JPH0541867A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH0541867A
JPH0541867A JP3196409A JP19640991A JPH0541867A JP H0541867 A JPH0541867 A JP H0541867A JP 3196409 A JP3196409 A JP 3196409A JP 19640991 A JP19640991 A JP 19640991A JP H0541867 A JPH0541867 A JP H0541867A
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英子 長谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像素子より発生するパルシブなノイズ
のみを選択的に除去する。 【構成】 固体撮像素子1より出力された信号レベルを
一定にするための自動利得制御回路2、自動利得制御回
路からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変
換器3、デジタル信号を一水平走査期間遅延させる第
1,第2の遅延回路4,5、デジタル信号のクロック周
波数の1/2を極周波数とする第一,第二,第三のロー
パスフィルター6,7,8、該ローパスフィルターから
出力される信号の水平および垂直方向の相関により輝度
信号の欠陥雑音信号を除去する雑音除去装置9、雑音除
去された信号により垂直方向の輪郭補正を行う垂直アパ
ーチャ回路11、さらに雑音除去された信号により垂直
方向の輪郭補正を行う垂直アパーチャ回路11により構
成し、固体撮像素子の画像欠陥を自動的に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色差順次方式の固体撮
像素子において、欠陥画素信号を自動的に補正する固体
撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ビデオカメラ等の撮像装置において
は、光電変換の手段として固体撮像素子を用いることが
多くなっている。しかし、固体撮像素子の受光素子の欠
陥あるいは受光面の不均一性により生じる画素欠陥が存
在する。そのために、固体撮像素子より出力された信号
をローパスフィルターに通すことにより得られる輝度信
号中に白点(白キズ),黒点(黒キズ)と呼ばれる画像
欠陥が起こる。このような画像欠陥は小さなものでも非
常に目立ち、画像欠陥のある撮像素子は製品として使用
することができないために歩留りの低下を招くことにな
る上、製品出荷後にも画像欠陥が生ずることがある。こ
れらの問題は固体撮像素子特有の欠点であり、固体撮像
素子を使用する上での大きな障害となっている。
【0003】従来、前記問題点を解決する手段として、
特開昭61−261974号公報に示されるように、注
目画素と隣接する画素群との単純な比較により注目画素
の画素欠陥を検出し除去する手法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術において、注目画素とその近傍画素群との比較に
より画素欠陥を取り除くことが可能であるのは、第一の
前提条件として、注目画素とその近傍画素群は同種の信
号であり(例えば輝度信号であれば輝度信号同士の比
較)、第二前提条件として、画素欠陥は単発的に発生し
欠陥画素と近傍画素間の相関性は低いという前提に基づ
いている。ところが色フィルター配列に関する考察がな
されていなかった。固体撮像素子の出力を直接従来技術
による装置に入力しても近傍画素間には別種の色差情報
が含まれており、第一の前提条件が成立せず、ノイズを
除去することは困難であるため、固体撮像素子の出力か
ら輝度信号を抽出しておく必要がある。輝度信号を得る
ためにはローパスフィルターを通すが、フィルターを通
すことで欠陥画素の持つノイズ成分は隣接画素に拡散し
てしまい、第二の前提条件が成立せず従来の技術ではノ
イズを除去することは困難であった。
【0005】本発明はかかる点に鑑み、有意な画像情報
を損なうことなく、フィルター処理により複数の画素に
拡散されたものであっても、白キズまたは黒キズのよう
