JPH0543659U - フアクシミリ装置 - Google Patents

フアクシミリ装置

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JPH0543659U
JPH0543659U JP8994391U JP8994391U JPH0543659U JP H0543659 U JPH0543659 U JP H0543659U JP 8994391 U JP8994391 U JP 8994391U JP 8994391 U JP8994391 U JP 8994391U JP H0543659 U JPH0543659 U JP H0543659U
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printed
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discharge path
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JP8994391U
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清元 中井
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 印字後における印字済み記録紙と無印字記録
紙との仕分け作業を簡略化することのできるファクシミ
リ装置を提供する。 【構成】 記録紙を個別に排出する記録紙スタッカ46
a,46bと、該記録紙スタッカ46a,46bのいず
れか一方の側に記録紙排出経路を切り換える排出経路切
換スイッチ49と、記録紙の排出完了を検出するための
記録紙検出器48と、前記画データの入力停止後、印字
済み記録紙の排出が完了した時点で次の無印字記録紙の
搬送が開始されていた場合、前記印字済み記録紙が排出
されたものとは別の記録紙スタッカに対する排出経路を
確立すべく前記排出経路切換スイッチ49を切り換える
制御部5とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、記録紙としてカット紙を用い、画データをページ単位で蓄積するこ となく前記記録紙に印字するファクシミリ装置において、印字済み記録紙と無印 字記録紙とを分離排出させるための記録紙搬送機構及び搬送制御の改良に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置において、記録紙としてロール紙の代わりにカット紙を用い 、しかも入力する画データをページ単位に蓄積することなく上記記録紙に印字す るものが知られている。
【0003】 この種のファクシミリ装置では、先に給送した記録紙に対する画データの印字 終了間際には、既に次の記録紙の搬送が開始されているため、先の1ページの印 字中に受信停止等により画データの入力が終了した場合、先に排出された印字済 み記録紙の上に、後の無印字状態の記録紙が重ねて排出されることになる。 これにより、記録紙スタッカには印字済記録紙と無印字記録紙とが混在して格 納されることになり、後で仕分ける作業が非常に煩雑であった。
【0004】 係る不都合の解消策としては、受信等により入力した画データを、一旦、ペー ジメモリに記憶しておき、1ページ分の画データの蓄積を終えた時点で、記録紙 を印字位置まで搬送させて印字を開始する方法が一般的である。
【0005】 しかしながら、この方法では、ページメモリとして膨大な容量のメモリ(例え ば、B4原稿を15.4l/mmで受信したことを想定すると、約12Mbitの容量を 必要とする)が必要となる。
【0006】 しかも、そのページメモリの採用によって給紙タイミング変更等を余儀なくさ れ、この変更に伴うソフトウエアの大幅な改良が必要となる他、複数ページの受 信を想定した場合の記録紙の搬送スピード向上のために高速モータを用いる必要 に迫られる等、ハードウェア及びソフトウエア共に複雑化することを避けられな かった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように、記録紙としてカット紙を用い、画データをページ単位に蓄積する ことなく印字する従来のファクシミリ装置では、印字終了時に既に次ぎの記録紙 の搬送が開始されることがあり、この場合には、印字済み記録紙と無印字記録紙 とが混在して排出されるため、その後の記録紙の仕分け作業が煩雑化するという 問題点があった。
