JPH0542930Y2 - - Google Patents

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JPH0542930Y2
JPH0542930Y2 JP1434387U JP1434387U JPH0542930Y2 JP H0542930 Y2 JPH0542930 Y2 JP H0542930Y2 JP 1434387 U JP1434387 U JP 1434387U JP 1434387 U JP1434387 U JP 1434387U JP H0542930 Y2 JPH0542930 Y2 JP H0542930Y2
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grommet
elongated hole
opening
interior material
mounting plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の内装材取付用グロメツトの改
良に関する。
(従来技術とその問題点) 車体側の取付板に内装材を取付ける場合、取付
ねじで複数箇所を固定すると、取付板と内装材の
熱膨張差によつて内装材に波打ちを生ずる虞れが
ある。
そこで、従来では、第6図に示すように、取付
板1に長孔2を穿設し、この長孔2にグロメツト
3を摺動可能に嵌着し、このグロメツト3に取付
ねじ4にて内装材5を固定することによつて、グ
ロメツト3が長孔2内を摺動して熱伸縮を吸収す
るようにした取付構造が採用されていた。
ところが、内装材5を取付ける際に、グロメツ
ト3を所定位置に位置決めしていないと、作業性
が極めて悪くなるという問題を生ずる。
このような問題を解消するものとして、第7図
aに示したように、グロメツト本体6の下部に、
グロメツト7を長孔2に嵌着する際に長孔2の長
手方向両端に先端が係合するセンタリングガイド
8を穿設し、さらに嵌着後に不測に摺動するのを
防止するため、長孔2の長手方向両端に乗り上げ
可能に係合する係合突起9を先端に有する仮止め
アーム10が、グロメツト本体6の上部に設けら
れた構造が提案されている(実開昭60−52405号
公報参照)。
しかしながら、上記仮止めアーム10は容易に
撓むように形成されているので、仮止め機能が不
十分でグロメツト7が不測に移動してしまつた
り、あるいは仮止めアーム10が変形したり、グ
ロメツト7の嵌着時に仮止めアーム10が長孔2
内に入り込んでしまつたりして、仮止め作用が全
く得られない事態を生ずる虞れがあつた。
そこで本出願人は、第7図b及び第7図cに示
すように、取付ねじ11の螺入孔12を穿設した
ヘツド部13の螺入孔両側から一対のステム14
を垂設し、これらステム14の外側面に、取付板
1に形成された長孔2の幅方向両側縁を上記ヘツ
ド部13との間で挟持する傾斜係合面15を形成
し、上記ステム14の両端に、上記長孔2の長手
方向両端縁に係合可能なリブ16を突設するとと
もに、このリブ16とヘツド部13の間に上記取
付板1が侵入可能な隙間を形成し、上記ヘツド部
13の両側にヘツド部13を取付板1から持ち上
げる弾性舌片18を突設した内装材取付用グロメ
ツト20を新規に提案した。
かかる内装材取付用グロメツト20によれば、
第7図bのようにグロメツト20を長孔2に嵌着
した状態では、ヘツド部13が取付板1から持ち
上げられているため、リブ16が長孔2の両端縁
に係合してグロメツト20は確実に位置決めされ
る一方、第7図cのようにグロメツト20に取付
ねじ11にて内装材21を固定すると、ヘツド部
13が取付板1に当接し、長孔2の両端縁がヘツ
ド部13とリブ16の間の隙間に侵入可能な状態
となり、グロメツト20は長孔2に沿つて摺動可
能となる。
従つて、内装材21を取付ける際には、グロメ
ツト20を長孔2の所定位置に確実に位置決めし
て保持でき、かつ内装材21を取付けた後には取
付板1と内装材21の熱伸縮差を長孔2内におけ
るグロメツト20の摺動によつて吸収することが
できるという効果を奏することができる。
ところが、取付ねじ11にて内装材21を固定
する際に弾性舌片18を撓ませる必要があるの
で、取付ねじ11の締付け具合によつて、取付板
1と内装材21との隙間がばらつくことがあつ
た。
このため本出願人は、取付板1の長孔2に第7
図fに示すような切込み2a,2aを形成する一
方、第7図dに示すように、グロメツト20のス
テム14に、突起22を有する爪部23を一体形
成して、グロメツト20を長孔2に嵌着した状態
では爪部23が長孔2の切込み2a,2aに係合
してグロメツト20が位置決めされ、グロメツト
20に取付ねじ11にて内装材21を固定する
と、取付ねじ11に突起22が当接して爪部23
が下揺動し切込み2a,2aから外れてグロメツ
ト20が長孔2に沿つて摺動可能となるようにし
たタイプ、あるいは、第7図eに示すように、グ
ロメツト20のステム14に、爪部材24を揺動
