JP2011129254A - 調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般家庭用の電化機器で確実な操作入力が可能となる、信頼性の高い操作スイッチを備えた調理器を提供する。
【解決手段】キースイッチ11a〜11c毎に設けた異なる複数の波長の光を照射する発光素子55a〜55cと、波長選択手段56と、指53で反射されたこの複数の波長の反射光を受光する単一の受光素子57と、この受光素子57の検出した光電流を電圧に変換するI−V変換手段58と、このI−V変換手段58の出力する各波長毎の受光量に比例した電圧を記憶する記憶手段59と、この記憶手段59の出力より、前記複数の波長の反射光の受光量比を演算してキー操作の有無を判別する。
【選択図】図1
【解決手段】キースイッチ11a〜11c毎に設けた異なる複数の波長の光を照射する発光素子55a〜55cと、波長選択手段56と、指53で反射されたこの複数の波長の反射光を受光する単一の受光素子57と、この受光素子57の検出した光電流を電圧に変換するI−V変換手段58と、このI−V変換手段58の出力する各波長毎の受光量に比例した電圧を記憶する記憶手段59と、この記憶手段59の出力より、前記複数の波長の反射光の受光量比を演算してキー操作の有無を判別する。
【選択図】図1
Description
本発明は、調理器の操作スイッチ装置に関するものである。
従来、給湯器、洗濯機、クッキングヒータなどの家庭用電化機器には、これらの機器を操作するための操作スイッチが、防滴機能を有するパネルに集中して取り付けられていた(例えば、特許文献1参照)。
また、機械的作動部分を必要せず、操作感が軽快で、機密性をより高くした静電容量式や光学式の調理器も知られている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。また、タクトスイッチと呼ばれる4mm以下の極小の反転可動接点を有するスイッチ部品も知られている(例えば、特許文献4参照)。
図6(a)は上記特許文献2に記載された従来の加熱調理器の本体斜視図であり、図6(b)は操作部の断面図である。
図6において、誘導加熱式の調理部2,3を、プレート1上において使用者が調理を行う手前側左右に配置し、ヒータ加熱式の調理部4を中央奥側に配置する。これらの加熱調理部2,3及び4に対応する操作・表示部5,6及び7を加熱調理部2,3及び4の手前側に設けて、その接触部5a,6a及び7aをプレート22の表面側から使用者が接触することにより、プレート22の下方に配置された静電容量式のスイッチ9が操作可能となるように構成する。
操作スイッチ8は、操作回路基板8上に銅泊で形成された平面状電極9a(図示せず)と、この平面状電極9aの周囲を取り囲むシールド用電極9b(図示せず。操作スイッチ9の接触範囲を確定するために設けられ、アースされている)とから構成されている。
操作手段が存在する位置に対応する強化ガラス製のプレートの表面に直接、スイッチ機能を配することができると共に、操作子、操作釦などの突起物が無い平面状にすることができ、清掃などがより容易となるものである。
しかしながら、前記従来の調理器の構成では、防水フィルムを一体成型した操作パネルや、抵抗被膜方式のタッチパネルでは、フィルム材料の耐熱温度の制限から、調理中に高温(炒め物時は最高350℃)となった鍋を直置きすることはできない。
静電容量式のスイッチでは、プレート上に調味液や水が大量にこぼされた場合にも、操作入力ありと誤って受け付けるという課題を有していた。光学式のスイッチでは、人指以外の反射物体、例えば、布巾や紙といったものが、キースイッチ操作面に誤って置かれた
場合にも、操作入力ありと誤って受け付けるという課題を有していた。
場合にも、操作入力ありと誤って受け付けるという課題を有していた。
また、静電容量式や光学式の操作スイッチでは、スイッチを構成する機構部品や回路部品で、操作面の下方の空間が占有され(埋まってしまい)、冷却や本体内空間の利用効率(ロースタのサイズ等)の面でも課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、省スペースで確実な操作入力が可能な操作スイッチを有した調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の調理器は、調理器の外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた光透過性を有するトッププレートと、前記トッププレート上に設けた調理容器を裁置して加熱する少なくとも一つの加熱部と、前記トッププレートの下方の本体内に前記加熱部に対向して設けた加熱手段と、前記加熱手段に対応して設けた加熱調理を行うための条件を入力する操作部と、前記操作部への入力操作を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号により前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記操作部は操作をうながす図柄表示を前記トッププレート下前方より投影する可視光発光手段とし、前記検知手段は一つの操作をうながす図柄表示に対して少なくとも一つ配された赤外光発光手段及び赤外光検知手段とし、図柄表示の投影部と前記可視光発光手段と、前記赤外光発光手段及び赤外光検知手段との間に導光板を設けたものである。