【0008】 これを解消するためには、画データをページ単位に蓄積し、そのページ数に応 じた枚数の記録紙を給送しながら印字するという方法があるが、この方法では、 ページメモリや記録紙搬送用高速モータ等が不可欠となり、ハードウェアのみな らずその制御のためのソフトウエアも複雑化することになった。
【0009】 本考案はこの問題点を除去し、ハードウェア及びソフトウエアの複雑化を招来 することなく、印字後における印字済み記録紙と無印字記録紙との仕分け作業を 簡略化することのできるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、記録紙としてカット紙を用い、入力する画データをページ単位で蓄 積することなく前記記録紙に印字するファクシミリ装置において、記録紙を個別 に排出する少なくとも2つの記録紙スタッカと、該記録紙スタッカのいずれか一 方の側に記録紙排出経路を切り換える排出経路切換機構と、記録紙の排出完了を 検出する排出完了検出手段と、前記画データの入力停止後、印字済み記録紙の排 出が完了した時点で次の無印字記録紙の搬送が開始されていた場合、前記印字済 み記録紙が排出されたものとは別の記録紙スタッカに対する排出経路を確立すべ く前記排出経路切換機構を切り換え制御する制御手段とを具備することを特徴と する。
【0011】
【作用】
本考案のファクシミリ装置では、記録紙の排出経路を少なくとも2つの記録紙 スタッカのいずれかの側に選択的に切り換え可能な排出経路切換機構を備え、印 字中に受信が終了した場合、その印字を終えた後の記録紙の排出が完了した時点 で、印字済み記録紙が既に排出された記録紙スタッカとは別の記録紙スタッカに 対して排出経路が確立されるように上記排出経路切換機構を切り換え制御するよ うにしたものである。
【0012】 これにより、本考案では、印字済み記録紙と無印字記録紙は常に別の記録紙ス タッカに排出されることになり、その後におけるこれら各記録紙の仕分け作業を 使用者自らが行う必要は無くなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例に係るファクシミリ装置の要部構成を示すブロック 図であり、1はこのファクシミリ装置が収容される網の回線(LINE)、2は その網とファクシミリ装置との接続制御を行う網制御部(NCU)、3は受信し た画データを復号化処理する復号化部(DECODER)、4は復号化された画 データを印字する記録部、5はこのファクシミリ装置の動作全般の制御を司る制 御部である。
【0014】 このファクシミリ装置の基本動作として、例えば、LINE1を通じて到来す る所定の手順信号に基づきNCU2により網との接続を果たした後、相手端末か ら送られてくる画データを上記NCU2を介して装置内に取り込むと共に、この 相手端末からの受信画データをDECODER3により復号化し、記録部4によ り記録紙に印字する。
【0015】 このファクシミリ装置における構造上の特徴として、記録部4には、搬送制御 用の記録紙検出器47、排出認識用の記録紙検出器48及び排出経路切換スイッ チ49が備わっている。
【0016】 この記録部4の概略構成を更に詳く示したものが図2であり、上述した記録紙 検出器47,48及び排出経路切換スイッチ49の他、記録紙カセット41、給 紙ローラ42、搬送ローラ43、インクフィルム44、サーマル記録ヘッド45 、記録紙スタッカ46a,46bが備わっている。
【0017】 同図からも明かであるように、この記録部4における記録紙検出器47,48 の位置に関しては、前者のものが搬送ローラ43に対してインクフィルム44を 挟んでサーマル記録ヘッド45を圧接させた印字位置の直前に配置され、後者の ものがその印字位置の後方に配置されている。
【0018】 ここで、記録紙検出器48と更にその後方の記録紙スタッカ46a及び46b の間に設けられる排出経路切換スイッチ49は、上記記録紙検出器47,48に よる記録紙の通過または排出検出結果に基づいて記録紙スタッカ46aまたは4 6bのいずれかの側に排出経路を形成すべく切り換え制御される。 以下、画データの受信時を想定して、このファクシミリ装置の印字動作を図3 に示すフローチャートを参照して詳述する。 まず、記録紙カセット41に記録紙Pを格納した状態で、制御部5は、受信が 発生したかどうかを監視している(S101)。
