JPH0542205U - 収納物の前面挟持手段を具えた移載装置 - Google Patents
収納物の前面挟持手段を具えた移載装置Info
- Publication number
- JPH0542205U JPH0542205U JP10133491U JP10133491U JPH0542205U JP H0542205 U JPH0542205 U JP H0542205U JP 10133491 U JP10133491 U JP 10133491U JP 10133491 U JP10133491 U JP 10133491U JP H0542205 U JPH0542205 U JP H0542205U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- stored
- drive
- shelf
- driven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 底面を掬い上げることができない収納物(例
えば半導体ウエハーカセット)を前面で挟んで移載する
装置を提供する。 【構成】 駆動アーム41と従動アーム45を具え、駆
動軸34が駆動アームの端部に、収納物を挟持する収納
物挟持手段24が従動アームの端部にそれぞれ設けられ
た腕機構22と、駆動アームの回転を連結軸に伝達して
従動アームを回動させる作動機構23とを有し、収納物
挟持手段には、収納物の手前側両側面を挟持する一対の
挟持腕67が具えられている。棚から収納物を取出すに
は、駆動アームを水平回動させ、従動アームを棚の方に
水平に延ばし、駆動アームと従動アームを略々直線状態
にする。挟持腕は、収納物の手前側両側面に対向する。
一対の挟持腕を閉じ、挟持腕で収納物の手前側両側面を
挟持し、移載装置全体を僅かに上昇させ、収納物を棚か
ら浮かせ、従動アームを水平逆回転させる。
えば半導体ウエハーカセット)を前面で挟んで移載する
装置を提供する。 【構成】 駆動アーム41と従動アーム45を具え、駆
動軸34が駆動アームの端部に、収納物を挟持する収納
物挟持手段24が従動アームの端部にそれぞれ設けられ
た腕機構22と、駆動アームの回転を連結軸に伝達して
従動アームを回動させる作動機構23とを有し、収納物
挟持手段には、収納物の手前側両側面を挟持する一対の
挟持腕67が具えられている。棚から収納物を取出すに
は、駆動アームを水平回動させ、従動アームを棚の方に
水平に延ばし、駆動アームと従動アームを略々直線状態
にする。挟持腕は、収納物の手前側両側面に対向する。
一対の挟持腕を閉じ、挟持腕で収納物の手前側両側面を
挟持し、移載装置全体を僅かに上昇させ、収納物を棚か
ら浮かせ、従動アームを水平逆回転させる。
Description
【0001】
本考案は、底面を掬い上げることができない収納物(例えば、半導体のウエハ ーを収納したカセット)を移載するための移載装置に関する。
【0002】
従来、塵埃の発生を避けなければならない室内(例えば、半導体の製造室内) で使用するのに好適な、移載装置の一例として、実開平1−156107号(実 願昭63−052122号)公報に記載の装置がある。 この移載装置は、作動機構によって回動する駆動アームの先端に薄板状の収納 物積載手段を有しており、収納物積載手段で収納物の底面を掬い上げて、棚に対 する収納物の収納や取出し、或いは、棚から棚への収納物の移載ができるように なっている。
【0003】
ところが、このような移載装置は、底面形状が複雑な収納物や、半導体のウエ ハーを収納したカセットのように底面を掬い上げることができない収納物を移載 することができないという問題点を有している。 又、収納物移載手段が収納物の底面に当たるとき塵埃を発生させ、この塵埃が 下段の棚に収納された収納物上に落下し、下段の収納物を汚染するという問題点 も有している。
【0004】
本考案は、連結軸で水平屈曲自在に連結された駆動アームと従動アームを具え 、駆動軸が前記駆動アームの端部に、収納物を挟持する収納物挟持手段が前記従 動アームの端部にそれぞれ設けられた腕機構と、前記駆動アームの回転を前記連 結軸に伝達して前記従動アームを回動させる作動機構とを有し、前記収納物挟持 手段には収納物の手前側両側面を挟持する一対の挟持腕が具えられている移載装 置により、前記の課題を解決したものである。
【0005】
