JPH0541506B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0541506B2 JPH0541506B2 JP19105884A JP19105884A JPH0541506B2 JP H0541506 B2 JPH0541506 B2 JP H0541506B2 JP 19105884 A JP19105884 A JP 19105884A JP 19105884 A JP19105884 A JP 19105884A JP H0541506 B2 JPH0541506 B2 JP H0541506B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition member
- parison
- tank
- bottle
- mouth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 45
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 9
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims description 8
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 claims description 8
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 description 4
- 239000004700 high-density polyethylene Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、仕切部材を備えたプラスチツク製タ
ンクの製造方法に関する。
ンクの製造方法に関する。
仕切部材を備えたプラスチツク製タンクとして
は種々の形状のものが知られており、またその製
造方法も種々提案されている。たとえば、特開昭
55−21207号公報には、管状のパリソン内に、支
持棒に固定(螺合)した仕切壁を配置し、分割金
型を閉鎖して仕切壁の周縁部をパリソン内面に接
合し、次いでパリソン内に加圧流体を吹込んでタ
ンクを製造する方法が開示されている。また、特
開昭55−79121号公報には、管状のパリソン内に
仕切プレートを配置し、分割金型に、パリソンと
共に仕切プレートをはさみこんで固定し、次いで
パリソン内に加圧流体を吹込んでタンクを製造す
る方法が開示されている。これらの方法はいずれ
もプレート状の仕切部材を備えたタンクを製造す
るものであり、仕切部材の剛性が小さいため成形
時の位置合わせが難しく、しかも成形中に仕切部
材が変形するおそれがある。また、位置合わせを
容易にするために仕切部材の厚みを大きくして剛
性を大きくすると、タンクの重量が増大してしま
う、という欠点がある。さらに前者の方法では、
タンクを成形した後、仕切壁と支持棒の螺合を解
除する必要がある。
は種々の形状のものが知られており、またその製
造方法も種々提案されている。たとえば、特開昭
55−21207号公報には、管状のパリソン内に、支
持棒に固定(螺合)した仕切壁を配置し、分割金
型を閉鎖して仕切壁の周縁部をパリソン内面に接
合し、次いでパリソン内に加圧流体を吹込んでタ
ンクを製造する方法が開示されている。また、特
開昭55−79121号公報には、管状のパリソン内に
仕切プレートを配置し、分割金型に、パリソンと
共に仕切プレートをはさみこんで固定し、次いで
パリソン内に加圧流体を吹込んでタンクを製造す
る方法が開示されている。これらの方法はいずれ
もプレート状の仕切部材を備えたタンクを製造す
るものであり、仕切部材の剛性が小さいため成形
時の位置合わせが難しく、しかも成形中に仕切部
材が変形するおそれがある。また、位置合わせを
容易にするために仕切部材の厚みを大きくして剛
性を大きくすると、タンクの重量が増大してしま
う、という欠点がある。さらに前者の方法では、
タンクを成形した後、仕切壁と支持棒の螺合を解
除する必要がある。
したがつて本発明の目的は、成形が容易であ
り、軽量でしかも仕切部材による仕切効果が大き
い、仕切部材を備えたプラスチツク製タンクの製
造方法を提供することである。
り、軽量でしかも仕切部材による仕切効果が大き
い、仕切部材を備えたプラスチツク製タンクの製
造方法を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明は、仕切部材を備えたプラスチツク製タ
ンクにおいて、上記仕切部材が、胴部に穴が穿設
