JPH0541384B2 - - Google Patents

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JPH0541384B2
JPH0541384B2 JP61239879A JP23987986A JPH0541384B2 JP H0541384 B2 JPH0541384 B2 JP H0541384B2 JP 61239879 A JP61239879 A JP 61239879A JP 23987986 A JP23987986 A JP 23987986A JP H0541384 B2 JPH0541384 B2 JP H0541384B2
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JP
Japan
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drill
chuck
tip
holder
grindstone
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Application number
JP61239879A
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English (en)
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JPS6393552A (ja
Inventor
Masashi Ooya
Tetsuro Harada
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OSG Mfg Co
Original Assignee
OSG Mfg Co
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Publication date
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Priority to US07/105,223 priority patent/US4860497A/en
Priority to EP87114673A priority patent/EP0263513A3/en
Publication of JPS6393552A publication Critical patent/JPS6393552A/ja
Publication of JPH0541384B2 publication Critical patent/JPH0541384B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B3/00Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools
    • B24B3/24Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools of drills
    • B24B3/247Supports for drills
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/17Socket type
    • Y10T279/17411Spring biased jaws
    • Y10T279/17529Fixed cam and moving jaws
    • Y10T279/17538Threaded-sleeve actuator
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/29More than one set of gripping means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ドリルを予め定められた一定の回転
位相で保持した状態で、そのドリルの先端部を相
対的に砥石に押し付けて再研削する形式のドリル
研削盤に係り、特に、熟練を要することなく高い
研削精度で再研削を行うことができるドリル研削
盤に関するものである。
従来技術 穴明け加工工具として従来からドリルが多用さ
れているが、かかるドリルの先端部切刃は使用に
伴つて摩耗するため、これを再研削する必要があ
る。そして、このようなドリルの先端部を再研削
するためのドリル研削盤として、そのドリルを着
脱可能に保持するドリル保持装置を有し、そのド
リル保持装置に保持された前記ドリルの先端部を
相対的に砥石に押し付けて再研削する形式のもの
が従来から提供されている。