にパルシブな画像欠陥を良好に除去する装置の提供にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の固体撮像装置は、デジタル信号のクロック周
波数の1/2を極周波数とする第一,第二,第三のロー
パスフィルターと、ローパスフィルターから出力される
信号の水平および垂直方向の相関により輝度信号の欠陥
雑音信号を除去する雑音除去装置と、水平方向に信号を
2画素遅延させる画素遅延回路および、さらに2画素遅
延させる画素遅延回路と、画素遅延しない信号と4画素
遅延信号とを加算する加算器と、加算信号と2画素遅延
信号とを入力とするセレクタと、輝度信号により検出し
た欠陥雑音信号からセレクタ制御信号を発生させるエッ
ジ検出回路とによって構成し、セレクタによって色信号
の欠陥雑音信号を除去することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成により、固体撮像素子の受光素子の欠
陥あるいは受光特性の不均一性によって生じる画像欠陥
を、画像の水平および垂直方向の相関特性により検出
し、欠陥画素信号を水平および垂直信号により自動的に
補正することを特徴とする。
【0008】また、画像欠陥を除去する際に、画像信号
の中からどの画像に画像欠陥が含まれているか判定する
必要があるが、除去すべき画像欠陥の判定基準をいたず
らに広げてしまうと、画像信号中のディテール成分など
有意な画像情報が失われてしまう可能性があるので、本
発明はフィルターにより周囲の画素に拡散された白
(黒)キズを選択的に除去する作用を持つことを特徴と
する。
【0009】固体撮像素子の出力から輝度信号を生成す
るためには一般的にデジタル信号のクロック周波数の1
/2を極周波数とするデジタルローパスフィルター(1
+Z -1)施すことで生成するため、キズ成分も走査線方
向に拡散される。フィルターにより拡散される画素の範
囲は走査線方向に隣接する1画素のみであるので、注目
画素の1画素前後のうちキズを含む隣接画素を除いた近
傍画素群を元に判定する必要がある。キズを含む隣接画
素を除くためには、注目画素が白(黒)キズのとき、前
後1画素のうち画素値の大きな(小さな)ものを除くこ
とで実現できる。言い換えると、前後1画素のうち画素
値の小さな(大きな)画素とそれ以外の近傍画素群を注
目画素と比較する。
【0010】次に、ある画素がキズと判定されたなら
ば、その画素値を周囲の画素値と置き換えるよう作用す
ることで、キズを消し去ることができる。但しここで、
周囲の画素間に相関性が認められる場合には、相関性を
保った上でキズを消し去る必要がある。ここで相関性に
関しては、走査線に対し水平方向のみでなく、鉛直方向
あるいは斜方向も考慮する必要がある。これを実現する
には、注目画素が白(黒)キズと判定されたならば、注
目画素の画素値を二次元的な近傍画素群の中からキズを
含む画素値を除いた画素値群のうち最大(小)の画素値
を持つものと置き換えるよう作用することにより達成さ
れる。また、その制御信号を用い色信号の雑音を除去を
行う。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0012】図1は、本発明における概略ブロック図で
ある。図1において、1は固体撮像装置、2は固体撮像
素子1より出力された信号(a)レベルを一定にするた
めの自動利得制御回路、3は自動利得制御回路2から出
力されたアナログ信号(b)をデジタル信号に変換する
ためのAD変換器、4,5はAD変換器3より出力され
たデジタル信号(c)を1水平走査期間遅延させる第
1,第2の遅延回路、6,7,8はデジタル信号のクロ
ック周波数の1/2を極周波数とする第1,第2,第3
のデジタルローパスフィルター、9はローパスフィルタ
ー6,7,8から出力される信号(e)の水平および垂
直の相関により輝度信号の欠陥雑音信号を除去する雑音
除去回路、11は雑音除去された信号(h1〜h3)よ
り水平方向の輪郭補正を行う水平アパーチャ回路と、さ
らに雑音除去された信号より垂直方向の輪郭補正を行う
垂直アパーチャ回路とを含む輝度信号処理回路、12は
輝度信号雑音除去回路11より出力された制御信号によ
り制御される色信号雑音除去回路、13は色信号雑音除
去回路12の出力信号(o)により色信号の処理を行う
色信号処理回路である。
