JP5218622B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP5218622B2
JP5218622B2 JP2011238346A JP2011238346A JP5218622B2 JP 5218622 B2 JP5218622 B2 JP 5218622B2 JP 2011238346 A JP2011238346 A JP 2011238346A JP 2011238346 A JP2011238346 A JP 2011238346A JP 5218622 B2 JP5218622 B2 JP 5218622B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
top plate
unit
light guide
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011238346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012049144A (ja
Inventor
隆二 永田
周史 佐藤
恵子 磯田
剛士 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011238346A priority Critical patent/JP5218622B2/ja
Publication of JP2012049144A publication Critical patent/JP2012049144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5218622B2 publication Critical patent/JP5218622B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
誘導加熱を応用した誘導加熱調理器は、高効率、安全、清潔など、多くの特長を有し、テーブルやシステムキッチンのキャビネットに埋め込むビルトイン型の誘導加熱調理器として普及している。普及が進むなかで、調理器としての機能が高度化する一方で操作が複雑化してきている。そこで、操作する箇所を容易に判別できるように光で誘導するなどの操作しやすい機能をもった機器が望まれている。また、ビルトイン型の誘導加熱調理器において、キャビネット上のトッププレート上面の高さをできるだけ低くし、キッチンと一体感をだすデザインとし、かつ誘導加熱調理器の実使用において、使用頻度の高いスイッチ部を、本体のトッププレートに配置する形態を要望する声は年々高くなってきている。
従来、この種の光で操作を認識させる操作スイッチとしては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがあった。
図8は、特許文献1に記載された従来の操作スイッチを示すものである。図8に示すように、一方の面に検出素子1と発光素子2とが設けられるプリント配線基板3と、プリント配線基板3の検出素子1と発光素子2とが設けられた領域上に位置するように配設されるケース本体4と、ケース本体4内に移動可能に取り付けられると共に検出素子1に検出される被検出部5が設けられる可動部材6と、可動部材6をプリント配線基板3から離間する方向に付勢する付勢部材7と、可動部材6に直接又は間接的に取り付けられるカバー部材8と、一端が上記発光素子2の近傍に位置するように上記ケース本体内に固定され発光素子2で発光された光をカバー部材8側へ導光する導光部材9とを備え、検出素子1が「可動部材6が押圧されてスイッチ装置がオン状態であること」を判断すると、プリント配線基板3に形成されている制御回路により、発光素子2を所定の色に発光させるように制御される。発光素子2より発光された光は、導光部材9の一端から入り込み、上端に導かれる。上端に到達した光は、導光部材9の上端面に施された拡散部材10によりカバー部材の表面を均一に発光させ、オン状態であることを示す構成となっている。
特開2005−85506号公報
しかしながら、誘導加熱調理器において、キッチンのキャビネットに組み込んだタイプで、キャビネット上からトッププレート上面の高さをできるだけ低くし、実使用において使用頻度の高いスイッチ部をトッププレート手前部に配置しようとした場合、キャビネット上面に重なる位置のトッププレート下面との間にスイッチ部を構成する必要があり、すなわちスイッチ部の構成を薄型化する必要があるが、前記従来のスイッチ構成では、導光部と発光部および操作部、検知部が上下方向に積み上げられた構成であったため、薄型化し、キャビネット上からトッププレート上面の高さをできるだけ低くし、実使用において使用頻度の高いスイッチ部をトッププレート手前部でキャビネット上面に重なる位置のトッププレート下面との間に配置し、操作する箇所を容易に判別できるように光で誘導する操作しやすいスイッチ部を構成することが困難であるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、操作する箇所を容易に判別できるように光で誘導し、かつキャビネット上からトッププレート上面の高さをできるだけ低くし、実使用において使用頻度の高いスイッチ部をトッププレート手前部に配置することで、誰にでも簡単に操作ができる使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、
