JPH0542854U - 弁構造 - Google Patents

弁構造

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JPH0542854U
JPH0542854U JP9122791U JP9122791U JPH0542854U JP H0542854 U JPH0542854 U JP H0542854U JP 9122791 U JP9122791 U JP 9122791U JP 9122791 U JP9122791 U JP 9122791U JP H0542854 U JPH0542854 U JP H0542854U
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JP
Japan
Prior art keywords
rod
valve
valve body
opening
flow rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9122791U
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English (en)
Inventor
信之 富川
智彦 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成によりコストの軽減、及び重量の
低減を図りつつ、限られたスペースのエンジンルーム内
へ容易に配置することのできる弁構造を提供することを
目的とする。 【構成】 エア抜き用の開口部17と、入口ポート19
a及び出口ポート19bが接続される弁本体15と、こ
の弁本体15内に配置されるロッド21と、このロッド
21に取り付けられて流体の流量を調整する弁体23
と、前記ロッド21に取り付けられて開口部17へ装着
される蓋体25と、開口部17を密閉するために前記ロ
ッド21を押し下げる方向へ付勢するスプリング31と
を有して構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体の流量を調整する流量調整弁と、エア抜きするためのエア抜き 弁とを一体化した弁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、水冷式エンジンの冷却水を熱源とし、この冷却水をヒータコ アに循環させ当該ヒータコアによって温度上昇された暖房用の空気を車室内へ吹 き出して暖房する車両用暖房装置が種々提案されている。このような車両用暖房 装置で用いられるヒータコアへ冷却水を注水する際にはエア抜きを行う必要が生 じる。このエア抜きを行うためのエア抜き用弁として特開昭59−19782号 公報に示すようなものが提案されている。
【0003】 また、車両用暖房装置では暖房用の空気の温度を調整するためにヒータコアを 流れる冷却水の流量を調整する必要がある。このため、図7に示すようにエア抜 き用の三方弁101と、冷却水の流量を調整するための流量調整弁103とを同 一の流路105に設けて構成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、限られたスペースのエンジンルーム内へ上記エア抜き用の三方 弁101と、流量調整弁103との2種類の弁を配置するにはそのためのスペー スを要し、レイアウトの自由度が制約されるという問題点を有していた。
【0005】 また、エア抜き用弁と、流量調整弁とのコストの軽減、及び重量の低減を図る ことが望まれていた。
【0006】 本考案は上記課題に鑑みて成されたもので、簡易な構成によりコストの軽減、 及び重量の低減を図りつつ、限られたスペースのエンジンルーム内へ容易に配置 することのできる弁構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案が提供する弁構造は、上部にエア抜き用の開 口部が形成され、当該開口部よりも下側に入口ポート及び出口ポートが接続され る本体と、この本体内にあって前記入口ポートから出口ポートへ流入する流体の 流量を調整する弁体と、この弁体を回動駆動して前記流体の流量を調整するロッ ドと、このロッドに設けられて前記開口部を密閉し得る蓋体と、この蓋体によっ て開口部を密閉するために前記ロッドを付勢する付勢手段とを有し、この付勢手 段に抗して前記ロッドを作動することにより前記開口部からエア抜きすることを 要旨とする。
【0008】
【作用】
本考案は、本体内に配設されるロッドへ弁体が取り付けられ、ロッドの回動に 応じて弁体が開弁するので、入口ポートから出口ポートへ流入する流体の流量が 調整される。また、本体の上部にエア抜き用の開口部が形成され、この開口部へ 装着される蓋体がロッドへ取り付けられており、付勢手段がロッドを例えば押し 下げる方向へ付勢することにより、開口部が蓋体によって密閉される。また、付 勢手段に抗して前記ロッドを例えば押し上げることにより前記開口部からエア抜 きをすることができる。
【0009】 このように、簡易な構成により流体の流量を調整するための流量調整弁と、エ ア抜きするためのエア抜き弁とを一体化した構造にしたので、コストの軽減、及 び重量の低減を図つつ、限られたスペースのエンジンルーム内へ容易に配置する ことができる。
【0010】
【実施例】
