光源32はLED
としてあるが特に種類は問わない。
【0031】操作キー15〜18などの外面や内面を梨
地とし、あるいは乳白色や乱反射フィルムを貼り合せて
乱反射面にしたり、操作キー15〜18など自体を乳白
色部材としたりすれば、前記照明光の乱反射により操作
キー15〜18などの全体にほぼ均一に照明が及ぶ。も
っとも、シール部材21がシリコンゴムなどで操作キー
15〜18などに対応する部分が乳白色状態であると、
操作キー15〜18などの側は単なる透明体であって
も、照明光はシール部材21を透過する際に拡散するの
で、操作キー15〜18などの全体がほぼ均一に照明さ
れるようにすることができる。
【0032】上記のような照明効果を高めるのに本実施
の形態では、スペーサ31は、操作キー15〜18など
の押動操作に連動して光源32からの光が回路基板22
側でリークしない位置に移動するようにされている。こ
のようにすると、操作キー15〜18などに必要な押動
操作ストロークがそれぞれで一定していることに関連し
て、操作キー15〜18などによるスイッチ14などの
押動操作の終了時点でスペー31を光源32まわりの回
路基板22上に無理なく確実に当接させて光源32の光
がまわりに漏れないようにすることができ、光源32か
らの光による操作キー15〜18などの照明効果が低下
するようなことが解消する。
【0033】スペーサ31が操作キー15〜18などの
押動操作に連動させるため本実施の形態では、各操作キ
ー15〜18などに対応した数だけのスペーサ31を、
図1、図6〜図8に示す合成樹脂製の液晶表示部カバー
35に一体形成してあり、液晶表示部カバー35に同じ
く一体成形されたスイッチ操作腕36の途中に一体成形
され、スイッチ操作腕36の弾性を利用してスペーサ3
1が対応する操作キー15〜18などの押動操作および
押動操作解除に直接従動する状態で連動し、スイッチ操
作腕36がスペーサ31を介して操作キー15〜18な
どの押動操作および押動操作解除に連動するようにして
いる。この連動のため、各スペーサ31は各操作キー1
5〜18などの配列位置に対応しており、操作キー15
〜18などによるスイッチ14などの押動操作に連動し
て回路基板22に押し付けられて前記光漏れ防止機能を
発揮し、スイッチ操作腕36はスペーサ31が押し下げ
られるのに伴い一体に下動して先端のスイッチ操作部3
6aにて対応するスイッチ14などを押動操作する。
【0034】ここに、必要数のスペーサ31、液晶表示
部カバー35、および必要数のスイッチ操作腕36は互
いに一体成形されている。本実施の形態ではさらに図2
に示す他の操作キー41〜44も図6に示すように液晶
表示部カバー35に一体成形されている。これによっ
て、必要部品点数および組立て工数が大幅に削減され
る。特に、操作キー15〜18などの押動操作は前記の
ように対応するスペーサ31およびスイッチ操作腕36
へと順次に伝わるが、スペーサ31がスイッチ操作腕3
6の途中に位置していることにより、スイッチ操作腕3
6へのスペーサ31を介した押動操作のストロークに対
し、スイッチ操作腕36のスイッチ14などに対する押
動操作のストロークが拡大するようになるので、操作キ
ー15〜18などによるスイッチ14などを押動操作す
るために必要なストロークを低減することができ、スイ
ッチ装置のさらなる小型化ができる。また、スペーサ3
1が必要ストローク以上に押動操作されても、スイッチ
操作腕36の弾性変形によって吸収され、スイッチ1
4、スペーサ31、およびスイッチ操作腕36のいずれ
も損傷するようなことはなく、過剰な操作にも十分に対
応することができるし、逆に過剰気味に押動操作されて
スイッチ14などを、成形や組立て誤差、経時的な寸法
変化などの影響なく常に確実に押動操作できるようにな
る。
【0035】各スペーサ31は図6、図7に示すよう
に、光源32側の開口31aは光源32を容易に受入れ
られる最小限の大きさにするとともに、操作キー15〜
18などの側の開口31bは前記シール部材21のU字
状部21cの内側に嵌り、その反転動作を妨げないのを
限度とした最大限の大きさを持ったラッパ形状としてあ
る。これにより、光源32からの光をもっともロスなく
操作キー15〜18などのほぼ全域に及ぼすことがで
き、操作キー15〜18などを平面方向に大きな広がり
を持ったものとするのに好適である。
【0036】操作部12は器体3に一体に設けられるこ
ともできるが、本実施の形態では図9、図10に示すよ
うに、炊飯ジャー本体である器体3の例えば外装ケース
