JPH0541966A - のり葉の乾燥方法 - Google Patents
のり葉の乾燥方法Info
- Publication number
- JPH0541966A JPH0541966A JP3223579A JP22357991A JPH0541966A JP H0541966 A JPH0541966 A JP H0541966A JP 3223579 A JP3223579 A JP 3223579A JP 22357991 A JP22357991 A JP 22357991A JP H0541966 A JPH0541966 A JP H0541966A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paste
- drying
- dried
- leaf
- leaves
- Prior art date
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- Pending
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- Edible Seaweed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】乾燥のりにおける口とけを改善し、風味が損な
われないようにして風味のあるのりを得る。 【構成】摘み取ったのり葉を0.5%から4.0%まで
の範囲の塩分濃度の塩水或は海水で洗浄した後に乾燥す
る。
われないようにして風味のあるのりを得る。 【構成】摘み取ったのり葉を0.5%から4.0%まで
の範囲の塩分濃度の塩水或は海水で洗浄した後に乾燥す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、のり葉の乾燥方法に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、摘み取ったのり葉は真水にて洗浄
を行いながら裁断し、この後真水にて洗浄を行いながら
板付けを行い、これを乾燥して板のりとしている。また
昨今においては板付けせずに乾燥を行う場合もあった。
を行いながら裁断し、この後真水にて洗浄を行いながら
板付けを行い、これを乾燥して板のりとしている。また
昨今においては板付けせずに乾燥を行う場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法によって得られた板のりにあっては、その口とけ
が悪く、風味も弱いものとなっていた。
た方法によって得られた板のりにあっては、その口とけ
が悪く、風味も弱いものとなっていた。
【0004】そこで本発明は上記した事情に鑑み、従来
の板のりにおける口とけを改善し風味が損なわれないよ
うにすることを課題とし、口とけが良く風味のあるのり
葉が得られるようにすることを目的とする。
の板のりにおける口とけを改善し風味が損なわれないよ
うにすることを課題とし、口とけが良く風味のあるのり
葉が得られるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の課題を考慮してなされたもので、摘み取ったのり葉を
0.5%から4.0%までの範囲の塩分濃度の塩水或は
海水で洗浄した後に乾燥することを特徴とするのり葉の
乾燥方法を提供して、上記課題を解消するものである。
の課題を考慮してなされたもので、摘み取ったのり葉を
0.5%から4.0%までの範囲の塩分濃度の塩水或は
海水で洗浄した後に乾燥することを特徴とするのり葉の
乾燥方法を提供して、上記課題を解消するものである。
【0006】
【作用】本発明においては、摘み取ったのり葉を0.5
%から4.0%までの範囲の塩分濃度の塩水或は海水で
洗浄することにより、のり細胞が痛まないようになるも
のであって、まず摘み取ったのり葉を前述のごとく0.
5%から4.0%までの範囲の塩分濃度の塩水或は海水
により5分間以上の洗浄が行われ、のり葉の生息する環
境条件下、或はそれに近い条件下でのり細胞の成分が変
わらない状態で不純物が除去される。前記塩水としては
0.5%以下のカルシウム或はマグネシウムを含んでい
ることが良好である。つぎに脱水を行い、この後熱風で
乾燥室内温度を120℃以下に保ちながら連続的に乾燥
させることにより、のり葉を得る。この乾燥工程の前に
のり葉を板付けし、これを上述のように乾燥すれば板の
りとなる。
%から4.0%までの範囲の塩分濃度の塩水或は海水で
洗浄することにより、のり細胞が痛まないようになるも
のであって、まず摘み取ったのり葉を前述のごとく0.
5%から4.0%までの範囲の塩分濃度の塩水或は海水
により5分間以上の洗浄が行われ、のり葉の生息する環
境条件下、或はそれに近い条件下でのり細胞の成分が変
わらない状態で不純物が除去される。前記塩水としては
0.5%以下のカルシウム或はマグネシウムを含んでい
ることが良好である。つぎに脱水を行い、この後熱風で
乾燥室内温度を120℃以下に保ちながら連続的に乾燥
させることにより、のり葉を得る。この乾燥工程の前に
のり葉を板付けし、これを上述のように乾燥すれば板の
りとなる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明を一実施例に基づいて詳細に説
明する。まず、摘み取ったのり葉に塩化ナトリウム2.
