JPH054152U - 画像読取光学系の変倍装置 - Google Patents

画像読取光学系の変倍装置

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JPH054152U
JPH054152U JP5125591U JP5125591U JPH054152U JP H054152 U JPH054152 U JP H054152U JP 5125591 U JP5125591 U JP 5125591U JP 5125591 U JP5125591 U JP 5125591U JP H054152 U JPH054152 U JP H054152U
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JP
Japan
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mirror
optical system
cam
variable magnification
image reading
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JP5125591U
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仁 茂庭
正人 井上
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機等の画像読取光学系の変倍装置におけ
る変倍用ミラーの変倍時の位置補正を簡単な構造で確実
に実施できる補正機構を提供する。 【構成】 原稿露光用光源と、移動可能に配置され光路
を変換する変倍用ミラーと、主レンズとから成る光学系
と、該主レンズと前記変倍用ミラーとを所定の比率で移
動させる駆動系とから構成し、前記光学系の光軸に沿っ
て前記レンズと変倍用ミラーを移動させて変倍を行なう
画像読取光学系の変倍装置において、前記変倍用ミラー
を保持する架台の変倍時の位置を補正する曲面カムを有
する変位量補正カムプレートと、前記カムプレートの曲
面カムに摺接するカムフォロワーと、前記変倍用ミラー
を支持する架台に固定された駆動系の伝達部材とを支持
し、回転支軸を中心にして揺動自在に保持された揺動部
材と、前記カムプレートを一の支点軸を中心にして揺動
可能に支持するとともに、調整ねじにより前記揺動を微
調整可能にして固定する固定板とから構成したことを特
徴とする画像読取光学系の変倍装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複写機や画像読取装置における画像読取光学系の変倍装置に関し、 特に変倍光学系における光路変換ミラーの駆動量補正機構の改良に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
図1は電子写真複写機の光学系10の一例を示す構成図である。原稿台11に載置 された原稿Dは、露光ランプ12及びランプハウス13により照射され、その反射ビ ームは、第1ミラー14で直角に光路を曲げ、V型ミラーユニットをなす第2ミラ ー15A,第3ミラー15Bに入射する。第2,3ミラー15A,15Bで光路が180゜曲げ られたビームは結像系の主レンズ16を通過し、再びV型ミラーユニットをなす第 4ミラー17A,第5ミラー17Bに入射し、180゜方向を変更し第6ミラー18によっ て反射し、画像形成ユニット20の感光体ドラム21上に原稿像を結像する。
【0003】 複写機や画像読取装置における画像読取光学系における変倍の方法は、 主レンズの前後に補助レンズを挿入して主レンズの焦点距離を変更し主レン ズの位置を相対的に移動して変倍画像を形成する方法、 原稿面から感光体面に至る全光路長を変更し、かつ主レンズの位置を移動し て変倍画像を形成する方法、 がある。一般的にはの方式を採った複写機が多い。
【0004】 今、主レンズの焦点距離は一定で、光路長と主レンズの位置を移動させる変倍 方式のものにおいて、主レンズの焦点距離をf、原稿面より主レンズまでの距離 をa、主レンズより感光面までの距離をbとし、倍率をmとした時、次の一般式 が成立する。
【0005】 (1/a)+(1/b)=(1/f) この一般式で、等倍の場合、 m=a/b=1 であり、a=b=2f とな り、全光路長は、 L=a+b=4f である。