本体外郭筐体の内部に設けられ、誘導加熱コイルを有する誘導加熱手段と、
前記誘導加熱手段の上方に設けられ、被加熱物が載置されるとともに光透過性を有するトッププレートと、
前記トッププレートに設けられ、静電容量式のタッチ検知部を用いて構成された操作部と、を具備する誘導加熱調理器であって、
前記操作部は、
使用者の操作をうながす図柄表示を非光透過性の導電膜で形成した導電表示部と、
前記導電表示部の下方から光を照射する導光板と、
前記導光板に光を入射する発光部と、を備え、
前記導光板の一端が、前記導電表示部からみて前記本体外郭筐体の内方側に配置した発光部まで延びた形状とするとともに、
前記トッププレートの上面もしくは、前記トッププレート裏面で前記導電表示部との間に、前記導電表示部を隠蔽する前記導電表示部より濃い色からなる隠蔽印刷膜を形成し、前記隠蔽印刷膜は、前記発光部の発光時、前記導光板により導光した光により、前記トッププレート裏面の前記導電表示部を浮き上がらせる光透過性を有するとともに、前記発光部の非発光時には前記導電表示部が隠蔽されるとしたものである。
これによって、キャビネット上面に重なる位置のトッププレート下面の間には、導電膜で形成した導電表示部と、導電表示部を光って浮かび上がらせる導光板が配置され、薄型化することができる。また、加熱部から離れた位置で操作でき、加熱中でも手を触れて操作する導電表示部で表示されたトッププレート上面の操作部の温度が高くならず、安全に使用できる。また、導光板により光が導光され、絵柄、図柄などの表示を抜き文字で非光透過性の導電膜で形成した導電表示部を光で浮かび上がらせ、操作を使用者に効果的に認識させる。また、静電容量式のタッチ検知方式であるため、構造物を可動させて操作検知する方式に比べ耐久性に優れている。
本発明の誘導加熱調理器は、前記従来の課題を解決するもので、操作する箇所を容易に判別できるように光で誘導し、かつキャビネット上からトッププレート上面の高さをできるだけ低くし、実使用において使用頻度の高いスイッチ部をトッププレート手前に配置することで、加熱部から離れた位置で安全に、誰にでも簡単に操作ができ、使い勝手が良く、耐久性に優れる。
本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の全体構成概略図 本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の操作部要部断面図 本発明の第1の実施の形態におけるキャビネットに組み込んだ誘導加熱調理器のキャビネットと本体外郭外郭筐体の組み込み状態図 本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の加熱部と表示部と操作部の位置関係図 本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の表示部と操作部を構成するユニットの拡大図 本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器のトップユニットへの表示部と操作部を構成するユニットの取り付け図 本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の操作動作状態図 従来の操作スイッチの構成概略図
本願発明は、
本体外郭筐体の内部に設けられ、誘導加熱コイルを有する誘導加熱手段と、
前記誘導加熱手段の上方に設けられ、被加熱物が載置されるとともに光透過性を有するトッププレートと、
前記トッププレートに設けられ、静電容量式のタッチ検知部を用いて構成された操作部と、を具備する誘導加熱調理器であって、
前記操作部は、
使用者の操作をうながす図柄表示を非光透過性の導電膜で形成した導電表示部と、
前記導電表示部の下方から光を照射する導光板と、
前記導光板に光を入射する発光部と、を備え、
前記導光板の一端が、前記導電表示部からみて前記本体外郭筐体の内方側に配置した発光部まで延びた形状とするとともに、
