JPH0542309A - 圧延ロールの研削方法およびその装置 - Google Patents

圧延ロールの研削方法およびその装置

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JPH0542309A
JPH0542309A JP3197798A JP19779891A JPH0542309A JP H0542309 A JPH0542309 A JP H0542309A JP 3197798 A JP3197798 A JP 3197798A JP 19779891 A JP19779891 A JP 19779891A JP H0542309 A JPH0542309 A JP H0542309A
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grinding
nozzle
roll
pressure water
rolling
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Toshifumi Yamaguchi
敏文 山口
Iemitsu Sakakibara
家光 榊原
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B28/00Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
    • B21B28/02Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
    • B21B28/04Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning while in use, e.g. polishing or grinding while the rolls are in their stands

Abstract

(57)【要約】 【目的】高い研削能力を得るとともに、長時間に渡っ
て、研削初期の研削能力を維持する。 【構成】高圧水を噴射させた後の研削ノズル内位置で研
掃材と混合し、研掃材混合高圧水として圧延ロールの表
面に向けて投射して研削する圧延ロールの研削方法にお
いて、ロール径の変化、高圧水の圧力、ノズル使用時
間、研掃材の供給量を把握し、研掃材供給量0.5kg/
分以上、高圧水噴射圧力100kg/cm2以上、高圧水噴射
流量10l/分以上、ロールの接線に対する衝突角30
〜150°、ノズル先端からロール表面までの噴射距離
50〜300mm、噴射角10〜60°の条件となるよう
に、前記研削ノズルの位置および/または伏仰方向角度
を逐次補正しながら、圧延機スタンド内で回転中のロー
ル表面に投射して研削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延ラインの操業中
に、圧延機スタンドの圧延ロールを研削する方法および
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延ラインにおける圧延ロール、特にワ
ークロールは、使用に当たってその表面が磨耗し、ロー
ルプロフィルおよび粗さが変化する。ロールプロフィル
が悪化した状態で圧延を続けると、製品形状、たとえば
板厚の不均一などを招くために避けなければならない。
これに対処する方法として、最終的には圧延ロールの交
換を行うにしても、できるだけ圧延寿命を延ばすため
に、広幅の圧延材から始めて徐々に狭幅の圧延材を圧延
対象とするように圧延スケジュールを組んで対処してい
た。
【0003】しかしながら、前記方法では、途中で幅広
の材料を圧延したい場合には対応できずに、圧延スケジ
ュールが著しく制限されるため、圧延作業上大きな障害
となっていた。また、圧延ロールの交換はオフラインで
行わなければならず、操業効率上も悪いものとなってい
た。
【0004】そのため、近年インラインで圧延ロールを
研削する方法および装置が種々提案されている。たとえ
ば、特開昭58−16715号公報、特開昭59−42
271号公報等に、その開示がある。本出願人も、先の
特開昭63−84706号公報において、研掃材を0.
5kg/分以上で供給するとともに、圧力100kg/cm2
上、流量10l/分以上で高圧水を供給し、これら研掃
材および高圧水を、高圧水を噴射させた後のノズル内位
置で混合した研掃材混入高圧水として、ロールの接線に