【0006】 つぎに変倍の場合、 m1=a1/b1 で、m1が1より遠ざかるほど全光 路長は伸びて L1=a1+b1>4f となる。即ち、全光路長L1は等倍の ときが最短距離で、拡大・縮小共に全光路長L1は長くなってくる。
【0007】 この条件を満足するために、一般的には主レンズ(レンズスライドユニット) とV形ミラーユニット(ミラースライドユニット)を移動する方式をとっている 。
【0008】 しかし、実際には各々の変倍状態において、主レンズの持つ収差の変化や、焦 点距離のバラツキにより、理論値とは異なった位置に最適画像を結像する場合が ある。またこの収差は変倍に比例して大きくなるため、要求性能を考え合わせた 上で、例えばある一定の変倍時において、ミラースライドユニットの位置を補正 するのが一般的である。
【0009】 従来の補正方法の一例として、カム溝を設けたカムプレートを用いてミラース ライドユニットを移動させて所定の量を変位調整している。
【0010】 その他の補正手段としては、特開昭59-128504号や実開昭55-173949号各公報が 開示されている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
前記カムプレートのカム溝は前記Vミラースライドユニットの移動量と同程度 の長さを必要とするとともに該スライドユニットの移動方向と平行に設置する必 要があった。重ねて、該カムプレートを偏芯調整する穴にて組立後に調整するた め、該カムプレートは外周表面に露出させる必要があった。このようにカムプレ ートは大きくかつその機能上の制限から取付位置がほぼ限定されているため、複 写機変倍作動装置のコンパクト化を大きく阻害する一因であった。
【0012】 本考案は、Vミラーユニットの移動と光路長の変更を確実にまた高精度に保持 した複写機変倍光学系の機能を損なう事なくコンパクトで低価格の複写機変倍作 動装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案の画像読取装置の変倍装置は、原稿露光用光源と、 移動可能に配置され光路を変換する変倍用ミラーと、主レンズとから成る光学系 と、該主レンズと前記変倍用ミラーとを所定の比率で移動させる駆動系とから構 成し、前記光学系の光軸に沿って前記レンズと変倍用ミラーを移動させて変倍を 行なう画像読取光学系の変倍装置において、前記変倍用ミラーを保持する架台の 変倍時の位置を補正する曲面カムを有する変位量補正カムプレートと、前記カム プレートの曲面カムに摺接するカムフォロワーと、前記変倍用ミラーを支持する 架台に固定された駆動系の伝達部材とを支持し、回転支軸を中心にして揺動自在 に保持された揺動部材と、前記カムプレートを一の支点軸を中心にして揺動可能 に支持するとともに、調整ねじにより前記揺動を微調整可能にして固定する固定 板とから構成したことを特徴とするものである。
【0014】
【実施例】
本考案の画像読取光学系の変倍装置の一実施例を図2ないし図5に示す。
【0015】 図2は変倍装置の斜視図、図3は該変倍装置の平面図である。
【0016】 駆動用モータ(ステッピングモータ)Mは変倍装置の基体1に固設された図示 しないモータ取付台に取りつけられており、変倍信号により主レンズ16及びVミ ラーユニットの第4ミラー17Aと第5ミラー17Bとを移動させ所定位置に定置さ せる。
【0017】 すなわち、前記モータMの駆動軸に取り付けられたギヤG1は、タイミングプ ーリTP1に同軸固定したギヤG2を駆動回転させる。該タイミングプーリTP 1を巻回するタイミングベルトTBは、タイミングプーリTP2,TP3を巻回 して閉ループを形成し、テンションプーリTPにより緊張され、さらに前記主レ ンズ16を保持するレンズ架台2の一端部に係止具2Aによって固着されている。
【0018】 前記変倍装置の基体1の左右の側壁1a,1bの一端には、ステーバーを兼ね たガイドシャフト3が水平に架設されていて、前記レンズ架台2の一端に設けた ホルダー部2Bに嵌合して、レンズ架台2の一方を移動可能に保持する。
【0019】 また、上記レンズ架台2の他方の端部には、ピン2Cが植設されていて、該ピ ン2Cに回転可転に嵌装されたコロ2Dは、前記基台1に固設されたガイド板4 の案内溝部4aに転接している。このようにしてレンズ架台2はガイドシャフト 3とガイド板4によって移動可能に保持され、かつ、モータMにより回動される タイミングベルトTBに接続してレンズ光軸方向に前進後退駆動される。