本体前面の内部より前記導光板を介して、前記トッププレートの操作部の下面へ、操作スイッチの図柄を投影する可視光と、操作検出用の赤外光を合わせて照射し、使用者の指で反射された赤外光を再び導光板を介して受光し、使用者が指で操作したことを検出する。
これによって、トッププレート操作部下方に、スイッチの機構部品や回路部品を設置する必要が無くなり、冷却構成や部品配置の自由度が増す、省スペースな操作機構となるとともに、製造工程の簡素化が可能な操作機構となる。
また、本発明の調理器は、一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過すると、可視光発光手段の発光強度を強くする、あるいは、発光面積を広げる制御をするものである。これによって、操作を受け付けたことを、より分かりやすくする調理器となる。
また、本発明の調理器は、一つの入力操作が検知されると、第二の可視光発光手段を発光させて、発光色を変化させるものである。これによって、操作を受け付けたことを、より分かりやすく表示する調理器となる。
本発明の調理器は、操作スイッチを構成する機構部品や回路部品で、操作面の下方の空間が占有されることがなく、冷却や本体内部の空間レイアウトの自由度が向上する。省スペースで確実な操作入力が可能な操作スイッチを有した調理器を提供することができる。
第1の発明は調理器の外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた光透過性を有するトッププレートと、前記トッププレート上に設けた調理容器を裁置して加熱する少なくとも一つの加熱部と、前記トッププレートの下方の本体内に前記加熱部に対向して設けた加熱手段と、前記加熱手段に対応して設けた加熱調理を行うための条件を入力する操作部と、前記操作部への入力操作を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号により前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記操作部は操作をうながす図柄表示を前記トッププレート下前方より投影する可視光発光手段とし、前記検知手段は一つの操作をうながす図柄表示に対して少なくとも一つ配された赤外光発光手段及び赤外光検知手段とし、図柄表示の投影部と前記可視光発光手段と、前記赤外光発光手段及び赤外光検知手段との間に導光板を設け、導光板を通してトッププレートの操作部の下面へ、操作スイッチの図柄を投影する可視光と、操作検出用の赤外光を合わせて照射し、使用者の指で反射された赤外光を再び導光板を介して受光し、操作の有無を検出するものである。
これにより、冷却構成や部品配置の自由度が増す、省スペースな操作機構となるとともに、製造工程の簡素化が可能な操作機構とすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の可視光発光手段を、一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過すると、可視光発光手段の発光強度を強くする制御とするものである。これにより、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる、信頼性の高い操作スイッチを備えた調理器とすることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の可視光発光手段を、一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過すると、可視光発光手段の発光面積を広げる制御とするものである。これにより、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる、信頼性の高い操作スイッチを備えた調理器とすることができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の可視光発光手段に加えて、第二の可視光発光手段を設け、一つの入力操作が検知されると、第二の可視光発光手段を発光させて、発光色を変化させるものである。これにより、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる、信頼性の高い操作スイッチを備えた調理器とすることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の第二の可視光発光手段を、発光してから所定の時間を経過すると、発光強度を強くする制御とするものである。これにより、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる、信頼性の高い操作スイッチを備えた調理器とすることができる。
