JPH0542464U - 階段手摺 - Google Patents

階段手摺

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Publication number
JPH0542464U
JPH0542464U JP10195291U JP10195291U JPH0542464U JP H0542464 U JPH0542464 U JP H0542464U JP 10195291 U JP10195291 U JP 10195291U JP 10195291 U JP10195291 U JP 10195291U JP H0542464 U JPH0542464 U JP H0542464U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
guide rail
handrail
stair
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP10195291U
Other languages
English (en)
Inventor
力 曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP10195291U priority Critical patent/JPH0542464U/ja
Publication of JPH0542464U publication Critical patent/JPH0542464U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 階段昇降中の非常事態に際して、瞬時に少な
い力で体重を保持できる体制になる階段手摺を得る。 【構成】 階段手摺1は、昇降方向に移動、停止するグ
リップ2とガイドレール3と停止機構4を備え、グリッ
プ2は昇降者の手に合う形で昇降方向に直交し、ガイド
レール3内を摺動するシュー23を装着して、ガイドレ
ール3は階段手摺1に装着され、一方の側面に開口溝3
1を有する略C字状断面の長尺部材であり、停止機構4
はグリップ2の表面に出た感圧部材41と、その圧力検
出に伴い出没するプランジャ部材42と、ガイドレール
3内に長手方向に小間隔で配置し、プランジャ部材42
が係合する多数の凹所43を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、階段昇降時の安全性に配慮した階段手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】
各所に配置する階段はその安全性を考慮した場合、手摺を付属するが、通常は 階段の側板に手摺子を介して平行に配置する。この手摺は、階段昇降中に足を踏 み外したような非常事態に、滑り落ちないように掴んで体を保持できる強度と掴 みやすい断面形状を有する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の階段手摺は、手摺を使用しない者にとっては、階段 有効巾を狭くするため、大きい物を運ぶ時等邪魔になる。必要な時のみ取り付け られる。しかもこの種の手摺は非常事態に際して手摺を掴んでも滑ってしまう難 点がある。すなわち、手摺の配置方向が階段の側板に平行しているため、手の握 力が充分でないと、体重が手にかかると手が滑る。これを防ぐには大圧力で手摺 を掴むしかないが、咄嗟の場合には困難である。 本考案は前記非常事態に際して、瞬時に少ない力で体重を保持できる体制にな る階段手摺を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る階段手摺は、階段の昇降方向に沿って移動、停止するグリップと 該グリップ用のガイドレール及び停止機構を備えた階段手摺であって、前記グリ ップは前記階段昇降者の手に適合する形状として前記階段手摺の長手方向に直角 に向き、前記ガイドレール内を摺動する形状のシューを一端に装着してなり、前 記ガイドレールは前記階段手摺の長手方向に沿って該階段手摺に装着され、一方 の側面に開口溝を有する略C字状断面の長尺部材であり、前記停止機構は前記グ リップの表面に突出した感圧部材と、該感圧部材による圧力検出に伴い出没する 構造としたプランジャ部材と、前記ガイドレールの内部に長手方向に沿って小間 隔で配置した前記プランジャ部材が係合する多数の凹所とを備えて構成する。
【0005】
【作用】
階段手摺に付属するグリップは階段昇降者の手に適合する形状であり、階段手 摺の長手方向に直角に向くため、階段昇降者が極めて掴みやすい条件になってい る。ガイドレールは一方の側面に開口溝を有する略C字状断面の長尺部材で階段 手摺に取り付けられ、グリップの一端に開口溝を経てガイドレール内のシューを 装着するため、グリップは階段手摺の全長にわたって移動可能となる。グリップ の停止機構はグリップ側の感圧部材とプランジャ部材、及びガイドレール内部に 配置したプランジャ部材係合用の多数の凹所とで構成していて、非常事態にグリ ップを強く掴むと、グリップ表面の感圧部材が掴み圧力を検出してプランジャ部 材を突出させる。従ってその位置に近いガイドレール側の凹所にプランジャ部材 が係合してグリップは確実に停止する。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の階段手摺の一実施例の分解斜視図、図2は図1のX−X線の矢 印方向より見た要部の縦断面図、図3は図2で示す要部の斜視図、図4は図2の 別の時点における要部の縦断面図である。 図中、1は階段手摺、2はグリップ、21はグリップ2のグリップ本体、22 は同じく端部軸、23は同じくシュー、3はガイドレール、31はガイドレール 3の開口溝、32は溝拡大部、4は停止機構、41は停止機構4の感圧部材、4 2は同じくプランジャ部材、43は同じく凹所である。 本実施例の階段手摺1は、図1に示すように、従来型の手摺11と手摺子12 から構成したものにグリップ2と、このグリップ用のガイドレール3及び停止機 構4を備える。
【0007】 グリップ2は図2、図3に示すように、階段昇降者が手をかけた状態で、階段 昇降者と共に階段の昇降方向に沿って移動、停止可能に、グリップ本体21を手 に適合する円筒形として、階段手摺の長手方向に直角に向けて、つまり階段昇降 者側に向けて配置し、手摺11側の端部軸22の先端にシュー23を装着する。 ガイドレール3はその一方の側面に開口溝31を有する略C字状断面の長尺部材 で、手摺11の長手方向に沿って手摺11に取り付ける。このガイドレール3の 開口溝31をグリップ2の端部軸22が貫通し、その先端のシュー23がガイド レール3内を摺動するが、シュー23は四辺形として端部軸22に回転不能に装 着し、グリップ2の無用な回転を防ぎ、非常の場合のグリップ2の掴みを緩めな いように配慮する。又、ガイドレール3の両端をやや拡大し、又、開口溝31の 両端も溝拡大部32としてグリップ2が簡単にガイドレール3に対して着脱でき るようにしている。
【0008】 停止機構4は、グリップ2側の感圧部材41、プランジャ部材42、及びガイ ドレール3側の凹所43からなる。感圧部材41は菱形リンク44をグリップ本 体21の内部に収め、その中間部を感圧片45a,45bとしてグリップ2外周 面に突出させる。菱形リンク44の一端はグリップ本体21の内部端面に固定し 、他端がプランジャ部材42の円盤状端面を押圧するように構成する。プランジ ャ部材42は一端に円盤を装着した円柱で中空の端部軸22にばね46を介して 挿入し、シュー23を貫通してガイドレール3の内部に達する。プランジャ部材 42の先端はガイドレール3内に配置した帯状の受板47に設けた凹所43に係 合する。凹所43はこの場合、受板47の幅中央に長手方向に沿って小間隔で並 べて配置した多数の丸穴とした。
【0009】 以上のように構成した階段手摺1において、階段昇降に際しては溝拡大部32 から挿入してグリップ2を軽く握ったまま昇降を行うが、この時グリップ2は階 段昇降者と共に軽快に移動する。階段昇降者が油断して足を踏み外し、体がよろ めくとその瞬間、自然にグリップ2を強く握り締める。これで図4に示すように 、グリップ2の外周面に突出している感圧部材41の感圧片45a,45bの両 方あるいは片方がグリップ本体21の内部側に沈下し、菱形リンク44の他端が プランジャ部材42の端面を押圧してプランジャ部材42がガイドレール3側に 移動する。これに伴いプランジャ部材42の先端はガイドレール3内の受板47 の移動方向側の最も近い凹所43に落ち込んで係合し、この位置でグリップ2は 停止して階段昇降者の体も保持され、階段下まで転げ落ちる事態は防がれる。体 が安定するとグリップ2の掴み方は軽くなり、感圧片45a,45bがグリップ 2の外周面に突出してプランジャ部材42は引っ込み係合が解除され、グリップ 2は自在に移動でき昇降が再開可能となる。
【0010】 前記グリップ2を掴んでの体の保持は、前記従来の手摺を掴んで行う体保持の 場合に比較すると格段に少ない握力で済む。これはグリップ2が階段昇降方向に 直角に向いていて、グリップ把握力が最も効率よく体保持に作用するからであり 、握力の弱い老人や婦女子にも適する。 このようにグリップ2を掴んで階段を昇降すると、非常の場合、瞬時に体を保 持できて、極めて安全に昇降できるが、グリップ2を用いずに昇降することも勿 論可能である。この場合、もし邪魔になればグリップ2をガイドレール3の端部 で取り外すが、グリップ2を使用する時はガイドレール3の端部(溝拡大部)か ら簡単に挿入できる。なお、ガイドレール3はその厚さを数cmとしていて階段 の有効幅に殆ど影響しない。
【0011】 本考案の階段手摺は前記実施例以外にも種々の変形が可能である。例えばガイ ドレールの両端部を階段の外側方向にグリップとシューの移動が可能な曲率で直 角に折り曲げて、グリップを使用しない時のグリップ置き場として、グリップの 着脱を不要にすることができる。又、グリップの停止機構を別の形式にして、感 圧部材でスイッチを作動させ、プランジャ部材をソレノイドコイルで作動する構 成のような電磁式としてもよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る階段手摺によれば、階段昇降中の踏み外し等の非常事態に際して 瞬時に少ない力で体を保持する体制ができ、階段の昇降が極めて安全になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す階段手摺の分解斜視図
である。
【図2】図1のX−X線矢印方向より見た要部の縦断面
図である。
【図3】図2の要部の斜視図である。
【図4】図2の要部の別の時点における縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 階段手摺 2 グリップ 3 ガイドレール 4 停止機構 21 グリップ本体 22 端部軸 23 シュー 31 開口溝 32 溝拡大部 41 感圧部材 42 プランジャ部材 43 凹所

