JPH0542339B2 - - Google Patents

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JPH0542339B2
JPH0542339B2 JP11953684A JP11953684A JPH0542339B2 JP H0542339 B2 JPH0542339 B2 JP H0542339B2 JP 11953684 A JP11953684 A JP 11953684A JP 11953684 A JP11953684 A JP 11953684A JP H0542339 B2 JPH0542339 B2 JP H0542339B2
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber layer
silicone rubber
cured
silicone
silicone resin
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP11953684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60262631A (ja
Inventor
Masaaki Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPS60262631A publication Critical patent/JPS60262631A/ja
Publication of JPH0542339B2 publication Critical patent/JPH0542339B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D23/00Producing tubular articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として複写機の定着装置に用いる
加熱ローラ、加圧ローラ、あるいはベルト式定着
部材などのような定着用回転体の製造方法に関す
る。 〔従来の技術〕 定着用回転体としてローラを例にとると、従
来、芯金の外表面にシリコーンゴム層を設けた定
着用ローラが存在した。この従来の定着用ローラ
によれば、シリコーンゴム層の弾性力によつて高
画質の定着が得られる利点はあるが、離型性が悪
いためにオフセツト防止剤の塗布が必要で、膨潤
劣化といつた欠点があり、また、紙や分離爪によ
る摩耗も激しいという欠点もあつた。 このような欠点を除去するものとして、シリコ
ーンゴム層の外表面を4弗化エチレン樹脂で被覆
した定着ローラが提案、実施されたが、シリコー
ンゴム層と4弗化エチレン樹脂との接着性が悪い
ため、クラツキングによつて4弗化エチレン樹脂
が剥離を起し、耐久性の点で劣るという欠点があ
つた。 〔発明が解決しようとする問題〕 本発明は、上述のような従来欠点を一掃し、シ
リコーンゴム層の有する利点を生かしながら、オ
フセツト防止剤の塗布を必要とせずに高離型を現
出でき、しかも耐摩耗性や耐久性の高い定着用回
転体の製造方法を提供せんとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の製造方法は、シリコーンゴム層をいつ
たん半硬化状態として、その外表面にシリコーン
樹脂を塗布して、その後、前記シリコーンゴム層
とシリコーン樹脂とを同時に加熱硬化させること
を特徴とする。 〔作用〕 このように、半硬化状態のシリコーンゴム層外
表面にシリコーン樹脂を塗布するものであるか
ら、シリコーンゴム層中に樹脂の一部が浸透する
ことになる。その状態で、シリコーンゴム層とシ
リコーン樹脂とが同時に加熱硬化されるため、両
者は強固に一体化されるのである。 〔実施例〕 本発明の実施例を図面にもとづいて説明する
と、第1図において、1は中空の芯金で、この芯
金1の外表面は、適当な厚みを有するシリコーン
ゴム層2で被覆されている。シリコーンゴム層2
の被覆方法は従来通りで、まず、芯金1に脱脂や
プラストなどの下地処理を行ない、接着用のプラ
イマーを塗布して、射出成型機により芯金1外表
面をシリコーンゴム層2で被覆するものである。
その後、加熱によつてシリコーンゴム層2を硬化
させるのであるが、本発明の場合は、完全に硬化
させるのではなく、半硬化状態とするのである。
つまり、シリコーンゴム層2は、150℃/5分で
完全に硬化するが、本発明の場合は、150℃/1
分程度で半硬化状態とするのである。 その後、この半硬化状態のシリコーンゴム層2
の外表面に、トルエン、キシレンなどで希釈し
て、3〜10cp程度の粘度(シリコーン分が35〜
40%)にしたシリコーン樹脂3、例えばSE9140
やSR2411(東レ社製)をスプレーコートして所定
の厚さとし、室温にて30分〜1時間程度の風乾を
行なう。その後、オープン乾燥機により、シリコ
ーンゴム層2とシリコーン樹脂3とを、150℃/
15分程度で同時に加熱硬化させ、必要によつてポ
ストキユアを行なうのである。 このように、半硬化状態のシリコーンゴム層2
の外表面にシリコーン樹脂3を塗布し、シリコー
ンゴム層2とシリコーン樹脂3とを同時に加熱硬
化させるものであるから、両者は強固に一体化さ
れる。このような現象を拡大して図示したのが第
2図で、シリコーンゴム層2を完全に加熱硬化さ
せ、その後、外表面に塗布したシリコーン樹脂3
を加熱硬化させると、イ図のように両者の界面が
はつきりとして強固な一体化は望めないが、本発
明の場合には、ロ図のように、シリコーン樹脂3
の一部がシリコーンゴム層2中に浸透してそのま
ま一体的に硬化するので、両者の界面が凹凸状と
