JPH0541385U - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
- Publication number
- JPH0541385U JPH0541385U JP8940491U JP8940491U JPH0541385U JP H0541385 U JPH0541385 U JP H0541385U JP 8940491 U JP8940491 U JP 8940491U JP 8940491 U JP8940491 U JP 8940491U JP H0541385 U JPH0541385 U JP H0541385U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- electric machine
- balance
- electric motor
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- Pending
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 電動機の冷却性能を低下させることなく、
精密な回転子バランス修正を行なえる回転電機を提供す
る。 【効果】 外周に回転子羽根部と若干の隙間が生ずる
ような凹部を有する円板を回転子エンドリング部の両側
近傍に取付け、この円板を加工により減少することに依
りバランス修正を行なう為、微小なアンバランスもバラ
ンス修正可能であり、精密な回転子バランス修正作業が
行なえる。また、円板が回転子羽根部の中であり回転子
エンドリングの近傍である為、電動機の冷却性能を低下
させることがない。
精密な回転子バランス修正を行なえる回転電機を提供す
る。 【効果】 外周に回転子羽根部と若干の隙間が生ずる
ような凹部を有する円板を回転子エンドリング部の両側
近傍に取付け、この円板を加工により減少することに依
りバランス修正を行なう為、微小なアンバランスもバラ
ンス修正可能であり、精密な回転子バランス修正作業が
行なえる。また、円板が回転子羽根部の中であり回転子
エンドリングの近傍である為、電動機の冷却性能を低下
させることがない。
Description
【0001】
本考案は、回転子バランス修正用の円板を改良した回転電機に関する。
【0002】
従来の回転電機たる電動機の構成を図3に示す。即ち、1つはフレーム、2 は固定子、3は回転子、4a,4bはフレーム1に嵌着され軸受5a,5bを介 して回転軸6を支承するブラケットである。
【0003】 7a,7bは導風板であり、ブラケット4a,4bとフレーム1の嵌合部に取 付けられている。回転子3に設けられている羽根8a,8bと導風板7a,7b の内径部には若干の軸方向隙間が設けられ、回転子3が回転すると、回転子羽根 8a,8bにより発生した風(外気)がブラケット4a,4bに設けられた軸方 向吸気窓10より電動機内に吸込み、前記外気は導風板内径部を通り固定子巻線 9外周部,固定子2外周部を経て、フレーム1の中央部に設けられた窓11に流 出る。この外気の流れにより電動機は冷却されている。
【0004】 回転子3のエンドリング12a,12bには前記羽根8a,8bが円周方向に 数箇所設けられ、各々の羽根8a,8bの間にバランス修正用座金13を取付け る為の突起14が設けられ、前期突起部14にバランス修正用座金13を取付け することにより、回転子3全体のバランス修正を行ない回転子3の回転時の異常 振動等の発生を抑止する。
【0005】
然しながら上述の構成においては、回転子3のバランス修正をバランス修正 用座金13を回転子エンドリング部12a,12bに設けた突起14に取付けて 行なう為、精密なバランス修正を行なうことが困難であった。
【0006】 このような場合、回転子3の両側の回転軸6に円板を取付け、この円板を加工 により減量し回転子バランス修正を行なうことは既知の技術である。上述の構成 においては、電動機冷却の為ブラケット4a,4bより外気を電動機内に吸込み 、導風板内径部を通り固定子巻線9外周部,固定子2外周部を経てフレーム窓部 11へ吐出すという通風冷却構造が必要である。図4に示す如く回転子3の両側 に円板を取付けてバランス修正することは、ロートル羽根の短縮化あるいは導風 板内径部への通風抵抗大になる等の問題点があり、結果として電動機冷却性能を 低下させ電動機の大型化につながる。 そこで本考案の目的は、前記電動機の冷却性能を低下させることなく、精密な 回転子バランス修正を行なえる回転電機を提供することにある。
【0007】
本考案の回転電機は、回転子の両側に回転子羽根部と若干の隙間が生ずるよ うに円周方向に凹溝を有した円板を回転軸に取付け、前記円板を加工による減量 することによりバランス修正を行なうことを特徴とした回転電機を提供する。
【0008】
外周に回転子羽根部と若干の隙間が生ずるような凹部を有する円板を回転子 エンドリング部の両側近傍に取付け、この円板を加工により減少することに依り バランス修正を行なう為、微小なアンバランスもバランス修正可能であり、精密 な回転子バランス修正作業が行なえる。また、円板が回転子羽根部の中であり回 転子エンドリングの近傍である為、電動機の冷却性能を低下させることがない。
【0009】
