JPH0542652A - 装飾材の製造方法 - Google Patents
装飾材の製造方法Info
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- JPH0542652A JPH0542652A JP20668391A JP20668391A JPH0542652A JP H0542652 A JPH0542652 A JP H0542652A JP 20668391 A JP20668391 A JP 20668391A JP 20668391 A JP20668391 A JP 20668391A JP H0542652 A JPH0542652 A JP H0542652A
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Abstract
脂とにより陶磁器に近い風合いの味わいのある装飾材を
うる。 【構成】 基材1上に任意の絵柄の凹部3をエンボス加
工によって形成し、この凹部3に良軟化性樹脂4をコー
ティングしてこれを固化し、その表面に接着用樹脂5を
コーティングしてその表面に熱によって軟化しにくい細
粒6を敷き詰め、加熱加圧することによって凹部の絵柄
を表面に浮き出させる。
Description
用いられる装飾材の製造方法に関する。
は、谷染製法と呼ばれるエンボスロールによるバレープ
リント法や、スクリーン印刷による柄意匠の作成法があ
る。
の方法によって作成された柄意匠はいずれも鮮明なもの
であって、陶磁器にみられるような柄意匠をもつものを
つくることができないという問題がある。
来の製造方法のもつ問題を解消し、陶磁器にみられるよ
うな色感及び柄意匠をもつ装飾材の製造方法を提供する
にある。
な目的を達成するために、請求項1の発明は、基材上に
任意の絵柄の凹部をエンボス加工によって形成し、この
凹部に良軟化性樹脂をコーティングしてこれを固化し、
その表面に接着用樹脂をコーティングしてその表面に熱
によって軟化しにくい細粒を敷き詰め、加熱加圧するこ
とによって凹部の絵柄を表面に浮き出させることを特徴
とするものである。請求項2の発明は、さらにその表面
をオーバーコーティング材でコートすることを特徴とす
るものである。そして良軟化性樹脂は着色ペーストゾル
からなり、接着用樹脂は透明又は良軟化性樹脂より淡い
色の固着用ペーストゾルからなり、さらにオーバーコー
ティング材は光硬化型樹脂の透明又は着色塗料からな
る。
によって形成した基材上の絵柄の凹部に、コーティング
した良軟化性樹脂を固化し、その表面にコーティングし
た接着用樹脂の表面に熱によって軟化しにくい細粒を敷
き詰め、加熱加圧することによって凹部の絵柄を表面に
浮き出させる。
に示すように、PVC基材1上に発泡用ペーストゾル2
をコーティングして、オーブンで約225℃で約3分間加
熱発泡させ、このようなものにつき加熱された状態で任
意の絵柄の凹部3をエンボス加工によって形成する。そ
して図2に示すように、この凹部3に良軟化性の着色ペ
ーストゾル4を充填し、約200℃で約25秒間加熱して硬
化させ、さらにその表面に透明又は着色ペーストゾル4
より淡い色の固着用ペーストゾル5を約0.15mmの厚みで
塗布する。ついで図3に示すように、固着用ペーストゾ
ル5の表面にガラス、セラミック、天然石、貝殻等の細
粒6を層状に敷き詰める。そして最後に図4に示すよう
に、前記のものを加熱し、その表面を加熱加圧加工する
ことによって、着色ペーストゾル4が細粒6の間から表
面に滲み出して柄意匠を作り出す。そしてエンボス加工
面上に光硬化型樹脂アクリル−ウレタン系の透明又は着
色塗料からなるオーバーコーティング材をコーティング
し、紫外線ランプで架橋させる。
使用したが、これに限られるものではなく、合成樹脂及
び必要に応じてこれに添加剤を配合した合成樹脂組成物
を使用し、その強度、寸法安定性等を高めたい場合に
は、さらに繊維製補強材を一体化して使用する。発泡用
ペーストゾル2としてはPVCペーストを使用し、この
発泡層はシャープな柄意匠をうるための見掛けの層であ
るから、高倍率の発泡が好ましい。この発泡層における
エンボス加工による凹部3の幅を、通常は0.5〜10mm程
度又はそれ以上とし、深さを0.2〜1.0mm、好ましくは0.
