JPH054282A - 樹脂成形品の粘着層形成装置 - Google Patents

樹脂成形品の粘着層形成装置

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Publication number
JPH054282A
JPH054282A JP3010872A JP1087291A JPH054282A JP H054282 A JPH054282 A JP H054282A JP 3010872 A JP3010872 A JP 3010872A JP 1087291 A JP1087291 A JP 1087291A JP H054282 A JPH054282 A JP H054282A
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JP
Japan
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foam
screen
resin molded
adhesive
molded product
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Application number
JP3010872A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Goto
正行 後藤
Naohisa Nagasaka
尚久 長坂
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH054282A publication Critical patent/JPH054282A/ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両面テープを用いることなく、樹脂成形品上
の任意の領域に極めて容易に粘着層を形成することがで
き、かつ製造コストを低減する。 【構成】 無端状をなす一対のスクリーン12と、両ス
クリーン12の間隙Sを介してサイドモールW上に帯状
に発泡体28と粘着材29を塗布するスプレー装置2
1,22と、発泡体28及び粘着材29を加熱・硬化さ
せる加熱炉7と、スクリーン12の表面に付着した発泡
体28及び粘着材2を除去する除去装置14とを設け、
サイドモールW上に発泡体28と粘着材29を塗布して
加熱させ、両面テープを用いることなく発泡層30及び
粘着層31を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂成形品の粘着層形成
装置に関するもので、例えば、自動車用サイドモール等
を車両の側面に貼着するための粘着層形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】従来のこの種の樹脂成形品の粘着層形成装
置として、自動車用サイドモールの成形装置を挙げるこ
とができる。
【0003】図13はこの従来のサイドモールの成形装
置を示す構成図である。
【0004】この成形装置は、押出成形機101、冷却
水槽102、引取機103、アニーリング装置104、
裏面研削機105、プライマ塗布機106、及び正寸切
断機107から構成され、サイドモールWは押出成形機
101側から正寸切断機107側に順次搬送されるよう
になっている。
【0005】次に、上記のように構成されたサイドモー
ルの成形装置の動作を説明する。
【0006】前記サイドモールは押出成形機101で長
尺状に形成され、順次冷却水槽102で冷却されながら
引取機103で連続的に引き出される。その後、サイド
モールはアニーリング装置104による再加熱で歪が除
去され、裏面研削機105で裏面を平坦に研削される。
次いで、サイドモールの裏面にはプライマ塗布機106
で下地処理が行なわれ、正寸切断機107で所定の長さ
に切断されて個々のサイドモールに分離される。そし
て、最終工程において、サイドモールの切断面が仕上さ
れるとともに、その裏面に剥離紙付の両面テープが貼着
され、サイドモールが完成する。
【0007】なお、このサイドモールの車両への装着時
には、前記剥離紙を剥がして両面テープを車両の側面に
圧接し、容易に取付けられるように、側面に生じている
僅かな凹凸を吸収する等、密着性を向上させるために両