対して30〜150°の衝突角、ノズル先端からロール
表面までの噴射距離50〜300mm、噴射角10〜60
°の条件で、圧延機スタンド内で回転中のロール表面に
投射して研削するロール研削方法を開示するとともに、
実開昭63−56904号公報にその方法の実施に好適
なロール研削装置を開示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】確かに、前記特開昭6
3−84706号公報に記載される研削条件に従ってロ
ール研削を行うと、高い研削能力が得られ、研削効率も
良好なものとなる。しかし、実際のロール研削において
は、研削当初は同公報に示される研削条件に従って研削
を行ったとしても、図19に示されるように、時間経過
とともに、ロール径がD1 →D2 に変化すると、高圧水
の衝突角θが必然的にθ1 →θ2 に変化するため、同公
報に示される適性衝突角θの範囲から逸脱し研削能力が
低下する場合があった。また、図20に示されるよう
に、ノズル使用時間の経過に伴い、ノズルの口部内面が
摩擦により大径化するため、噴射圧力が低下し研削能力
が低下する問題もあった。研削能力が低下した場合に
は、研削時間の長期化、研掃材の増量などの弊害が発生
するために、従来はこれらを極力抑えるために、数種類
の長さの異なるノズルアダプターを予め用意しておき、
研削能力がある程度まで低下した時点でノズルの交換を
行い、研削ノズルと圧延ロール表面との距離を段階的に
調節する方法を採っていた。
【0006】しかし、この方法では、調整に時間がかか
り作業が効率的でないとともに、調整が段階的であるた
め、研削能力にムラが出るため効率的な研削ができな
い、ロールの取り替え時または圧延操業中は交換ができ
ない、ロールの径変化による研掃材の最適衝突角度の変
化に対応した研削ノズルの角度調整ができないなどの問
題があるため、それほど効率的な研削は実現できなかっ
た。
【0007】そこで、本発明の主たる目的は、高い研削
能力を得るとともに、長時間に渡って、初期の研削能力
を維持し、効率的な研削を実現し得る圧延ロールの研削
方法およびその装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、高圧水を噴
射させた後の研削ノズル内位置で研掃材と混合し、研掃
材混合高圧水として圧延ロールの表面に向けて投射して
研削する圧延ロールの研削方法において、ロール径の変
化、高圧水の圧力、ノズル使用時間、研掃材の供給量を
把握し、研掃材供給量0.5kg/分以上、高圧水噴射圧
力100kg/cm2以上、高圧水噴射流量10l/分以上、
ロールの接線に対する衝突角30〜150°、ノズル先
端からロール表面までの噴射距離50〜300mm、噴射
角10〜60°の条件となるように、前記研削ノズルの
位置および/または伏仰方向角度を逐次補正しながら、
圧延機スタンド内で回転中のロール表面に投射して研削
することで解決できる。また、その研削装置としては、
高圧水が偏平な扇状に噴射される噴射口を前部に有する
高圧水噴射ノズルと、この噴射ノズルの前方位置におい
て広い混合空間を構成する誘導混合体と、前記混合空間
内に臨む研掃材の導路とを備えた研削ノズルと;さらに
この研削ノズルを圧延ロールと接離する方向に移動させ
る移動手段と、研削ノズルを伏仰方向に回動させる回動
手段と、研削ノズルを圧延ロールと平行にその長手方向
に移動させる移動手段とを具備するものである。
【0009】
【作用】本発明においては、ロール研削中に逐次ロール
径の変化、高圧水の圧力、ノズル使用時間、研掃材の供
給量を把握し、これらの研削条件の変化に応じて、前記
研削ノズル位置および/または伏仰方向角度を逐次補正
して、所定の研削条件を確保するため、長時間に渡って
初期の研削能力を維持することができる。また、研削ノ
ズル位置および/または伏仰方向角度の調整は、圧延中
に行えるためラインを停止させることがなくなる。ま
た、調整に時間を要さず、かつ連続的となり研削が効率
的となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳説する。図
1および図2は、本発明の研削ノズルNとこれにより圧
延機のワークロールWを研削している状態を示してい
る。研削ノズルNは、ノズルホルダー1内に高圧水噴射
ノズル2を内蔵し、この前方に誘導混合体3を備えてい
る。高圧水噴射ノズル2は水源(図示せず)と高圧水導
管4を介して連通しており、導管4を介して供給された
