JPS5823418Y2 - コンクリ−ト管のモルタル類吹付け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コンクリート管の外周面にモルタル類を塗
装して防護層を形成する場合等に用いるモルタル類の吹
付は装置に関するものである。

従来、コンクリート管の外周面にモルタル類を塗装する
場合、吹付はノズルを手に持ってモルタル類をコンクリ
ート管の外周面に吹付ける作業では、吹付は面のモルタ
ル層を均一に仕上げることが難かしかったばかりでなく
、作業能率も悪かった。

また、ゴムローラまたはブラシを用いる塗装手段では、
モルタル類の吹付は量の調節ができず、その吹付は量が
大きいので、台車の走行速度を大ならしめねばならない
ことと、ゴムローラまたはブラシの中央部が摩耗してき
て、吹付は面にむらを生じることとで、そのモルタル層
の厚さの調節が難かしく、吹付は面が波状に不均一とな
り、材料の損失も多いのである。

なお、後者のゴムローラまたはブラシを用いる従来の装
置では、モルタル類収容ホッパーからゴムローラまたは
ブラシの位置まで一連に材料が連なり、均一量を吐出さ
せるための制御がきわめて微妙な調整を必要とするなど
の欠点があった。

この考案は、上述したような従来の欠点を解消すべく、
ゴムローラまたはブラシによる場合に比べて、相当高速
度にて吹付けられる吹付はガンを用いて、強固なモルタ
ル層を形成すると共に、その吹付けに際しては、モルタ
ル類の吐出量を均一ならしめ、かつモルタル層を均一に
仕上げることを目的としたものである。

さらに、この考案を図面に示す実施例について詳細に説
明すると、１は台車で、走行用可変速モータ２により駆
動される車輪３を備え、レール４，４上を走行させるよ
うにする。

５は台車１上に設けた機枠、６はその機枠５の上部に設
けたモルタル類収容ホッパーで、その底部中心にはモー
タ７から減速機８を介して駆動されるアジテータ−９を
設け、また、底部−側の開口に連接してモルタル類送り
機構１０たとえば図示するようにスクリューコンベアー
を設けて、これを可変速モータ１１により駆動する。

なお、１２はこれらのモータ２，７．１１等の操作盤で
ある。

１３は台車１上にてモルタル類送り機構１０の排出口下
方に設置した吹付はガン用ホッパーで、その底部には圧
搾空気を送るエヤーホース１４とモルタル類供給管１５
とを連結した吹付はガン１７を内蔵しである。

１６は台車１の前端部に前後左右へ移動可能に設けた高
低調節自在の吹付はノズル用スタンドで、その頂部には
吹付はノズル１８を上下に回動し得べく取付ける。

１８はその吹付はガン１７の供給管１５の先端に設けた
吹付はノズル、１９は必要に応じて水を供給する水ホー
スである。

２０はモルタル類を塗装すべきコンクリート管を示し、
これを台車１の進行方向と平行するように配置して回転
させるため、両側の受台２１，２１をレール４と直角を
なすように設置して、その頂部の適宜の溝２２に回転機
２３を横架し、その回転機２３の両側には可変速モータ
２４により駆動されるローラ２５，２５を設けて、これ
にコンクリート管２０を懸架する。

次に、その作用を説明すると、まず、コンクリート管２
０に回転機２３を通して、これを受台２１．２１上にセ
ットして、可変速モータ２４により所要の速度にてロー
ラ２５，２５を回転して、コンクリート管２０を定速度
で回転させる。

而して、台車１を所定の位置に移動し、かつ吹付はノズ
ル１８のバルブを開いた後、モータ７および可変速モー
タ１１を駆動する。

そうすると、モータ７の駆動によりアジテータ−９が回
転して、ホッパー６内のモルタル類を攪拌しながらモル
タル類送り機構１０へ送り出すようになり、また可変速
モータ１１により所要の速度にて駆動されている送り機
構１０はモルタル類を移送して、その排出口から吹付は
ガン用ホッパー１３内に供給する。