第6の発明は、特に、第4の発明の第二の可視光発光素子を、発光してから所定の時間を経過すると、第二の可視光発光素子の可視光発光素子の発光面積を広げる制御とするものである。これにより、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる、信頼性の高い操作スイッチを備えた調理器とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における調理器の平面図、図2(a)は同調理器の操作部内の導光板を示す要部断面図、図2(b)は同調理器の操作部の要部断面図、図3は同調理器の操作部のブロック図である。
図1は本発明の第1の実施の形態における調理器の平面図、図2(a)は同調理器の操作部内の導光板を示す要部断面図、図2(b)は同調理器の操作部の要部断面図、図3は同調理器の操作部のブロック図である。
図1、図2において、被加熱物を載置する透光性の耐熱強化ガラス製のトッププレート10上には、キースイッチ操作面11、14と、加熱電力量及びタイマー時間の表示する表示部12、15と、被加熱物の加熱領域13、16を有している。
キースイッチ操作面11には調理器の制御内容を示す絵柄(アイコン)がキースイッチ11a〜11f、14a〜14f(「入/切」,加熱電力量アップ「△」,ダウン「▽」等)として、調理シーンに応じて必要なキースイッチのみが投影表示される。使用者はこの投影表示されたキースイッチ11a〜11f、14a〜14fの中の一つの絵柄を指20で触れることで調理器を操作するものである。
一つの操作をうながす絵柄表示、たとえば加熱アップ「△」は、その直下に加熱アップ「△」の絵柄を上面に印刷した導光板17aを配置しており、操作基板15上に設けた可視光発光素子18aより、導光板17aへ可視光を透過させることで、トッププレート10下面に、加熱アップ「△」の絵柄を投影させ、使用者はトッププレート10上面より、この投影された絵柄を見て、操作スイッチ11a(左側の加熱アップ「△」)と認識して操作する。
なお、導光板17a〜17n、可視光発光素子18a〜18n、赤外光発光素子21a〜21n、赤外光受光素子22a〜22nは、各々キースイッチ11a〜11f、14a〜14fに対応して設けてある。また、導光板17a〜17nの上面、絵柄を印刷した投影部以外には、遮光部材をコーティングして、キースイッチ間での可視光の漏洩及び赤外光のクロストーク(誤受信)を防止している。
また、導光板17a〜17n、可視光発光素子18a〜18n、赤外光発光素子21a〜21n、赤外光受光素子22a〜22nと操作回路基板23すべてを保持するホルダー24を、本体外郭筐体内に、上下方向へ数mmの可動幅を持たせるように弾性力を持った支持具で取り付ける。これにより、静電容量式のスイッチのように電極や接点がなくせるので、耐久性・信頼性が向上すると共に、設計時や製造時、メンテナンス時におけるトッププレート10との細かな位置合わせを不要としている。
さらに、操作回路基板23上には、可視光発光素子18a〜18nと、複数の波長の赤外光(0.7μm〜2.5μmの波長域で2波長)を照射する赤外光発光素子21a〜21nと、波長選択手段26と、指20で反射されたこの複数の波長の反射赤外光を受光する赤外光受光手段22a〜22nと、この赤外光受光手段22a〜22nの検出した光電流を電圧に変換するI−V変換手段27a〜27nと、このI−V変換手段27a〜27nの出力する各キースイッチの波長毎の受光量に比例した電圧(E1a〜E1n、E2a〜E2n)を記憶する記憶手段28と、この記憶手段28の出力より、前記複数の波長の反射赤外光の受光量比(E1a/E2a・・・E1f/E2n)を演算してキースイッチ11a〜11f、14a〜14fの操作の有無を判別する判別手段29と、キー入力が許可されているモードでのみ、可視光発光素子18a〜18nと赤外光発光素子21a〜21nを定電流駆動する駆動手段30a〜30nが実装してある。
次に、調理器としての全体の操作を説明する。使用者は誘導加熱が可能である鍋に調理物を入れ、加熱領域16(リング絵柄で示された領域)に置く。電源コンセントを商用電源に挿入して電源スイッチを入れると、主制御回路40(図示せず)からキー入力許可信号及び駆動用電圧が供給され、左右操作面の「入/切」スイッチ11a、14aの絵柄を投影して、操作可能な状態であることが認識できる。