3〜0.8mmとするのがよい。着色ペーストゾル4は好まし
くはPVCペーストがよい。固着用ペーストゾル5は接
着性のよいものであればどのようなものでもよい。細粒
6は粒径は50〜1000μ、好ましくは100〜500μで、特に
好ましくは200〜400μがよい。またその形状は、球形、
楕円形、さいころ状、不規則形等どのような形状のもの
であってもよく、構成材料は前記のもの以外にアミノ樹
脂、アクリル樹脂のような熱硬化性樹脂、又は金属等が
ある。
ティング材であればどれでも使用することができるが、
例をあげると架橋型のPVCペーストゾル、紫外線のよ
うな光硬化型樹脂塗料、熱硬化型ウレタン及びそれらの
エマルジョン、熱硬化型、常温硬化型のエポキシ又はポ
リエステル等があり、光硬化型樹脂としては、昭和58年
12月10日(株)総合技術出版発行の「プラスチック塗装
・印刷便覧」の第71〜80に記載されているような各種の
樹脂、及び特開昭51-10628号公報、特開昭54-139223号
公報等に開示されている紫外線硬化型樹脂等を使用する
ことができる。そしてその具体例を列挙すると、ジエチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、1,4ブタジンアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、アクリル
−ウレタン系組成物等があるが、好ましいものとしては
アクリル−ウレタン系をあげることができる。これらの
コーティング材を着色した場合、陶磁器に近い感じを出
すことができる。そしてコーティング方法としては、従
来から行われているロールコータ、カーテンコーター、
スプレーコーティング等があり、新しい試みとしてエア
ーナイフによるコーティング方法は、表面の凹凸や平滑
面、粗面ともほぼ均一に塗布することができる有用なコ
ーティング方法がある。
に任意の絵柄の凹部をエンボス加工によって形成し、こ
の凹部に良軟化性樹脂をコーティングしてこれを固化
し、その表面に接着用樹脂をコーティングしてその表面
に熱によって軟化しにくい細粒を敷き詰め、加熱加圧す
ることによって凹部の絵柄を表面に浮き出させるように
なっており、さらにその表面をオーバーコーティング材
でコートしたので、細粒のもつ個々の色と着色された良
軟化性樹脂とにより陶磁器に近い風合いの味わいのある
装飾材をうることができるという効果がある。
図である。
る。
である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 基材上に任意の絵柄の凹部をエンボス加
工によって形成し、この凹部に良軟化性樹脂をコーティ
ングしてこれを固化し、その表面に接着用樹脂をコーテ
ィングしてその表面に熱によって軟化しにくい細粒を敷
き詰め、加熱加圧することによって凹部の絵柄を表面に
浮き出させることを特徴とする装飾材の製造方法。 - 【請求項2】 基材上に任意の絵柄の凹部をエンボス加
工によって形成し、この凹部に良軟化性樹脂をコーティ
ングしてこれを固化し、その表面に接着用樹脂をコーテ
ィングしてその表面に熱によって軟化しにくい細粒を敷
き詰め、加熱加圧することによって凹部の絵柄を表面に
浮き出させ、さらにその表面をオーバーコーティング材
でコートすることを特徴とする装飾材の製造方法。 - 【請求項3】 良軟化性樹脂は着色ペーストゾルからな
る請求項1又は2の装飾材の製造方法。 - 【請求項4】 接着用樹脂は透明又は良軟化性樹脂より
淡い色の固着用ペーストゾルからなる請求項1又は2の
装飾材の製造方法。 - 【請求項5】 オーバーコーティング材は光硬化型樹脂
の透明又は着色塗料からなる請求項2の装飾材の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20668391A JP2945180B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 装飾材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20668391A JP2945180B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 装飾材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542652A true JPH0542652A (ja) | 1993-02-23 |
JP2945180B2 JP2945180B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=16527385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20668391A Expired - Fee Related JP2945180B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 装飾材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2945180B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5891564A (en) * | 1995-06-07 | 1999-04-06 | Mannington Mills, Inc. | Decorative surface coverings |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4583728B2 (ja) * | 2003-06-04 | 2010-11-17 | 株式会社中川ケミカル | 装飾用シート |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP20668391A patent/JP2945180B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US5891564A (en) * | 1995-06-07 | 1999-04-06 | Mannington Mills, Inc. | Decorative surface coverings |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2945180B2 (ja) | 1999-09-06 |
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