JPH0542746U - 水道メータのピポツト構造 - Google Patents

水道メータのピポツト構造

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JPH0542746U
JPH0542746U JP9202391U JP9202391U JPH0542746U JP H0542746 U JPH0542746 U JP H0542746U JP 9202391 U JP9202391 U JP 9202391U JP 9202391 U JP9202391 U JP 9202391U JP H0542746 U JPH0542746 U JP H0542746U
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JP
Japan
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pivot
metal pipe
water meter
pipe
tip
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Pending
Application number
JP9202391U
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Inventor
秀徳 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Original Assignee
Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aichi Tokei Denki Co Ltd filed Critical Aichi Tokei Denki Co Ltd
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  • Measuring Volume Flow (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工工数が少なく、先端部と軸部の同心度が
出易く、かつ組付け時の傾斜偏心を小さくする。 【構成】 羽根車の荷重を直接受ける先端部2bをプラ
スチック成形で形成し、この先端部2bと一体をなす軸
部2cの外周を金属製のパイプ2dで覆った。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は水道メータのピポット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
水道メータで、羽根車1を回転可能に支承するピポットは、図7に示すように 、金属のピポット軸2aとその上部に組み付けた先端(上端)が砲弾形のエボナ イトの先端部2bとからなるピポット2を、図8に示すように、ピポット支え3 とピポットナット4で下ケース5に装着していた。
【0003】 又、図7に示すピポット2を図9に示すように、下インナーケース6に螺合し 、ピポットナット3で固定する組立構造も公知である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ピポット2の先端部2b形状及びピポット軸2aと先端部の同心度の良否は、 メータ性能に大きく影響し、同心度が悪いと羽根車1の回転が円滑さを欠き、メ ータ性能に悪影響を及ぼす。
【0005】 このように、ピポットの先端部2bの形状加工は精密な加工を要するため、従 来は、予め仕上代を見込んだエボナイト材のブランクを作成して金属のピポット 軸2bに圧入し、その後にピポット軸2bと先端部2aの同心度を出すための仕 上加工を行ない、完成までに多くの工数を要するという問題点があった。
【0006】 又、ピポット2の組付は図8のようにピポット支え3とか、図9のように下イ ンナーケース6にねじり込み、ピポットナット3で締付けている、従ってピポッ ト2が傾斜又は偏心して組付けられる。ピポットが傾斜及び偏心して組付けられ ると、前述の場合と同様にメータ性能に悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0007】 そこで、本考案はこのような従来技術の問題点を解消できる水道メータのピポ ット構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における水道メータのピポット構造は、羽 根車の荷重を直接受ける先端部(2b)をプラスチック成形で形成し、この先端 部(2b)と一体をなす軸部(2c)の外周を金属製のパイプ(2d)で覆った 。
【0009】 金属製パイプ(2d)の下部(2e)はその内側にプラスチックの軸部(2c )を設けることなく中空のパイプ形状とし、この中空の下部(2e)をピポット 支え(3A)に圧入すると効果的である。
【0010】 金属製パイプ(2d)の外径を先端部(2b)の最大外径より大きく定めて、 金属製パイプ(2d)の先端面に、金属製パイプ(2d)をピポット支え(3A )に圧入する圧入用治具の加圧端面(2f)を設けるとよい。
【0011】 金属製パイプ(2d)の外周面にローレット加工(2g)を施し、このローレ ット加工部分を含む金属製パイプ(2d)の外周にピポット支え(3B)又はイ ンナーケース(6)等の組付相手部分を成形一体化すると効果的である。
【0012】 金属製パイプ(2d)に代えて一端に穴(2h)を設けた金属軸(2i)に、 プラスチック成形で形成した先端部(2b)を一体化してもよい。
【0013】
【作用】
ピポットの先端部(2b)をプラスチック成形すると同時にインサートされる 金属製パイプ(2d)と先端部(2b)との同心度が高められ、生産性も改善さ れる。ピポット(2)の組付を圧入方式としているため、従来のねじ方式に比べ 傾斜及び偏心が小さく改善される。
【0014】 又、金属製パイプ(2d)の下部(2e)を中空のパイプ形状とし、その内側 にプラスチックの軸部(2c)を設けないものでは、ピポット支え(3A)に下 部(2e)を圧入するのに、圧入に伴なう半径方向の圧縮及び軸方向の伸びによ る変形が容易で、圧入の抵抗力が小さくて済む。
【0015】 又、金属製パイプ(2d)の先端面に加圧端面(2f)を設けたものでは、ピ ポットの組付高さ寸法の精度が高められる。 又、金属製パイプ(2d)の外周面にローレット加工を施し、その外周にピポ ット支え又はインナーケース等の組付相手部品を成形一体化したものでは、ピポ ットの傾斜及び偏心が小さく改善される。
【0016】 金属製パイプ(2d)に代えて上端に穴(2h)を設けた金属軸(2i)を用 いたものでは上述と同様の作用が得られる。
【0017】
【実施例】
図1は本考案の第1実施例で、砲弾形の先端部2bと軸部2cとをプラスチッ ク成形で一体的に形成し、同時に軸部2cの外周を覆うように金属製パイプ2d をインサートしたものである。
【0018】 図2は本考案の第2実施例で、軸部2cの長さを短かくして、パイプ2dの下 部2eの内側を符号Sで示すように中空にし、この中空の下部2eをピポット支 え3Aに圧入したものであり、H寸法はピポット支え3Aの上面からピポットの 上端までの寸法を示す。
【0019】 図3は本考案の第3実施例で、金属製パイプ2dの外径を先端部2bの最大径 より大きく定めて、パイプ2dの上端面に、パイプ2dをピポット支え3Aに圧 入する圧入治具の加圧端面2fを設けたもので、こうすることで、図2の寸法h を正確に定めることができる。
【0020】 図4、図5は本考案の第4実施例で、ピポット2のパイプ2dの外周面の一部 にローレット加工2gを施し、このローレット加工部分2gを含むパイプ2の外 周にピポット支え3Bを先端部2B及び軸部2cと同時に成形一体化する図4と か、下インナーケース6を成形一体化したものである。
【0021】 図6は本考案の第5実施例で、上記第1〜第4実施例の金属製パイプ2dに代 えて、上端に穴2hを設けた金属軸2iを用い、この金属軸2iにプラスチック 成形で先端部2bを形成して一体化したもので、更にプラスチックのピポット支 え3Bも成形され、成形時に金属軸2iがインサートされる。2gは金属軸2i の外周に設けたローレットである。
【0022】 因みに従来にも、ピポット軸部2cと先端部2bとを一体でプラスチック成形 したものが周知であるが、金属製パイプ2dや、金属軸2iがないため、成形後 金型から取り出して時間が経過すると、収縮率の方向性が生じ軸部2cが湾曲す る難点があったが、本考案ではこの難点も解消されている。
【0023】
【考案の効果】
本考案の水道メータのピポット構造は上述のように構成されているので、ピポ ット先端部の形状が精度よく成形でき、先端部と軸部(金属製パイプ又は金属軸 )との同心度も良く、更にピポット組付時の傾斜や偏心も小さいので、水道メー タの性能向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の縦断面。
【図2】本考案の第2実施例の縦断面。
【図3】本考案の第3実施例の一部分を示す拡大縦断
面。
【図4】本考案の第4実施例の一部縦断面。
【図5】本考案の第4実施例をわずか変形した縦断面。
【図6】本考案の第5実施例の一部縦断面。
【図7】(a)は従来技術の一部縦断面図、(b)は図
(a)の(A)部拡大図。
【図8】従来の水道メータの断面図。
【図9】従来の水道メータの断面図。
【符号の説明】
2b 先端部 2c 軸部 2d パイプ 2e 下部 2f 加圧端面 2g ローレット加工 2h 穴 2i 金属軸 3A、3B ピポット支え 6 下インナーケース

