JPH0541952A - キヤツトフード並びにその製法 - Google Patents
キヤツトフード並びにその製法Info
- Publication number
- JPH0541952A JPH0541952A JP3228353A JP22835391A JPH0541952A JP H0541952 A JPH0541952 A JP H0541952A JP 3228353 A JP3228353 A JP 3228353A JP 22835391 A JP22835391 A JP 22835391A JP H0541952 A JPH0541952 A JP H0541952A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cat food
- fish meat
- boiled
- grains
- tuna
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 栄養過多による肥満や経済性の面で高価につ
いたり、味が悪く猫の食欲を低下させていたりという、
従来のキャットフードの抱えていた問題点を解決せんと
する。 【構成】 マグロ、ツナ、イワシ等の魚肉に、体積比で
２０〜３５％の水を加えて煮炊（１工程）し、これを摺
漬（２工程）して得た過水分主材料１００重量部に対
し、別途密閉型加熱釜等で高温加熱して減圧膨張させて
得た膨張穀粒（３工程）３〜１０重量部を混合（４工
程）したキャットフード。
いたり、味が悪く猫の食欲を低下させていたりという、
従来のキャットフードの抱えていた問題点を解決せんと
する。 【構成】 マグロ、ツナ、イワシ等の魚肉に、体積比で
２０〜３５％の水を加えて煮炊（１工程）し、これを摺
漬（２工程）して得た過水分主材料１００重量部に対
し、別途密閉型加熱釜等で高温加熱して減圧膨張させて
得た膨張穀粒（３工程）３〜１０重量部を混合（４工
程）したキャットフード。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、一般家庭で飼育され
る愛猫の飼料、即ちキャットフード並びにその製法に関
する。
る愛猫の飼料、即ちキャットフード並びにその製法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般に缶詰として市販されているキャッ
トフードの種類は多岐に及ぶが、その大部分は、マグロ
やツナ或いはイワシ等、魚肉を煮炊して摺漬し、その定
量を缶容器に収納して密封するものであった。この他、
上記魚肉を主材料とし、これに別途、鶏肉や獣肉を混合
したり、炭水化物の米やその他の穀類を煮炊したものを
少量混入して栄養のバランスを計ろうとしたものも知ら
れている。
トフードの種類は多岐に及ぶが、その大部分は、マグロ
やツナ或いはイワシ等、魚肉を煮炊して摺漬し、その定
量を缶容器に収納して密封するものであった。この他、
上記魚肉を主材料とし、これに別途、鶏肉や獣肉を混合
したり、炭水化物の米やその他の穀類を煮炊したものを
少量混入して栄養のバランスを計ろうとしたものも知ら
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のキャッ
トフードの内、前者のように、魚肉等を主材料としたキ
ャットフードは、魚肉自体の重量の８０％近くが水分で
占められているため、その煮炊時における加水量は極く
少量であって、それだけに味や栄養の面では猫の嗜好に
適するもの、反面栄養過多による肥満や経済性の面での
課題が見られていたものである。
トフードの内、前者のように、魚肉等を主材料としたキ
ャットフードは、魚肉自体の重量の８０％近くが水分で
占められているため、その煮炊時における加水量は極く
少量であって、それだけに味や栄養の面では猫の嗜好に
適するもの、反面栄養過多による肥満や経済性の面での
課題が見られていたものである。
【０００４】又、後者では混合される炊飯物に魚肉のジ
ュース（煮汁）がしみ込まないため味が悪く、猫の食欲
を低下させていたという課題があった。
ュース（煮汁）がしみ込まないため味が悪く、猫の食欲
を低下させていたという課題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような実情に鑑み、
本発明は上記課題を解消するに足る新規なキャットフー
ド並びにその製法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解消するに足る新規なキャットフー
ド並びにその製法を提供することを目的とする。
【０００６】即ち、従来と略同様の手法によって得た煮
