JP4444129B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱調理器などの加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器において、誘導加熱調理器の操作部構成としては、トッププレート上から指でタッチすることにより、電源の入り切りや火力調節をすることができるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
これは、図11、図12に示すように、鍋やフライパンなどの被加熱物を載置するトッププレート1の外周部に金属製の枠体2が接着されてトップ部が形成され、天面操作を行うための操作基板3がトップ部前方中央部の下方に配置されている。操作基板3上には、通電の状態を示す複数のLED4と、操作を行うための複数の接点端子5があり、それらは操作基板3上にある支持体6によって支持されている。操作基板3は基板ホルダー7内に収められ、基板ホルダー7は外郭8に固定されている。トッププレート1の操作キー9に対応する位置には導電性の電極が印刷され、指でタッチすることにより、加熱手段10への電源の入り切りや、通電制御により火力調節をしている。
特開2003−272816号公報
しかしながら、前記従来の構成では、トッププレート1上で調理している際に、誤って被加熱物を前方(LED4/操作キー9側)にずらしてしまい、操作基板3近くに置いてしまった場合は、被加熱物の輻射熱により、操作基板3の温度は上昇し、その上に配されているLED4の温度も上昇し、素子が壊れてしまったり、またLED4の代わりに表示部がLCD(液晶素子)の時、ある温度を超えてしまうと変色、変形を起こし、正常な状態に戻らなくなったりするという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、表示部の熱的影響を最小限にとどめることのできる信頼性の高い加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、鍋などの被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に位置し通電の状態を示す表示部と、前記トッププレートの前記表示部の前方位置に設けられた静電容量式の操作キーと、前記操作キーで操作を行うために前記トッププレート前方の下方に設けられた操作基板に載置さ
れて前記表示部を支持する支持体と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記表示部と加熱手段との間に位置し前記トッププレート下方に設けた温度検知素子と、を備え、前記温度検知素子が設定温度に達した場合は通電が停止される加熱調理器であって、前記温度検知素子は、前記支持体に載置されかつリード線の端部が前記操作基板に挿入され電気接続されて前記トッププレート近傍に位置するように保持されるものである。
これにより、加熱された鍋やフライパンなどの被加熱物が誤って表示部近傍に置かれた場合でも、温度検知素子を設けることで、事前に通電を停止させ、表示部の破損や、変色、変形を未然に防止することができ、信頼性の高い加熱調理器が提供できる。
本発明の加熱調理器は、異常時には温度検知素子の検知により、事前に通電を停止させ、表示部の破損や、変色、変形を未然に防止し、信頼性の高い加熱調理器が提供できる。
第1の発明は、鍋などの被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に位置し通電の状態を示す表示部と、前記トッププレートの前記表示部の前方位置に設けられた静電容量式の操作キーと、前記操作キーで操作を行うために前記トッププレート前方の下方に設けられた操作基板に載置されて前記表示部を支持する支持体と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記表示部と加熱手段との間に位置し前記トッププレート下方に設けた温度検知素子と、を備え、前記温度検知素子が設定温度に達した場合は通電が停止される加熱調理器であって、前記温度検知素子は、前記支持体に載置されかつリード線の端部が前記操作基板に挿入され電気接続されて前記トッププレート近傍に位置するように保持される加熱調理器とすることにより、加熱された鍋やフライパンなどの被加熱物が誤って表示部近傍に置かれた場合でも、温度検知素子を設けることで、事前に通電を停止させ、表示部の破損や、変色、変形を未然に防止することができ、信頼性の高い加熱調理器が提供できる。
また、表示部の前方位置には、静電容量式の操作キーを設けたことにより、操作キーは加熱手段による加熱部から離れており、操作時に触っても熱くなく、安全に使用することができる。
の発明は、鍋などの被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に位置し通電の状態を示す表示部と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記表示部と加熱手段との間に位置し前記トッププレート下方に設けた温度検知素子と、前記温度検知素子の上方に設けた耐熱性のシートと、を備え、前記トッププレートに形成され前記表示部を確認するための透明部より外側の位置で、前記トッププレートと前記シートとに当接する枠状の弾性体を設けたことにより、表示部の中にゴミやほこりが入らないため、清潔で視認性のよい加熱調理器を提供することができる。