そのホッパー１３内のモルタル類は吹付はガン１７に入
りエヤーホース１４からの圧縮空気によりモルタル類供
給管１５を経て吹付はノズル１８に至り、水ホース１９
から必要に応じて供給する水と共に吹付はノズル１８よ
り噴出して高速度にてコンクリート管２０に吹付ける。

而して、走行用可変速モータ２の駆動により台車１を定
速度にてレール４，４上を走行させると、コンクリート
管２０の外周面には管全長にわたりモルタル層が均一に
形成される。

この考案のモルタル類吹付は装置によると、第一に、コ
ンクリート管２０を定速度で回転させておいて吹付はガ
ン１７の吹付はノズル１８を備えた台車１を定速度で走
行するので、作業能率が良く、吹付は面は均一に仕上げ
ることができ、第二に、コンクリート管２０の直径の大
小により、コンクリート管２０の回転速度および台車１
の走行速度を調節できるので、最適の速度になし得られ
、また、吹付はノズル１８の高さ、傾斜角度および噴射
位置や回転機２３の横架位置が移動できるので、最適の
吹付は距離および吹付は角度になし得るので、モルタル
層の厚さが均一になり、モルタル類の材料損失も少なく
なり、第三に、吹付はガン用ホッパー１３内のモルタル
類の材料の多少にかかわらず、吹付はノズル１８からの
モルタル類の吹付は量は、エヤーホース１４からの圧縮
空気の圧力の大きさできまるため、均一量のモルタル類
を吐出するには吹付ノズル１８のバルブの開閉度の調節
により圧力を一定にしておけばよく、従って、従来のも
ののように均一量のモルタル類を吐出させるために吹付
はノズル１８からのモルタル類の吹付は量とモルタル類
収容ホッパー６からモルタル類送り機構１０によるモル
タル類の供給量とを一致させるべく、モルタル類供給用
可変速モータ１１を上記吹付は量との微妙な調整のもと
に連動させる必要がなくなり、吹付はガン用ホッパー１
３内のモルタル類が無くなり始める時とモルタル類がホ
ッパー１３からあふれる時までの広範囲で、モルタル類
供給用可変速モータ１１を連動させてやればよいので、
作業もきわめて容易となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を施したコンクリート管のモルタル類
吹付は装置の正面図、第２図はその平面図である。 図面中の符号 １・・・・・・台車、２・・・・・・走
行用可変速モータ、３・・・・・・車輪、４・・・・・
・レール、５・・・・・・機枠、６・・・・・・モルタ
ル類収容ホッパー、７・・・・・・モータ、８・・・・
・・減速機、９・・・・・・アジテータ−１１０・・・
・・・モルタル類送り機構、１１・・・・・・可変速モ
ータ、１２・・・・・・操作盤、１３・・・・・・吹付
はガン用ホッパー、１４・・・・・・エヤーホース、１
５・・・・・・モルタル類供給管、１６・・・・・・吹
付はノズル用スタンド、１７・・・・・・吹付はガン、
１８・・・・・・その吹付はノズル、１９・・・・・・
水ホース、２０・・・・・・コンクリート管、２１・・
・・・・受台、２２・・・・・・その頂部の多数の溝、
２３・・・・・・回転機、２４・・・・・・可変速モー
タ、２５・・・・・・ローラである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 走行用可変速モータ２により駆動される車輪３を備えた
   台車１をレール４，４上に走行させるようなし、その台
   車１上に設けた機枠５の上部には、モルタル類収容ホッ
   パー６を設けて、その底部中心にはモータ７により駆動
   されるアジテータ−９を設けると共に、底部−側の開口
   に連接して可変速モータ１１により駆動されるモルタル
   類送り機構１０を設け、その送り機構１０の排出口下方
   には、圧縮空気を送るエヤーホース１４とモルタル類供
   給管１５とを連結した吹付はガン１７を内蔵しである吹
   付はガン用ホッパー１３を台車１上に設備し、台車１の
   前端部には、前後左右へ移動可能にして高低調節自在の
   吹付はノズル用スタンド１６を設けて、その頂部に吹付
   はノズル１８を上下に回動し得べく取付けてなるコンク
   リート管のモルタル類吹付は装置。