自在に取付けて、グロメツト20を長孔2に嵌着
した状態では爪部材24が外向きに開き長孔2の
切込み2a,2aに係合してグロメツト20が位
置決めされ、グロメツト20に取付ねじ11にて
内装材21を固定すると、取付ねじ11に爪部材
24の下端部が当接して爪部材24が内揺動して
切込み2a,2aから外れてグロメツト20が長
孔2に沿つて揺動可能となるようにしたタイプな
どを提案した。
しかしながら、いずれのタイプであつても、取
付板1の長孔2に切込み2a,2aを形成する必
要があるので加工が複雑になるうえ、爪部23ま
たは爪部材24が切込み2a,2aから外れて押
圧力がなくなるので、取付板1に対するグロメツ
ト20の保持力が弱く外れやすいという問題があ
つた。
(考案の目的) 本考案は上記問題を解消するためになされたも
ので、内装材を取付ける際にグロメツトを取付板
の長孔の所定位置に確実に位置決めして保持で
き、かつ内装材を取付けた後には摺動を許す内装
材取付用グロメツトを新規に提供することを目的
とするものである。
(考案の構成) このため、本考案は、取付板に形成された長孔
よりも大きい寸法を有する頭部と、各々が上記長
孔の長さよりも小さい幅を有するとともに互いに
間隔をおいて上記頭部の下面から立ち下がり、上
記長孔に嵌挿されるステムと、各ステムの外面か
ら突出して上記取付板の裏面にて上記開口の周縁
部に係当する爪部とを備え、取付板の上記長孔に
摺動可能に嵌着されるとともに取付ねじで内装材
を取付ける自動車の内装材取付用グロメツトであ
つて、上記頭部の長手方向に上記取付ねじの螺入
溝を間にして形成されてなる第1の開口および第
2の開口と、各々が上記第1の開口および第2の
開口内にてねじれ可能なヒンジ軸部によりそれぞ
れ支持され、上記各ステムが取付板の長孔に嵌挿
されると各々の下端部が上記長孔の両端部にそれ
ぞれ当接して上記頭部を長孔に対して位置決めす
る一方、取付ねじが上記螺入溝にねじ込まれて内
装材が上記頭部の上面に当接し、各々の上端部が
第1の開口および第2の開口内にそれぞれ押下げ
られるとヒンジ軸部のまわりに回動し、各々の上
記下端部の長孔の両端部との当接が解除される第
1のストツパー片部および第2のストツパー片部
とを備えたことを特徴とするものである。
(考案の効果) 本考案によれば、グロメツトの頭部に形成した
第1の開口および第2の開口内に、取付板の長孔
の長手方向両端部に係止される第1のストツパー
片部および第2のストツパー片部をそれぞれヒン
ジ軸部を介して一体に設けたものであるから、グ
ロメツトを長孔に嵌着した状態では第1のストツ
パー片部および第2のストツパー片部がそれぞれ
長孔の両端部に係止されてグロメツトは確実に位
置決めされる一方、グロメツトに取付ねじにて内
装材を固定すると、内装材が頭部の上面に当接し
て第1のストツパー片部および第2のストツパー
片部がそれぞれ第1の開口および第2の開口内に
押下げられて各ヒンジ軸部をねじりながら回動
し、長孔の両端部での係止が解除されてグロメツ
トが長孔に沿つて摺動可能となる。
従つて、取付板の長孔に従来のような切欠きを
形成しなくても、グロメツトを長孔の所定位置に
確実に位置決めして保持でき、かつ内装材を取付
けた後には、取付ねじの螺入でステムが外方に膨
出して長孔の側縁に押付けられるのでグロメツト
の保持力が確保されて外れにくくなると共に、取
付板と内装材の熱伸縮差を長孔内におけるグロメ
ツトの摺動によつて吸収することかできる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第1図〜第5図に示すように、合成樹脂製のグ
ロメツト30は、取付板31に形成された長孔3
2よりも長く、かつ、幅も広い長方形状の頭部3
3を備え、該頭部33の下面には、各々が長孔3
2の幅方向の両側縁に沿つて下方に立下るととも
に、上記長孔32の長さよりも小さい幅を有する
一対のステム34,34が一体に設けられてい
る。
該各ステム34,34の間には、取付ねじ35
の直径よりも狭い幅の螺入溝36が形成される一
方、該各ステム34,34の間隔は長孔32の幅
よりも僅かに狭く設定されて隙間37,37が隔
てられ、また、該各ステム34,34の外面に
は、長孔32に嵌入したときに取付板31の裏面
に係止される爪部38,38が形成されている。
さらに、該各ステム34,34には、長孔32
に嵌入するときにガイドするセンタリングガイド
39,……,39が設けられている。
一方、上記グロメツト30の頭部33には、上
記螺入溝36に連続して長手方向の両側に開口
(第1および第2の開口)40,40が形成され、
該各開口40,40内には、頭部33の上下方向
に斜めに突出するストツパー片部(第1および第
2のストツパー片部)41,41がそれぞれ設け
られている。
該各ストツパー片部41,41は、各開口4
0,40の内壁面に、ねじれ可能なヒンジ軸部4
2,42を介して一体に成形されている。
該各ストツパー片部41,41の下端部41
a,41aは、上記取付板31の長孔32の長手