されたボトル状部材であり、上記仕切部材の口部
が上記タンクの口部の内側に融着されていること
を特徴とする、仕切部材を備えたプラスチツク製
タンクである。本発明のタンクは、胴部に穴が穿
設されたボトル状の仕切部材の口部を略垂直方向
に延びるブローノズルに上方から挿嵌して支持
し、上方から溶融樹脂を、上記仕切部材を包囲す
るように筒状に押出してパリソンを形成し、分割
金型を型合わせして上記パリソンの下端部を上記
仕切部材の口部に融着せしめ、かつ、上記パリソ
ンの上端部を上記仕切部材の底部に融着せしめ、
上記分割金型により密閉された上記パリソン内に
上記ブローノズルから加圧流体を吹込んでタンク
を成形し、次いで上記分割金型および上記ブロー
ノズルを上記タンクから離脱させることにより製
造することができる。
ンクにおいて、上記仕切部材が、胴部に穴が穿設
されたボトル状部材であり、上記仕切部材の口部
が上記タンクの口部の内側に融着されていること
を特徴とする、仕切部材を備えたプラスチツク製
タンクである。本発明のタンクは、胴部に穴が穿
設されたボトル状の仕切部材の口部を略垂直方向
に延びるブローノズルに上方から挿嵌して支持
し、上方から溶融樹脂を、上記仕切部材を包囲す
るように筒状に押出してパリソンを形成し、分割
金型を型合わせして上記パリソンの下端部を上記
仕切部材の口部に融着せしめ、かつ、上記パリソ
ンの上端部を上記仕切部材の底部に融着せしめ、
上記分割金型により密閉された上記パリソン内に
上記ブローノズルから加圧流体を吹込んでタンク
を成形し、次いで上記分割金型および上記ブロー
ノズルを上記タンクから離脱させることにより製
造することができる。
本発明に使用するボトル状の仕切部材は、胴部
に穴が穿設され、ブローノズルに挿嵌可能な口部
を備え、少なくとも口部の外周に、パリソンが融
着できるような材質で構成されていればよい。穴
は、ブローノズルから吹込まれた加圧流体がパリ
ソン内に自由に流入できるものであればよく、そ
の数、大きさ、位置は、成形時、ボトルの形状が
実質的に保持される限り、特に制限はない。同様
に、ボトルの断面形状も、特に制限されることは
なく、円形、略多角形等、任意の断面形状のもの
を使用することができるが、剛性が大きいという
観点から、円形のものが通常は好ましい。またボ
トルの底は、あつてもなくてもよい。底を有する
ばあいには、底に突起を設け、仕切部材がタンク
内面に固定されるようにしてもよい。底をもたな
いばあいには、ボトルの下端部の少なくとも一部
がタンク内面と接触し、あるいは融着し、固定さ
れるようにする。ボトル状仕切部材の肉厚は、成
形時、ボトルの形状が実質的に保持され、かつ適
切な仕切効果を奏することを条件として、できる
限り薄い方がよい。
に穴が穿設され、ブローノズルに挿嵌可能な口部
を備え、少なくとも口部の外周に、パリソンが融
着できるような材質で構成されていればよい。穴
は、ブローノズルから吹込まれた加圧流体がパリ
ソン内に自由に流入できるものであればよく、そ
の数、大きさ、位置は、成形時、ボトルの形状が
実質的に保持される限り、特に制限はない。同様
に、ボトルの断面形状も、特に制限されることは
なく、円形、略多角形等、任意の断面形状のもの
を使用することができるが、剛性が大きいという
観点から、円形のものが通常は好ましい。またボ
トルの底は、あつてもなくてもよい。底を有する
ばあいには、底に突起を設け、仕切部材がタンク
内面に固定されるようにしてもよい。底をもたな
いばあいには、ボトルの下端部の少なくとも一部
がタンク内面と接触し、あるいは融着し、固定さ
れるようにする。ボトル状仕切部材の肉厚は、成
形時、ボトルの形状が実質的に保持され、かつ適
切な仕切効果を奏することを条件として、できる
限り薄い方がよい。
次に図面を参照しながら、本発明のプラスチツ
ク製タンクおよびその製造方法を具体的に説明す
る。
ク製タンクおよびその製造方法を具体的に説明す
る。
略垂直方向に伸びるブローノズル1に、ボトル
状の仕切部材2を上方から挿嵌する。仕切部材2
には、穴3が穿設され、口部4は、ブローノズル
1に気密に挿嵌され、仕切部材2が支持される。
この図面の具体例では、仕切部材2は底5を有
し、底5のほぼ中央部に突起6が設けられてい
る。次に、ブローノズル1の上方に設置されてい
る押出機のダイス7から、熱可塑性樹脂を溶融押
出して、仕切部材2の周囲に、筒状のパリソン8
を形成する。しかるのち、分割金型9を閉鎖し、
ブローノズル1から圧縮空気のような加圧流体を
吹き込む。パリソン8は分割金型9のキヤビテイ
10の形状にブロー成形される。成形品11が冷
却固化したのち、金型9を開き、成形品11を取