ここで、上記ドリル保持装置は、ドリルのシヤ
ンクを把持するようになつているのが普通であ
る。また、かかるドリルの再研削においては、一
般にドリルの先端部切刃の逃げ面を再研削した
り、先端部切刃の中央側部分にRが設けられてい
るドリルにあつては、そのR部分のすくい面を再
研削したりするため、再研削すべきドリルは先端
部切刃を基準として予め定められた一定の回転位
相で上記ドリル保持装置に取り付けられる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このようにドリルのシヤンクを
把持して再研削を行うと、研削すべき先端部から
把持部までの距離が遠く、その先端部を砥石に押
し付けて研削す際にドリルの弾性変形等によつて
先端部が砥石から逃げたり芯振れを生じたりし
て、先端部切刃の研削精度が損なわれるという問
題があつた。
また、ドリル保持装置に対するドリルの取付姿
勢によつて研削精度は大きく影響されるため、ド
リルを予め定められた一定の回転位相でドリル保
持装置に取り付けるために高度な熟練を必要とし
ていた。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために為された
ものであり、その要旨とするところは、ドリルを
予め定められた一定の回転位相で保持した状態
で、そのドリルの先端部を相対的に砥石に押し付
けて再研削する形式のドリル研削盤であつて、(a)
互いに軸心方向の相対移動可能かつ軸心まわりの
相対回転可能に嵌合さるとともに、それぞれ前記
ドリルのシヤンクおよびボデーの一方および他方
を把持する第1チヤツクおよび第2チヤツクから
成るホルダと、(b)前記第2チヤツクを予め定めら
れた一定の回転位相に位置決めして保持する取付
部材と、その取付部材から予め定められた一定距
離だけ離間した位置に配設され、前記第2チヤツ
クと嵌合された前記第1チヤツクに把持されてい
る前記ドリルの先端部に当接させられる当接ブロ
ツクと、そのドリルが軸心まわりに回転させられ
ることによりそのドリルの先端部切刃と係合させ
られ、そのドリルの軸心まわりの回転位相を位置
決めする回転ストツパとを備え、前記第2チヤツ
クに対してドリルの先端部が一定寸法だけ離間さ
せられ且つ一定の相対回転位相となる姿勢でその
ドリルが第2チヤツクに把持されるようにする回
転位置決め装置と、(c)前記ドリルの先端部が前記
砥石に近接する所定の研削位置に位置させられる
ように、そのドリルを把持している前記第2チヤ
ツクを予め定められた取付位置においてその第2
チヤツクに設けられた回転位置決め部に基づく一
定の回転位相で保持するホルダ取付装置とを有す
ることにある。
作用および発明の効果 このようなドリル研削盤においては、先ず、第
1チヤツクによつてドリルのシヤンクおよびボデ
ーの何れか一方を把持した後、回転位置決め装置
の取付部材に第2チヤツクを予め定められた一定
の姿勢で保持させ、その第2チヤツクに嵌合され
た第1チヤツクに把持されているドリルの先端部
を当接ブロツクに当接させるとともに、ドリルを
軸心まわりに回転させて先端部切刃を回転ストツ
パと係合させる。これにより、第2チヤツクに対
してドリルの先端部が一定距離だけ離間させられ
且つ一定の相対回転位相となる姿勢に、それ等の
第2チヤツクおよびドリルが位置決めされ、その
状態で第2チヤツクによりドリルのシヤンクおよ
びボデーの他方を把持する。
このように第1チヤツクおよび第2チヤツクに
よつてドリルのシヤンクおよびボデーの一方およ
び他方把持されと、互いに嵌合された第1チヤツ
クおよび第2チヤツクの相対移動が阻止され、そ
れ等第1チヤツクおよび第2チヤツクか成るホル
ダとドリルとが一体的に結合される。そして、そ
のドリルを把持したホルダを上記回転位置決め装
置から取り出し、第2チヤツクに設けられた回転
位置決め部に基づく一定の回転位相でホルダ取付
装置に取り付けると、ドリルの先端部は所定の研
削位置に位置させられる。この時、第2チヤツク
に対して予め定められた一定の相対回転位相とさ
れているドリルは、ホルダ取付装置さらには砥石
に対して一定の回転位相に位置決めされる。
したがつて、この状態で砥石を相対的にドリル
の先端部に近づけると、砥石は、ドリルの先端部
切刃の逃げ面や、先端部切刃の中央側部分にRが
設けられているドリルにあつてはそのR部分のす
くい面等、予め定められた所定の部位に押し付け
られ、その逃げ面等が再研削される。
ここで、かかる本発明のドリル研削盤は、ドリ
ルのシヤンクおよびボデーがそれぞれ第1チヤツ
クおよび第2チヤツクによつて把持されるととも
に、それ等の第1チヤツクおよび第2チヤツクは
互いに嵌合されているため、研削時におけるドリ