方向の両端部にそれぞれ係止されてグロメツト3
0を位置決めする突出寸法に設定され、該各スト
ツパー片部41,41の上端部41b,41b
は、内装材43が頭部33の上面に当接して開口
40,40内に押下げられたときにヒンジ軸部4
2,42をねじりながら回動して、下端部41
a,41aの係止が解除される突出寸法に設定さ
れている。
上記のような構成であれば、取付板31に内装
材43を取付ける際には、まず、グロメツト30
を取付板31の長孔32に嵌着する。このとき、
ステム34の先端部を長孔32に嵌入させて押込
むと、ステム34は内側にたわみながら長孔32
内に送入されてゆき、爪部38が長孔32から外
れると外側に開いて、爪部38が取付板31の裏
面に係止されることにより、抜け止めされる。
この状態では、グロメツト30は、ストツパー
片部41の下端部41a,41aが長孔32の長
手方向両端部にそれぞれ係止されるので(第1図
の実線参照)、長手方向に摺動しないように位置
決めされている。
次に、長孔32に嵌着されたグロメツト30の
頭部33の上に内装材43を配置し、その取付孔
43aを通して取付ねじ35をグロメツト30の
螺入溝36にねじ込み、締結固定する。
そうすると、内装材43が頭部33の上面に当
接するので、ストツパー片部41の上端部41b
が開口40内に押下げられてヒンジ軸部42をね
じりながら回動して、その下端部41aが持上げ
られ、長孔32の長手方向両端部での係止が解除
されて、ストツパー片部41は開口40内に収納
される(第1図の二点鎖線参照)。
同時に、取付ねじ35がステム34間に嵌入す
ることによりステム34が外方に膨出して長孔3
2の側縁に押付けられるので、グロメツト30の
保持力が確保されて外れにくくなる。
この結果、グロメツト30は長孔32に沿つて
摺動可能となるので、取付板31と内装材43の
熱伸縮差を長孔32内におけるグロメツト30の
摺動によつて吸収できるようになるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグロメツトの正面図、第
2図は第1図の平面図、第3図は第1図の側面
図、第4図第1図の−線端面図、第5図はグ
ロメツトの斜視図、第6図は従来の内装材取付状
態を示す分解斜視図、第7図aは従来のグロメツ
トの断面図、第7図b〜第7図eは先行技術のグ
ロメツトの断面図、第7図fは長孔の平面図であ
る。 30……グロメツト、31……取付板、32…
…長孔、33……頭部、34……ステム、35…
…取付ねじ、36……螺入溝、40……第1およ
び第2の開口、41……第1および第2のストツ
パー片部、42……ヒンジ軸部、43……内装
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付板に形成された長孔よりも大きい寸法を有
    する頭部と、各々が上記長孔の長さよりも小さい
    幅を有するとともに互いに間隔をおいて上記頭部
    の下面から立ち下がり、上記長孔に嵌挿されるス
    テムと、各ステムの外面から突出して上記取付板
    の裏面にて上記開口の周縁部に係当する爪部とを
    備え、取付板の上記長孔に摺動可能に嵌着される
    とともに取付ねじで内装材を取付ける自動車の内
    装材取付用グロメツトであつて、 上記頭部の長手方向に上記取付ねじの螺入溝を
    間にして形成されてなる第1の開口および第2の
    開口と、 各々が上記第1の開口および第2の開口内にて
    ねじれ可能なヒンジ軸部によりそれぞれ支持さ
    れ、上記各ステムが取付板の長孔に嵌挿されると
    各々の下端部が上記長孔の両端部にそれぞれ当接
    して上記頭部を長孔に対して位置決めする一方、
    取付ねじが上記螺入溝にねじ込まれて内装材が上
    記頭部の上面に当接し、各々の上端部が第1の開
    口および第2の開口内にそれぞれ押下げられると
    ヒンジ軸部のまわりに回動し、各々の上記下端部
    の長孔の両端部との当接が解除される第1のスト
    ツパー片部および第2のストツパー片部とを備え
    たことを特徴とする自動車の内装材取付用グロメ
    ツト。
JP1434387U 1987-02-02 1987-02-02 Expired - Lifetime JPH0542930Y2 (ja)

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JP1434387U JPH0542930Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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JPS63121161U JPS63121161U (ja) 1988-08-05
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