最初に、棚から収納物を搬出する場合について説明する。 先ず、一対の挟持腕を広げた状態で、駆動軸で駆動アームを水平回動させ、作 動機構により従動アームを棚の方に水平に延ばし、駆動アームと従動アームを略 々直線状態にする。この間に、一対の挟持腕は、収納物に対して回り込むように 接近し、収納物の手前側(挟持腕に近い側)両側面に対向する。その後、一対の 挟持腕を閉じ、挟持腕で収納物の手前側両側面を挟持した時点で、移載装置全体 を僅かに上昇させ、収納物を棚から浮かせ、従動アームを水平逆回転させる。 これによって、収納物は棚から搬出されたことになる。 次に、棚に収納物を収納する場合について説明する。 先ず、一対の挟持腕で収納物の手前側両側面を挟持した状態で、移載装置全体 を棚より僅かに上昇させる。次に、作動機構によって、腕機機構を作動させ、駆 動アームと従動アームを略々直線状態にして、収納物を棚内に入れる。その後、 移載装置全体を僅かに下降させ、収納物を棚に置くとともに、一対の挟持腕を広 げて収納物を放す。広げられた一対の挟持腕は、従動アームの水平逆回転によっ て、収納物に対し回動しながら離れる。 これによって、棚への収納物の収納が完了する。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 移載装置Bは、主に、フレーム20と、駆動機構21と、腕機構22と、腕機 構22を作動させる作動機構23と、収納物Wを挟持する収納物挟持手段24と で構成され、固定棚S1,S2に沿い、床(図示省略)に対して垂直な状態で水 平移動(図1の紙面に対して表裏方向への移動)する支柱Dに昇降(図1の上下 端方向への移動)自在に設けられている。 この移載装置Bは、塵埃の発生を避けなければならない室内、例えば、半導体 の製造室内で使用されることが多い。 フレーム20は移載装置B全体を支えるもので、支柱Dに昇降自在に設けられ ている。 固定棚S1,S2は複数段の棚C1で構成されている。
【0007】 次に、駆動機構21を説明する。 駆動機構21(図1参照)は、支柱Dに対して平行な出力軸30を有しフレー ム20に取付けられた駆動モータ31と、一対のベアリング32,33によりフ レーム20に回転自在に支持された駆動軸34と、出力軸30と駆動軸34の間 に設けられ出力軸30の回転を減速して駆動軸34に伝達する減速機35と、後 述する腕機構22内の塵埃を集塵機(図示省略)で外部に吸い出すための吸引孔 36とで構成されている。
【0008】 次に、腕機構22を説明する。 腕機構22(図1参照)は、駆動軸34にねじ40により取付けられた箱状の 水平回転(図1の紙面に対して表裏方向への回転)可能な駆動アーム41と、駆 動アーム41の開口部を蓋するように設けられたカバー42,42と、駆動アー ム41の先端にベアリング43により回転自在に設けられた連結軸44と、連結 軸44の外端に取付けられ水平回転可能な従動アーム45とで構成されている。 駆動アーム41の内部は吸引孔36と連通している。
【0009】 次に、作動機構23を説明する。 作動機構23(図1参照)は、駆動軸34と同軸的にフレーム20にねじ46 により設けられた駆動スプロケット47と、駆動スプロケット47と対をなし連 結軸43に一体に設けられた従動スプロケット48と、駆動、従動スプロケット 47,48に掛け渡したチェーン49とで構成されている。
【0010】 次に、収納物挟持手段24について説明する。 収納物挟持手段24(図1、図3、図4参照)は、従動アーム45に取付けら れており、収納物Wの手前側(移載装置Bに近い側)両側面を挟持する機構であ る。 収納物挟持手段24は、従動アーム45上のケーシング60内に設けられたモ ータ61によって回転するウォーム62とウォームホイール63と、ウォーム6 2に設けられたピニオン64とピニオン64の両側で噛合している一対のラック 65,66と、各ラック65,66と一体の一対の挟持腕67,68とを有して いる。一対の挟持腕67,68は、ケーシング60に設けられた4つの支持部材 69に支持されている。
【0011】 次に動作を説明する。 図2において、右側の第1の固定棚S1から左側の第2の固定棚S2に収納物 Wを移すものとする。 先ず、移載装置Bは、収納物挟持手段24が収納物Wの被挟持部W1、W1と 対向する位置まで昇降する。 このとき、腕機構22は図2の下端側に向いた想像線で示すように、駆動アー ム41と従動アーム45は重なった状態になっている。
【0012】 次に、駆動モータ31を駆動させ、減速機35で駆動軸34を減速回転させて 、駆動アーム41を図2において水平左回転(紙面に平行で反時計方向の回転) させる。駆動アーム41の左回転に伴い、連結軸44が、駆動、従動スプロケッ ト47,48とチェーン49からなる作動機構23の作用により右回転(時計方 向)させられ、従動アーム45は駆動アーム41との重なりから、水平右回転す る。この結果、駆動、従動アーム41,45からなる腕機構22は水平回転しな がら延び、収納物挟持手段24が固定棚S1の棚C1に接近する。