【0020】 前記タイミングプーリTP2と同軸には、V溝付プーリ(以下Vプーリと称す )P1が一体になっている。該VプーリP1を巻回する伝達ワイヤWは、中間の 2枚のVプーリP2を経て、他方のVプーリP3を巻回し、閉ループを形成し、 その途中で可動架台(Vミラー補正台)5の一端に係止具5Aによって固着され ている。該可動架台5の一方の側のホルダー部の5aが、基台1に水平に架設さ れたシャフト6に嵌合し、他方の側は可動架台5と一体をなす保持板7に植設さ れた固定ピン7Aが後述のカムプレート取付板22に架設された案内溝に摺動する ことにより、可動架台5はスライド走行可能に保持されている。このようにして 、モータMの駆動回転により、前記レンズ架台2を光軸方向に移動させるととも に、可動架台5を光軸と平行方向に移動させる。また、前記ガイドシャフト6に は、Vミラーユニットを搭載するVミラー架台17Cのホルダー部17Dがスライド 可能に保持されている。
【0021】 図4はVミラーユニット架台移動装置の正面断面図、図5は該移動装置の平面 図、図6は該移動装置の分解斜視図である。
【0022】 前記可動架台5には、保持板7が固定され一体になっている。該保持板7の一 面には、固定ピン8A,8Bが他面には固定ピン8Cがそれぞれ植設されている 。固定ピン8Aには揺動板9の穴部が嵌合し、揺動板9を揺動自在に支持してい る。固定ピン8BにはVプーリP4が、固定ピン8CにはVプーリP5がそれぞ れ回転自在に支持されている。
【0023】 前記揺動板9の上部には、固定ピン8Dが、植設され2段VプーリP6A,P 6Bが回転自在になっている。また、揺動板9の一端には、固定ピン8Eが植設 され、カムフォロワー19が回転自在になっている。なお、該カムフォロワー19は 固定ピンでもよい。
【0024】 一方、前記変倍装置の基体1には、L型形状のカムプレート取付板22が位置決 め固定されている。該カムプレート取付板22に植設された支点軸23には、カムプ レート24の支点穴24aが嵌合し回転自在になっている。該カムプレート24は、支 点軸23を中心にして、揺動させ調整後に、固定ねじ25によりカムプレート取付板 22に固定される。
【0025】 カムプレート24には、湾曲した曲面をなすカム溝24bが穿設されていて、該カ ム溝24bに前記カムフォロワー19が嵌合して転接し移動可能である。
【0026】 前記カムプレート取付板22の一部はほぼ直角に折り曲げられた折曲部22aが形 成されていて、遊嵌穴があけられている。同様に、カムプレート24の一部もほぼ 直角に折り曲げられた折曲部24cが形成されていて、前記折曲部22aの遊嵌穴に 対応する直下の位置にねじ穴があけられている。該ねじ穴と前記遊嵌穴との間に は、コイルスプリング26が介装されている。また、調整ねじ27は前記遊嵌穴とコ イルスプリング26を貫通し、前記ねじ穴に螺合している。
【0027】 前記基体1の側壁1bの一端には、コイルスプリング28が係止され、該コイル スプリング28の他端はワイヤWに接続している。
【0028】 該ワイヤWは、前記プーリP4を巻回したのち、Uターンして2段プーリのV プーリP6Aを巻回し、再びUターンして左方に水平支持された前記VプーリP を巻回し、更に右方のVプーリP8を巻回し、係止具29により前記Vミラー架台 17Cのホルダー部17Dの一部に固着され、更に延長して前記2段プーリのVプー リP6Bを巻回し、次いでVプーリP5を巻回したのち、左方の係止具30に接続 して一連の巻回を終了している。
【0029】 このように各プーリ間に巻回されたワイヤWは、モータMの駆動回転により、 回動して、係止具5Aに固定された可動架台5を移動させると同時に、係止具2
9 に固定されたVミラー架台17Cを光軸方向に移動させる。
【0030】 上記Vミラー架台17Cの移動過程で、カムフォロワー19がカム溝24bを摺接し 、該カム溝24bのカム曲面に応動して、VプーリP6A,P6Bが固定ピン8A を中心にして揺動することにより、ワイヤWがコイルスプリング28の付勢力に拡 して移動量を規制し、係止具29によって固定されたVミラー架台17Cを所定位置 に停止させる。
【0031】 画像読取光学系の変倍装置は、該装置を構成する生産時における主レンズの焦 点距離の許容段差内のバラツキや、各ミラー(14,15A,15B,17A,17B,18)配 置の取付位置誤差等によって、最大変倍時(0.5倍、2倍)に各装置毎に調整を 必要とする。
【0032】 図7,図8はVミラー架台17Cの調整する方法を示した正面図であり、図7は 調整前の状態を示す。以下調整方法を述べる。
【0033】 調整時には、固定ねじ25の緊締を緩める。