の発明は、特に、第1または2の発明において、温度検知素子のリード線部に耐熱性の熱遮断部材を設けたことにより、被加熱物からの輻射熱をよりバラツキ少なく検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における加熱調理器として、誘導加熱調理器を示すものである。
図に示すように、本実施の形態における加熱調理器は、鍋やフライパンなどの被加熱物を載置するトッププレート11と、トッププレート11の下方に位置し通電の状態を示すLCD(液晶素子)などの表示部14と、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルなどの加熱手段21とを備え、前記表示部14と加熱手段21との間に位置したトッププレート11下方にはサーミスタなどの温度検知素子20を設けている。
具体構成を説明すると、トッププレート11の外周部には金属製の枠体12が接着されていて、加熱調理器のトップ部を形成している。そして、天面操作を行うための操作基板13がトップ部前方の下方に配置されている。操作基板13上には、操作時の表示を行う表示部14と操作を行うための複数の接点端子15があり、それらは操作基板13上にある支持体16によって支持されている。操作基板13は基板ホルダー17内に収められ、基板ホルダー17は外郭18に固定されている。トッププレート11の操作キー19に対応する位置には導電性の電極が印刷され、その下部に前記接点端子15が接触し操作基板13につながることで、指でタッチすることにより、電源の入り切りや火力調節をすることができる(静電容量式キー)。
支持体16は表示部14後方(加熱手段21側)のトッププレート11の近傍(トッププレート裏面から下方に約5ミリ)に前記温度検知素子20も保持している。支持体16の後方には、加熱手段21が複数配置され、複数の加熱部を構成している。前記温度検知素子20は、支持体16上の表示部14と加熱手段21の間で表示部14近傍に配置されている。また、トッププレート11の表示部14上方は透明窓22となっており、使用者は操作の状態を透明窓22から確認することができる。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、調理中に、鍋やフライパンなどの被加熱物を誤って表示部14側へずらして置いてしまった場合を考える。被加熱物は高温に加熱されているため、トッププレート11下部の部品に輻射熱を与える。ところが、表示部14と加熱手段21の間のトッププレート11近傍には、温度検知素子20が配置されているため、ある設定温度に達した際に、通電を停止させるプログラムをマイコンにより制御させることにより、被加熱物の加熱が止まり輻射熱の影響を少なくさせることができる。よって、表示部14への熱的影響が低減されるため、LCDの場合、その変色、変形を未然に防止することができる。
以上のように、本実施の形態においては、温度検知素子20を設けることで、誤使用した際においても表示部14が損傷することなく、安全に使用することができる信頼性の高い加熱調理器を提供することができる。
本実施の形態においては、機能部品である表示部14の変色、変形を防止することが目的であるため、表示部14の温度を検知することが重要であるが、温度検知素子20は表示部14の近傍で表示部14とほぼ同じ温度を検知するようにすることができるし、また表示部14と加熱手段21の間に構成されているため、表示部14が破損や、変色、変形してから温度検知するというようなことのない、検知レベルの優れた構成を実現できる。
さらに、通常使用(加熱部での被加熱物の加熱や、若干のずれての加熱)で温度検知素子20が動作すると使用者に不快感を与えるが、表示部14の近傍位置に温度検知素子20を配置することにより、検知温度を表示部14の耐熱温度近くに設定することができ、通常使用で検知せず、表示部14に近づき変形、変色など温度になる手前で検知して通電を止めるという使い勝手がよく、さらに信頼性の高い加熱調理器も提供できる。
また、温度検知素子20を実施の形態のように支持体16に支持され操作基板13に実装すると、組み立てやすく、構成および温度的にもバラツキの少ない安定した加熱調理器となる。
なお、本実施の形態では、組み込み式の誘導加熱調理器で説明したが、卓上、据置型の誘導加熱調理器や加熱調理器、またガス、ハロゲンなどの組み込み式加熱調理器でも同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における加熱調理器について説明する。
本実施の形態における加熱調理器においては、実施の形態1と基本構成が同一であるため、詳細な説明を省略する。本実施の形態における特徴は、図2に示されているとおり、静電容量式の操作キー19が透明窓22の前方(加熱部とは逆方向の使用者側)に少なくとも一列で構成されていることである。