前記トッププレートの上面もしくは、前記トッププレート裏面で導電表示部との間に、前記導電表示部を隠蔽する前記導電表示部より濃い色からなる隠蔽印刷膜を形成し、前記隠蔽印刷膜は、前記発光部の発光時、前記導光板により導光した光により、前記トッププレート裏面の前記導電表示部を浮き上がらせる光透過性を有するとともに、前記発光部の非発光時には前記導電表示部が隠蔽されるとしたものである。
これにより、上下方向への構造的な積み重ねがなく、薄型化することができる。また、導光板により光が導光され、非光透過性の導電膜で形成した導電表示部の操作をうながす図柄表示を光で浮かび上がらせ、操作を使用者に効果的に認識させ、操作する箇所を容易に判別でき、操作性を向上することができる。また、静電容量式のタッチ検知方式であるため、可動機構がなく、構造物を可動させて操作検知する方式に比べ耐久性を向上することができる。
さらに、光透過性を有するトッププレートの上面もしくは、前記トッププレート裏面で導電表示部との間に、前記導電表示部を隠蔽する前記導電表示部より濃い色からなる隠蔽印刷膜を形成し、前記隠蔽印刷膜は、発光部の発光時、導光板により導光した光により、前記トッププレート裏面の前記導電表示部を浮き上がらせる光透過性有するものとすることにより、操作する表示部が隠蔽されたり、光透過されることで、使用者が操作を容易に識別することができ、操作性を向上することができる。
また、本体を組み込むキャビネットの開口内に入る本体外郭筐体外周面から外周へ突出し、少なくとも一部分がキャビネット上面に重なる位置に配してなるフレーム部を設け、トッププレート裏面の導電表示部の少なくとも一部と前記導電表示部直下に設けた導光板の少なくとも一部が前記フレーム部上面に重なる位置とし、発光部および接点端子と制御回路部をキャビネットの開口内に入った本体外郭筐体内に設け、前記導光板の一端が前記発光部まで延びた形状とすることにより、キャビネット上面のフレーム部に構成される部材が、トッププレートと導光板で、薄型に構成できるとともに、トッププレート裏面の導電表示部がキャビネット上面の箇所まで設けることができ、加熱部から離れた位置で操作でき、加熱中でも手を触れて操作する導電表示部で表示されたトッププレート上面の操作部の温度が高くならず、安全に使用できる。キャビネット上からトッププレート上面の高さをできるだけ低くし、実使用において使用頻度の高いスイッチ部をトッププレート前方の手が届きやすい位置に配置することができ、使い勝手を向上することができる。
また、キャビネットの開口内に入った本体外郭筐体内で下方に曲げた導光板の一端部に発光部を配した構成とすることにより、発光部を下方に設けることで、加熱時の発光部への熱影響を低減することができる。
また、導電表示部直下の対向する導光板の下面に拡散部を形成することにより、拡散部で光を拡散させ光ムラを低減し、表示を明確に浮き出させ、視認性を向上することができる。
また、フレーム部をアース接続し、導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示の直下の対向する前記フレーム部に導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示の投影形状よりも外周方向へ大なる開口部を設けることにより、フレーム部の静電容量変化の検知に対する影響を低減し、使用者が操作した際の表面接触による静電容量変化を安定して検出することができ、検知性能を向上することができる。
また、導光板の下面に白色の樹脂もしくは塗装鋼板で形成する反射板を設けることにより、導光を効果的に上方へ反射することができ、表示を明確に浮き出させ、視認性を向上することができる。
また、導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示1表示につき導光板と発光部をそれぞれ1つ配し、各導光板間を遮光部材により区分けする構成とすることにより、導光を区分することができ、各表示を操作に必要な箇所のみ発光表示することができ、操作を使用者へよりわかりやすく視認させることができる。
また、加熱手段を、左右前方2箇所と中央奥1箇所に設け、各加熱手段に相対する前方部に各加熱手段の操作を行う操作部を設け、中央の操作部は、左右の操作部に比べて、製品向かって奥側に配することにより、各加熱手段の操作部の位置を使用者へよりわかりやすく視認させることができる。