【0013】 この間に、収納物挟持手段24は、モータ61の回転によって、一対の挟持腕 67,68が広げられている。一対の挟持腕67,68の開閉は、ウォーム62 、ウォームホイール63を介してモータ61によって回転させられるピニオン6 4の回転に伴って相対移動する一対のラック65,66によって行なわれる。 駆動アーム41の反時計方向への回転と、従動アーム45の時計方向への回転 とにより、一方の挟持腕67は先に収納物Wに接近し、他方の挟持腕68は後か ら収納物Wに対して回り込むようにして接近する。 腕機構22が図2の実線のように、一直線に延びた時点で、駆動モータ31を 停止させる。 そして、収納物挟持手段24のモータ61を逆回転させ、一対の挟持腕67, 68で収納物Wの被挟持部WA,WBを挟み込み、収納物Wを保持する。
【0014】 そして、移載装置Bを支柱Dに沿ってやや上昇させ(昇降機構は図示省略)、 収納物挟持手段24で収納物Wを固定棚S1の棚C1から持ち上げる(図1の状 態)。 その後、再度、駆動モータ31を作動させ、駆動軸34を前記とは逆の右回転 (時計方向)させると、駆動アーム41も水平右回転し、従動アーム45は作動 機構23により水平左回転させられる。
【0015】 すると、駆動、従動アーム41,45は図2のように右に延びた状態から互い に屈曲し、第1の固定棚S1から離れ、一旦、重なり状態を経た後、左に延び、 第2の固定棚S2に接近していく。即ち、腕機構22は収納物Wを収納物挟持手 段24で挟持して第1の固定棚S1から第2の固定棚S2に移すように動くこと になる。この間、収納物Wは向きを180度変換させられながら移動する。
【0016】 腕機構22が左方向の直線状態になり、収納物挟持手段24が第2の固定棚S 2の棚C1よりやや上方に移動した時点で、腕機構22の作動を停止する。そし て、移載装置Bを下降させると収納物Wは第2の固定棚S2の棚C1に載せられ る。 第2の固定棚S2の棚C1に収納物Wを載せた後、一対の挟持腕67,68の 間隔を広げ、収納物Wの保持を解除する。
【0017】 その後、腕機構22を待機状態に戻すべく駆動モータ31を回転させると、駆 動アーム41は水平左回転し、従動アーム45は水平右回転する。 両アーム41,45の回転に伴って、一方の挟持腕68は収納物Wから遅く離 れ、他方の挟持腕67は収納物Wから速く離れる。従って、一対の挟持腕67, 68は、収納物Wを挟持するときとは逆の動きをしながら収納物Wから離れる。 最後、駆動、従動アーム41,45は第2図の重なった想像線の位置に戻り、 次の動作に備える。
【0018】 なお、半導体の製造室内には、通常、天井から床へ向けて、清浄な空気が流れ ており、一対の挟持腕67,68で収納物Wの手前側を挟持したとき、仮に、塵 埃が発生しても、この塵埃は、固定棚S1,S2の前面に沿って流れ、固定棚S 1,S2内に流れ込むようなことが殆どない。
【0019】
本考案の移載装置は次の効果を奏する。 (1) 一対の挟持腕で収納物の手前側両側面を挟持するようになっているため、 底面形状が複雑な収納物や、半導体のウエハーを収納したカセットのように底面 を掬い上げることができない収納物を移載することができる。 (2) 収納物挟持手段が収納物の底面に接触しないため、収納物の下面に不着し た塵埃が下段の棚に落下するようなことが殆どなくなり、下段の収納物の汚染を 防止することができる。 (3) 収納物挟持手段が収納物の下面に進入するようなことがないため、棚の形 状を収納物挟持手段を受け入れる特殊な形状にする必要がなくなり、棚の構造を 簡素化することができる。 (4) 収納物挟持手段が収納物の下面に進入するようなことがないため、上下方 向の棚間隔を狭めることができる。 (5) 収納物挟持手段が収納物の下面に進入するようなことがないため、棚の構 造を下段の収納物の上面を覆う構造にすることができ、下段の収納物の汚染を防 止することができる。
【図1】本考案の移載装置の、駆動軸に沿った断面正面
図である。
図である。
【図2】移載装置の動作説明図である。
【図3】図1中3−3矢視断面図である。
【図4】図1中4−4矢視断面図である。
W 収納物 B 移載装置 22 腕機構 23 作動機構 24 収納物挟持手段 34 駆動軸 41 駆動アーム 44 連結軸 45 従動アーム 67,68 挟持腕
Claims (1)
- 【請求項1】 連結軸で水平屈曲自在に連結された駆動
アームと従動アームを具え、駆動軸が前記駆動アームの
端部に、収納物を挟持する収納物挟持手段が前記従動ア
ームの端部にそれぞれ設けられた腕機構と、前記駆動ア
ームの回転を前記連結軸に伝達して前記従動アームを回
動させる作動機構とを有し、前記収納物挟持手段には収
納物の手前側両側面を挟持する一対の挟持腕が具えられ