このように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1と同様であるが、被加熱物を誤って表示部14側へずらして置いてしまった場合、操作キー19はトッププレート11に形成された静電容量式キーであるので、被加熱物の熱が伝わりやすい。操作する際は直接トッププレート11を触らなければならない。ところが、操作キー19は表示部14より前方に全て配置されている。つまり加熱部から一番離れているため温度は低く、操作する際にも熱くなく、安全に操作することができる。また、配列は一列でスッキリきれいにすることもできるので、視認性がよく操作性も向上させることもできる。
また、たとえ加熱された被加熱物が操作キー19の上に載ったとしても、操作キー19部は樹脂などで構成されたシートでなく、耐熱のあるセラミックプレートであるので、操作キー19が熱により変形するといったことはない。
以上のように、本実施の形態においては、通常あるいは誤使用された際でも、安全にキー操作をすることができ、また操作キーが一列に配列されることにより、操作性をも向上した使い勝手のよい加熱調理器を提供することができる。
なお、本実施の形態では、操作キー19が表示部14の前方に全て一列に構成するように示しているが、通常の操作時に使用する頻度が少ないキー(例えば、オールロックキーなど)が表示部14の横に配置されているものや、複数列になっていても、同様の効果が得られるものである。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における加熱調理器について説明する。
本実施の形態における加熱調理器においては、実施の形態1、2と基本構成が同一であるため、詳細な説明を省略する。本実施の形態における特徴は、図2に示されているとおり、加熱部が3ヶ所あり(トッププレート11上の円形表示部)、各加熱部に対応した前方の位置にはトッププレート11の透明窓22、つまり表示部14および操作キー19が加熱部に対応して複数配置されていることである。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1と同様であるが、本実施の形態の特徴点についてのみ説明する。各加熱部の前方には、各加熱部の状態表示を行う表示部14が透明窓22を通して見ることができる。さらに、その前方には各加熱部に対応した操作キー19が複数個バランスよく配置されている。よって、使用者は各加熱部に表示部14と操作キー19が対応しているものであるということが一目瞭然でわかるため、使い勝手がよくなる。
さらに、各表示部14の後方には温度検知素子20が備えられているため(ここでは計3個)、どの表示部14に被加熱物が近づいたとしても温度検知を行い、通電を停止させ表示部14の変形、変色などを未然に防止させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、各加熱部に表示部と操作キーを対応した前方の位置に置くことにより、視認性、操作性を向上し、また、表示部の損傷を未然に防ぐ、信頼性の高い加熱機器を提供することができる。
なお、本実施の形態では、表示部14および操作キー19が各加熱部に前方の対応した位置としているが、具体的には加熱部の中心線と表示部14の中心線が同じなどの位置にあることを意味する。また、各加熱部は全て加熱コイルによる加熱手段21であってもよく、また他の熱源による加熱手段21であってもよく、さらにはこれらの組合せであってもよいものである。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4における加熱調理器を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態においては、温度検知素子20が支持体16の表示部14後方の保持部に保持され、ほぼ支持体16の天面と同一面上にある。表示部14、支持体16、温度検知素子20の上方には、少なくとも表示部14と対向する部分が透明な耐熱性のシート23が設けてある。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1と同様であるが、本実施の形態の特徴点についてのみ説明する。被加熱物を誤って表示部14側へずらして置いてしまった場合を考える。被加熱物からの輻射熱はトッププレート11を通して、まず、シート23に与えられる。そして、その熱はその下方にある表示部14や温度検知素子20へ伝導熱として伝わる。この構成にすることにより、温度検知素子20には空気中の熱を検知、いわゆる揺動の大きい雰囲気温度を検知するのではなく、シート23の温度を検知することができるため、よりバラツキの少ない温度検知をすることができる。さらに、シート23は表示部14と温度検知素子20の両方に覆いかぶさっているため、二つの温度差はほとんどなく、的確な温度検知を実現することができる。