右操作面の「入/切」スイッチ14aをタッチすると、「△(アップ)」スイッチ11c、「▽(ダウン)」スイッチ11dの絵柄も投影され、次に操作できる内容が、「入/
切」「△」「▽」スイッチ」「△」「▽」のみであることを使用者に効果的に認識させる。続いて、右表示部15の加熱量バー表示が発光し、インバータ回路部より右加熱コイルに高周波電流が供給され、鍋の誘導加熱がはじまる。
切」「△」「▽」スイッチ」「△」「▽」のみであることを使用者に効果的に認識させる。続いて、右表示部15の加熱量バー表示が発光し、インバータ回路部より右加熱コイルに高周波電流が供給され、鍋の誘導加熱がはじまる。
加熱調理中に加熱電力を下げる時は、「▽」スイッチ11dを、加熱量バー表示が所望の本数になるまで、繰り返しタッチする。調理が終わって、再度、「入/切」スイッチ11aをタッチすると、加熱動作を停止する。
以上のように、本実施の形態では、筐体前方のトッププレート10下方に、導光板17と、可視光発光手段18と、赤外光発光手段21、赤外光検知手段22を設け、導光板17を通してトッププレート10の操作部下面へ、操作スイッチ11、14の図柄を投影する可視光と、操作検出用の赤外光を合わせて照射し、使用者の指で反射された赤外光を再び導光板17を介して受光し、操作の有無を検出することにより、操作スイッチを構成する機構部品や回路部品で、操作面の下方の空間が占有されることがなく、冷却や本体内部の空間レイアウトの自由度が向上する。省スペースで確実な操作入力が可能な操作スイッチを有した調理器を提供することができる。
なお、静電容量式のスイッチの場合は、金、銀などの導電性金属を含む印刷塗料などを用い、トッププレートの表面と、裏面に電極を印刷し、さらに、裏面電極には、導電性弾性体(リン青銅やベリリュウム銅で成形された)が圧接され電気的に導通する構成となっており、導電性弾性体の直下部に操作基板回路を実装する必要があるために、上下方向への構造的な積み重ねがあり、加熱コイルへの冷却風を通す自由度に欠けていた。
本実施の形態では、導光板をL字形状にすることで、操作回路基板を操作面直下部ではなく、本体筐体の前面壁近くへ配置することが可能となるため、冷却設計への自由度が格段に向上する。また、光学式で非接触とすることも可能なので、導電性弾性体とトッププレート裏面の導電性電極との位置ズレを考慮する必要もなくなる。
なお、導光体17の屈折率をトッププレート10と等しくして(屈折率=1.541)、境界面での反射を減らすことで、指20からの反射赤外光は安定して、導光体61の受光側放物面形状により赤外光受光素子22に導かれるため、受光量が安定し、プレート10を介しても確実な操作入力が可能となる。
また、発光素子21から波長(0.7〜2.5μm)の異なる2種類の光を照射し、その反射光の受光量の比を演算するため、外乱光や、発光素子の経時変化等に対して、影響が少なくなり、信頼性の高い操作入力装置とすることができる。
また、本実施の形態の調理器では、光学式のため作動力不要(指を近づけるだけで、触れることなく、スイッチ操作することも可能)で、デザイン面でも差別化ができ、動作寿命が半永久的で、防塵・防水構造が可能という特徴を持ち、複数の波長による反射光の受光量の比を演算するため、操作部の汚れに対しても強く、信頼性の高いものである。
また、波長選択手段26、記憶手段28、判別手段29は、ROM、RAM、I/O、A/Dをワンチップに集積した小ピン数で安価なマイクロコンピュータで実現しても良い。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における調理器の操作回路のブロック図である。なお、上記第1の実施の形態における調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における調理器の操作回路のブロック図である。なお、上記第1の実施の形態における調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図4において、可視光発光素子18a〜18nを定電流駆動する第一の駆動手段41a〜41n、赤外光発光素子21a〜21nを定電流駆動する第二の駆動手段42a〜42n、一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過するまでカウントするタイマー手段43a〜43nを設けてある。
使用者が調理物を入れた鍋を加熱領域16に置いて、電源スイッチを入れると、主制御回路40からキー入力許可信号及び発光素子駆動用電圧が操作回路へ供給され、第一の駆動手段41a、41gが可視光発光素子18a、18gを駆動して可視光を導光板17a、17gへ照射し、左右操作面の「入/切」スイッチ11a、14aの絵柄が投影される。
