JP2560228Y2 - 複写機のレンズあおり機構 - Google Patents

複写機のレンズあおり機構

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JP2560228Y2
JP2560228Y2 JP8136191U JP8136191U JP2560228Y2 JP 2560228 Y2 JP2560228 Y2 JP 2560228Y2 JP 8136191 U JP8136191 U JP 8136191U JP 8136191 U JP8136191 U JP 8136191U JP 2560228 Y2 JP2560228 Y2 JP 2560228Y2
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修三 木村
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富士写真光機株式会社
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複写倍率を変更する倍
率変更機構を備えた複写機におけるレンズあおり機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、倍率変更機構を備えた複写機
においては、その倍率変更操作に応じて投影レンズを光
軸方向に沿って前後に移動させる必要があり、そのため
の機構が種々提案されている。
【0003】また、上記複写機においては、投影レンズ
の光軸に対して原稿と結像面とが垂直でなければ、良好
な解像度が得られないものであり、そのための調整機構
を必要としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
に投影レンズの移動機構を設置するについて、その移動
機構の案内精度、光学系の途中のミラーの設置精度、レ
ンズの組付け精度などによって、前記した光軸に対する
原稿と結像面との垂直性が損なわれるものであり、それ
らを個々の調整機構によって調整することは煩雑であ
り、構造が複雑となる。
【0005】そこで本考案は上記事情に鑑み、投影レン
ズの移動機構と光軸調整機構とを簡易に構成するように
した複写機のレンズあおり機構を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の複写機のレンズあおり機構は、投影レンズを設
置したキャリッジを、ガイド部材に沿って投影レンズの
光軸方向に移動して複写倍率を変更する倍率変更機構を
備え、上記キャリッジにはガイド部材のガイド溝に係合
して摺動案内される係合ピンを配設し、少なくとも1つ
の係合ピンをキャリッジに対して回転自在とし、この回
転自在とされた係合ピンのキャリッジ上の回転軸に対し
て上記ガイド溝への係合部を偏心して形成し、該係合ピ
ンを前記回転軸の回りに回転することにより、キャリッ
ジの傾きを変化させ、これにより投影レンズの光軸の方
向を調整するように構成したものである。
【0007】
【作用】上記のような複写機のレンズあおり機構では、
複写倍率の変更が行われると、キャリッジがその係合ピ
ンによってガイド部材に沿って案内されつつ所定倍率と
なる所定位置に投影レンズを移動するものであり、ま
た、上記ガイド部材のガイド溝に係合する係合ピンを偏
心形状に形成していることで、該係合ピンを回転させて
キャリッジのあおり角を調整し、これによって投影レン
ズの光軸調整が行え、これにより移動機構の案内精度、
光学系の途中のミラーの設置精度、レンズの組付け精度
などの誤差を修正して、投影レンズの光軸に対して原稿
と結像面とを垂直に維持するものであり、しかも、上記
キャリッジの案内機構とあおり調整機構とを係合ピンに
よって兼用することで部品点数、構造の簡素化を図るよ
うにしている。
【0008】
【実施例】以下、図面に沿って本考案の実施例を説明す
る。図1に一実施例のレンズあおり機構を備えた複写機
の倍率変更機構の概略平面構成を、図2ないし図3に係
合ピンの構造をそれぞれ示している。
【0009】複写機の倍率変更機構10は、投影レンズ11
(レンズユニット)がレンズ枠12に保持され、該レンズ
枠12は光軸方向に直交する横方向に延びる底部の支持部
材12a を備えている。このレンズ枠12の支持部材12a が
下部のキャリッジ13に、スライド用溝13a によって光軸
と直交する方向に移動可能に配設されている。そして、
前記キャリッジ13は、水平板状のベース15上に変倍操作
に応じて光軸に対して略斜め方向に移動可能に設置され
る。
【0010】すなわち、上記ベース15上にはレンズガイ
ド16が取り付けられ、このレンズガイド16には斜め直線
状に延びるガイド部材17と、該ガイド部材17に沿って湾
曲形状に延びるカム部材18とが一体に形成されている。
上記ガイド部材17にはガイド溝17a が形成される一方、
カム部材18にはカム溝18a が形成されている。一方、前
記キャリッジ13の一側部の底面の前後には、上記レンズ
ガイド16のガイド溝17a の形成方向に沿って該ガイド溝
17a に係合する係合ピン21,22 (ホロア)が設置されて
いる。また、前記レンズ枠12の支持部材12a には、上記
キャリッジ13を貫通して前記レンズガイド16のカム溝18
a に係合する係合ピン23(ホロア)が配設されている。
【0011】更に、前記キャリッジ13の一側の連結部13
b には変倍駆動機構25によるワイヤ26が接続されて、上
記キャリッジ13をガイド部材17に沿って移動可能に形成
されている。この変倍駆動機構25は、ステッピングモー
タ(図示せず)の駆動力が入力される入力ギヤ28にクラ
ッチギヤ29を介して駆動されるプーリ30が配設され、こ
のプーリ30に前記ワイヤ26が巻かれ、その一端が前方の
アイドラ31を経てキャリッジ13の連結部13b の前端に接
続され、他端が後方のアイドラ32を経てキャリッジ13の
連結部13b の後端に接続され、上記アイドラ31,32 はそ
れぞれガイド部材17の前後端部の近傍に設置され、上記
キャリッジ13の連結部13b の前後に接続されたワイヤ26
