JP2005016371A - 電動送風機およびその製造方法 - Google Patents

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electric blower
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Yoshio Kobayashi
佳生 小林
Tetsuo Shimazaki
哲夫 嶋崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】回転体の不釣り合いをなくし、振動の小さな電動送風機を実現し、電気掃除機などの機器の騒音を低減可能な電動送風機を提供することである。
【解決手段】ファンケース8に設けられた吸気口7の近傍となるインペラ2のブレード1端部に段差部11を設け、電動送風機の組立完成後、インペラ2のブレード1端部の段差部11に、バランス用重り12を取り付けてバランス修正を行なう。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機などに具備される電動送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭用の電気掃除機などの機器に使用される電動送風機は、図5で示すように、複数のブレード1を有したインペラ2が電動機3の回転軸4に固着されている。インペラ2の周囲には複数の静翼5を有したエアガイド6が配置されている。そして、インペラ2、エアガイド6は吸気口7を有したファンケース8に内包されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭64−34862号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電動送風機では電動機に通電し回転させると、インペラが高速で回転すると、電動機の回転子とインペラの不釣り合いにより、電動送風機にはアンバランス振動が生じ、電動送風機を使用する掃除機などの騒音発生の原因となっていた。
【0005】
また、この不釣り合いの原因には、インペラ、回転子の持つ残留アンバランスの他に、インペラを回転軸に取り付ける際の、軸中心の不一致や、軸受自身の軸芯振れの原因もあり、インペラおよび回転子等、回転体の個々のバランス修正のみでは振動を低減することは不可能である。
【0006】
つまり、このように電気掃除機などの機器の騒音を低減する上で、電動送風機の回転アンバランス振動の低減が大きな課題となっている。
【0007】
本発明の目的は、回転体の不釣り合いをなくし、振動の小さな電動送風機を実現し、電気掃除機などの機器の騒音を低減可能な電動送風機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、ファンケースに設けられた吸気口の近傍となるインペラのブレード端部に段差部を設け、電動送風機の組立完成後、前記インペラのブレード端部の段差部に、バランス用重りを取り付けてバランス修正を行なうものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本願の請求項1に記載の発明は、電動機の回転軸に固着され複数のブレードを有し中央に吸気口を有する高速回転ターボ型のインペラと、前記インペラの外周周囲に配置される複数の静翼と、中央に吸気口を有し前記インペラと前記静翼を内包するファンケースを備えた電動送風機において、ファンケースに設けられた吸気口の近傍となる前記インペラのブレード端部に段差部を設けるとともに、前記段差部バランス用重りを取り付けたことを特徴とする電動送風機であり、回転体の不釣り合いを無くし、振動の小さな電動送風機を実現し、電気掃除機などの機器の騒音を低減することができるという作用がある。
【0010】
請求項2に記載の発明は、電動機の回転軸に固着され複数のブレードを有し中央に吸気口を有する高速回転ターボ型のインペラと、前記インペラの外周周囲に配置される複数の静翼と、中央に吸気口を有し前記インペラと前記静翼を内包するファンケースを備えた電動送風機の製造方法において、ファンケースに設けられた吸気口の近傍となるインペラのブレード端部の段差部に、バランス用重りを取り付けてバランス修正を行なうことを特徴とする電動送風機の製造方法であり、回転体の不釣り合いを無くし、振動の小さな電動送風機を実現し、電気掃除機などの機器の騒音を低減することができるという作用がある。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の具体例について、図1および図2を用いて説明する。なお、本願の電動送風機は、以下に記載の例に拘泥するものではない。
【0012】
図1は本発明のファンケースに設けられた吸気口の近傍となるインペラのブレード端部に段差部を設けた実施例を示す。
【0013】
図1において、複数のブレード1を有したインペラ2が電動機3の回転軸4に固着されている。インペラ2の周囲には複数の静翼5を有したエアガイド6が配置されている。そして、インペラ2、エアガイド6は吸気口7を有したファンケース8に内包されている。
【0014】
ファンケース8に設けられた吸気口7の近傍となるインペラ2のブレード端部にバランス用重り12を取り付けるための段差部11が設けられている。
【0015】
このように構成される電動送風機の組立完成後、電動送風機に通電し回転させ、その時のアンバランス量を測定した後、図2に示すように当該アンバランス量を打ち消すように、ファンケース8に設けられた吸気口7の近傍となるインペラ2のブレード端部の段差部11に、バランス用重り12を取り付けてバランス修正を行なう。なお、段差部11の内径寸法を吸気口7の内径より小さくしておくことで、電動送風機を組み立てた後に取り付けるバランス用重りの取り付けが容易になる。
【0016】
このように電動送風機の組立完成後にバランス修正を行なうため、不釣り合いの原因となるインペラ2および回転子9等の持つ残留アンバランスや、インペラ2を回転軸4に取り付ける際の、軸中心の不一致や、軸受10自身の軸芯振れ等の原因、すなわちインペラ2、回転子9など回転体の個々のバランス修正のみでは振動の低減が不可能であったバランス修正も可能であり、電動送風機の回転アンバランス振動の低減が可能である。
【0017】
なお、このバランス用重りの材質や形状、ブレード端部の段差部11への取り付け方法等は、単なる設計事項にすぎない。
【0018】
次に、上記工程を経て製造された電動送風機の振動振幅について説明する。なお、図3はこの一連の工程前の電動送風機の振動振幅を図4は一連の工程後の振動振幅を示している。
【0019】
これによると、明らかに電動送風機の振動が低減されていることが認められる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電気掃除機などの機器の騒音を低減する上で電動送風機の回転体の不釣り合いをなくし、振動の小さな電動送風機を実現することが可能となり、電気掃除機など機器の騒音を低減するという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による電動送風機を示す図
【図2】本発明の一実施の形態による電動送風機を示す斜視図
【図3】本発明の一連の工程前の電動送風機の振動振幅を示す図
【図4】本発明の一連の工程後の電動送風機の振動振幅を示す図
【図5】従来の電動送風機を示す図
【符号の説明】
1 ブレード
2 インペラ
3 電動機
4 回転軸
5 静翼
6 エアガイド
7 吸気口
8 ファンケース
9 回転子
10 軸受
11 段差部
12 バランス用重り

Claims (2)

  1. 電動機の回転軸に固着され複数のブレードを有し中央に吸気口を有する高速回転ターボ型のインペラと、前記インペラの外周周囲に配置される複数の静翼と、中央に吸気口を有し前記インペラと前記静翼を内包するファンケースを備えた電動送風機において、ファンケースに設けられた吸気口の近傍となる前記インペラのブレード端部に段差部を設けるとともに、前記段差部バランス用重りを取り付けたことを特徴とする電動送風機。
  2. 電動機の回転軸に固着され複数のブレードを有し中央に吸気口を有する高速回転ターボ型のインペラと、前記インペラの外周周囲に配置される複数の静翼と、中央に吸気口を有し前記インペラと前記静翼を内包するファンケースを備えた電動送風機の製造方法において、ファンケースに設けられた吸気口の近傍となるインペラのブレード端部の段差部に、バランス用重りを取り付けてバランス修正を行なうことを特徴とする電動送風機の製造方法。
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