それと同時に、第二の駆動手段42a、42gが波長選択手段26a、26gと赤外光発光素子21a、21gを駆動して、複数の波長の赤外光を同じく導光板17a、17gへ照射する。次に、指20で投影された絵柄「入/切」、キースイッチ11gをタッチし続けると、指20で反射された赤外光が赤外光受光素子22gで検出され、I−V変換27gで波長毎の電圧に変換し、記憶手段28へ出力する。
判別手段29はこの記憶手段28が記憶した各波長毎の受光量に比例した電圧(E1g、E2g)より、反射赤外光の受光量比(E1g/E2g)を演算して、所定値より大きければ、キースイッチ11gの操作の有と判別する。
そして、キー入力信号を主制御回路40及びタイマー回路43gへ出力し、「△」「▽」スイッチ」の絵柄も投影され、右表示部15の加熱量バー表示が発光し、インバータ回路部より右加熱コイルに高周波電流が供給され、鍋の誘導加熱がはじまる。
さらに、指20でタッチし続けていると、タイマー回路43gが所定のカウントを終了すると、第一の駆動手段41gへ定電流値の増加信号を出力する。可視光発光素子18gの発光量が所定量増加して、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる。
指20を操作スイッチ11gから離すと、判別手段29が検出して、キー入力信号を停止し、タイマー手段43gのカウント値もクリアされる。
以上のように、本実施の形態の調理器においては、特に、一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過すると、可視光発光手段の発光強度を強くする制御とすることにより、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる、信頼性の高い操作スイッチを備えた調理器とすることができる。
なお、トッププレートと導光板の間に、所定のフィルターを挟み、可視光発光素子の発光量が増加すると、発光面積が広がるようにしても良い。
また、タイマー手段がカウントを終了した時に、可視光発光素子の本数を増やして、発光面積を広げるようにしても良い。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における調理器の操作回路のブロック図である。なお、上記第1〜第2の実施の形態における調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明の第3の実施の形態における調理器の操作回路のブロック図である。なお、上記第1〜第2の実施の形態における調理器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図5において、可視光発光素子51a〜51nを定電流駆動する第一の駆動手段52a〜52n、赤外光発光素子21a〜21nを定電流駆動する第二の駆動手段43a〜43n、可視光発光素子51a〜51n、赤外光発光素子21a〜21n、一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過するまでカウントするタイマー手段42a〜42nを設けてある。
使用者が調理物を入れた鍋を加熱領域16に置いて、電源スイッチを入れると、主制御回路40からキー入力許可信号及び発光素子駆動用電圧が操作回路へ供給され、第一の駆動手段41a、41gが可視光発光素子18a、18gを駆動して可視光を導光板17a、17gへ照射し、左右操作面の「入/切」スイッチ11a、14aの絵柄が投影される。
それと同時に、第二の駆動手段42a、42gが波長選択手段26a、26gと赤外光発光素子21a、21gを駆動して、複数の波長の赤外光を同じく導光板17a、17gへ照射する。
次に、指20で投影された絵柄「入/切」、キースイッチ11gをタッチし続けると、指20で反射された赤外光が赤外光受光素子22gで検出され、I−V変換27gで波長毎の電圧に変換し、記憶手段28へ出力する。
判別手段29はこの記憶手段28が記憶した各波長毎の受光量に比例した電圧(E1g、E2g)より、反射赤外光の受光量比(E1g/E2g)を演算して、所定値より大きければ、キースイッチ11gの操作の有と判別する。
そして、キー入力信号を主制御回路40及びタイマー回路43gへ出力し、「△」「▽」スイッチ」の絵柄も投影され、右表示部15の加熱量バー表示が発光し、インバータ回路部より右加熱コイルに高周波電流が供給され、鍋の誘導加熱がはじまる。
さらに、指20でタッチし続けていると、タイマー回路43gが所定のカウントを終了すると、第一の駆動手段41gへ定電流値の増加信号を出力する。可視光発光素子18gの発光量が所定量増加して、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる。指20を操作スイッチ11gから離すと、判別手段29が検出して、キー入力信号を停止し、タイマー手段43gのカウント値もクリアされる。