り出す。成形品11の口部12は、仕切部材2の
口部4の外周面に融着し、仕切部材2の底部5は
成形品11の底部13に融着し、仕切部材2の底
部5の突起6は、成形品11の底部13に把持、
固定される。
状の仕切部材2を上方から挿嵌する。仕切部材2
には、穴3が穿設され、口部4は、ブローノズル
1に気密に挿嵌され、仕切部材2が支持される。
この図面の具体例では、仕切部材2は底5を有
し、底5のほぼ中央部に突起6が設けられてい
る。次に、ブローノズル1の上方に設置されてい
る押出機のダイス7から、熱可塑性樹脂を溶融押
出して、仕切部材2の周囲に、筒状のパリソン8
を形成する。しかるのち、分割金型9を閉鎖し、
ブローノズル1から圧縮空気のような加圧流体を
吹き込む。パリソン8は分割金型9のキヤビテイ
10の形状にブロー成形される。成形品11が冷
却固化したのち、金型9を開き、成形品11を取
り出す。成形品11の口部12は、仕切部材2の
口部4の外周面に融着し、仕切部材2の底部5は
成形品11の底部13に融着し、仕切部材2の底
部5の突起6は、成形品11の底部13に把持、
固定される。
高密度ポリエチレン(HDPE)を用いて、胴部
径300mm、口部径50mm、口部長70mm、高さ1000mm、
肉厚2mmのボトルをブロー成形した。その際、ボ
トルの底部5に長さ約250mm、高さ約5mmの突起
6を設けた。このボトルの胴部に直径10〜30mmの
穴3を、該穴3が占める面積がボトル表面積の30
%〜80%となるよう穿設し、ボトル状の仕切部材
2を作製した。これをブローノズル1に挿嵌、固
定したのち、押出機のダイス7から高密度ポリエ
チレン(HDPE)を溶融押出し、直径500mmのパ
リソンを形成した。次に金型9を閉じ、ブローノ
ズル1か圧縮空気を吹込み、タンク11を成形し
た。タンク11をガソリンタンクとして使用する
ため、ゲージユニツト挿入用の穴14を穿設し
た。
径300mm、口部径50mm、口部長70mm、高さ1000mm、
肉厚2mmのボトルをブロー成形した。その際、ボ
トルの底部5に長さ約250mm、高さ約5mmの突起
6を設けた。このボトルの胴部に直径10〜30mmの
穴3を、該穴3が占める面積がボトル表面積の30
%〜80%となるよう穿設し、ボトル状の仕切部材
2を作製した。これをブローノズル1に挿嵌、固
定したのち、押出機のダイス7から高密度ポリエ
チレン(HDPE)を溶融押出し、直径500mmのパ
リソンを形成した。次に金型9を閉じ、ブローノ
ズル1か圧縮空気を吹込み、タンク11を成形し
た。タンク11をガソリンタンクとして使用する
ため、ゲージユニツト挿入用の穴14を穿設し
た。
本発明によれば、ボトル状の仕切部材を使用し
ているため、成形の際、仕切部材をブローノズル
に容易に保持することができるとともに、プレー
ト状のものに比べ剛性が高いので成形中に変形す
ることがなく、品質の安定した製品が得られる。
また、ボトル状とすることにより仕切部材の肉厚
を薄くすることができ、従来品と比較して軽量で
あり、しかも、ガソリン等のタンクとして使用し
たばあいに振動音低減効果も大きい。
ているため、成形の際、仕切部材をブローノズル
に容易に保持することができるとともに、プレー
ト状のものに比べ剛性が高いので成形中に変形す
ることがなく、品質の安定した製品が得られる。
また、ボトル状とすることにより仕切部材の肉厚
を薄くすることができ、従来品と比較して軽量で
あり、しかも、ガソリン等のタンクとして使用し
たばあいに振動音低減効果も大きい。
第1図は、本発明に係る製造方法を示す、金型
開放時の断面図であり、第2図は、本発明のプラ
スチツク製タンクの実施例を示す断面図である。 1……ブローノズル、2……仕切部材、3……
穴、4……口部、5……底、6……突起、7……
押出機のダイス、8……パリソン、9……金型、
10……キヤビテイ、11……成形品。
開放時の断面図であり、第2図は、本発明のプラ
スチツク製タンクの実施例を示す断面図である。 1……ブローノズル、2……仕切部材、3……
穴、4……口部、5……底、6……突起、7……
押出機のダイス、8……パリソン、9……金型、
10……キヤビテイ、11……成形品。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 胴部に孔が穿設されたボトル状の仕切部材の
口部を略垂直方向に延びるブローノズルに上方か
ら挿嵌して支持し、 上方から溶融樹脂を、上記仕切部材を包囲する
ように筒状に押出してパリソンを形成し、 分割金型を型合わせして上記パリソンの下端部
を上記仕切部材の口部に融着せしめ、かつ、上記
パリソンの上端部を上記仕切部材の底部に融着せ