また、トッププレート裏面にトッププレート保持部を設け、導光板および、発光部と制御回路部と接点端子部すべてを保持するホルダーを設け、前記ホルダーを前記トッププレート保持部に係止する構成とすることにより、導電表示部と導光部および発光部の位置を精度よく固定できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の全体構成概略図を示すものである。図2は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の操作部要部断面図を示すものである。図3は、本発明の第1の実施の形態におけるキャビネットに組み込んだ誘導加熱調理器のキャビネットと本体外郭外郭筐体の組み込み状態図を示すものである。図4は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の加熱部と表示部と操作部の位置関係図を示すものである。図5は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の表示部と操作部を構成するユニットの拡大図を示すものである。図6は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器のトップユニットへの表示部と操作部を構成するユニットの取り付け図を示すものである。図7は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の操作動作状態図を示すものである。
図1に示すように、キャビネット11には、本体を組み込む開口穴12が設けてある。キャビネット11の上面に開口穴12を覆う広さの結晶化ガラスで形成した光透過性を有
するトッププレート13を配している。図2に示すように、トッププレート13裏面の外周部にトッププレートを下から保持するトッププレート保持部14をシリコン接着材により接着し、さらに、トッププレートの外周上部から側方部そしてトッププレート保持部下面の外周端部を抱え込む断面がコの字状のトップフレーム15をシリコン接着材により接着し、トッププレートの外周を保護している。トップフレームは、ステンレス鋼板やホーロー鋼板のような金属の薄板よりなり、引っ掻き等に対して十分な強度を有している。また、フレーム部も溶融亜鉛めっき鋼板の薄板により形成され、キャビネット11に本体外郭筐体を宙吊りするに耐えうる強度を有している。
また、図3に示すように、キャビネット11の開口穴12内に、本体外郭筐体16が収まっており、本体外郭筐体16外周面から外周へ突出した四辺のフレーム部17がキャビネット11上面に重なる位置に形成されており、キャビネット11の開口穴12内に収まった本体外郭筐体16を支持している。また、フレーム部17はアースに接続されている。
図1に示すように、トップフレームの内側のトッププレート下面で、キャビネット11の開口穴内に収まった本体外郭筐体16内の左右前方に、トッププレート13上面に置いた鍋を誘導加熱する右加熱コイル18と左加熱コイル19を設け、さらに中央奥に1口の電熱線を用いたラジェントヒーター20を設けている。そしてさらに、右加熱コイル18と左加熱コイル19とラジェントヒーター20の直上方のトッププレート13に加熱部を表す略円形模様を印刷し、使用者へ鍋を置く位置を容易に認識できるようにしている。
図4に示すように、トッププレート13内の右加熱コイル18の前方に右加熱コイル18に対応する動作状態を表す右表示部21とさらにその右表示部21の前方に右操作部22を設けている。また、同様に左加熱コイル19の前方に左加熱コイル19に対応する動作状態を表す左表示部23とさらにその左表示部23の前方に左操作部24を設けている。また、同様にラジェントヒーター20の前方にラジェントヒーター20に対応する動作状態を表す中央表示部25とさらにその中央表示部の前方に中央操作部26を設けている。ここで、中央操作部は、左右操作部に比べて、製品向かって奥側に配している。中央操作部は、左右操作部に比べて、製品向かって奥側に配することにより、各加熱手段の操作部の位置を使用者へよりわかりやすく視認させることができる。
図2に示すように、本体上面に配した光透過性を有するトッププレート裏面に操作をうながす図柄表示27加熱切/入、アップダウンなどを非光透過性の導電膜28で形成した導電表示部29を印刷している。トッププレート裏面で導電表示部との間には、導電表示部を隠蔽する導電表示部より濃い黒色からなる隠蔽印刷膜30を印刷して焼成している。
一つの操作をうながす図柄表示たとえば加熱アップ「△」の直下に加熱アップ「△」の投影形状よりも外周方向へ大きな導光板31を設けている。一つの操作をうながす図柄表示たとえばこの加熱アップ「△」の直下の導光板の下面には凹凸形状により形成した拡散部32を設けている。さらに拡散部を形成した導光板の下面に、白色の樹脂で形成した反射板33を配している。
またさらに、一つの操作をうながす図柄表示たとえばこの加熱アップ「△」の直下の対向するアース接続されたフレーム部に、図柄表示加熱アップ「△」の投影形状よりも外周方向へ大なる開口部34を設けている。
ここで、トッププレート裏面の導電表示部の図柄表示と直下に設けた導光板の少なくとも一部がフレーム部上面に重なる位置に配している。
キャビネット11の開口内に入った本体外郭筐体16内の導光板31やフレーム部17より下方にLEDで構成した発光部35を設け、そして導光板31をキャビネット11の開口内に入った本体外郭筐体16内で下方に曲げ、導光板31の一端面が発光部35まで延びた形状としている。