以上のように、本実施の形態の調理器においては、特に、一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過すると、可視光発光手段の発光強度を強くする制御とすることにより、使用者が操作したことを実感し易くなり、確実な操作入力が可能となる、信頼性の高い操作スイッチを備えた調理器とすることができる。
なお、トッププレートと導光板の間に、所定のフィルターを挟み、可視光発光素子の発光量が増加すると、発光面積が広がるようにしても良い。
また、タイマー手段がカウントを終了した時に、可視光発光素子の本数を増やして、発光面積を広げるようにしても良い。
なお、赤外光発光素子を、複数チップを同一パッケージに集積したものを用いて波長を切り替えても良い。可視光発光素子の発光色を切り替えるのも、同様に、複数個のチップLEDを同一パッケージに集積したものを用いることができる。
以上のように、本発明にかかる操作入力装置は誘電加熱調理器などの調理器に利用できるものであり、機器をプレート等の透光性の部材越しに操作できるため、防塵・防水構造が容易に実現できる。また、光学式で機械的な可動部分を持たないため、押圧操作といった作動力不要で、動作寿命が半永久的とすることが可能となるので、家庭用電化機器のみならず様々な産業用機器にも搭載することができる。
10 トッププレート
11 キースイッチ
55a、55b、55c 発光素子
57 受光素子
58 I−V変換手段
59 記憶手段
60 判別手段
61 導光体
62 光学接着剤
65a、65b、65c 第一の発光素子
66a、66b、66c 第二の発光素子
68 受光素子
69a、69b 導光体
80 ボディ
81 鍋
82 温度センサ
83 フタ
84 操作回路基板
85 光学式操作スイッチ
86 加熱制御回路基板
87 防水式プッシュスイッチ
11 キースイッチ
55a、55b、55c 発光素子
57 受光素子
58 I−V変換手段
59 記憶手段
60 判別手段
61 導光体
62 光学接着剤
65a、65b、65c 第一の発光素子
66a、66b、66c 第二の発光素子
68 受光素子
69a、69b 導光体
80 ボディ
81 鍋
82 温度センサ
83 フタ
84 操作回路基板
85 光学式操作スイッチ
86 加熱制御回路基板
87 防水式プッシュスイッチ
Claims (6)
- 調理器の外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた光透過性を有するトッププレートと、前記トッププレート上に設けた調理容器を裁置して加熱する少なくとも一つの加熱部と、前記トッププレートの下方の本体内に前記加熱部に対向して設けた加熱手段と、前記加熱手段に対応して設けた加熱調理を行うための条件を入力する操作部と、前記操作部への入力操作を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号により前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記操作部は操作をうながす図柄表示を前記トッププレート下前方より投影する可視光発光手段とし、前記検知手段は一つの操作をうながす図柄表示に対して少なくとも一つ配された赤外光発光手段及び赤外光検知手段とし、図柄表示の投影部と前記可視光発光手段と、前記赤外光発光手段及び赤外光検知手段との間に導光板を設けた調理器。
- 一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過すると、可視光発光手段の発光強度を強くする制御をすることを特徴とした請求項1に記載の調理器。
- 一つの入力操作が検知されてから所定の時間を経過すると、可視光発光手段の発光面積を広げる制御をすることを特徴とした請求項1に記載の調理器。
- 一つの入力操作が検知されると、第二の可視光発光手段を発光させて、発光色を変化させることを特徴とした請求項1に記載の調理器。
- 第二の可視光発光手段が発光してから所定の時間を経過すると、第二の可視光発光手段の発光強度を強くする制御をすることを特徴とした請求項4に記載の調理器。
- 第二の可視光発光手段が発光してから所定の時間を経過すると、第二の可視光発光手段の可視光発光手段の発光面積を広げる制御をすることを特徴とした請求項4に記載の調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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CN107013952A (zh) * | 2017-05-04 | 2017-08-04 | 浙江绍兴苏泊尔生活电器有限公司 | 电磁炉 |
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