高圧水は、噴射ノズル2の入口部のコーン部2aにおい
て集束された後、細円孔2bを通って、先端の噴射口2
cから噴射される。
【0011】噴射口2cとして、図3および図4に示す
ように、後記の噴射角αをもたせるために、それぞれ楕
円形または長方形とし、この噴射口2ca、2cbから偏平
な扇状に高圧水を噴射させる。噴射された高圧水は、誘
導混合体3の先拡がり偏平扇状の誘導面3a内の空間3
bを伝わって前端から圧延ロールのワークロールWに向
けて噴射される。
【0012】前記高圧水は、100kg/cm2以上の圧力で
供給され、流量は10l/分以上で供給される。ロール研
削量はV2(V;速度)に比例し、たとえば図13のような
特性を与える(砂鉄供給量6kg/min )。また、図14
のように、砂鉄量を変えつつ圧力を変えた場合からも明
らかなように、目標とする単位時間当りの研削量を得る
ためには、100kg/cm2以上が望まれる。圧力の上限は
特にないが、1000kg/cm2以上では、設備費およびメ
ンテナンスの点から得策でない。高圧水の流量は、10
〜100l/min が望ましいが、10l/min 未満では噴射
ノズル孔径を小さくするところから、ノズル詰まりが発
生し、また100l/min を超えると、設備費が嵩むばか
りでなく、圧延材が多くの水によって冷却されるように
なり、温度低下を招き望ましくない。
【0013】一方で、研掃材の導路5が誘導混合体3の
前記空間3bに開口しており、研掃材が導路5を通っ
て、空間3b内に入ると、高圧水と仕切られた空間3b
内において激しく混合され、砂鉄入り高圧水としてワー
クロールWへ投射されるようになっている。前記研掃材
としては、砂鉄、珪素、リムバー、緑石、鋳鉄ブリッド
等を使用できるが、砂鉄が最も廉価であり、圧延材のス
ケールと共に回収して、高炉用焼結材として再使用が可
能である。研掃材として最も好適に使用できるものは、
粒径が0.01〜1.0mmφであり、その湿度は5%以
下、特に1%以下のものが望ましい。研掃材(砂鉄)の
供給量は、図14に示されるように、供給量が多いほど
研削量が多くなる関係にある。しかし、あまり多いと、
研削量が多くなる分、研削ノズルの移動速度を速くせざ
るを得ず、速度コントロールが難しくなるし、研掃材と
高圧水との混合性が悪くなるので、20kg/min以下が好
ましい。また、供給量が0.5kg/min以下では、所期の
研削量が得られないし、供給量のコントロールも難しく
なる。
【0014】一方、砂鉄(研掃材)の搬送に当たって
は、閉塞性、摩耗性、輸送量管理等の点より、スラリー
状よりも乾燥状態で搬送するのがよい。砂鉄は、たとえ
ば図10に示されるように、ブラスター20内にホッパ
ー21内の砂鉄を適宜のタイミングで装入するととも
に、ブラスター20内において圧空23によって流動床
22上に砂鉄を流動させながら、加圧ライン24による
圧力によって砂鉄をブラスター20内から流出させた
後、搬送ライン25から圧空に乗せて搬送することがで
きる。なお、26は、圧力計、27は圧力調節弁、28
はロードセル、29は切出弁である。
【0015】他方、噴射ノズル2の噴射角αは、10〜
60°の範囲、好ましくは20〜55°が望ましい。1
0°未満の場合には、直線的な局部切削となるため、研
削効率が低下するし、研削ロールの移動コントロールも
難しくなる。また、60°を超えると、図15の圧力分
布のように、両端の研削エネルギーが小さくなり、研削
効率が落ちるし、たとえラップ研削するにしても、その
場合は研削量の制御が極めて難しくなる。ここで、砂鉄
入り高圧水の噴射角αを定めるのは、主として噴射ノズ
ル2の噴射口2cの形状であり、誘導面3aの形状では
ない。もっとも、噴射口を単に円形とし、誘導面に沿っ
て流れるようにすることによって、噴射角αを定めるこ
とも不可能ではないけれども、むしろ偏平状とならず、
横断面円形となり好ましくない。
【0016】さらに、噴射距離l(ロール表面と混合体
3先端との距離(≒噴射口2c先端との距離)は、50
〜300mmが望ましい。50mm未満では図15のように
研削幅が狭くなるし、300mmを超えると研削量が低下
するからである。この点は図16によっても判断でき
る。
【0017】ロール接点に対する研掃材混入高圧水の衝
突角θは、図16〜図18、特に図18に示されるよう
に、30〜150°が好ましく、この範囲を外れると研
削量が低下する。次に、本発明に係る研削装置について