また、特に図5に示すように、一つの操作をうながす図柄表示1表示につき導光板と発光部をそれぞれ1つ配し、各導光板間たとえば、加熱アップ「△」とダウン「▽」のそれぞれ直下に別々に配された導光板間には白色に着色した樹脂材料で形成した遮光部材36を配して区分けしている。
図2に示すように、キャビネット11の開口内に入った本体外郭筐体16内の導光板31および発光部35やフレーム部17より下方に設けた制御回路部37に発光部35がリード線接続されている。
一つの操作をうながす導電膜28で形成された図柄表示27、たとえば、加熱アップ「△」の一部を、キャビネット11の開口内に入った本体外郭筐体16内の上方まで、導電膜28で延長し、その部分に銅の板材で形成した接点端子38を当接させる。ここで接点端子38は発光や導光の妨げにならないように発光部35と導光板31の外方すなわち本体外郭筐体16内の内方に配され、制御回路部37に接続されている。そして、制御回路部37には、図柄表示27に対向するトッププレート13表面の操作を検知するマイコンによる静電容量式のタッチ検知部を有している。
また、接点端子38がトッププレート13の裏面の導電膜28に押し付けられる状態で取り付けられている。接点端子38は、弾力性を持つ形状をもって金属の薄板で構成し、常時トッププレート13の導電膜28に接触しているようにし、取り付けの位置が決まるように樹脂のパーツホルダー39に固定されている。
さらに、図6に示すように、導光板31、反射板33、遮光部材36、および、発光部35と制御回路部37と接点端子38すべてを保持するホルダー40を本体外郭筐体16内に位置するように設け、このホルダー40をトッププレート保持部14にねじにより係止する構成としている。
また、トッププレート13下方の本体外郭筐体16内には鍋を誘導加熱する右加熱コイル18と左加熱コイル19とリード線により接続され、通電制御するインバータ回路、およびラジェントヒーターとリード線により接続され、加熱する通電制御回路を有するメイン回路部41を本体内に設けている。またさらに、制御回路部37とメイン回路部41はリード線により接続され、命令信号のやりとりができるようになっている。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。加熱コイルは、メイン回路部41のインバータ回路から電流の供給を受けて磁界を発生させ、被加熱物である調理物の入った鍋に渦電流を発生し、発熱させて調理を行うことができる。また、ラジェントヒーター20はメイン回路部41の通電制御回路より電流を供給され発熱する。この加熱を制御回路部37が制御しており、マイコンによる静電容量式のタッチ検知部有するこの制御回路部37が使用者の操作タッチによる命令を各回路へ伝え、コントロールしている。
そして使用者がタッチすると、表面接触による静電容量変化を制御回路部37で検出してその信号をマイコンで処理し動作する構成である。そしてパーツホルダー内の接点端子38近傍に設けた表示部のLEDを点滅及び点灯して使用者に知らせる。また、フレーム部17をアース接続し、導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示の直下の対向するフ
レーム部17に導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示27の投影形状よりも外周方向へ大なる開口部を設けていることで、フレーム部17の静電容量変化の検知に対する影響を低減することができる。
図7に示すように、まず電源が入っていない状態では、トッププレート13裏面の導電表示部との間に、導電表示部を隠蔽する導電表示部より濃い黒色からなる隠蔽印刷膜30を印刷して焼成しているため、黒い印刷が使用者から見えている。
電源が入った状態で、加熱「入」の直下に配された導光板31に、対応する発光部35が発光し、光が導光され、遮光部材36により他への光もれがなく、光が拡散部32の凹凸により、一様になり、また、反射板33により光を上方へ反射させ、非光透過性の導電膜28で形成した導電表示部29の操作をうながす左右中央の操作部の図柄表示加熱「入」が光で浮かび上がり、その「入」をタッチすれば加熱が行うことができることを使用者に効果的に認識させる。
右操作部の「入」をタッチすると、表面接触による静電容量変化を制御回路部37で検出してその信号をマイコンで処理し、右操作部22のみ「入」を光らせていた発光部35は消灯し、かわりに「切」「△(アップ)」「▽(ダウン)」に対応する発光部35が発光し、表示を浮かび上がらせ、インバータ回路部より右加熱コイル18に電流が供給され、鍋の誘導加熱がはじまる。また同時に、右表示部にLED発光により加熱が行われている加熱コイルが、右の加熱コイルであることを使用者に効果的に認識させる。また、次に操作できる内容が、「切」「△(アップ)」「▽(ダウン)」のみであることを使用者に効果的に認識させる。