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の昇降方向に沿って移動、停止する
    グリップと該グリップ用のガイドレール及び停止機構を
    備えた階段手摺であって、 前記グリップは前記階段昇降者の手に適合する形状とし
    て前記階段手摺の長手方向に直角に向き、前記ガイドレ
    ール内を摺動する形状のシューを一端に装着してなり、 前記ガイドレールは前記階段手摺の長手方向に沿って該
    階段手摺に装着され、一方の側面に開口溝を有する略C
    字状断面の長尺部材であり、 前記停止機構は前記グリップの表面に突出した感圧部材
    と、該感圧部材による圧力検出に伴い出没する構造とし
    たプランジャ部材と、前記ガイドレールの内部に長手方
    向に沿って小間隔で配置した前記プランジャ部材が係合
    する多数の凹所とを備えて構成したことを特徴とする階
    段手摺。
JP10195291U 1991-11-14 1991-11-14 階段手摺 Pending JPH0542464U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10195291U JPH0542464U (ja) 1991-11-14 1991-11-14 階段手摺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10195291U JPH0542464U (ja) 1991-11-14 1991-11-14 階段手摺

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0542464U true JPH0542464U (ja) 1993-06-08

Family

ID=14314228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10195291U Pending JPH0542464U (ja) 1991-11-14 1991-11-14 階段手摺

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JP (1) JPH0542464U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108930373A (zh) * 2018-09-30 2018-12-04 上海电力学院 一种楼梯扶手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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