面テープには柔軟な発泡層が設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイドモールの
成形装置は、上記のように両面テープにて粘着層を形成
するようになっているため、最終工程において、サイド
モールの形状に合わせて両面テープを裁断したり、その
両面テープをサイドモールの裏面形状に合致するように
貼着したりする等、煩雑な作業を行なわねばならない。
【0009】そこで、本発明は両面テープを用いること
なく、樹脂成形品上の任意の領域に極めて容易に粘着層
を形成することができ、かつ製造コストを低減すること
ができる樹脂成形品の粘着層形成装置の提供を課題とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
樹脂成形品の粘着層形成装置は、樹脂成形品が搬送され
る搬送経路に位置し、樹脂成形品上に配置されるマスキ
ング用のスクリーンを介して樹脂成形品上に発泡体を塗
布する発泡体塗布手段と、前記スクリーンを介して前記
発泡体上に粘着材を塗布する粘着材塗布手段と、前記発
泡体及び粘着材を加熱・硬化させて発泡層及び粘着層を
形成する加熱手段と、前記スクリーンを特定方向に移動
させる駆動手段と、前記スクリーンの走行に伴って表面
に付着した前記発泡体及び粘着材を除去する除去手段と
を具備する。
【0011】請求項2の発明にかかる樹脂成形品の粘着
層形成装置は、樹脂成形品が順次搬送される搬送経路に
位置し、連通孔が形成された無端状のマスキング用のス
クリーンの連通孔を樹脂成形品に対応させるべく、前記
スクリーンを回動走行させる駆動手段と、前記スクリー
ンの連通孔を介して樹脂成形品上に発泡体を塗布する発
泡体塗布手段と、前記樹脂成形品の発泡体上に、前記ス
クリーンの連通孔を介して粘着材を塗布する粘着材塗布
手段と、前記発泡体及び粘着材を加熱・硬化させて発泡
層及び粘着層を形成する加熱手段と、前記スクリーンの
走行に伴って表面に付着した前記発泡体及び粘着材を除
去する除去手段とを具備する。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、搬送中の樹脂成形
品上には、スクリーンを介して発泡体と粘着材が塗布さ
れ、それらは加熱手段にて加熱・硬化されて発泡層及び
粘着層となり、また、前記スクリーンの表面に付着した
発泡体や粘着材はスクリーンの走行に伴って除去手段に
て除去され、両面テープを用いることなく発泡層及び粘
着層が形成される。
【0013】請求項2の発明においては、搬送中の樹脂
成形品上には、連通孔が形成された無端状のマスキング
用のスクリーンを介して発泡体と粘着材が塗布され、そ
れらは加熱手段にて加熱・硬化されて発泡層及び粘着層
となり、また、前記スクリーンの表面に付着した発泡体
や粘着材は無端状のスクリーンの走行に伴って除去手段
にて除去され、再びマスキングに利用され、このように
両面テープを用いることなく発泡層及び粘着層が形成さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0015】[第一実施例]図2は本発明の第一実施例
のサイドモールの成形装置を示す構成図である。
【0016】この成形装置は、押出成形機1、冷却水槽
2、引取機3、アニーリング装置4、裏面研削機5、塗
布装置6、加熱炉7、剥離紙貼着機8、及び正寸切断機
9から構成され、サイドモールWは押出成形機1側から
正寸切断機9側へ順次搬送されるようになっている。前
記塗布装置6、加熱炉7、及び剥離紙貼着機8以外の機
器の構成は、従来技術で説明した成形装置と同一であ
り、特に、この実施例では、相違点を重点的に説明す
る。
【0017】図1は前記塗布装置6の概略を示す正面
図、図3は同じく平面図、図5は図1のX−X線断面図
である。
【0018】塗布装置6のガイドレール11の個所でサ
イドモールWの搬送経路は上方に迂回しており、裏面研
磨機5からのサイドモールWは裏面側を上方に向けてガ
イドレール11のガイド溝11a内に嵌まり込み、その
位置決めされた状態でガイドレール11上を移送されて
加熱炉7に至るようになっている。塗布装置6には互い
に並設された無端状をなす一対のマスキング用スクリー
ン12が設けられ、両スクリーン12はその間に所定寸