しめ、 上記分割金型により密閉された上記パリソン内
に上記ブローノズルから加圧流体を吹込んでタン
クを形成し、 次いで、上記分割金型および上記ブローノズル
を上記タンクから離脱させることを特徴とする、
仕切部材を備えたプラスチツク製タンクの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59191058A JPS6169554A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 仕切部材を備えたプラスチック製タンクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59191058A JPS6169554A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 仕切部材を備えたプラスチック製タンクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169554A JPS6169554A (ja) | 1986-04-10 |
JPH0541506B2 true JPH0541506B2 (ja) | 1993-06-23 |
Family
ID=16268184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59191058A Granted JPS6169554A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 仕切部材を備えたプラスチック製タンクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6169554A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3730488A1 (de) * | 1987-09-11 | 1989-03-23 | Rehau Ag & Co | Verfahren zur herstellung eines blasformkoerpers |
FR3020417A1 (fr) * | 2014-04-23 | 2015-10-30 | Inergy Automotive Systems Res | Accumulateur de pression |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5119684A (en) * | 1974-08-09 | 1976-02-17 | Daiya Mahobin Kogyo Kk | Hoonyo nijuchukuyokino seizohoho oyobi sonosochi |
JPS5131158B2 (ja) * | 1971-09-30 | 1976-09-04 | ||
JPS5337174A (en) * | 1976-09-18 | 1978-04-06 | Tousen Purasuto Kk | Method of forming double hollow structural body |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5131158U (ja) * | 1974-08-29 | 1976-03-06 |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP59191058A patent/JPS6169554A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5131158B2 (ja) * | 1971-09-30 | 1976-09-04 | ||
JPS5119684A (en) * | 1974-08-09 | 1976-02-17 | Daiya Mahobin Kogyo Kk | Hoonyo nijuchukuyokino seizohoho oyobi sonosochi |
JPS5337174A (en) * | 1976-09-18 | 1978-04-06 | Tousen Purasuto Kk | Method of forming double hollow structural body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6169554A (ja) | 1986-04-10 |
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