は該ガイド溝17a に沿って配設され、前記プーリ30の正
転および逆転駆動によってキャリッジ13を前後移動させ
るように構成されている。
【0012】なお、前記変倍駆動機構25は、クラッチギ
ヤ29を入力ギヤ28に接離移動させるソレノイド33を備え
ている。また、投影レンズ11の前方のレンズ枠12には、
光量を規制するブロッカー34と、遮光マスク35が設置さ
れている。
【0013】また、前記投影レンズ11の前方におけるベ
ース15には開口15a が形成されて、上ミラー37が配設さ
れている。該上ミラー37は図示しない下ミラーと共にミ
ラー枠39に保持され、該ミラー枠39は上記ベース15のガ
イドレール41に前後移動可能に支持されている。そし
て、前記変倍駆動機構25のプーリ30を介して駆動される
中間ギヤ42に設置されたミラー移動カム43に前記ミラー
枠39に固定されたホロア44が当接して、該移動カム43の
回転に応じてミラー37が光軸方向に移動するように構成
されている。上記ミラー37および前記倍率変更機構10の
上方は、ベース15に固着されたカバー45によって覆われ
ている。
【0014】そして、前記キャリッジ13に配設された係
合ピン21,22 の内、前方に配設された係合ピン21は偏心
ピンに形成されて投影レンズ11のあおり機構を構成して
いる。すなわち、前記係合ピン21は、図2ないし図4に
詳細構造を示すように、頭部21a の下方に前記キャリッ
ジ13の開口に挿入される装着部21b と、さらに下部にガ
イド部材17のガイド溝17a に係合される係合部21c とで
構成されている。
【0015】上記頭部21a には回転操作用の溝部48が形
成されるとともに、両側に接着剤注入用の切欠き49が形
成されている。また、装着部21b と係合部21c はそれぞ
れ所定径の筒状に形成され、係合部21c の中心が装着部
21b(頭部21a)の中心すなわち係合ピン21の回転軸から偏
心して設置されている。
【0016】上記のような構成において、前記投影レン
ズ11には図示しない原稿を走査した画像が後方から入射
され、この投影レンズ11の位置に応じて変倍した画像を
上ミラー37から下ミラーに反射してベース15の下方に導
き、図示しないドラムに露光して用紙に複写するもので
ある。そして、複写倍率を変更する際には、その変更倍
率に応じて前記投影レンズ11を移動するものであるが、
変倍駆動機構25のプーリ30が正転もしくは逆転駆動され
ると、ワイヤ26によってキャリッジ13が前進もしくは後
退移動し、該キャリッジ13はガイド溝17a に案内されて
斜めに直線状に移動して投影レンズ11を光軸に沿って前
後移動させると共に横方向にも移動させ、更に、レンズ
枠12は湾曲したカム溝18a に案内されてキャリッジ13に
対して投影レンズ11を横方向に移動させて、光軸中心の
修正移動を行うものである。
【0017】また、上記のような倍率変更機構10を組み
立てた際には、まず、投影レンズ11の光軸方向を正確に
原稿および結像面と垂直状態となるように調整するもの
であり、この調整は、前方の係合ピン21の回転操作によ
って行う。この係合ピン21を回転すると、ガイド溝17a
に係合した係合部21c が偏心していることから、ベース
15に固定されたガイド溝17a に対してキャリッジ13が他
方の係合ピン22との係合点との関係で微少量回動し、投
影レンズ11の光軸方向のあおり角が変化するものであ
り、このあおり角が所定状態となったときに係合ピン21
の頭部21a の切欠き49に接着剤を注入してその回転を固
定するものである。
【0018】なお、上記実施例では係合ピン21,22 の一
方のみを偏心構造に形成しているが両方を偏心構造とし
ても良い。また、ワイヤ26を利用した倍率変更機構10を
設置した例を示したが、その他のキャリッジ13の移動機
構が適宜採用可能である。一方、ソレノイド33によるク
ラッチ機構はモータの共用を目的としているものであ
り、倍率変更用に専用のモータを配設するようにしてい
もよい。
【0019】
【考案の効果】以上のような本考案複写機のレンズあお
り機構によれば、投影レンズを保持したキャリッジの移
動を案内するガイド部材に係合する係合ピンを、キャリ
ッジの設置角度を調整する偏心ピンと兼用して一体に形
成したことにより、所定の倍率変更機構およびレンズあ
おり機構とが簡単な構造によって構成することができ、
良好な解像特性が確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるレンズあおり機構を
備えた複写機の倍率変更機構の概略平面図
【図2】係合ピンの正面図
【図3】係合ピンの平面図
【図4】係合ピンの底面図
【符号の説明】
10 倍率変更機構 11 投影レンズ 12 レンズ枠 13 キャリッジ 16 レンズガイド 17 ガイド部材 17a ガイド溝 21 係合ピン(偏心ピン) 21b 装着部 21c 係合部 22 係合ピン 25 変倍駆動機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影レンズを設置したキャリッジを、ガ
    イド部材に沿って投影レンズの光軸方向に移動して複写
    倍率を変更する倍率変更機構を備えた複写機において、
    前記キャリッジにはガイド部材のガイド溝に係合して摺
    動案内される係合ピンを配設し、少なくとも1つの係合
    ピンをキャリッジに対して回転自在とし、該回転自在と
    された係合ピンのキャリッジ上の回転軸に対して上記ガ
    イド溝への係合部を偏心して形成し、該係合ピンを前記
    回転軸の回りに回転することにより、キャリッジの傾き
    を変化させ、これにより投影レンズの光軸の方向を調整
    することを特徴とする複写機のレンズあおり機構。
JP8136191U 1991-10-08 1991-10-08 複写機のレンズあおり機構 Expired - Fee Related JP2560228Y2 (ja)

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