【0019】 ここで、受信有りの判定がなされると、次いで制御部5は、給紙ローラ42を 駆動して記録紙カセット41から記録紙Pを1枚づつ引き出し、印字位置合わせ を経てその記録紙Pを搬送ローラ43上の印字位置まで給送する。 この印位置合わせは、例えば、記録紙検出器47による記録紙Pの先端検出出 力に基づいて制御部5が給送タイミングを補正することにより行われる。
【0020】 給紙ローラ42から与えられた記録紙Pは、その後、搬送ローラ43とインク フィルム44の間で、当該搬送ローラ43の回動に伴って継続的に搬送される( S102)。
【0021】 制御部5は、その記録紙Pの搬送に合わせてサーマル記録ヘッド45を受信画 データに応じて発熱駆動し、その発熱エネルギーによるインクフィルム44の融 解インクを上記記録紙Pに転写せしめることによって上記画データの印字を行う (S103)。
【0022】 この間、制御部5は画データの受信が終了したかどうかを監視しており(S1 04)、受信が終了しない間は、上記S102,S103の繰り返し処理による 印字動作を続行する。この間の処理のうち、S102における記録紙Pの搬送に 関して、制御部5は、上述の如く記録紙Pを搬送しながらその記録紙Pに対する 印字を行い、その記録紙Pに対する1ページ分の印字終了間際になった時点で、 記録紙カセット41より、次の記録紙Pの取り出しを始める。その際、印字終了 間際の判定は、記録紙検出器47による記録紙Pの後端検出出力により基づき制 御部5により補正される。
【0023】 こうして、画データの受信に合わせて記録紙Pを連続に給紙しながら印字を実 行している途中で、画データの受信終了を認識すると(S104YES)、次い で制御部5はそれまでに印字を行っていた記録紙Pの排出が完了したかどうかを 判断する(S105)。
【0024】 この判断は、記録紙検出器48の検出出力に基づいて制御部5が行う。尚、こ の記録紙Pの排出制御に関しては、印字終了時点において、記録紙検出器47が 記録紙Pを検出している間は、排出経路切換スイッチ49は、図2に示すaの位 置(待機位置)に保持されており、これにより上記印字済記録紙P1 は記録紙ス タッカ46aへと排出される。
【0025】 以上の排出動作の監視状態において、記録紙検出器49が記録紙無しを検出す る(但し、ある定量の補正は必要である)ことによって印字済み記録紙P1 の排 出完了を認識すると(S105YES)、次いで制御部5は、当該タイミングに 搬送開始された記録紙Pが存在するかどうかを判断する(S106)。
【0026】 この判断は、記録紙検出器47の検出出力に基づいて制御部5が行う。尚、こ の判断に関して、画データの受信終了が上記印字開始後の比較的早いタイミング で認識されるのに伴って制御部5が直ちに給紙ローラ42の駆動を禁止したよう な場合、この時の印字済み記録紙P1 の排出完了時点で次の記録紙Pの搬送開始 が検出されない場合もある。
【0027】 これに対して、画データの受信終了が印字終了間際の場合には、上述した如く 既に次の記録紙Pの搬送が開始されており、そのことを、記録紙検出器47の記 録紙Pの検出結果により知ることができる。
【0028】 係る前提の下に、印字済み記録紙P1 の排出完了時に、次の記録紙Pが搬送開 始前の状態にあることが認識された場合(S106NO)、制御部5は直ちに上 記一連の受信印字動作を終了する。
【0029】 これに対して、印字済み記録紙P1 の排出完了時点で既に次の記録紙Pの搬送 が開始されていた場合(S106YES)、制御部5は、排出経路切り換えスイ ッチ49を図2に示すaの位置から同図bの位置に切り換える(S107)。
【0030】 この間、受信画データが存在しないため、サーマル記録ヘッド45による印字 動作自体は停止しているものの、搬送ローラ43による記録紙Pの搬送は継続さ れている。
【0031】 これにより、受信終了後に搬送開始された記録紙Pは白紙のまま搬送ローラ4 3上を通過し、その後、S107での排出経路切換スイッチ49の切り換え制御 により形成された排出経路を通過して記録紙スタッカ46bに無印字記録紙P2 として排出される。
【0032】 S107で排出経路切換スイッチ49を切り換え制御した後、引き続き、制御 部5は、記録紙検出器48の検出出力に基づいて無印字記録紙P2 の排出が完了 したどうかを監視している(S108)。
【0033】 ここで、無印字記録紙P2 の排出が完了した場合(S108YES)、直ちに 制御部5は排出経路切換スイッチ49を元の状態(図2に示すaの状態)に復帰 させ(S109)、次の受信印字動作の待機状態に戻る。