法の間隙Sが形成された状態で、4対の従動ローラ13
にて四角状に張架・支持されている。両スクリーン12
の上側張架部は前記ガイドレール11上に位置し、両ス
クリーン12の間隙Sはガイドレール11のガイド溝1
1aに沿っている。
【0019】前記両スクリーン12の下側張架部には、
除去手段としての除去装置14、駆動手段としての駆動
装置15、及び離型剤塗布装置16が設けられている。
駆動装置15には両スクリーン12を挾持する一対の駆
動ローラ15aが設けられ、一方の駆動ローラ15aが
モータ17にて回転駆動されてスクリーン12を時計回
りに、即ち、その上側張架部をサイドモールWの搬送方
向と同一方向に走行させるようになっている。また、除
去装置14には前記従動ローラ13との間で両スクリー
ン12を挾持するスクレーパー18が設けられ、スクリ
ーン12の走行に伴ってスクレーパー18の先端がスク
リーン12の外周面を摺接するようになっている。
【0020】前記除去装置14には、裏当て部材19と
の間で両スクリーン12を挾持するブラシ20が設けら
れ、このブラシ20は図示しないモータで回転駆動され
てスクリーン12の外周面を清掃するようになってい
る。更に、詳細は説明しないが、前記離型剤塗布装置1
6は両スクリーン12の外周面に離型剤を塗布し、後述
する発泡体や粘着材のスクレーパー18による剥離を容
易にしている。一方、前記ガイドレール11上の上流側
には発泡体スプレー装置21が、下流側には粘着材スプ
レー装置22がそれぞれ図示しないブラケットで支持さ
れている。
【0021】図4は発泡体スプレー装置の一例を示す構
成図である。
【0022】このスプレー装置21はポリオールとイソ
シアネートとを混合して発泡体を生成するようになって
おり、それぞれの液体を貯溜したタンク23a,23b
を備えている。前記両タンク23a,23bはポンプ2
4a,24bを介してヒータ25a,25bと接続さ
れ、そのヒータ25a,25bはヒータ内蔵型のホース
26a,26bを介して共通のスプレー用ヘッド27に
接続されている。
【0023】そして、前記ポンプ24a,24bの作動
により、ポリオールとイソシアネートはそれぞれのタン
ク23a,23b内からヒータ25a,25bに導入さ
れて加熱され、前記ホース26a,26bを経てスプレ
ー用ヘッド27内で発泡体として混合され、下方のサイ
ドモールWに向けて噴射される。同様に、前記粘着材ス
プレー装置22も近似的な構成からなり、粘着材を下方
のサイドモールWに向けて噴射するようになっている。
【0024】なお、この塗布装置6の全体は図示しない
公知の排気ブース内に収容され、発泡体や粘着材の外部
への飛散が防止されている。
【0025】一方、前記加熱炉7は塗布装置6から搬送
されるサイドモールWを加熱し、その裏面の発泡体28
や粘着材29(図7に示す)を硬化させて発泡層30や
粘着層31(図8に示す)を形成するようになってい
る。また、前記剥離紙貼着機8は加熱炉7から搬送され
るサイドモールWの粘着層31上に剥離紙32を貼着す
るようになっている。
【0026】次に、上記のように構成された本実施例の
サイドモールの成形装置の動作を説明する。
【0027】前記サイドモールWは押出成形機1で長尺
状に形成され、順次冷却槽2で冷却されながら引取機3
で連続的に引き出される。その後、サイドモールWはア
ニーリング装置4による再加熱で歪が除去され、裏面研
削機5で裏面を平坦に研削される。ここまでの処理は従
来の成形装置と全く同様である。
【0028】次いで、サイドモールWは塗布装置6に搬
送され、図5に示すように、裏面側を上方に向けてガイ
ドレール11のガイド溝11a内を移送される。そし
て、サイドモールWの裏面には、まず、図6に示すよう
に、前記発泡体スプレー装置21からの発泡体28が塗
布され、その後、図7に示すように、発泡体28上に粘
着材スプレー装置22からの粘着材29が塗布される。
このときの発泡体28や粘着材29は前記両スクリーン
12の間隙Sを介して塗布されるため、両スクリーン1
2間の間隙Sに対応する個所、即ち、サイドモールWの
中央のみに帯状に塗布され、それ以外の個所は両スクリ
ーン12にて遮られる。
【0029】更に、図8に示すように、サイドモールW
は加熱炉7に搬送されて加熱され、その裏面の発泡体2