以下本考案に係る−実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0011】 図1は本考案の弁構造が適用されるエア抜き弁付き流量調整弁1の縦断面図で あり、図2はエア抜き弁付き流量調整弁1が用いられるオートエアコン装置の系 統図である。
【0012】 まず、図2を参照してオートエアコン装置の系統に係る構成を説明する。水冷 式のエンジン3のウオータジャケット5内には冷却水が満たされ、この冷却水は ウオータポンプ7によって循環される。すなわち、ウオータジャケット5とラジ エータ9とのあいだの流路にはサーモスタッド11が配置され、冷却水の温度が サーモスタッド11の動作設定温度より高いときには、冷却水がウオータジャケ ット5からラジエータ9へ送られて冷却され、再びウオータジャケット5へ戻さ れる。これにより、ウオータジャケット5内の冷却水が一定温度に調整される。 また、ウオータジャケット5とヒータコア13とのあいだの流路には、本考案の 弁構造が適用されるエア抜き弁付き流量調整弁1が配置され、冷却水がこのエア 抜き弁付き流量調整弁1によって必要な量だけヒータコア13を通って循環され る。そして、ヒータコア13によって温度上昇された暖房用の空気が車室内へ吹 き出されるようになっている。
【0013】 次に、図1、図3及び図4を参照して前記エア抜き弁付き流量調整弁1の構成 を説明する。本体である弁本体15の上部にはエア抜き用の段付き開口部17が 形成され、当該開口部17よりも下側には入口ポート19a及び出口ポート19 bが接続されている。弁本体15内の鉛直方向にはロッド21が配置され、この ロッド21の上端は、継手21aを介してオートエアコン装置側の設定温度を調 整するレバーと接続されており、当該レバーに連動して回動される。弁本体15 内に配置されたロッド21には円盤状の弁体23が取り付けられている。弁体2 3はロッド21と一体に回動するものであり、図4に示すように弁体23がフル クールポジションである位置Bへ回動した場合は入口ポート19aと出口ポート 19bとの間の流路が閉鎖される。
【0014】 すなわち、弁体23が位置Bへ回動した状態では、弁体23を収容するケース 15aの内壁へ弁体23の外周部が密着する。また、弁体23が位置Bから位置 Aへ回動するに応じて入口ポート19aから出口ポート19bへ流入する冷却水 の流量が増加し、弁体23がフルホットポジションである位置Aへ回動した場合 は、入口ポート19aと出口ポート19bとの間の流路が全開となる。
【0015】 従って、弁体23はロッド21の回動に応じて開弁し、入口ポート19aから 出口ポート19bへ流入する流体の流量を調整する。また、後で説明するように 弁体23が位置Cへ回動した場合は段付き開口部17からエア抜きをすることが できる。この段付き開口部17へ装着される蓋体25が前記ロッド21に取り付 けられている。ロッド21が蓋体25に接触する部分にはシール部材であるOリ ング27aが設けられ、ロッド21がケース15aの下端部に接触する部分には Oリング27bが設けられている。
【0016】 また、蓋体25が段付き開口部17に接触する部分にはOリング29が設けら れている。ロッド21の下端部21aとケース15aとのあいだにはスプリング 31が装着されている。このスプリング31は付勢手段であり、ロッド21を押 し下げる方向へ付勢することにより、蓋体25が段付き開口部17を密閉する。
【0017】 図5は、図4の矢視X−Xから断面にした場合を示した縦断面図である。ケー ス15aの上部には、一対の収容部33が形成されている。この収容部33は弁 体23の回動位置Cと対応する位置へ形成されている。また、収容部33の内側 には弁体23の一部を収容し得る凹部が形成されている。従って、弁体23の回 動位置Cではスプリング31に抗してロッド21の下端部21aを押し上げるこ とにより、ロッド21に取り付けられた弁体23が押し上げられ、弁体23の上 部が収容部33内へ収容される。
【0018】 次に、作用を説明する。まず、流量の調整に係る作用を説明する。
【0019】 継手21aを介してロッド21に取り付けられた弁体23をフルクールポジシ ョンである位置Bへ回動させると、ケース15aの内壁へ弁体23の外周部が密 着する。これにより、入口ポート19aと出口ポート19bとの間の流路が閉鎖 される。
【0020】 このような状態から弁体23を位置Bから位置Aへ回動させると、その回動量 に応じて弁体23の開弁量が増加する。従って、弁体23が位置Bから位置Aへ 回動するに応じて入口ポート19aから出口ポート19bへ流入する冷却水の流 量が直線的に増加する。そして、弁体23がフルホットポジションである位置A へ回動した場合は、入口ポート19aと出口ポート19bとの間の流路が全開と なる。
【0021】 以上の如く、位置Aと位置Bとの間では、弁体23がロッド21の回動量に応 じて開弁し、入口ポート19aから出口ポート19bへ流入する冷却水の流量を 調整することができる。
【0022】 次に、図6を参照してエア抜きに係る作用を説明する。まず、継手21aを介 してロッド21に取り付けられた弁体23を位置Cへ回動させる。そして、弁体 23を位置Cへ回動させた状態で、スプリング31に抗してロッド21の下端部 21aを押し上げる。このとき、ロッド21に取り付けられた弁体23が上方へ 移動し、弁体23の一部が収容部33内へ収容される。これにより、入口ポート 19aと出口ポート19bとが連通される。また、同時にロッド21に取り付け られた蓋体25が上方へ移動し、蓋体25と段付き開口部17との密着状態が解 除されるので、図6に矢印で示すように段付き開口部17からエア抜きをするこ とができる。