【0013】図2は、本発明に使用する固体撮像素子の
色フィルター配列を示している。二次元に配された受光
素子上に設けた緑色光透過の第一の色フィルターと緑光
阻止の第二の色フィルターを水平方向に繰り返す第一の
色フィルター列と、黄色光透過の第三の色フィルターと
シアン色透過の第四の色フィルターとを水平方向に繰り
返す第二の色フィルター列と、第一,第二の色フィルタ
ーを第一の色フィルター列と反転させて繰り返す第三の
色フィルター列と、第二の色フィルター列と同一の繰り
返しの色フィルター列とを垂直方向に繰り返す色フィル
ターであり、一水平走査期間に第一から第四の色フィル
ターのうち、垂直方向に隣接する二列の色フィルター列
の信号を順次読み出す駆動構造である。
【0014】図3は、輝度信号雑音除去回路の構成を示
すブロック図である。AD変換された信号(c)を遅延
させ、LPF14を通した後の信号(f)を各々のライ
ンにおいて雑音を除去した信号(h)を得る。各々のブ
ロックについては、以下図4〜図7の説明において行
う。
【0015】図4は、画素遅延の構成図である。これ
は、走査線メモリの動作説明の中で、M=N=3とした
ときの構成例を示しており、2台のライン遅延器4,5
と、6台の画素遅延器24〜29により構成される。画
素遅延器は入力信号を一画素分の走査時間だけ遅延させ
た信号を出力するものであり、ライン遅延器4,5は入
力信号を一水平走査時間だけ遅延させた信号を出力する
ものである。また、図8〜図10は走査線上の注目画素
と近傍画素群の配置例を示しており、f1〜f9の数字
を付してある。
【0016】図4の入力端子より入力される画像信号c
を、(1+Z-1)のLPFを通すことにより得られる信
号(e1)は、画素遅延器24に接続され、画素遅延器
24の出力は画素遅延器25に接続される。画素遅延器
24の入力端と画素遅延器24の出力端と画素遅延器2
5の出力端の3箇所より信号を取り出せば、それぞれ図
8〜図10のf1,f2,f3に相当する位置の画素値
が得られる。また、図4の入力端子より入力される画像
信号(c)は、ライン遅延器4にも接続され、ライン遅
延器4の出力信号(d2)を上記同様(1+Z-1)のL
PFを通すことにより得られる信号(e2)に画素遅延
器26,27を直列に接続すれば、同様に図8〜図10
のf4,f5,f6の位置の画素値が得られる。さら
に、図4のライン遅延器4の出力端にはライン遅延器5
が接続され、ライン遅延器5の出力信号(d3)を(1
+Z-1)のLPFを通すことにより得られる信号を画素
遅延器28,29に直列に接続すれば、同様に図8〜図
10のf7,f8,f9に相当する位置の画素値が得ら
れる。以上のような構成による走査線メモリであれば、
注目画素および近傍画素群を複数の出力端子より同時に
出力することができる。
【0017】図3において置換候補画素値検出器18
は、走査線メモリより同時に出力される近傍画素群の画
素値群f1〜f3,f7〜f9より、f4とf6のうち
画素値の小さなものと残りの近傍画素値群との中から最
大の画素値をYmax、さらに、f4とf6のうち画素値
の大きなものと残りの近傍画素値群との中から最小の画
素値をYminとして出力する。このYmaxとYminが置換
候補画素値群となる。
【0018】図5は置換候補画素値検出器の詳細な第1
の構成例である。図5においては走査線メモリの説明に
合わせ、注目画素をf5とし、近傍画素群が8画素(f
1〜f3,f7〜f9)で構成される場合の置換候補画
素値検出器の構成例を示しており、2個の入力端子群を
持つ大選択回路30および小選択回路31と、7個の入
力端子群を持つ最小値回路32および最大値回路33と
から構成される。小選択回路31は入力される近傍画素
値群の中から注目画素の1画素前後に位置するf4およ
びf6のうち画素値の小さなものを出力し、最大値回路
33は、残りの近傍画素値群f1〜f3,f7〜f9と
小選択回路31の出力の中から最大の画素値(Y
max(g4))を抽出し出力する。大選択回路30は入
力される近傍画素値群の中から注目画素の1画素前後に
位置するf4およびf6のうち画素値の大きなものを出
力し、最小値回路32は、残りの近傍画素値群f1〜f
3,f7〜f9と大選択回路30の出力の中から最小の
画素値(Ymin(g3))を抽出し、出力する。