8や粘着材29は硬化して発泡層30や粘着層31を形
成する。その後、図9に示すように、サイドモールWは
剥離紙貼着機8に搬送されて粘着層31上に剥離紙32
が貼着され、正寸切断機9で所定の長さに切断されて個
々のサイドモールWに分離される。そして、そのサイド
モールWの切断面を仕上げるとサイドモールWが完成す
る。
【0030】一方、前記両スクリーン12は駆動装置1
5に駆動されて時計回りに走行し、両スクリーン12の
発泡体28や粘着材29の付着個所は順次移動して未付
着の個所が前記したサイドモールWのマスキングに利用
される。そして、両スクリーン12の外周面に付着した
発泡体28や粘着材29は、スクリーン12の走行に伴
って除去装置14内に導入されてスクレーパー18にて
剥離されるとともに、スクリーン12の外周面は前記ブ
ラシ20にて清掃される。更に、スクリーン12の外周
面には前記離型剤塗布装置16にて離型剤が塗布され、
再び、前記マスキングに利用される。
【0031】このように、上記実施例は、長尺状のサイ
ドモールWが搬送される搬送経路の一側に位置し、搬送
中のサイドモールW上で互いの間に間隙Sを形成した状
態で並設された無端状をなす一対のマスキング用のスク
リーン12と、前記サイドモールWの搬送に伴い、前記
両スクリーン12の間隙Sを介してサイドモールW上に
帯状に発泡体28を塗布する発泡体スプレー装置21
と、前記サイドモールWの搬送に伴い、前記両スクリー
ン12の間隙Sを介して前記発泡体28上に帯状に粘着
材29を塗布する粘着材スプレー装置22と、前記発泡
体28及び粘着材29を加熱・硬化させて発泡層30及
び粘着層31を形成する加熱炉7と、前記両スクリーン
12を特定方向に走行させる駆動装置15と、前記両ス
クリーン12の一側に配設され、スクリーン12の走行
に伴って外周面に付着した前記発泡体28及び粘着材2
9を除去する除去装置14とを具備している。
【0032】したがって、搬送中のサイドモールW上に
は、スプレー装置21,22により両スクリーン12の
間隙Sを介して帯状に発泡体28と粘着材29が塗布さ
れ、それらは加熱炉7にて加熱・硬化されて発泡層30
及び粘着層31が形成される。また、前記スクリーン1
2の外周面に付着した発泡体28や粘着材29はスクリ
ーン12の走行に伴って除去装置14にて除去され、再
び、マスキングに利用される。
【0033】そして、このように両面テープを用いるこ
となく自動化された一連のライン処理の中で発泡層30
や粘着層31が形成されることから、従来のサイドモー
ルWに両面テープを貼着するための種々の煩雑な手作業
を省略することができ、ひいてはサイドモールWの製造
を容易に行なうことができる。また、比較的高価な両面
テープの代わりに、安価な液状の発泡体28や粘着材2
9を用いることから、サイドモールWの製造コストを低
減することができる。
【0034】[第二実施例]図10は本発明の第二実施
例のサイドモールの成形装置を示す構成図である。
【0035】この成形装置は、第一実施例に比較して押
出成形機1の代わりに射出成形機41を備えているこ
と、引取機3、正寸切断機9が省略されていること、及
び塗布装置42の構成が異なることが相違点であるた
め、特に、この実施例では、相違点を重点的に説明す
る。
【0036】射出成形機41は長方形状をなす個々のサ
イドモールWを順次成形するようになっており、成形さ
れたサイドモールWは所定の搬送ピッチで搬送されるよ
うになっている。したがって、塗布装置42等の各機器
には、第一実施例のような長尺状のものではなく個々の
サイドモールWが順次搬送されることになる。
【0037】図11は前記塗布装置の概略を示す正面
図、図12は図11のY−Y線断面図である。
【0038】サイドモールWの搬送経路の下側にはガイ
ドレール43が設けられ、裏面研磨機8からの各サイド
モールWは裏面を上方に向けた状態でガイドレール43
に案内されて加熱炉7に至るようになっている。ガイド
レール43上には無端状をなす1本のマスキング用スク
リーン44が設けられ、そのスクリーン44は4つの従
動ローラ44aにて四角状に張架・支持されている。
【0039】前記スクリーン44の下側張架部は前記ガ
イドレール43上に位置し、そのガイドレール43に沿
っている。このスクリーン44には、サイドモールWの