【0023】 尚、上記の実施例では、弁本体15の上部に形成されるエア抜き用の開口部と して段付き開口部17を設けて構成したが、円錐状の開口部を形成すると共に、 これに密着し得る蓋部をロッド21に取り付けて構成しても良い。
【0024】 以上のごとく構成すると、弁本体15の上部に形成される開口部の形状を簡略 化することができ、さらにコストの軽減を図ることができる。また、弁体23を ロッド21の回動に連動して回動させると共に、ロッド21の下端部21aが押 し上げられたときには、弁体23を移動させることなくロッド21のみを上方へ 移動させるように構成すると、収容部33を不要にすることができ、製造コスト の低減を図ることができる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明してきたように本考案によれば、弁本体内の鉛直方向に配置されるロ ッドへ弁体が取り付けられ、ロッドの回動に応じて弁体を開弁するように構成し たので、ロッドの回動に応じて流体の流量を調整することができる。
【0026】 また、弁本体の上部にエア抜き用の開口部が形成され、この開口部へ装着され る蓋体がロッドへ取り付けられており、付勢手段がロッドを押し下げる方向へ付 勢することにより、開口部が蓋体によって密閉される。そして、付勢手段に抗し て前記ロッドを押し上げることにより前記開口部からエア抜きをすることができ る。
【0027】 このように、簡易な構成により流体の流量を調整するための流量調整弁と、エ ア抜きするためのエア抜き弁とを一体化した構造にしたので、コストの軽減、及 び重量の低減を図りつつ、限られたスペースのエンジンルーム内へ容易に配置す ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の弁構造が適用されるエア抜き弁付き流
量調整弁の縦断面図である。
【図2】本考案の弁構造によるエア抜き弁付き流量調整
弁が用いられるオートエアコン装置の系統図である。
【図3】本考案の弁構造が適用されるエア抜き弁付き流
量調整弁の外観斜視図である。
【図4】本考案の弁構造が適用されるエア抜き弁付き流
量調整弁の横断面図である。
【図5】図4の矢印X−Xから断面にして示した縦断面
図である。
【図6】本考案の弁構造が適用されるエア抜き弁付き流
量調整弁のエア抜きに係る作用の説明図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 エア抜き弁付き流量調整弁 15 弁本体 17 段付き開口部 19a 入口ポート 19b 出口ポート 21 ロッド 23 弁体 25 蓋体 31 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にエア抜き用の開口部が形成され、
    当該開口部よりも下側に入口ポート及び出口ポートが接
    続される本体と、 この本体内にあって前記入口ポートから出口ポートへ流
    入する流体の流量を調整する弁体と、 この弁体を回動駆動して前記流体の流量を調整するロッ
    ドと、 このロッドに設けられて前記開口部を密閉し得る蓋体
    と、 この蓋体によって開口部を密閉するために前記ロッドを
    付勢する付勢手段とを有し、この付勢手段に抗して前記
    ロッドを作動することにより前記開口部からエア抜きす
    ることを特徴とする弁構造。
JP9122791U 1991-11-07 1991-11-07 弁構造 Pending JPH0542854U (ja)

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JP9122791U JPH0542854U (ja) 1991-11-07 1991-11-07 弁構造

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JP9122791U JPH0542854U (ja) 1991-11-07 1991-11-07 弁構造

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JPH0542854U true JPH0542854U (ja) 1993-06-11

Family

ID=14020540

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JP9122791U Pending JPH0542854U (ja) 1991-11-07 1991-11-07 弁構造

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JP (1) JPH0542854U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391362B1 (ko) * 2001-06-08 2003-07-16 현대자동차주식회사 히터 호스의 연결구조
JP2009275763A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Honda Motor Co Ltd 弁装置

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