炊魚肉を主材料とし、別途密閉下で高温加熱して減圧膨
張させた穀粒を、重量比で上記主材料の３〜１０％混合
して、その定量（通常１７０ｇ）を缶容器に収納し、密
封するという手段を用いた。
炊魚肉を主材料とし、別途密閉下で高温加熱して減圧膨
張させた穀粒を、重量比で上記主材料の３〜１０％混合
して、その定量（通常１７０ｇ）を缶容器に収納し、密
封するという手段を用いた。
【０００７】又、上記キャットフードを製造するに当
り、マグロ、ツナ、イワシ等の魚肉又は、これに少量の
鶏肉や獣肉を混入したものに体積比で２０〜３５％の水
を加えて煮炊し、これを摺漬して得た過水分主材料１０
０重量部に対し、別途密閉型加熱釜等で高温加熱して減
圧膨張させて得た膨張穀粒３〜１０重量部を混合し、そ
の定量を缶詰とするという手段を用いた。
り、マグロ、ツナ、イワシ等の魚肉又は、これに少量の
鶏肉や獣肉を混入したものに体積比で２０〜３５％の水
を加えて煮炊し、これを摺漬して得た過水分主材料１０
０重量部に対し、別途密閉型加熱釜等で高温加熱して減
圧膨張させて得た膨張穀粒３〜１０重量部を混合し、そ
の定量を缶詰とするという手段を用いた。
【０００８】
【作用】上記構成の本発明においては、膨張穀粒の吸水
性により、主材料となる魚肉等の煮炊に当って多量の加
水を行うことが可能となり、魚肉蛋白の希釈が行える
上、炭水化物である米などの穀粒との混和により風味を
低下させることなく栄養的バランスが維持されるという
格別の作用を有するものである。
性により、主材料となる魚肉等の煮炊に当って多量の加
水を行うことが可能となり、魚肉蛋白の希釈が行える
上、炭水化物である米などの穀粒との混和により風味を
低下させることなく栄養的バランスが維持されるという
格別の作用を有するものである。
【０００９】
【実施例】以下、本発明に係るキャットフードの構成
を、その製法についての一実施例に基づいて、更に詳述
すると、図１は、製造工程を略示するブロック図であっ
て、１は主材料であるマグロ、ツナ、あるいはイワシ等
の生魚を適宜捌いた上、更に体積比で２０〜３５％の水
（ｗ）を加えて煮炊する工程であり、この際に適宜調味
料等を添加することは自由である。
を、その製法についての一実施例に基づいて、更に詳述
すると、図１は、製造工程を略示するブロック図であっ
て、１は主材料であるマグロ、ツナ、あるいはイワシ等
の生魚を適宜捌いた上、更に体積比で２０〜３５％の水
（ｗ）を加えて煮炊する工程であり、この際に適宜調味
料等を添加することは自由である。
【００１０】２は、上記工程によって煮炊された魚肉等
を摺漬して過水分主材料を得る工程を示し、更に３は屑
米を、例えば密閉型の回転加熱釜に適量収納して加熱
し、釜内の圧力が８〜１０気圧に達した時点で、釜蓋を
開放して一気に減圧することで、上記米粒を３〜１０倍
に体積膨張させる工程である。この工程で得た膨張米粒
は、強い吸水性を有するから、これを次の混合工程４に
おいて、前記２の工程で得られた過水分主材料１００重
量部に対して３〜１０重量部の割合で混合して、キャッ
トフードを得たものである。
を摺漬して過水分主材料を得る工程を示し、更に３は屑
米を、例えば密閉型の回転加熱釜に適量収納して加熱
し、釜内の圧力が８〜１０気圧に達した時点で、釜蓋を
開放して一気に減圧することで、上記米粒を３〜１０倍
に体積膨張させる工程である。この工程で得た膨張米粒
は、強い吸水性を有するから、これを次の混合工程４に
おいて、前記２の工程で得られた過水分主材料１００重
量部に対して３〜１０重量部の割合で混合して、キャッ
トフードを得たものである。
【００１１】この混合工程４又は、それ以前の工程にお
いて人畜無害の適当な着色料や香料、その他の添加物５
を配合させることも亦、任意である。
いて人畜無害の適当な着色料や香料、その他の添加物５
を配合させることも亦、任意である。
【００１２】又、このようにして製造された本発明のキ
ャットフードは、その定量を缶容器等に収納密封して製
品とすることは、なお従前の例の通りである。
ャットフードは、その定量を缶容器等に収納密封して製
品とすることは、なお従前の例の通りである。
【００１３】尚、本発明における上記膨張米粒は、米粒
に限らず、予め適当な粒度に破砕した栗、高梁、麦な
ど、主として炭水化物を含む穀粒が利用できる他、豆類
等に置換しても差支えない。更に主材料の煮炊時の加水
量を２０〜３５％としたのは、加水量が過少であると加
水の意味が薄れるし、また余り多いと製品の歯障りが悪
くキャットフードとして適さないからであり、更に膨張
穀粒の主材料に対する混合比を３〜１０部としたのも、
上記加水量の場合と略同じの理由によるものである。
に限らず、予め適当な粒度に破砕した栗、高梁、麦な