ルの弾性変形等が防止され、ドリルの弾性変形等
によつて先端部が砥石から逃げたり芯振れを生じ
たりすることなく、先端部切刃を高い精度で再研
削することができる。
また、本発明では、回転位置決め装置により第
2チヤツクおよびドリルを位置決めした状態でド
リルを第2チヤツクに固定し、そのようにしてド
リルを把持したホルダをホルダ取付装置に取り付
ければ、ドリルが砥石に対して一定の回転位相に
位置決めされるため、熟練を要することなくドリ
ルを常に正しい姿勢で取り付けることが可能とな
り、研削精度が更に向上する。
一方、先端部切刃の中央側部分にRが設けられ
たドリルのR部分を再研削する場合には、ドリル
を軸心まわりに回転させつつその軸心を前記砥石
から離間させ、且つ軸心方向へ前進させる必要が
ある。その場合には、前記ホルダ取付装置が、支
持フレームによつて軸心まわりの回転可能に支持
されるとともに、その支持フレームがガイドロツ
ドにより前記ホルダ取付装置の軸心に対して傾斜
した方向へ案内されるようにし、且つ、そのホル
ダ取付装置軸心まわりに回転させられることによ
り、そのホルダ取付装置を前記支持フレームと共
に前記ガイドロツドに沿つて移動させ、そのホル
ダ取付装置に前記ホルダを介して取り付けられた
前記ドリルを前記砥石から離間させつつ軸心方向
の先端部側へ前進させるカム装置に設ければ、熟
練を要することなく高い精度でR部分の再研削を
行うことが可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
先ず、第1図〜第3図はそれぞれ本実施例のド
リル研削盤の本体10を示す平面図,正面図およ
び左側面図であり、第4図はその本体10にホル
ダ12がセツトされた状態を示す正面断面図であ
る。ホルダ12は、第5図に示されているよう
に、研削すべきドリル14を着脱可能に保持する
もので、一対の第1チヤツク16および第2チヤ
ツク18にて構成されている。第1チヤツク16
は、円筒形状を成す円筒部材20と、その円筒部
材20の先端部に螺合されたナツト22とを備え
ており、それら円筒部材20とナツト22との間
には八割れ状の楔部材24が配設されている。そ
して、ナツト22が締め込まれることにより、楔
部材24はそのナツト22と円筒部材20との間
に挟圧されて内周側へ押し出され、これにより、
ドリル14のシヤンク26を把持する。
また、第2チヤツク18は、上記第1チヤツク
16と同様に、円筒形状を成す円筒部材28と、
その円筒部材28の先端部に螺合されたナツト3
0とを備えており、そのナツト30が締め込まれ
ることにより八割れ状の楔部材32を内周側へ押
し出してドリル14のボデー34を把持するもの
であるが、円筒部材28は前記円筒部材20より
も大径で、前記第1チヤツク16はこの円筒部材
28内に軸心方向の相対移動可能かつ軸心まわり
の相対回転可能に嵌合されるようになつている。
また、楔部材32の長さは、ボデー34に形成さ
れているねじれ溝の軸心方向における幅寸法より
も充分に長く、楔部材32はボデー34の外周面
に押圧されるようになつている。なお、この楔部
材32は、リング35を介してナツト30に相対
回転可能に係合させられている。
一方、前記本体10には、上記ホルダ12に対
してドリル14を一定の相対回転位相で取り付け
るための回転位置決め装置36が設けられてい
る。回転位置決め装置36は、本体10の上面プ
レート38に固設された取付ブロツク40と、そ
の取付ブロツク40の下方に配設された当接ブロ
ツク42とを備えている。取付ブロツク40に
は、前記第5図に示されているように、第2チヤ
ツク18の円筒部材28を挿通させる挿通穴44
が形成されており、第2チヤツク18はその挿通
穴44内に先端側から挿入されることにより、後
端部の外向きフランジ46取付ブロツク40の上
端面に当接する高さ位置に保持される。また、そ
の取付ブロツク40の上端面には位置決めピン4
8が立設されており、第2チヤツク18は、上記
外向きフランジ46に形成された位置決め穴50
内に位置決めピン48が挿入される一定の回転位
相に位置決めされる。
位置決めピン48が立設された取付ブロツク4
0は取付部材に相当する。
そして、このように取付ブロツク40に取り付
けられた第2チヤツク18の円筒部材28内に、
予めドリル14のシヤンク26を把持した第1チ
ヤツク16がその先端側から挿入され、ドリル1
4の先端部52が当接ブロツク42の上面に当接
させられることにより、第2チヤツク18から突
き出すドリル14の長さが予め定められた一定寸
法とされる。この当接ブロツク42は、前記取付
ブロツク40から予め定められた一定の距離だけ
下方に離間した位置に配設されているのである。