なり、結合が強固となるのである。 次に、本発明の効果確認などのために行なつた
種々の実験結果について説明する。 表−1は、ゴム層2としてKE−1330(信越化学
工業社製)をベースとするシリコーンゴムを使用
し、それを150℃/1分で半硬化状態としたもの
と150℃/5分で完全な硬化状態としたものの外
表面に、それぞれ、シリコーン樹脂SE9140(東レ
社製)をキシレン、トルエンなどで3〜10cpの
程度(シリコーン分が35〜40%)になるように希
釈したものをエアスプレーでコーテイングし、そ
の後、200℃/15分で加熱硬化した場合の耐久性
(通紙)の比較結果である。
【表】 この表−1の通紙耐久性の評価は、シリコーン
樹脂の剥離やクラツキングの発生を枚数で示した
ものであり、この結果から、シリコーンゴムが硬
化状態のものでは、わずか1000枚の通紙で剥離や
クラツキングが生ずるが、半硬化状態のもので
は、10万以上の通紙にも耐え得ることがわかる。 このような差異が生ずるのは、シリコーンゴム
層とシリコーン樹脂との接着強度に原因があり、
その接着強度は、シリコーンゴムの硬化状態に依
存するものと思われる。それを調べるべく、シリ
コーンゴム層のトルエンに対する膨潤度を測定し
た結果が表−2である。
【表】 表−2の結果から、硬化条件を150℃/5分と
した場合には、シリコーン樹脂コーテイング前と
シリコーン樹脂硬化後との膨潤度に差がなく、シ
リコーンゴム層が150℃/5分で完全に硬化して
いることがわかる。それに対し、硬化条件を150
℃/1分とした場合には、シリコーン樹脂コーテ
イング前の膨潤度が150℃/5分の場合に比べて
高く、この段階では半硬化状態にあり、その後の
シリコーン樹脂硬化後に完全に硬化していること
がわかる。 表−3は、シリコーン樹脂としてSR2411と
SR2410(ともに東レ社製)とを使用した場合の通
紙耐久性について調べた結果である。ただし、製
造条件などは表−1の場合と同じ。
【表】 この結果から、シリコーン樹脂が軟質であるか
硬質であるかにかかわらず、硬化条件が150℃/
1分の場合、通紙耐久性が大幅に向上することが
わかる。 表−4は、各種のシリコーン樹脂につき、その
離型性、表面硬度、画質の点から考察を加えた結
果である。なお、離型性の評価は、表−5に示す
ローラ非オフセツト域で比較を行なつた。
【表】
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の製造
方法によれば、シリコーンゴム層に対してシリコ
ーン樹脂が強固に一体化されて接着されるので、
耐摩耗性や耐久性に優れ、かつ、オフセツト防止
剤の塗布を必要とせずに高離型を得ることのでき
るきわめて有用な定着用回転体を製造することが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明方法の実施例を示すもので、第
1図は、定着用ローラの断面図、第2図イ,ロ
は、要部の拡大断面図である。 1……芯金、2……シリコーンゴム層、3……
シリコーン樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリコーンゴム層を半硬化状態にし、そのシ
    リコーンゴム層の外表面にシリコーン樹脂を塗布
    し、その後、前記シリコーンゴム層とシリコーン
    樹脂とを同時に加熱硬化させて製造することを特
    徴とする定着用回転体の製造方法。
JP11953684A 1984-06-11 1984-06-11 定着用回転体の製造方法 Granted JPS60262631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11953684A JPS60262631A (ja) 1984-06-11 1984-06-11 定着用回転体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11953684A JPS60262631A (ja) 1984-06-11 1984-06-11 定着用回転体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60262631A JPS60262631A (ja) 1985-12-26
JPH0542339B2 true JPH0542339B2 (ja) 1993-06-28

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ID=14763712

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JP11953684A Granted JPS60262631A (ja) 1984-06-11 1984-06-11 定着用回転体の製造方法

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Families Citing this family (8)

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JPS63139380A (ja) * 1986-12-02 1988-06-11 Nitto Kogyo Kk 電子写真用定着ロ−ラ−
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Also Published As

Publication number Publication date
JPS60262631A (ja) 1985-12-26

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