1に対し着脱されるパネル部材51によって形成してい
る。これにより、操作部12をスイッチ操作装置とのユ
ニット部品として単独に効率よく組立て製作することが
でき、異なる種類の炊飯ジャーに共用するのに好適であ
る。
【0037】図11に示すスイッチ操作装置の例では、
段差部13aの内周がU字状部21cを持ったシール部
材21の内周面よりも小さく互いに面一になっていない
が、段差部13aの内周面が操作キー15〜18などの
基部15a〜18aの外周よりも十分に大きく、双方間
に大きな遊びS1を有していることによって、押動操作
された操作キー15〜18などが復動する際に段差部1
3aに引っ掛からないようにしている。特に、操作キー
15〜18などの中心線から左側はシール部材21との
一体化が前記の例で示した接着剤25によっているが、
右側はシール部材21に設けたうち向きに開口する環状
溝52を操作キー15〜18などの連結フランジ53に
嵌め合せて双方を一体に組み合わせた例を示してある。
この双方の嵌め合せ部の嵌め合せ深さや密着力によって
は双方間に十分なシール性と脱落防止効果が得られる
が、不安であれば接着や溶着を行ってもよい。
【0038】図12に示す例では、シール部材21の取
り付け部21b自体が操作部12の段差部13aに嵌め
合せて取り付けられ、操作キー15〜18などが押動操
作後復動するのに段差部13aに全く引っ掛からないよ
うにしながら、操作キー15〜18などをシール部材2
1を介して段差部13aにより位置決めできるようにし
ている。操作キー15〜18などの中心線から左側はシ
ール部材21との一体化が図11の例の左側部分で示し
た接着剤25によっているが、右側は操作キー15〜1
8などの基部15a〜18aの外周に設けた段差部61
にシール部材21に設けた環状の開口縁62を嵌め合せ
て接着剤25により接着して一体化し、段差部61と開
口縁62とによって操作キー15〜18などをシール部
材21に対し位置決めできるようにしている。また、操
作キー15〜18などはその下面に光を拡散させる拡散
シート63を貼り合せて均一な照明を受けるようにして
ある。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、上記の説明で明らかな
ように、操作部の透孔と操作キーとの間が双方にまたが
り双方に取り付けられたシール部材によりシールされる
ので、操作部の内側に湿気や水滴が浸入するようなこと
を防止することができ、外部の湿気や水滴が操作部の内
側に設けられる回路基板に達するようなことはもちろ
ん、回路基板近傍の高温空気に触れて蒸気化され操作キ
ーの内側を曇らせ内側からの照明が見にくくなるような
こと、および操作の反応がわかりにくく不安を招くよう
なことを回避することができる。また、操作キーはシー
ル部材の弾性復元力によってばねなど特別な部材なしに
でも所定の通常位置に保持され、押動操作されると、シ
ール部材を操作キーおよび操作部への取り付け部双方の
間において、操作キーへの取り付け側を内側に押し込み
ながら既定の押動ストローク点でスイッチの押動操作を
完了することができる。
【0040】また、操作キーは前記一定のストロークの
押動操作において、シール部材の操作キーへの取り付け
部の外まわりにあるU字状部の操作キー側をその押動操
作方向側の遊び空間を利用して下方に反転させたときの
反転感触によってはっきりしたクリック感を受けるの
で、常に安定した操作ストロークとクリック感とでユー
ザーにスイッチ操作の有効性の実感と安心を与えること
ができる。また、上記のような反転は小さなU字状部の
小さなストロークの押動操作によって特別な部材なしに
得られるので、スイッチ操作装置は簡単かつ小型なもの
となり小さな設置スペースにも容易に組み込める。
に、操作キーとこれが押動操作するスイッチを搭載して
いる回路基板との間に隙間があっても、スペーサによる
囲いによって光源からの光を操作キーに導くことがで
き、操作キーが透明または半透明であることにより前記
光の照明を受けて外部からは明るく光って見え、操作の
状態を外部に明確に表示し視認されやすくすることがで
き、操作キーに着色や文字などの 表示がある場合にそれ
らによる表示効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る炊飯ジャーのスイッ
チ操作装置の1つの例の要部を示す断面図である。
【図2】図1の装置を持った炊飯ジャーの操作部を示す
平面図である。
【図3】図2の操作部の下面図である。