また、当接ブロツク42の上面には回転ストツ
パ54が固設されている。回転ストツパ54は、
第6図に示されているように平面視の形状が三角
形状を成し、取付ブロツク40にホルダ12を介
して保持されたドリル14のねじれ溝56aまた
は56b内に挿入される。すなわち、ドリル14
の先端部52には、第7図に示されているように
その軸心に対して対称的に一対の先端部切刃58
a,58bが設けられているとともに、その先端
部切刃58a,58bによつて削り出された切屑
を排出する一対のねじれ溝56a,56bが開口
させられているのであり、上記回転ストツパ54
はそのねじれ溝56a,56b内に挿入され得る
形状を成しているのである。したがつて、前記の
ようにドリル14の先端部52が当接ブロツク4
2の上面に当接させられた状態で、第1チヤツク
16を持つて先端部切刃58aまたは58bが回
転ストツパ54の側面60に当接するまでドリル
14を回転させることにより、そのドリル14は
第2チヤツク18に対して予め定められた一定の
相対回転位相に位置決めされる。
そして、この状態で第2チヤツク18のナツト
30を締め付けることにより、ドリル14は、第
2チヤツク18からの突出し長さおよび相対回転
位相がそれぞれ予め定められた一定の寸法および
位相に位置決めされた状態で第2チヤツク18に
把持されることとなる。当接ブロツク42は、第
2図に示されているように、本体10の周囲を覆
う側面プレート62の前面右端部に設けれた凹所
64内に配設されており、第2チヤツク18のナ
ツト30は本体10の外部から回転操作し得るの
である。
また、かかる当接ブロツク42は、第8図に示
されているように、側面プレート62の内側に固
設されたブラケツト66に、下端部がピン68ま
わりの回動可能に取り付けられた回動アーム70
の上端部に固設されている。回動アーム70の中
間部には、上記ピン68と平行なピン72まわり
の相対回動可能にシヤフト74が取り付けられて
おり、そのシヤフト74の先端部は側面プレート
62に固設されたブツシユ76内を挿通して外部
に突き出しているとともに、その先端部には操作
ノブ78が螺合されている。
操作ノブ78は、回動アーム70と側面プレー
ト62との間に配設された圧縮コイルスプリング
80によつて回動アーム70が第8図において左
まわりに回動する方向へ付勢されることにより、
常には上記ブツシユ76に当接する状態に保持さ
れる。したがつて、この操作ノブ78が回転操作
されると、回動アーム70はピン68まわりに揺
動させられ、当接ブロツク42の位置は第6図に
おいて矢印Aで示す方向へ移動させられる。これ
により、当接ブロツク42の位置が、研削すべき
ドリル14のウエブ芯厚に応じて調整され得るの
である。なお、上記移動方向Aが回転ストツパ5
4の側面60と平行な方向でないのは、ウエブ芯
厚が異なれば先端部切刃58a,58bの大きさ
もそれに伴つて異なるからである。また、操作ノ
ブ78の回転量は、ストツパピン82とボルト8
4との当接によつて規定されている。
このように、回転位置決め装置36を用いて第
2チヤツク18からの突出し長さおよび相対回転
位相がそれぞれ予め定めれた一定の寸法および位
相に位置決めされた状態でホルダ12に把持され
たドリル14は、本体10の上面中央部に配設さ
れたホルダ取付装置86にホルダ12と共に着脱
可能に取り付けられる。前記第4図はこの状態を
示した図である。
ホルダ取付装置86はホルダ12と共にドリル
保持装置を成すもので、第9図および第10図に
示されている取付ブロツク88を備えている。取
付ブロツク88には、前記第2チヤツク18の円
筒部材28を挿通させる挿通穴90が形成されて
おり、第2チヤツク18はその挿通穴90内に先
端側から挿入されることにより、外向きフランジ
46が取付ブロツク88の上端面に当接する高さ
位置に保持される。
また、取付ブロツク88には、上記挿通穴90
に対して直角に交差する方向から有底穴92が形
成され、先端部がその有底穴92の底部に設けら
れた貫通穴から挿通穴90内に突き出す位置決め
ピン94が摺動可能に嵌合されている。位置決め
ピン94は、有底穴92の底部との間に介挿され
た圧縮コイルスプリング96によつて有底穴92
から抜け出す方向へ付勢され、有底穴92の開口
部側に配設された偏心カム98に当接させられて
いる。偏心カム98は、ホルダ位置決め操作レバ
ー100が回動操作されることにより、有底穴9
2に直角な回転中心まわりに回動させられ、上記
位置決めピン94は先端部が挿通穴90内に突き
出す突出し位置と挿通穴90から引き込まれる退
避位置との間を移動させれる。
一方、前記第2チヤツク18の円筒部材28の
外周面には、その第2チヤツク18が前記取付ブ