搬送ピッチと同一ピッチで複数の連通孔45が透設さ
れ、その連通孔45はサイドモールWの外寸より若干小
さい長方形状をなしている。
【0040】前記スクリーン44の上側張架部には、第
一実施例と同様の駆動装置15及び離型剤塗布装置16
が設けられ、駆動装置15はサイドモールWの搬送に同
期してスクリーン44の下側張架部を同一方向及び速度
で走行させるようになっている。したがって、ガイドレ
ール43に案内される各サイドモールW上には常にスク
リーン44のいずれかの連通孔45が対応することにな
る。また、スクリーン44の右側張架部には除去装置4
6が設けられ、スクリーン44内に配置されたスクレー
パー47とブラシ48はそれぞれ裏当て部材49,50
との間でスクリーン44を挾持するようになっている。
更に、スクリーン44内には前記発泡体スプレー装置2
1と粘着材スプレー装置22がそれぞれ図示しないブラ
ケットで支持されている。
【0041】なお、このように除去装置46やスプレー
装置21,22をスクリーン44内に配置することで、
塗布装置42全体の小型化を達成している。
【0042】次に、上記のように構成された本実施例の
サイドモールの成形装置の動作を説明する。
【0043】前記射出成形機41にて成形された各サイ
ドモールWは、所定の搬送ピッチで冷却水槽2、アニー
リング装置4、裏面研削機5を経て塗布装置42に導入
される。ガイドレール43にて案内されるサイドモール
Wにはスクリーン44の連通孔45が対応し、前記スプ
レー装置21,22からの発泡体や粘着材はスクリーン
44の連通孔45と同様の長方形状に塗布され、他の個
所はスクリーン44にて遮られる。
【0044】その後、サイドモールWは加熱炉7に搬送
され、その発泡体28及び粘着材29が加熱・硬化して
発泡層30や粘着層31を形成する。そして、剥離紙貼
着機8にて粘着層31上に剥離紙32が貼着され、サイ
ドモールWが完成する。
【0045】なお、前記除去装置46や離型剤塗布装置
16の動作は第一実施例と同様であり、スクリーン44
の内周面に付着した発泡体28や粘着材29は除去装置
46で除去され、離型剤塗布装置16にて離型剤が塗布
される。
【0046】このように、上記実施例は、多数のサイド
モールWが順次搬送される搬送経路の一側に位置し、複
数の連通孔45が形成された無端状をなすマスキング用
のスクリーン44と、前記スクリーン44の連通孔45
をサイドモールWに対応させた状態で、前記スクリーン
44をサイドモールWの搬送方向と同一方向に走行させ
る駆動装置15と、順次搬送される各サイドモールWの
所定の領域上に、前記スクリーン44の各連通孔45を
介して発泡体28を塗布する発泡体スプレー装置21
と、順次搬送される各サイドモールWの発泡体28上
に、前記スクリーン44の各連通孔45を介して粘着材
29を塗布する粘着材スプレー装置22と、前記発泡体
28及び粘着材29を加熱・硬化させて発泡層30及び
粘着層31を形成する加熱炉7と、前記スクリーン44
の一側に配設され、スクリーン44の走行に伴って表面
に付着した前記発泡体28及び粘着材29を除去する除
去装置46とを具備している。
【0047】したがって、搬送中のサイドモールWはス
クリーン44の連通孔46と対応し、スプレー装置2
1,22により前記連通孔45を介して長方形状の領域
に発泡体28と粘着材29が塗布され、それらは加熱炉
7にて加熱・硬化されて発泡層30及び粘着層31が形
成される。また、前記スクリーン44の表面に付着した
発泡体28や粘着材29はスクリーン44の走行に伴っ
て除去装置46にて除去され、再び、マスキングに利用
される。
【0048】そして、この第二実施例においても第一実
施例と同様に、両面テープを用いることなく自動化され
た一連のライン処理の中で発泡層30や粘着層31が形
成されることから、従来のサイドモールWに両面テープ
を貼着するための種々の煩雑な手作業を省略することが
でき、ひいてはサイドモールWの製造を容易に行なうこ
とができる。また、比較的高価な両面テープの代わり
に、安価な液状の発泡体28や粘着材29を用いること
から、サイドモールWの製造コストを低減することがで
きる。
【0049】ところで、上記実施例ではサイドモールの
粘着層成形装置として具体化したが、これに限定される