ど、主として炭水化物を含む穀粒が利用できる他、豆類
等に置換しても差支えない。更に主材料の煮炊時の加水
量を２０〜３５％としたのは、加水量が過少であると加
水の意味が薄れるし、また余り多いと製品の歯障りが悪
くキャットフードとして適さないからであり、更に膨張
穀粒の主材料に対する混合比を３〜１０部としたのも、
上記加水量の場合と略同じの理由によるものである。
【００１４】
【発明の効果】上述した本発明のキャットフードによれ
ば、多量に加水して煮炊された魚肉蛋白源と魚肉から抽
出されたジュースを無駄なく充分に吸収した膨張穀粒の
炭水化物により、猫の食欲を減ずることなく、栄養のバ
ランスのとれた、しかも消化のよいキャットフードが得
られるものであるから、従来のキャットフードと同等の
量目を供食させても、愛猫の肥満が解消できるだけでな
く、屑米などから得られる膨張穀粒が増量材的役割を果
たして、安価に生産できるなど、在来のキャットフード
には期待できなかった顕著な効果が認められるものであ
る。
ば、多量に加水して煮炊された魚肉蛋白源と魚肉から抽
出されたジュースを無駄なく充分に吸収した膨張穀粒の
炭水化物により、猫の食欲を減ずることなく、栄養のバ
ランスのとれた、しかも消化のよいキャットフードが得
られるものであるから、従来のキャットフードと同等の
量目を供食させても、愛猫の肥満が解消できるだけでな
く、屑米などから得られる膨張穀粒が増量材的役割を果
たして、安価に生産できるなど、在来のキャットフード
には期待できなかった顕著な効果が認められるものであ
る。
【図１】本発明のキャットフードの製造過程を略示する
ブロック図。
ブロック図。
１ 主材料の煮炊工程 ２ 主材料の摺漬工程 ３ 膨張穀粒の加工工程 ４ 混合工程 ５ 着色料等の添加工程
Claims (2)
- 【請求項１】煮炊した魚肉を摺漬したものを主材料と
し、別途密閉下で高温加熱して減圧膨張させた穀粒を、
上記主材料の３〜１０％（重量比）混合したことを特徴
とするキャットフード。 - 【請求項２】マグロ、ツナ、イワシ等の魚肉に、体積比
で２０〜３５％の水を加えて煮炊し、これを摺漬して得
た過水分主材料１００重量部に対し、別途密閉型加熱釜
等で高温加熱して減圧膨張させて得た膨張穀粒３〜１０
重量部を混合したことを特徴とするキャットフードの製
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228353A JPH0541952A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | キヤツトフード並びにその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228353A JPH0541952A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | キヤツトフード並びにその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0541952A true JPH0541952A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16875133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3228353A Pending JPH0541952A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | キヤツトフード並びにその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0541952A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006516397A (ja) * | 2003-01-27 | 2006-07-06 | ネステク ソシエテ アノニム | 膨張した構成成分の使用及びそれからの製品の製造 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP3228353A patent/JPH0541952A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006516397A (ja) * | 2003-01-27 | 2006-07-06 | ネステク ソシエテ アノニム | 膨張した構成成分の使用及びそれからの製品の製造 |
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