ロツク88の挿通穴90内に挿入された状態にお
いて前記位置決めピン94と係合可能な位置にお
いて、軸心に対して対称的な二位置に切欠102
a,102bが形成されている。これ等の切欠1
02aおよび102bは回転位置決め部を成すも
ので、何れか一方が位置決めピン94と対向する
回転位相で前記ホルダ位置決め操作レバー100
が回動操作され、位置決めピン94が切欠102
aまたは102bと係合させられることにより、
第2チヤツク18は予め定められた一定の高さ位
置および回転位相に位置決めされ、挿通穴90か
らの抜出し不能に取付ブロツク88に固定され
る。
ここで、前記ドリル14は、突出し長さおよび
相対回転位相がそれぞれ定められた一定の寸法お
よび位相に位置決めされた状態で第2チヤツク1
8に把持されているため、上記のように第2チヤ
ツク18が一定の高さ位置および回転位相で取付
ブロツク88に固定されると、結局、ドリル14
も一定の高位置および回転位相でその取付ブロツ
ク88に固定されることとなる。上記第2チヤツ
ク18が取付ブロツク88に固定される一定の高
さ位置は、予め定められた取付位置に相当する。
これにより、ドリル14は、その先端部切刃58
aまたは58bが予められた所定の研削位置に位
置する状態に保持される。なお、一対の切欠10
2a,102bが設けられているのは、一方の先
端部切刃58aまたは58bを研削した後、第2
チヤツク18をその軸心まわり180度回転して再
び取付ブロツク88に固定することにより、他方
の先端部切刃58bまたは58aを研削位置に位
置させて研削するためである。
上述したホルダ取付装置86は、第9図に示さ
れているように一対のベアリングを介して軸心ま
わりの回転可能な円筒ブロツク104に配設され
ており、その円筒ブロツク104は支持フレーム
106に固設されている。支持フレーム106
は、第11図に示されているようにその下端部に
円筒スリーブ108を一体に備えており、その円
筒スリーブ108は、前記上面プレート38に固
設されたブラケツト110の支持部112,11
3によつて両端部が支持されたガイドロツド11
4に摺動可能に嵌合されている。なお、上面プレ
ート38には上記ホルダ取付装置86等を遊びを
もつて収容する円穴115が形成されている。
円筒スリーブ108およびガイドロツド114
は、ホルダ取付装置86の軸心に対して傾斜した
方向に設けられており、これにより、そのホルダ
取付装置86はガイドロツド114に案内されつ
つ軸心に対して傾斜た方向への移動が可能とされ
ている。また、円筒スリーブ108と支持部11
2との間には圧縮コイルスプリング116が介挿
されており、ホルダ取付装置86は、常には前記
円筒ブロツク104がストツパ118に当接する
原位置に保持される。なお、上記円筒スリーブ1
08およびガイドロツド114は、互に平行に一
対ずつ設けられていて、ホルダ取付装置86は第
11図に示されている一定の姿勢で平行移動させ
られる。
また、ホルダ取付装置86の取付ブロツク88
の下端部には、第9図に示されているようにベア
リング押え120がナツト122によつて固定さ
れているが、このベアリング押え120は、図示
しない突起により取付ブロツク88に対する相対
回転が不能とされているとともに、第10図およ
び第11図に示されている突出しアーム124を
一体に備えている。突出しアーム124の先端部
には、取付ブロツク88の軸心と平行な軸心まわ
りの回転可能にカムフオロワ126が取り付けら
れており、そのカムフオロワ126は上面プレー
ト38に設けられたカム128のカム面130と
の係合が可能とされている。
カム面130は、取付ブロツク88に配設され
た回転操作レバー132が、第10図において実
線で示されている位置Yから二点鎖線で示されて
いる位置Zまで回転操作されるときにカムフオロ
ワ126と係合させられるように形成されてお
り、これらカム128とカムフオロワ126との
係合により、取付ブロツク88は前記ガイドロツ
ド114に案内されつつ第11図における右下方
向へ移動させられる。これにより、ホルダ12に
把持されたドリル14は、第12図に実線および
二点鎖線で示されているように、砥石134から
距離δだけ離間させられつつ軸心方向へ前進させ
られる。上記カムフオロワ126およびカム12
8によつてカム装置が構成されている。
回転操作レバー132は、第9図に示されてい
るように、取付ブロツク88に形成された切欠1
36内にその取付ブロツク88の軸心に対して直
角に設けられたピン138まわりの回転可能に取
り付けられているとともに、圧縮コイルスプリン
グ140によつて下方へ回動する方向に付勢され
ている。このため、回転操作レバー132は、常