また、キャビネット11上面のフレーム部17に構成される部材が、トッププレート13と導光板31で、薄型に構成できるとともに、トッププレート13裏面の導電表示部29がキャビネット11上面の箇所まで設けることができ、加熱部から離れた位置で操作でき、加熱しても、温度勾配により、加熱中でも手を触れて操作する導電表示部で表示されたトッププレート上面の操作部の温度が高くなることを低減できる。また、発光部を下方に設けることで、加熱時の発光部への熱影響を低減することができる。
以上のように本実施の形態においては、本体上面に配した光透過性を有するトッププレートと、トッププレート裏面に操作をうながす図柄表示を非光透過性の導電膜で形成した導電表示部と、一つの操作をうながす図柄表示に対して少なくとも一つ配された導電表示部直下に設けた導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示の投影形状よりも外周方向へ大なる導光板と、導光板外周に設けた遮光部材と、導光板の側方端面部に配した発光部と、導光板および発光部より下方に配した発光部が接続された制御回路部と、導電表示部の端部もしくは導電表示部の一部を導電膜で延長した部分に当接し発光部と導光板の外方に配した導電性の材料からなる前記制御回路部に接続された接点端子と、制御回路部に設けた静電容量式のタッチ検知部とで構成された操作部とすることにより、発光部と接点端子が導光板より側方へ配され、上下方向への構造的な積み重ねがなく、薄型化することができる。また、導光板により光が導光され、非光透過性の導電膜で形成した導電表示部の操作をうながす図柄表示を光で浮かび上がらせ、操作を使用者に効果的に認識させ、操作する箇所を容易に判別でき、操作性を向上することができる。また、静電容量式のタッチ検知方式であるため、可動機構がなく、構造物を可動させて操作検知する方式に比べ耐久性を向上することができる。
また、光透過性を有するトッププレートの上面もしくは、トッププレート裏面で導電表示部との間に、導電表示部を隠蔽する導電表示部より濃い色からなる隠蔽印刷膜を形成し、前記隠蔽印刷膜は、発光部の発光時、導光板により導光した光により、トッププレート
裏面の導電表示部を浮き上がらせる光透過性有するものとすることにより、操作する表示部が隠蔽されたり、光透過されることで、使用者が操作を容易に識別することができ、操作性を向上することができる。
また、本体を組み込むキャビネット11の開口内に入る本体外郭筐体外周面から外周へ突出し、少なくとも一部分がキャビネット11上面に重なる位置に配してなるフレーム部を設け、トッププレート裏面の導電表示部の少なくとも一部と導電表示部直下に設けた導光板の少なくとも一部がフレーム部上面に重なる位置とし、発光部および接点端子と制御回路部をキャビネット11の開口内に入った本体外郭筐体内に設け、前記導光板の一端が発光部まで延びた形状とすることにより、キャビネット11上面のフレーム部に構成される部材が、トッププレートと導光板で、薄型に構成できるとともに、トッププレート裏面の導電表示部がキャビネット11上面の箇所まで設けることができ、加熱部から離れた位置で操作でき、加熱中でも手を触れて操作する導電表示部で表示されたトッププレート上面の操作部の温度が高くならず、安全に使用できる。キャビネット11上からトッププレート上面の高さをできるだけ低くし、実使用において使用頻度の高いスイッチ部をトッププレート前方の手が届きやすい位置に配置することができ、使い勝手を向上することができる。
また、キャビネット11の開口内に入った本体外郭筐体内で下方に曲げた導光板の一端部に発光部を配した構成とすることにより、発光部を下方に設けることで、加熱時の発光部への熱影響を低減することができる。
またさらに、導電表示部直下の対向する導光板の下面に拡散部を形成することにより、拡散部で光を拡散させ光ムラを低減し、表示を明確に浮き出させ、視認性を向上することができる。
また、フレーム部をアース接続し、導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示の直下の対向するフレーム部に導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示の投影形状よりも外周方向へ大なる開口部を設けることにより、フレーム部の静電容量変化の検知に対する影響を低減し、使用者が操作した際の表面接触による静電容量変化を安定して検出することができ、検知性能を向上することができる。
また、導光板の下面に白色の樹脂もしくは塗装鋼板で形成する反射板を設けることにより、導光を効果的に上方へ反射することができ、表示を明確に浮き出させ、視認性を向上することができる。