さらに、シート23の装飾により透明窓22からの温度検知素子20や表示部14のリード線部などの使用者から見えなくてよいようなものを隠すことができるため、デザイン性も大幅に向上させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、温度検知素子の上方に耐熱性のシートを設けることで、より正確な温度検知ができる信頼性の高い加熱調理器を提供するとともに、デザイン性の良いものとなる。また、シートで表示部14をも覆うようにすればさらに効果的である。
なお、シートの装飾とは、シートの中央部だけ透明にしておき、外周部はトッププレートの色に合せた色を配色させるなど多々考えられる。
(実施の形態5)
図5、図6は、本発明の実施の形態5における加熱調理器を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態においては、温度検知素子20は支持体16に支持され、そしてリード線部24の端部を操作基板13に挿入され電気接続されている。リード線部24に、耐熱性のチューブなどの熱遮断部材25を設けている。この熱遮断部材25は支持体16と操作基板13の間に挟まれて固定され、リード線部24の外周を覆っている。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1と同様であるが、本実施の形態の特徴点についてのみ説明する。被加熱物を誤って表示部14側へずらして置いてしまった場合を考える。被加熱物からの輻射熱は、温度検知素子20の検知部だけでなく、リード線部24にも与えられる。本実施の形態の構成では、リード線部24が十数ミリ程度とかなり長くなり、リード線部24の熱の影響が検知部にまで引っ張られ影響してしまい、若干、温度検知精度が落ちてしまう。ところが、リード線部24は耐熱性の熱遮断部材25(具体的には、シリコン、塩ビなど)で覆われているため、リード線部24に直接輻射熱は与えられない。このことにより、温度検知素子20は検知部の温度にのみ依存されるので、より正確な温度検知を実現することができる。
以上のように、本実施の形態においては、温度検知素子のリード線部を耐熱性の熱遮断部材で覆うことで、より正確な温度検知を実現することができ、表示部の損傷を未然に防ぐことのできる信頼性の高い加熱調理器とすることができる。
なお、本実施の形態では、リード線部に熱遮断部材を設けているが、チューブの他、例えば、断熱材を巻くとか、支持体の壁で熱を遮断するなど、これらの他の方法をも含むものである。
(実施の形態6)
図7、図8は、本発明の実施の形態6における加熱調理器を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態においては、シート23と、トッププレート11の透明窓22より外側の位置との間に、シリコン、EPDMなどのゴム、その他の材料よりなる枠状の弾性体26が設けられており、弾性体26は、天面部がトッププレート11裏面に、下部はシート23にそれぞれ当接している。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1と同様であるが、本実施の形態の特徴点についてのみ説明する。誘導加熱調理器などでは、器体内の冷却のために器体内を風が舞っている。つまり、表示部14周辺においても風があり、使用中に小さなゴミやほこりが表示部14の中に入ってきたりして、表示部14の視認性が悪くなったりする。ところが、表示部14上にはシート23が覆われ、さらにシート23上には一周つながった枠状の弾性体26が接着され、かつ弾性体26はトッププレート11とシート23に当接しているため、表示部14上の透明部分は完全に外部と遮断される。つまり、器体内で舞っている風は、この領域には入らないため、ゴミやほこりも入ることがない。
さらに、被加熱物がずれたとしても、側面からの輻射熱については、弾性体26により断熱することができるため、表示部14の変色、変形に対して熱のガードをもすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、表示部に弾性体を設けることにより、視認性を向上させることができるとともに、表示部への断熱をすることもできるため、視認性よく、信頼性の高い加熱機器を提供することができる。
なお、弾性体26は、トッププレート11裏面またはシート23の上面のいずれかに予め取付けて組み込むようにすれば、作業上有利である。
(実施の形態7)
図9は、本発明の実施の形態7における加熱調理器を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態においては、温度検知素子20が異常検知した場合は、図8における通常の火力表示から表示部14に異常表示27(ここでは、U22)を行うとともに通電を停止させるようにしたものである。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1と同様であるが、本実施の形態の特徴点についてのみ説明する。被加熱物を誤って表示部14側へずらして置いてしまった場合を考える。しばらくすると被加熱物の熱により、温度検知素子20が働き通電が停止する。すると、表示部14は、通常の火力表示から異常表示27のU22へと変わり、使用者に異常が起こっていることをわかりやすく表現する。通電が停止し、単に表示が消えただけでは、使用者に何が起こったかが理解できないため、異常表示27を行うものである。この異常表示27の意味をトッププレート11上や取説に記載しておけば、使用者は何が起こって停止したのかが、簡単に理解することができる。