ものではなく、樹脂成形品を対象とする粘着層形成装置
であれば車両以外の種々の形状の樹脂成形品を対象する
ことができる。
【0050】また、上記実施例の発泡体塗布手段及び粘
着材塗布手段は、サイドモールWに向けて発泡体28や
粘着材29を噴射するスプレー装置21,22として構
成されているが、これに限定されるものではなく、サイ
ドモールWに発泡体28や粘着材29を塗布できるもの
であればよい。したがって、例えば、多孔質性のローラ
に発泡体28や粘着材29を含侵させ、そのローラをス
クリーン12,44を介してサイドモールW上で転動さ
せ、所定の領域に前記発泡体28や粘着材29を塗布す
るようにしてもよい。
【0051】更に、上記実施例の駆動手段は、モータ1
7を備えた駆動装置15として構成されているが、これ
に限定されるものではなく、スクリーン12,44を走
行させることができるものであればよい。
【0052】一方、上記実施例の除去手段は、スクレー
パー18,47とブラシ20,48を備えた除去装置1
4,46として構成されているが、これに限定されるも
のではなく、スクリーン12,44に付着した発泡体2
8や粘着材29を除去可能なものであればよい。したが
って、例えば、スクレーパー18,47とブラシ20,
48のいずれか一方を備えた除去装置として具体化して
もよい。
【0053】なお、上記実施例は樹脂成形品としてのサ
イドモールWの上の粘着層31に剥離紙32を接合する
剥離紙貼着手段である剥離紙貼着機8は、加熱炉7から
搬送されるサイドモールWの粘着層31上に剥離紙32
を貼着するものであるから、製造場所とそれを使用する
場所とを離すことができる。
【0054】また、上記実施例のスクリーン12は一対
で所定の発泡体28及び粘着材29の塗布領域を設定し
ているが、本発明を実施する場合には、スクリーン44
のように連通孔を単数または複数形成したものでもよ
く、また、発泡体28と粘着材29の塗布領域を異にす
るように連通孔を単数または複数形成してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の樹脂成
形品の粘着層形成装置は、樹脂成形品が搬送される搬送
経路に位置し、樹脂成形品上に配置されるマスキング用
のスクリーンを介して樹脂成形品上に発泡体を塗布する
発泡体塗布手段と、前記スクリーンを介して前記発泡体
上に粘着材を塗布する粘着材塗布手段により、前記発泡
体及び粘着材を形成し、序で、加熱手段で前記発泡体及
び/または粘着材を化学反応させて発泡層及び粘着層を
形成する。この間、前記スクリーンを駆動手段で特定方
向に移動させ、除去手段でスクリーンの走行に伴って表
面に付着した前記発泡体及び粘着材を除去するものであ
る。したがって、両面テープを用いることなく発泡層及
び粘着層が形成されることから、樹脂成形品の製造を容
易に行なうことができ、かつ製造コストを低減すること
ができる。
【0056】請求項2の発明の樹脂成形品の粘着層形成
装置は、連通孔が形成された無端状をなすマスキング用
のスクリーンと、前記連通孔を搬送中の樹脂成形品に対
応させた状態で、前記連通孔を介して樹脂成形品上の所
定の領域に発泡体と粘着材を塗布する発泡体塗布手段及
び粘着材塗布手段と、発泡体及び粘着材を加熱・硬化さ
せる加熱手段と、スクリーンの走行に伴って表面に付着
した発泡体及び粘着材を除去する除去手段とを具備する
ため、前記連通孔を介して所定の領域に発泡体と粘着材
が塗布され、それらは加熱手段で化学反応させて発泡層
及び粘着層となり、また、前記スクリーンの表面に付着
した発泡体や粘着材はスクリーンの走行に伴い除去手段
にて除去されて再びマスキングに利用され、このように
両面テープを用いることなく発泡層及び粘着層が形成さ
れることから、樹脂成形品の製造を容易に行なうことが
でき、かつ製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例の樹脂成形品の粘着
層形成装置における塗布装置の概略を示す正面図であ
る。
【図2】図2は本発明の第一実施例の樹脂成形品の粘着
層形成装置におけるサイドモールの成形装置を示す構成
図である。
【図3】図3は本発明の第一実施例の樹脂成形品の粘着
層形成装置における塗布装置の概略を示す平面図であ
る。
【図4】図4は本発明の第一実施例の樹脂成形品の粘着