詳述する。図11および図12は、研削装置の具体例を
示したもので、ほぼワークロールWとバックアップロー
ルBとの高さ方向中間位置に研削ノズルNが位置するよ
うに設置されている。ロールW、Bと平行にその長手方
向に沿ってガイドレール30がレール支持体31、31
に跨がった状態で配設されており、このガイドレール3
0にはスライダー32が係合し、このスライダー32に
ベース33が枢支されている。また、スライダー32
は、対地固定のトラバース用シリンダ34のロッドに連
結され、ガイドーレール30に沿って移動するようにな
っている。
【0018】ベース33は、水平にロールW、B方向に
向いており、その上に研削ノズルを備えた基体36が載
置されている。前記基体36は後方に油圧シリンダ35
を備え、その作動により、レール40に沿ってロール
W、Bに対して接離する方向に移動自在となっている。
また、前記基体36上には、一例として油圧モータ39
が固設されており、油圧モータ39の原動軸の回転がギ
ア群39aを介して研削ノズルNの基端部に伝えられ、
前記研削ノズルNを回動自在としている。また、バック
アップロールBについても研削を行う場合には、前記油
圧モータ39の作動により研削ノズルNを回動させるこ
とにより、バックアップロールB側に向き変えすること
もできる。これによって、ロールW、Bごと個別に専用
研削ノズルを設ける場合に比して、大幅に装置のコンパ
クト化を達成することができる。
【0019】一方、ベース33は、スライダー32に竪
軸まわりの枢軸37を介して枢着されており、詳細には
図示しないが、スライダー32に固定された退避用シリ
ンダ38のロッド38aに旋回用ギア群(図示せず)を
介して枢軸37が結合されている。これによって、ロー
ルB、Wの交換時などにおいて、研削ノズルNの存在が
邪魔になることを、退避用シリンダ38を作動させ、旋
回用ギア群を介して枢軸37を回転させることによっ
て、ベース33を90°回転させ、ロールW、Rと平行
に向き変えすることによって防止するようになってい
る。
【0020】前記研削装置は、圧延機に組み入れられ、
前述の研削条件に従ってインラインで圧延ロールを研削
する。この研削に際しては、図5〜図9に示す状態でそ
のコントロールがなされる。先ず、基本的な研削制御
は、図5に示されるように、予め圧延材の材質、温度、
圧延長さ、荷重、ロール材質等を盛り込んだ条件から摩
耗予測モデル式で摩耗プロフィル予測値を求め、これと
理想プロフィル値との差を、研削実績データ、板プロフ
ィル測定値を勘案しながら研削し、圧延を行うものであ
る。
【0021】研削コントロールのさらに具体的な態様が
図6および図7に示されている。すなわち、研削制御装
置10、圧延ラインの下流側に設けた厚みプロフィル計
11および上位演算装置12から厚みプロフィルに関す
る情報を受け取るとともに、現ロールWの回転数、砂鉄
搬送設備13から砂鉄供給量、高圧水発生装置14から
の水圧、研削ノズル駆動系から15から研削ノズルのト
ラバース速度および位置信号を受け取りながら、砂鉄供
給量および研削ノズルの速度指令を発し、研削を行う。
なお、16は操作盤である。
【0022】基本的な研削制御は前述に従うが、最初に
設定した研削条件に従って研削を行ったとしても、研削
の進行に伴ってロール径の変化および高圧水の噴射圧力
の低下等が起こり、研削能力が低下する。したがって、
本発明においては、さらに研削ノズルN前後位置および
伏仰方向角度を制御するための制御系を備えている。
【0023】具体的には、図8および図9に示されるよ
うに、演算装置41に対して、逐次ロール径、高圧水元
圧力、ノズル使用時間、研掃材吹付け量の入力を行う。
前記演算装置41では、予め図13〜図18に示される
研削量−圧力(研掃材量、ロール〜ノズル間距離、衝突
角度)の関係が入力されており、この関係に基づいて、
前記ロール径、高圧水元圧力、ノズル使用時間、研掃材
吹付け量の変化による研削量の低下を補い、かつ当初の
目標研削量を達成するような最適ノズル前後位置および
最適ノズル角度を算出する。この計算結果は制御盤42
を介してサーボバルブ43に送られ、このサーボバルブ
43により研削装置の油圧シリンダ35および油圧モー
タ39が制御され、研削ノズルNの前後位置および伏仰
角度の調整がなされる。なお、44は前記油圧シリンダ
35および油圧モータ39駆動のための油圧ポンプユニ
ットである。
【0024】ところで、本具体例では、研削ノズルNの