【0034】 このようにして、本考案では、搬送経路中における記録紙Pの状態に応じて排 出経路切換スイッチ49を切り換えることによって、印字済み記録紙P1 は記録 紙スタッカ46aに、また、無印字記録紙P2 は別の記録紙スタッカ46bへと 分離して排出することができる。
【0035】 この本考案のファクシミリ装置によれば、無印字記録紙P1 の排出を伴うもの の、ロール紙を採用した場合の制御とほぼ同等の制御によって、ページメモリを 用いる装置と実質的に同等な印字済み記録紙P2 の排出を実現できる。
【0036】 従って、本考案のファクシミリ装置では、普通紙(カット紙)を採用した場合 においても、ページメモリの追加や高速搬送用モータなどの追加が不要となり、 ハードウェアやソフトウエアの複雑化を回避することができる。
【0037】 また、印字済み記録紙P1 と無印字記録紙P2 とをそれぞれ専用の記録紙スタ ッカに排出するようにしたことで、無印字記録紙用スタッカに格納される無印字 記録紙P2 の再利用を極めて容易に実現できる。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のファクシミリ装置によれば、受信終了後、印字 済み記録紙の排出が完了した時点で次の記録紙の給紙が開始されていれば、排出 経路の切り換えによって、その無印字記録紙を印字済み記録紙スタッカとは別の スタッカに排出させるようにしたため、印字済み記録紙と無印字記録紙を常に分 離して排出させることができ、仕分け作業が不要でかつ無印字記録紙の再利用も 容易となる。
【0039】 また、本考案では、カット紙の搬送のためにロール紙の搬送系をほぼそのまま 利用できることから、ページメモリや高速搬送用モータが不要となり、ハードウ ェアやソフトウエアの改良も最小限で済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るファクシミリ装置の要
部構成を示すブロック図。
【図2】本考案に係るファクシミリ装置の記録部の構造
の一例を示す概念図。
【図3】本考案に係るファクシミリ装置の印字動作の一
例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 回線(LINE) 2 網制御部(NCU) 3 復号化部(DECODER) 4 記録部 5 制御部 41 記録紙カセット 42 給紙ローラ 43 搬送ローラ 44 インクフィルム 45 サーマル記録ヘッド 46a,46b 記録紙スタッカ 47 記録紙(先端/後端)検出器 48 記録紙(排出)検出器 49 排出経路切換スイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙としてカット紙を用い、入力する
    画データをページ単位で蓄積することなく前記記録紙に
    印字するファクシミリ装置において、 記録紙を個別に排出する少なくとも2つの記録紙スタッ
    カと、 該記録紙スタッカのいずれか一方の側に記録紙排出経路
    を切り換える排出経路切換機構と、 記録紙の排出完了を検出する排出完了検出手段と、 前記画データの入力停止後、印字済み記録紙の排出が完
    了した時点で次の無印字記録紙の搬送が開始されていた
    場合、前記印字済み記録紙が排出されたものとは別の記
    録紙スタッカに対する排出経路を確立すべく前記排出経
    路切換機構を切り換え制御する制御手段とを具備するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、前記排出完了検出手段によ
    る前記無印字記録紙の排出完了の検出によって前記排出
    経路切換機構を切り換え前の状態に復帰させることを特
    徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
JP8994391U 1991-11-01 1991-11-01 フアクシミリ装置 Pending JPH0543659U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07163262A (ja) * 1993-12-13 1995-06-27 Buzen Etsugu Farm:Kk ウィンドレス鶏舎の粉塵防止型排気装置及び制御システム
JP3021044U (ja) * 1994-12-27 1996-02-16 株式会社大宮製作所 高床型鶏舎

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