【0019】図3においてノイズ検出器19は、走査線
メモリより出力される注目画素の画素値f5と、置換候
補画素値検出器18より出力されるYmax(g4)およ
びYm in(g3)とから、注目画素にノイズが含まれて
いるか否かを判定し判定結果を制御信号として出力す
る。制御信号はYmaxを選択する信号であるSELmax
minを選択する信号であるSELminより構成される。
【0020】図7はノイズ検出器2と画素値選択器20
の詳細な構成例であり、ノイズ検出器2は、2台の減算
器38,41と、2台の比較器40,43と、2台の或
値設定器39,42から構成される。減算器38はY
min(g3)から注目画素(f5)の画素値を減じ、そ
の差(以下DIFminとする)を生成する。比較器40
はDIFminと或値生成器39より出力される或値(以
下THminとする)とを比較し、条件1としてDIFmin
>THminであればYminを選択する信号SELmin(1
1)をアクティブにし、条件1が成立しない場合にはS
ELmin(11)をインアクティブにし出力する。ま
た、減算器41は注目画素(f5)の画素値からYmax
(g4)を減じ、その差(以下DIFmaxとする)を生
成する。比較器43はDIFmaxと或値生成器42より
出力される或値(以下THmaxとする)とを比較し、条
件2としてDIFmax>THmaxであればYmaxを選択す
る信号SELm ax12をアクティブにし、条件2が成立
しない場合にはSELmax(12)をインアクティブに
し出力する。一般的に、レンズ系および光電変換部の開
口率等による空間的ローパスフィルター効果により、光
電変換素子の出力である画像信号の高域成分(ディテー
ル)の振幅は小さくなるため、注目画素にパルスノイズ
が含まれていなければ、注目画素に対する近傍画素群の
差分も小さくなると言える。従って、THmaxおよびT
minは、画素値の最大値に対して過剰に小さく設定す
ると画像信号のディテール成分が失われるおそれがあ
り、過剰に大きく設定するとキズそのものが検出できな
くなるため、適切な値に設定する必要がある。
【0021】画素値選択器20は、1台のマルチプレク
サ44から構成される。マルチプレクサ44は注目画素
の画素値、Ymax,Yminの3信号を入力し、SELmax
とSELminが共にインアクティブであれば注目画素の
画素値を出力端子(h2)に出力し、SELmaxがアク
ティブでSELminがインアクティブであればYmaxを出
力端子(h2)に出力し、SELmaxがインアクティブ
でSELminがアクティブであればYminを出力端子(h
2)に出力する。ここで、ノイズ検出器2の説明から解
かるように、SELmaxおよびSELminを出力する条件
から、SELma xとSELminが共にアクティブとなるこ
とは有り得ない。
【0022】図3において、出力信号(h1)は、垂直
アパーチャ回路への入力信号である。置換候補画素値検
出器15は、走査線メモリより同時に出力される近傍画
素群の画素値群f1,f3〜f6より、f1とf3のう
ち画素値の小さなものと残りの近傍画素値群との中から
最大の画素値をYmax、さらにf1とf3のうち画素値
の大きなものと残りの近傍画素値群との中から最小の画
素値をYminとして出力する。このYmaxとYminが置換
候補画素値群となる。
【0023】図6は置換候補画素値検出器の詳細な第2
の構成例である。図6においては走査線メモリの説明に
合わせ、注目画素をf2とし、近傍画素群が5画素(f
1,f3〜f6)で構成される場合(図9参照)の置換
候補画素値検出器の構成例を示しており、2個の入力端
子群を持つ大選択回路34および小選択回路35と、7
個の入力端子群を持つ最小値回路36および最大値回路
37とから構成される。小選択回路35は入力される近
傍画素値群の中から注目画素の1画素前後に位置するf
1およびf3のうち画素値の小さなものを出力し、最大
値回路37は、残りの近傍画素値群f4〜f6と小選択
回路35の出力の中から最大の画素値(Ymax(g
2))を抽出し出力する。大選択回路34は入力される
近傍画素値群の中から注目画素の1画素前後に位置する
f1およびf3のうち画素値の大きなものを出力し、最
小値回路36は、残りの近傍画素値群f4〜f6と大選