また、導電表示部の一つの操作をうながす図柄表示1表示につき導光板と発光部をそれぞれ1つ配し、各導光板間を遮光部材により区分けする構成とすることにより、導光を区分することができ、各表示を操作に必要な箇所のみ発光表示することができ、操作を使用者へよりわかりやすく視認させることができる。
またさらに、加熱手段を、左右前方2箇所と中央奥1箇所に設け、各加熱手段に相対する前方部に各加熱手段の操作を行う操作部を設け、中央の操作部は、左右の操作部に比べて、製品向かって奥側に配することにより、各加熱手段の操作部の位置を使用者へよりわかりやすく視認させることができる。
また、トッププレート裏面にトッププレート保持部を設け、導光板および、発光部と制御回路部と接点端子部すべてを保持するホルダーを設け、ホルダーをトッププレート保持部に係止する構成とすることにより、導電表示部と導光部および発光部の位置を精度よく固定できる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、操作する箇所を容易に判別できるように光で誘導し、かつキャビネット上からトッププレート上面の高さをできるだけ低くし、実使用において使用頻度の高いスイッチ部をトッププレート手前に配置することで、加熱部から離れた位置で安全に、誰にでも簡単に操作ができて使い勝手が良く、また耐久性に優れているため、据え置き型、卓上型の加熱調理器および、組み込み型、据え置き型のガス調理器などの用途にも適用できる。
11 キャビネット
12 開口穴
13 トッププレート
14 トッププレート保持部
15 トップフレーム
16 本体外郭筐体
17 フレーム部
18 右加熱コイル
19 左加熱コイル
20 ラジェントヒーター
21 右表示部
22 右操作部
23 左表示部
24 左操作部
25 中央表示部
26 中央操作部
27 図柄表示
28 導電膜
29 導電表示部
30 隠蔽印刷膜
31 導光板
32 拡散部
33 反射板
34 開口部
35 発光部
36 遮光部材
37 制御回路部
38 接点端子
39 パーツホルダー
40 ホルダー
41 メイン回路部

Claims (1)

  1. 本体外郭筐体の内部に設けられ、誘導加熱コイルを有する誘導加熱手段と、
    前記誘導加熱手段の上方に設けられ、被加熱物が載置されるとともに光透過性を有するトッププレートと、
    前記トッププレートに設けられ、静電容量式のタッチ検知部を用いて構成された操作部と、を具備する誘導加熱調理器であって、
    前記操作部は、
    使用者の操作をうながす図柄表示を非光透過性の導電膜で形成した導電表示部と、
    前記導電表示部の下方から光を照射する導光板と、
    前記導光板に光を入射する発光部と、を備え、
    前記導光板の一端が、前記導電表示部からみて前記本体外郭筐体の内方側に配置した発光部まで延びた形状とするとともに、
    前記トッププレートの上面もしくは、前記トッププレート裏面で前記導電表示部との間に、前記導電表示部を隠蔽する前記導電表示部より濃い色からなる隠蔽印刷膜を形成し、前記隠蔽印刷膜は、前記発光部の発光時、前記導光板により導光した光により、前記トッププレート裏面の前記導電表示部を浮き上がらせる光透過性を有するとともに、前記発光部の非発光時には前記導電表示部が隠蔽されるとした誘導加熱調理器。
JP2011238346A 2011-10-31 2011-10-31 誘導加熱調理器 Active JP5218622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011238346A JP5218622B2 (ja) 2011-10-31 2011-10-31 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011238346A JP5218622B2 (ja) 2011-10-31 2011-10-31 誘導加熱調理器

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006270399A Division JP4893208B2 (ja) 2006-10-02 2006-10-02 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012049144A JP2012049144A (ja) 2012-03-08