トラバース移動制御系と、前後位置およびノズル角度
(伏仰方向角度)の制御系とを別々としたが、一体的に
組み合わせた制御系とすることも勿論可能である。
【0025】〔実施例〕本発明法に従って、逐次研削ノ
ズルの前後位置および角度を調節しながら圧延ロールの
研削を行うとともに、比較のために研削ノズルを固定し
た状態で研削を行う従来法(特開昭63−84706号
公報記載の方法)によりロール研削を行い、研削時間の
比較を行った。表1に、研削条件および結果を示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1より明らかなように、従来法では時間
経過とともに研削能力が低下するため、研削に要する時
間が4〜9時間であったのに対し、本発明法によれば逐
次研削ノズルNの位置および角度補正により初期の研削
能力を維持することができるため、著しく研削時間の短
縮を図ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、研
削条件の限定により、高い研削能力を得るとともに、長
時間に渡って研削初期の研削能力を維持することがで
き、効率的な研削が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に好適に使用できる研削ノズルの縦断面
図である。
【図2】同水平断面図である。
【図3】高圧噴射ノズルの他の例を示したもので、
(a)は断面図、(b)は側面図である。
【図4】高圧噴射ノズルの他の例を示したもので、
(a)は断面図、(b)は側面図である。
【図5】研削法のモデル図である。
【図6】研削法の制御フロー図である。
【図7】研削法の制御フロー図である。
【図8】ロール研削装置の制御ブロック図である。
【図9】演算装置における演算フローを示す図である。
【図10】砂鉄搬送法の概要図である。
【図11】研削ノズルの配置例の平面図である。
【図12】研削ノズルの配置例の側面図である。
【図13】研削量−高圧水圧力の関係図である。
【図14】高圧水圧力別の研削量−砂鉄量の関係図であ
る。
【図15】研削幅−ロールからノズル間距離の関係図で
ある。
【図16】研削量−ロールからノズル間距離の関係図で
ある。
【図17】研削量−衝突角度θの関係図である。
【図18】研削量−衝突角度θの関係図である。
【図19】ロール径の変化による高圧水の衝突角の変化
を説明するための図である。
【図20】時間経過に伴う高圧水噴射圧力の変化を表す
図である。
【符号の説明】
N…研削ノズル、W…ワークロール、B…バックアップ
ロール、1…ノズルホルダー、2…高圧噴射ノズル、2
c…噴射口、3…混合体、4…高圧水導管、5…砂鉄導
路、30…ガイドレール、34…トラバース用シリン
ダ、α…噴射角、θ…衝突角、l…噴射距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧水を噴射させた後の研削ノズル内位置
    で研掃材と混合し、研掃材混合高圧水として圧延ロール
    の表面に向けて投射して研削する圧延ロールの研削方法
    において、 ロール径の変化、高圧水の圧力、ノズル使用時間、研掃
    材の供給量を把握し、研掃材供給量0.5kg/分以上、
    高圧水噴射圧力100kg/cm2以上、高圧水噴射流量10
    l/分以上、ロールの接線に対する衝突角30〜150
    °、ノズル先端からロール表面までの噴射距離50〜3
    00mm、噴射角10〜60°の条件となるように、前記
    研削ノズルの位置および/または伏仰方向角度を逐次補
    正しながら、圧延機スタンド内で回転中のロール表面に
    投射して研削することを特徴とする圧延ロールの研削方
    法。
  2. 【請求項2】高圧水が偏平な扇状に噴射される噴射口を
    前部に有する高圧水噴射ノズルと、この噴射ノズルの前
    方位置において広い混合空間を構成する誘導混合体と、
    前記混合空間内に臨む研掃材の導路とを備えた研削ノズ
    ルと;さらにこの研削ノズルを圧延ロールと接離する方
    向に移動させる移動手段と、研削ノズルを伏仰方向に回
    動させる回動手段と、研削ノズルを圧延ロールと平行に
    その長手方向に移動させる移動手段とを具備したことを
    特徴とする圧延ロールの研削装置。
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