以下、本考案の一実施例につき図1及び図2を参照して説明する。1はフレ ーム、2は固定子、3は回転子、4a,4bはフレーム1に嵌着され軸受5a, 5bを介して回転軸6を支承するブラケットである。7a,7bは導風板であり 、ブラケット4a,4bとフレーム1の嵌合部に取付けられている。回転子3に 設けられている羽根8a,8bと導風板7a,7bの内径部には若干の軸方向隙 間が設けられ、回転子3が回転すると回転子羽根8a,8bにより発生した風( 外気)は、ブラケット4a,4bに設けられた軸方向吸気窓10より外気を電動 機内に吸い込み、導風板7a,7b内径部を通り固定子巻線9外周部,固定子2 外周部を経て、フレーム1の中央部に設けられた窓11に流れ出る。この外気の 流れにより電動機は冷却されている。さらに、前記回転子3の回転子エンドリン グ部12a,12bの両側近傍に、外周に回転子羽根8a,8bと若干の隙間が 生ずるような凹部を有する円板15を回転軸に取付け、この円板を加工により減 量を行ない、バランス修正を実施している。
【0010】 本考案の一実施例の構成によれば、外周に回転子羽根部8a,8bと若干の隙 間が生ずるような凹部を有する円板15を回転子エンドリング部12a,12b の両側近傍の回転軸6に取付け、更にこの円板15を加工により減量することに より回転子全体のバランス修正を行なう為、微小な回転子のアンバランスも修正 可能であり精密な回転子バランス修正作業が行なえる。
【0011】 また、円板が回転子羽根8a,8bの中に位置し、エンドリング部12a,1 2b近傍の回転軸に取付けられている為、ブラケット窓部10,導風板7a,7 b内径部,固定子巻線9外周部,固定子2外周部,フレーム窓部11という電動 機の冷却風の流れに対し、円板15が妨げにならない。 本実施例によれば、以下の効果が得られる。 (1)減量法により回転子バランス修正作業が行なえる為、微小な回転子アンバ ランスも修正可能であり、回転子回転時も振動の少ない電動機を提供できる。 (2)電動機内の冷却通風の妨げにならないようにバランス修正用円板が取付け られている為、電動機の発熱が少なく、電動機の小形化が可能になる。 (3)高速回転時においても、バランス用座金の飛散がなく、堅牢な電動機が提 供できる。 (他の実施例)
【0012】 本実施例は、電動機の冷却風がブラケット4a,4bからフレーム窓部10 へ流れる構成について説明したが、冷却風がブラケットからブラケットへ流れる 構成の電動機についても本実施例と同様の構成を用いれば、同様の作用・効果が 得られることは言うまでもない。
【0013】
本考案の構成によれば、電動機内部の冷却風の流れを妨げることなく、回転 子バランス修正作業が実施できる為、電動機の低振動化小形化に効果を有する。 また、高速回転時にも、バランス用座金の飛散もなく安全で堅牢な電動機を提供 できる。
【図1】本考案の一実施例を示す一部断面を含む正面
図、
図、
【図2】本考案のバランス修正用円板の正面図及びX−
X断面図、
X断面図、
【図3】従来例の図1相当図、
【図4】従来例の他の図1相当図。
1…フレーム、 2…固定子、 3…回転子、
6…回転軸、8a,8b…羽根、 12a,12b…
エンドリング、13…バランス用座金、 14…バラ
ンス用座金取付用突起 15…円板。
6…回転軸、8a,8b…羽根、 12a,12b…
エンドリング、13…バランス用座金、 14…バラ
ンス用座金取付用突起 15…円板。
Claims (1)
- 【請求項1】 外気を回転電機外部より内部へ吸い込み
外部へ吐き出すような冷却構造を有する回転電機におい
て、外周に回転子の羽根数と同一のスリット溝を有する
回転子バランス修正用円板を、回転子エンドリング部と
の間に隙間を設けて回転軸に取付けたことを特徴とする
回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8940491U JPH0541385U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8940491U JPH0541385U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541385U true JPH0541385U (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=13969708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8940491U Pending JPH0541385U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541385U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014042368A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Ebara Corp | 真空ポンプ用モータ及びこれを備える真空ポンプ |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP8940491U patent/JPH0541385U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014042368A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Ebara Corp | 真空ポンプ用モータ及びこれを備える真空ポンプ |
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