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車の荷重を直接受ける先端部(2
    b)をプラスチック成形で形成し、この先端部(2b)
    と一体をなす軸部(2c)の外周を金属製のパイプ(2
    d)で覆った水道メータのピポット構造。
  2. 【請求項2】 金属製パイプ(2d)の下部(2e)は
    その内側にプラスチックの軸部(2c)を設けることな
    く中空のパイプ形状とし、この中空の下部(2e)をピ
    ポット支え(3A)に圧入した請求項1の水道メータの
    ピポット構造。
  3. 【請求項3】 金属製パイプ(2d)の外径を先端部
    (2b)の最大外径より大きく定めて、金属製パイプ
    (2d)の先端面に、金属製パイプ(2d)をピポット
    支え(3A)に圧入する圧入用治具の加圧端面(2f)
    を設けた請求項1又は2の水道メータのピポット構造。
  4. 【請求項4】 金属製パイプ(2d)の外周面にローレ
    ット加工(2g)を施し、このローレット加工部分を含
    む金属製パイプ(2d)の外周にピポット支え(3B)
    又はインナーケース(6)等の組付相手部分を成形一体
    化した請求項1、2又は3の水道メータのピポット。
  5. 【請求項5】 金属製パイプ(2d)に代えて一端に穴
    (2h)を設けた金属軸(2i)に、プラスチック成形
    で形成した先端部(2b)を一体化した請求項4の水道
    メータのピポット構造。
JP9202391U 1991-11-11 1991-11-11 水道メータのピポツト構造 Pending JPH0542746U (ja)

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JP9202391U JPH0542746U (ja) 1991-11-11 1991-11-11 水道メータのピポツト構造

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JPH0542746U true JPH0542746U (ja) 1993-06-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428490B1 (ko) * 2001-05-31 2004-04-28 (주)뉴이천텍 하부내갑 피봇트축과 기차 조절장치를 포함하는 수도계량기.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100428490B1 (ko) * 2001-05-31 2004-04-28 (주)뉴이천텍 하부내갑 피봇트축과 기차 조절장치를 포함하는 수도계량기.

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