択回路34の出力の中から最小の画素値(Ymin(g
1))を抽出し出力する。
【0024】図3においてノイズ検出器16は、走査線
メモリより出力される注目画素の画素値f2と、置換候
補画素値検出器15より出力されるYmax(g2)およ
びYm in(g1)とから、注目画素にノイズが含まれて
いるか否かを判定し判定結果を制御信号として出力す
る。制御信号はYmaxを選択する信号であるSELmax
minを選択する信号であるSELminより構成される。
【0025】図3において画素選択器17は、画素選択
器20と同様に構成され出力信号(h1)を得る。出力
信号(h3)もh1と同様に、垂直アパーチャ回路への
入力信号である。置換候補画素値検出器21は、走査線
メモリより同時に出力される信号のf8を注目画素と
し、近傍画素群の画素値群f4〜f7,f9より、f7
とf9のうち画素値の小さなものと残りの近傍画素値群
との中から最大の画素値をYmax、さらに、f7とf9
のうち画素値の大きなものと残りの近傍画素値群との中
から最小の画素値をYminとして出力する。このYmax
minが図10に示すがごとく置換候補画素値群とな
る。ノイズ検出器22,画素値選択器23は、ノイズ検
出器16,画素選択器17と同様に構成され出力信号
(h3)を得る。
【0026】図11は、色信号雑音除去回路の構成図の
一部である。輝度雑音除去回路により出力されるSEL
minまたは、SELmaxのどちらかがアクティブであれ
ば、そのエッジを検出するエッジ検出器49,入力信号
(d)を4画素遅延させる画素遅延器45〜48,入力
信号(d)と入力信号を4画素遅延させた信号(s)の
平均をとる加算器50、およびエッジ検出器49より出
力された信号により制御されるセレクタ51により構成
される。
【0027】図12に、その動作を説明した。SEL
minまたは、SELmaxのどちらかがアクティブであった
とき、エッジ検出器49により検出された信号(u)が
一画素期間アクティブになり、入力信号より2画素遅延
させた信号(r)を、入力信号(d)と4画素遅延させ
た信号(s)を加算器50において平均した値(t)と
を置き換えることにより、一水平走査期間内の信号で色
信号の雑音除去を行う。同様の回路を各ライン毎に制御
することにより色信号の雑音を除去する。
【0028】図1において、上記輝度信号雑音除去回路
により雑音除去された信号により水平方向の輪郭補正を
行う水平アパーチャ回路と、さらに雑音除去された信号
により垂直方向の輪郭補正を行う垂直アパーチャ回路と
を含む輝度信号処理回路11、および、上記色信号雑音
除去回路12より出力された信号を色信号処理回路13
を通すことにより構成され、固体撮像素子1の受光素子
の欠陥あるいは受光特性の不均一性によって生じる画像
欠陥を、画像の水平および垂直方向の相関特性により検
出し、欠陥画素信号を水平および垂直信号により自動的
に補正する。
【0029】また、本発明においては、画像の二次元的
または疑似的な二次元的な相関性のみに着目して処理を
行い時間軸は関知しないため、被写体の動きによる影響
を受けることはない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、被写体の動きに無関係に、有意な画像情報を
損なうことなく、従来の技術では困難であったフィルタ
ーにより拡散された画像欠陥を良好に除去することが可
能となり、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略ブロック図
【図2】本発明の実施例に使用する色フィルターの配置
【図3】本発明の実施例の輝度信号雑音除去回路の構成
【図4】本発明の実施例の画素遅延の構成を示すブロッ
ク図
【図5】本発明の実施例の置換候補画素値検出器の第1
の構成例を示すブロック図
【図6】本発明の実施例の置換候補画素値検出器の第2
の構成例を示すブロック図
【図7】本発明の実施例の画素値選択器の構成を示すブ
ロック図
【図8】本発明の実施例の注目画素と近傍画素群の第1
の配置例を示す配置図
【図9】本発明の実施例の注目画素と近傍画素群の第2
の配置例を示す配置図
【図10】本発明の実施例の注目画素と近傍画素群の第
3の配置例を示す配置図
【図11】本発明の実施例の色信号雑音除去回路のブロ
ック図