JP5218622B2 true JP5218622B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=45903726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011238346A Active JP5218622B2 (ja) 2011-10-31 2011-10-31 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5218622B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6417140B2 (ja) * 2014-07-18 2018-10-31 株式会社ハーマン コンロ
JP6342736B2 (ja) * 2014-07-18 2018-06-13 株式会社ハーマン コンロ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58144383U (ja) * 1982-03-23 1983-09-29 株式会社小糸製作所 表示装置
JPS58169697U (ja) * 1982-05-07 1983-11-12 株式会社東芝 誘導加熱装置
JP2002365628A (ja) * 2001-06-04 2002-12-18 Sony Corp 液晶表示装置
JP3885637B2 (ja) * 2002-04-02 2007-02-21 松下電器産業株式会社 加熱調理器
JP2004212796A (ja) * 2003-01-07 2004-07-29 Alps Electric Co Ltd 状態情報表示方法、状態情報表示手段およびタッチパネル装置
JP4064317B2 (ja) * 2003-07-16 2008-03-19 株式会社東芝 誘導加熱調理器
JP4449682B2 (ja) * 2004-10-04 2010-04-14 パナソニック株式会社 加熱調理器
JP2006125645A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nippon Electric Glass Co Ltd 調理器用トッププレート
JP4921704B2 (ja) * 2004-11-12 2012-04-25 株式会社東芝 誘導加熱調理器
JP4444129B2 (ja) * 2005-01-21 2010-03-31 パナソニック株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012049144A (ja) 2012-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4893208B2 (ja) 誘導加熱調理器
EP2048780B1 (en) Capacitive touch switch and domestic appliance provided with such switch
JP5604430B2 (ja) 操作装置及びその操作装置を用いた加熱調理器
JP5148606B2 (ja) 加熱調理器
JP4251140B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5218622B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5218623B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5246319B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5523232B2 (ja) 加熱調理器
WO2009122465A1 (ja) 誘導加熱調理器
JP4251155B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP6384215B2 (ja) 電気炊飯器
EP3522680B1 (en) User interface for a domestic appliance
JP5231951B2 (ja) 加熱調理器
JP5228573B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2011129254A (ja) 調理器
JP7149865B2 (ja) 加熱調理器
KR102452574B1 (ko) 전기 레인지의 상판 구조
JP2013054907A (ja) 誘導加熱調理器
JP5693756B2 (ja) 加熱調理器
JP5214411B2 (ja) 加熱調理器
JP2020128842A (ja) 加熱調理器
JP5405256B2 (ja) 加熱調理器
JP5218598B2 (ja) 加熱調理器
JP2014044823A (ja) 誘導加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5218622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3