【0034】 調整ねじ27を引き出し方向に捻回させると、コイルスプリング26の付勢力によ ってカムプレート24は支点軸23を中心にして反時計方向に回転する。このとき、 カム溝24bに嵌装されているカムフォロワー19は揺動板9の揺動支点である固定 ピン8Aを中心にして揺動する。該揺動板9の揺動により、その頂部にあるVプ ーリP6A,P6Bが揺動し、該Vプーリを巻回するワイヤWの全長が変化する ため、これを補おうとしてワイヤWの一端に係止されたVミラー架台17Cの補正 が可能となる。
【0035】 以上のように、Vミラー架台17Cを適正位置に調整したのち、固定ねじ25をね じ締め固定し、カムプレート24とカムプレート取付板22とを一体化する。
【0036】 なお、本実施例では、カムプレート24およびカムプレート取付板22の各上面側 に、調整ねじ27を配置しているが、側面側や底面側に配置しても同様の効果が得 られる。
【0037】 更には、調整後の固定をばねけん座金やロックナットやダブルナットによって 緊締し弛み防止を施してもよい。また、接着剤などにより固着しても同様である ことはいうまでもない。
【0038】
【考案の効果】
本考案による画像読取光学系の変倍装置によって、 調整ねじを側面に設けたため、カムプレートの取付位置を部品内部に設置し ても調整が可能となり、複写変倍作動装置内のユニットが無駄なく配置でき、コ ンパクトにできた。
【0039】 該複写変倍作動装置を複写機内に組み込んだ後でも、容易に調整が可能とな る。
【0040】 バネ部材により一方向へ押しつけているため、精度よく確実に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子写真複写機の構成図。
【図2】本考案による変倍装置の斜視図。
【図3】上記変倍装置の平面図。
【図4】Vミラーユニット架台移動装置の正面断面図。
【図5】該移動装置の平面図。
【図6】該移動装置の分解斜視図。
【図7】該移動装置のカムプレート調整方法を示した平
面図(調整前)。
【図8】上記カムプレート調整後の状態を示した平面
図。
【符号の説明】 1 基体 2 レンズ架台 3,6 ガイドシャフト 4 ガイド板 5 可動架台(Vミラー補正台) 7 保持板 7A 固定ピン 8A 固定ピン(回動支軸) 9 揺動板 16 主レンズ 17A 第4ミラー 17B 第5ミラー 17C Vミラー架台 17D ホルダー部 19 カムフォロワー 22 カムプレート取付板 22b 案内溝 23 支点軸 24 カムプレート 24a 支点穴 24b カム溝 22a,24c 折曲部 25 固定ねじ 26 コイルスプリング 27 調整ねじ 28 コイルスプリング M モータ TB タイミングベルト TP1,TP2,TP3 タイミングプーリ W 伝達ワイヤ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 原稿露光用光源と、移動可能に配置され
    光路を変換する変倍用ミラーと、主レンズとから成る光
    学系と、該主レンズと前記変倍用ミラーとを所定の比率
    で移動させる駆動系とから構成し、前記光学系の光軸に
    沿って前記レンズと変倍用ミラーを移動させて変倍を行
    なう画像読取光学系の変倍装置において、 前記変倍用ミラーを保持する架台の変倍時の位置を補正
    する曲面カムを有する変位量補正カムプレートと、 前記カムプレートの曲面カムに摺接するカムフォロワー
    と、 前記変倍用ミラーを支持する架台に固定された駆動系の
    伝達部材とを支持し、回転支軸を中心にして揺動自在に
    保持された揺動部材と、 前記カムプレートを一の支点軸を中心にして揺動可能に
    支持するとともに、調整ねじにより前記揺動を微調整可
    能にして固定する固定板とから構成したことを特徴とす
    る画像読取光学系の変倍装置。
JP5125591U 1991-07-03 1991-07-03 画像読取光学系の変倍装置 Pending JPH054152U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57150723A (en) * 1981-03-13 1982-09-17 Iwatani & Co Incinerator with extraction of steam energy

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