【図4】図1の操作装置のシール部材を示し、その
(a)は平面図、その(b)は側面図、その(c)は下
面図である。
【図5】図1の装置のシール押えを示し、その(a)は
平面図、その(b)は下面図である。
【図6】図3の操作部のスペーサとの関係を示した平面
図である。
【図7】図6のスペーサの1つを示し、その(a)は平
面図、その(b)は断面図である。
【図8】図7のスペーサを方向を変えて示し、その
(a)は断面図、その(b)は側面図である。
【図9】図2、図3、図6の操作部を器体に装着した状
態を示す平面図である。
【図10】図1〜図8に示す操作部を持った炊飯ジャー
の要部の断面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る別の例を示す要部
の断面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る他の例を示す要部
の断面図である。
【図13】従来の炊飯ジャーのスイッチ操作装置を示
し、その(a)は操作部の中央寄りのスイッチ操作装置
の断面図、その(b)は端寄りのスイッチ操作装置の断
面図である。
【図14】図13のスイッチ操作装置を操作部に持った
炊飯ジャーの要部の断面図である。
【図15】図14の操作部の平面図である。
【符号の説明】
1 外装ケース 3 器体 12 操作部 13 透孔 14 スイッチ 15〜18 操作キー 21 シール部材 21a、21b 取り付け部 21c U字状部 22 回路基板 23 シール押え 26 溶着部 31 スペーサ 32 光源 S 遊び空間 M 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103 H01H 13/02 H01H 13/06 H01H 13/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的な操作を行なう操作部と、操作部
    の透孔に嵌め合されて操作部の内側に配されるスイッチ
    を押動操作する操作キーと、操作キーと操作部との間を
    シールするシール部材と、を備え、 シール部材は、操作キーへの取り付け部と操作部への取
    り付け部との間に、操作キーへの取り付け部の外まわり
    に操作キーの押動方向側へU字状に窪んだU字状部を有
    し、このU字状部の前記押動操作方向側に少なくとも操
    作キーの押動操作ストローク分の遊び空間を設け、スイ
    ッチを搭載した回路基板と操作キーとの間に、少なくと
    も操作キーの押動操作ストローク分の隙間を残して位置
    するスペーサを設け、このスペーサは回路基板側の前記
    スイッチの操作に対応して点灯する光源を囲う側の開口
    と、操作キーのシール部材におけるU字状部の内側領域
    に対応する開口とを備え、操作キーは透明または半透明
    であることを特徴とする炊飯ジャーのスイッチ操作装
    置。
  2. 【請求項2】 電気的な操作を行なう操作部と、操作部
    の透孔に嵌め合されて操作部の内側に配されるスイッチ
    を押動操作する操作キーと、操作キーと操作部との間を
    シールするシール部材と、シール部材の内側に当てがわ
    れてシール部材を操作部との間に挟み付けるシール押え
    と、を備え、 シール部材は、操作キーへの取り付け部と操作部への取
    り付け部との間に、操作キーへの取り付け部の外まわり
    に操作キーの押動方向側へU字状に窪んだU字状部を有
    し、シール押えは前記U字状部の前記押動操作方向側に
    少なくとも操作キーの押動操作ストローク分の遊び空間
    を形成し、スイッチを搭載した回路基板と操作キーとの
    間に、少なくとも操作キーの押動操作ストローク分の隙
    間を残して位置するスペーサを設け、このスペーサは回
    路基板側の前記スイッチの操作に対応して点灯する光源
    を囲う側の開口と、操作キーのシール部材におけるU字
    状部の内側領域に対応する開口とを備え、操作キーは透
    明または半透明であることを特徴とする炊飯ジャーのス
    イッチ操作装置。
  3. 【請求項3】 スペーサは、操作キーの押動操作に連動
    して光源からの光が回路基板側でリークしない位置に移
    動する請求項1、2のいずれか1項に記載の炊飯ジャー
    のスイッチ操作装置。
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