層形成装置における発泡体スプレー装置の一例を示す構
成図である。
【図5】図5は図1のX−X線断面図である。
【図6】図6は本発明の第一実施例の樹脂成形品の粘着
層形成装置における発泡体の塗布時を示す説明図であ
る。
【図7】図7は本発明の第一実施例の樹脂成形品の粘着
層形成装置における粘着材の塗布時を示す説明図であ
る。
【図8】図8は本発明の第一実施例の樹脂成形品の粘着
層形成装置における加熱炉による加熱時の説明図であ
る。
【図9】図9は本発明の第一実施例の樹脂成形品の粘着
層形成装置における剥離紙の貼着時の説明図である。
【図10】図10は本発明の第二実施例の樹脂成形品の
粘着層形成装置におけるサイドモールの成形装置を示す
構成図である。
【図11】図11は本発明の第二実施例の樹脂成形品の
粘着層形成装置における塗布装置の概略を示す正面図で
ある。
【図12】図12は図11のY−Y線断面図である。
【図13】図13は従来のサイドモールの成形装置を示
す構成図である。
【符号の説明】
7 加熱炉(加熱手段) 12,44 スクリーン 14 除去装置(除去手段) 15 駆動装置(駆動手段) 21 発泡体スプレー装置(発泡体塗布手段) 22 粘着材スプレー装置(粘着材塗布手段) 28 発泡体 29 粘着材 30 発泡層 31 粘着層 45 連通孔 W サイドモール(樹脂成形品) S 間隙(連通空間)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 13/04 A 7912−3D C09J 5/00 JGU 6770−4J // B29K 105:04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品が搬送される搬送経路に位置
    し、樹脂成形品上に配置されるマスキング用のスクリー
    ンと、前記スクリーンを介して樹脂成形品上に発泡体を
    塗布する発泡体塗布手段と、前記スクリーンを介して前
    記発泡体上に粘着材を塗布する粘着材塗布手段と、前記
    発泡体及び/または粘着材を加熱して発泡層及び粘着層
    を形成する加熱手段と、前記スクリーンを特定方向に移
    動させる駆動手段と、前記スクリーンの走行に伴って表
    面に付着した前記発泡体及び粘着材を除去する除去手段
    とを具備することを特徴とする樹脂成形品の粘着層形成
    装置。
  2. 【請求項2】 樹脂成形品が順次搬送される搬送経路に
    位置し、連通孔が形成された無端状のマスキング用のス
    クリーンと、前記スクリーンの連通孔を樹脂成形品に対
    応させるべく、前記スクリーンを回動走行させる駆動手
    段と、前記スクリーンの連通孔を介して樹脂成形品上に
    発泡体を塗布する発泡体塗布手段と、前記樹脂成形品の
    発泡体上に、前記スクリーンの連通孔を介して粘着材を
    塗布する粘着材塗布手段と、前記発泡体及び/または粘
    着材を加熱して発泡層及び粘着層を形成する加熱手段
    と、前記スクリーンの走行に伴って表面に付着した前記
    発泡体及び粘着材を除去する除去手段とを具備すること
    を特徴とする樹脂成形品の粘着層形成装置。
JP3010872A 1991-01-31 1991-01-31 樹脂成形品の粘着層形成装置 Pending JPH054282A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018193048A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 片山工業株式会社 車両用装飾部材及びその取付構造
CN111409270A (zh) * 2020-04-08 2020-07-14 浙江安普森医疗器械有限公司 一种口罩耳带焊接装置

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JP2018193048A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 片山工業株式会社 車両用装飾部材及びその取付構造
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