ていることを特徴とする、移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10133491U JPH0542205U (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 収納物の前面挟持手段を具えた移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10133491U JPH0542205U (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 収納物の前面挟持手段を具えた移載装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542205U true JPH0542205U (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=14297940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10133491U Pending JPH0542205U (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 収納物の前面挟持手段を具えた移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542205U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017019620A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | 村田機械株式会社 | 移載装置及び搬送システム |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP10133491U patent/JPH0542205U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017019620A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | 村田機械株式会社 | 移載装置及び搬送システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2003047820A1 (fr) | Robot du type scalaire conçu pour porter un objet du type plaque plane et systeme de traitement d'objet du type plaque plane | |
TW200914219A (en) | Industrial robot | |
JPH0542205U (ja) | 収納物の前面挟持手段を具えた移載装置 | |
JP2018015815A (ja) | 移送装置及びワーク吸着装置 | |
EP0161942B1 (en) | A method of translating and orienting flat objects such as semiconductor wafers and an apparatus for transporting such objects | |
CN210175981U (zh) | 取料装置 | |
WO2023155411A1 (zh) | 半导体元件转运设备 | |
JPH11301813A (ja) | 産業用ロボット装置 | |
JPH10129832A (ja) | カード状ワークの吸着反転昇降装置及び該装置を備えるカード状ワークの反転移送装置 | |
JP2002353293A5 (ja) | ||
TWI820264B (zh) | 移載機 | |
JPH0626482Y2 (ja) | 移載装置 | |
JPH10315178A (ja) | ロボット | |
JPH0439203Y2 (ja) | ||
JPS63500691A (ja) | 標準機械的インタ−フェ−ス装置用のマニピュレ−タ | |
JPH06144429A (ja) | ボックスの蓋開閉装置 | |
JPS63185704A (ja) | 搬送用ハンドリング装置 | |
JP2006206211A (ja) | 物品整列装置 | |
JPH0328003Y2 (ja) | ||
JP2524393B2 (ja) | キャリヤ搬送装置 | |
JPH059339B2 (ja) | ||
JP2607736Y2 (ja) | ワーク搬送装置 | |
JP2526505Y2 (ja) | ロボットハンド | |
JP3518055B2 (ja) | シート状材料の搬入出装置、並びに、シート状材料の収納方法及び取出し方法 | |
JPH0731544Y2 (ja) | ウエハカセツトの移載装置 |