以上のように、本実施の形態においては、異常が起こった際に、使用者に何が起こったかを簡単に理解させることができるため、使い勝手の良い加熱機器を提供することができる。
(実施の形態8)
図10は本発明の実施の形態8における加熱調理器を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態においては、温度検知素子20が異常検知する前段階において、表示部14の表示変更、すなわち図8における通常の火力表示から異常表示28(ここでは、U21)と表示変更を行うとともに、ブザー音などによる異常報知29を行わせるものである。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1と同様であるが、本実施の形態の特徴点についてのみ説明する。被加熱物を誤って表示部14側へずらして置いてしまった場合を考える。しばらくすると、被加熱物の熱により、温度検知素子20の温度が上昇する。そして、設定温度の約10〜15度前に達した時点で、図8における表示部14の表示が通常の火力表示から、異常表示28のU21に変わる。さらに、表示が変わったと同時に器体からブザー音が鳴り、使用者に異常が起こっていることを聴覚でも知らせる(ここでは、まだ被加熱物は加熱中である)。そうすることで、異常が起こり、通電が停止する前に使用者に異常が起こっていることを、視覚だけでなく、聴覚へも注意喚起することができる。使用者は被加熱物を元の加熱部に位置に戻すか、自ら通電を停止する。
以上のように、本実施の形態においては、異常が起こった際に、通電停止する前に、使用者に何が起こったかを簡単に理解させることができるため、より安全で信頼性が高く、また使い勝手の良い加熱調理器を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、異常時には温度検知素子の検知により、事前に通電を停止させ、表示部の破損や、変色、変形を未然に防止し、信頼性の高い加熱調理器が提供できるので、組み込み式の加熱調理器だけでなく、卓上、据置型のあらゆる加熱調理器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の要部断面図 本発明の実施の形態1〜3における同加熱調理器の要部斜視図 本発明の実施の形態1における加熱調理器のトッププレートを外した状態の斜視図 本発明の実施の形態4における加熱調理器の要部断面図 本発明の実施の形態5における加熱調理器の要部断面図 同加熱調理器の要部詳細を示す断面図 本発明の実施の形態6における加熱調理器の要部断面図 同加熱調理器の要部平面図 本発明の実施の形態7における加熱調理器の要部平面図 本発明の実施の形態8における加熱調理器の要部平面図 従来の加熱調理器の部分断面図 同従来の加熱調理器の部分斜視図
符号の説明
11 トッププレート
13 操作基板
14 表示部
15 接点端子
16 支持体
17 基板ホルダー
18 外郭
19 操作キー
20 温度検知素子
21 加熱手段
22 透明窓
23 シート
24 リード線部
25 熱遮断部材
26 弾性体
27、28 異常表示

Claims (3)

  1. 鍋などの被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に位置し通電の状態を示す表示部と、前記トッププレートの前記表示部の前方の位置に設けられた静電容量式の操作キーと、前記操作キーで操作を行うために前記トッププレート前方下方に設けられた操作基板に載置されて前記表示部を支持する支持体と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記表示部と加熱手段との間に位置し前記トッププレート下方に設けた温度検知素子と、を備え、前記温度検知素子が設定温度に達した場合は通電が停止される加熱調理器であって、前記温度検知素子は、前記支持体に載置されかつリード線の端部が前記操作基板に挿入され電気接続されて前記トッププレート近傍に位置するように保持される加熱調理器。
  2. 鍋などの被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に位置し通電の状態を示す表示部と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記表示部と加熱手段との間に位置し前記トッププレート下方に設けた温度検知素子と、前記温度検知素子の上方に設けた耐熱性のシートと、を備え、前記トッププレートに形成され前記表示部を確認するための透明部より外側の位置で、前記トッププレートと前記シートとに当接する枠状の弾性体を設けた加熱調理器。
  3. 温度検知素子のリード線部に耐熱性の熱遮断部材を設けた請求項1または2に記載の加熱調理器。
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