【図12】本発明の実施例の色信号雑音除去回路の動作
説明図
【符号の説明】 1 CCD 2 自動利得制御回路 3 AD変換器 4 1ライン遅延器 5 1ライン遅延器 6 デジタルローパスフィルター 7 デジタルローパスフィルター 8 デジタルローパスフィルター 9 輝度信号雑音除去回路 11 輝度信号処理回路 12 色信号雑音除去回路 13 色信号処理回路 14 画素遅延器 15 置換候補画素値検出器 16 ノイズ検出器 17 画素値選択器 18 置換候補画素値検出器 19 ノイズ検出器 20 画素値選択器 21 置換候補画素値検出器 22 ノイズ検出器 23 画素値選択器 24 画素遅延器 25 画素遅延器 26 画素遅延器 27 画素遅延器 28 画素遅延器 29 画素遅延器 30 大選択回路 31 小選択回路 32 最大値選択回路 33 最小値選択回路 34 大選択回路 35 小選択回路 36 最大値選択回路 37 最小値選択回路 38 減算器 39 或値設定器 40 比較器 41 減算器 42 或値設定器 43 比較器 44 マルチプレクサ 45 画素遅延回路 46 画素遅延回路 47 画素遅延回路 48 画素遅延回路 49 エッジ検出器 50 加算器 51 セレクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次元に配された受光素子上に設けた緑
    色光透過の第一の色フィルターと緑色光阻止の第二の色
    フィルターを水平方向に繰り返す第一の色フィルター列
    と、黄色光透過の第三の色フィルターとシアン色光透過
    の第四の色フィルターとを水平方向に繰り返す第二の色
    フィルター列と、前記第一,前記第二の色フィルターを
    前記第一の色フィルター列と反転させて繰り返す第三の
    色フィルター列と、前記第二の色フィルター列と同一の
    繰り返しの色フィルター列とを垂直方向に繰り返す色フ
    ィルターを有し、一水平走査期間に前記第一から第四の
    色フィルター列のうち、垂直方向に隣接する二列の色フ
    ィルター列の信号を順次読み出す駆動構造の固体撮像素
    子と、前記固体撮像素子より出力された信号レベルを一
    定にするための自動利得制御回路と、前記自動利得制御
    回路からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD
    変換器と、デジタル信号を一水平走査期間遅延させる第
    1,第2の遅延回路と、デジタル信号のクロック周波数
    の1/2を極周波数とする第一,第二,第三のローパス
    フィルターと、前記ローパスフィルターから出力される
    信号の水平および垂直方向の相関により輝度信号の欠陥
    雑音信号を除去する輝度信号雑音除去回路と、前述の第
    1,第2の水平走査期間遅延回路および第1のローパス
    フィルター出力信号とが入力されるとともに、前記輝度
    信号雑音除去回路から入力される制御信号により、色信
    号の欠陥雑音信号を除去する色信号雑音除去回路とによ
    り構成し、前記固体撮像素子の受光素子の欠陥あるいは
    受光特性の不均一性によって生じる色信号の画像欠陥
    を、輝度信号の水平および垂直方向の相関特性により検
    出し、欠陥画素色信号を隣接する水平および垂直画素信
    号により自動的に補正することを特徴とする固体撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 色信号雑音除去回路は、水平方向に信号
    を2画素遅延させる第1の画素遅延回路および、さらに
    2画素遅延させる第2の画素遅延回路と、画素遅延しな
    い信号と前記第1,第2の画素遅延回路を通った4画素
    遅延信号とを加算する加算器と、前記加算信号と2画素
    遅延信号とを入力するセレクタと、輝度信号により検出
    した欠陥雑音信号から前記セレクタ制御信号を発生させ
    るエッジ検出回路とによって構成し、前記セレクタによ
    って欠陥雑音信号を除去することを特徴とする請求項1
    記載の固体撮像装置。
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