0%、塩化カルシウム0.3%の塩水をかけながら15
分間洗浄し、不純物を除去した。この後遠心式脱水機に
よって十分に脱水する。つぎにこの脱水したのり葉を連
続式熱風乾燥機で乾燥室内温度80℃に保った状態で約
30分間乾燥し、乾燥状態ののり葉を得る。これによっ
て口とけが良く、風味の強いのりが得られるようになっ
た。なお、塩分濃度を0.5%未満とした場合、得られ
たのり葉は、風味、口どけが悪くなり、塩気のないもの
となる。そして、4.0%より高くすると、その得られ
たのり葉は、風味、口どけに影響はないが、塩味が強く
なり過ぎる。
明する。まず、摘み取ったのり葉に塩化ナトリウム2.
0%、塩化カルシウム0.3%の塩水をかけながら15
分間洗浄し、不純物を除去した。この後遠心式脱水機に
よって十分に脱水する。つぎにこの脱水したのり葉を連
続式熱風乾燥機で乾燥室内温度80℃に保った状態で約
30分間乾燥し、乾燥状態ののり葉を得る。これによっ
て口とけが良く、風味の強いのりが得られるようになっ
た。なお、塩分濃度を0.5%未満とした場合、得られ
たのり葉は、風味、口どけが悪くなり、塩気のないもの
となる。そして、4.0%より高くすると、その得られ
たのり葉は、風味、口どけに影響はないが、塩味が強く
なり過ぎる。
【0008】上述した実施例においては、のり葉を脱水
した後に乾燥工程に移行する例を示したが、本発明は、
これに限定されるものではなく、脱水後に板付けし、こ
ののち乾燥工程に移行させて板のりを得るようにしても
よい。
した後に乾燥工程に移行する例を示したが、本発明は、
これに限定されるものではなく、脱水後に板付けし、こ
ののち乾燥工程に移行させて板のりを得るようにしても
よい。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
摘み取ったのり葉を0.5%から4.0%までの範囲の
塩分濃度の塩水或は海水で洗浄した後に乾燥するので、
のり葉ののり細胞を痛めることなく、かつ風味が強くな
り、のり葉として良質のものが生産できるようになるな
ど、実用性にすぐれた効果を奏するものである。
摘み取ったのり葉を0.5%から4.0%までの範囲の
塩分濃度の塩水或は海水で洗浄した後に乾燥するので、
のり葉ののり細胞を痛めることなく、かつ風味が強くな
り、のり葉として良質のものが生産できるようになるな
ど、実用性にすぐれた効果を奏するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】摘み取ったのり葉を0.5%から4.0%
までの範囲の塩分濃度の塩水或は海水で洗浄した後に乾
燥することを特徴とするのり葉の乾燥方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3223579A JPH0541966A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | のり葉の乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3223579A JPH0541966A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | のり葉の乾燥方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541966A true JPH0541966A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16800381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3223579A Pending JPH0541966A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | のり葉の乾燥方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541966A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015029498A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | 松本 孝 | 非板状乾燥海苔及びその製造方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56158078A (en) * | 1980-05-09 | 1981-12-05 | Chokichi Watanabe | Pretreatment for laver sheet making and device therefor |
JPS5881764A (ja) * | 1981-11-11 | 1983-05-17 | Kyoei Shiyotsuken Kk | 塩水洗浄による青海苔粉の製法 |
JPS5939274A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-03 | Shirako:Kk | 手すき風乾海苔の製造方法 |
JPS5939273A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-03 | Shirako:Kk | 非板状焼海苔製品の製造方法 |
JPS63192364A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-09 | Hiroshi Okamoto | 海苔の抄前処理調整方法 |
JPH01228445A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-12 | Watanabe Kikai Kogyo Kk | 海苔原藻の洗滌方法 |
JPH02265462A (ja) * | 1989-04-03 | 1990-10-30 | Kikumi Ishibashi | 原藻の形状を保持した乾燥海苔の製造方法及び調理袋入り乾燥海苔 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP3223579A patent/JPH0541966A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56158078A (en) * | 1980-05-09 | 1981-12-05 | Chokichi Watanabe | Pretreatment for laver sheet making and device therefor |
JPS5881764A (ja) * | 1981-11-11 | 1983-05-17 | Kyoei Shiyotsuken Kk | 塩水洗浄による青海苔粉の製法 |
JPS5939274A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-03 | Shirako:Kk | 手すき風乾海苔の製造方法 |
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JPS63192364A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-09 | Hiroshi Okamoto | 海苔の抄前処理調整方法 |
JPH01228445A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-12 | Watanabe Kikai Kogyo Kk | 海苔原藻の洗滌方法 |
JPH02265462A (ja) * | 1989-04-03 | 1990-10-30 | Kikumi Ishibashi | 原藻の形状を保持した乾燥海苔の製造方法及び調理袋入り乾燥海苔 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015029498A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | 松本 孝 | 非板状乾燥海苔及びその製造方法 |
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