には前記円筒ブロツク104の上端に押圧される
こととなるが、この円筒ブロツク104の上端に
は切欠142,144が形成されていて、回転操
作レバー132は第10図におけるX位置とY−
Z位置間とに位置決めされる。
ここで、本実施例において研削すべきドリル1
4の先端部切刃58a,58bは、前記第7図に
示されているようにそれぞれストレート部146
とR部148とから構成されており、R部148
はウエブの先端に形成されている。したがつて、
このようなドリル14を再研削する場合には、第
1逃げ面150および第2逃げ面152を研削す
るとともに、R部148のすくい面をも研削する
必要がある。
そして、前記X位置は、ドリル14の第1逃げ
面150を砥石134の外周面154に対向させ
る回転位相に設定されており、回転操作レバー1
32がこのX位置に保持されている状態において
第1逃げ面150が研削される。また、Y位置−
Z位置は、第2逃げ面152を砥石134の外周
面154に対向させる回転位相に設定されてお
り、回転操作レバー132がこのY位置−Z位置
間を回転操作されることにより第2逃げ面152
が研削されるが、この時、ドリル14は前記カム
装置の作用によつて砥石134から離隔しつつ前
進させられるため、例えば先端部切刃58a側の
第2逃げ面152を研削している場合には、反対
側の先端部切刃58bのR部148のすくい面が
砥石134の端面156により同時に研削され
る。前記ガイドロツド114の傾斜角度やカム面
130の形状は、ドリル14のR部148の形状
に基づいて設定されているのである。
前記カム128は長手形状を成し、その中間部
において上面プレート38の下面に固設されたピ
ン158まわりの回動可能に取り付けられている
とともに、第13図および第14図に示されてい
るように、一端部には長穴160が形成されて偏
心ピン162が係合させれている。偏心ピン16
2はシヤフト164の下端面の偏心した位置に設
けられており、そのシヤフト164の上端部は、
上面プレート38に固設されたブツシユ166内
を挿通させられて上方に突き出し、操作ノブ16
8が相対回転不能に取り付けられている。したが
つて、この操作ノブ168が回転されることによ
り、カム128はピン158まわりに回動させら
れ、これに伴つて前記ドリル14の砥石134か
らの離隔量δや軸心方向への前進量が変更され
る。これにより、研削すべきドリル14の径寸法
に応じて離隔量δや前進量を容易に調整すること
ができる。なお、カム128のがたつきを防止す
るため、そのカム128の一端部には、上面プレ
ート38に立設されたピン170との間に引張コ
イルスプリング172が張設されている。
前記本体10の左側面には砥石134を一軸ま
わりに回動させて二位置に位置決めする砥石位置
決め装置174が配設されている。この砥石位置
決め装置174は、第15図および第16図に示
されているように、フツク176に吊り下げられ
たブラケツト178に設けられており、そのブラ
ケツト178は上面プレート38に固設された一
対のガイドロツド180に案内されつつ上下方向
へ移動させられるようになつている。これらのガ
イドロツド180の上端部にはそれぞれ圧縮コイ
ルスプリング182が配設されており、ブラケツ
ト178は常には下方へ向かつて付勢されてい
る。
上記ブラケツト178には円筒ブロツク184
が固設されており、その円筒ブロツク184内に
はベアリングを介してシヤフト186が軸心まわ
りの回転可能かつ軸心方向の移動不能に取り付け
られている。シヤフト186は、前記ホルダ取付
装置86の軸心に対して直角に交差する方向に配
設されており、円筒ブロツク184から本体10
内に突き出している部分には支持ブロツク188
が設けられている。この支持ブロツク188は、
シヤフト186に対して相対回転不能かつ軸心方
向の相対移動不能とされた状態で固定されてい
る。
支持ブロツク188には、ベアリングを介して
シヤフト186と平行な軸線まわりの回転可能か
つ軸心方向の移動不能に砥石取付軸990が取り
付けられているとともに、モータ取付ブロツク1
92がピン194まわりの相対回動可能に配設さ
れている。砥石取付軸190の一端部には前記砥
石134が取り付けられている一方、他端部には
プーリ196が固定されている。このプーリ19
6には、モータ取付ブロツク192に設けられた
モータ198の出力軸に固定されたプーリ200
との間にベルト202が巻き掛けられており、砥
石134はモータ198によつて回転駆動され
る。なお、モータ取付ブロツク192には、前記
ピン194まわりにおける支持ブロツク188と
の間の角度を変更してベルト202の張力を調整
するボルト204が螺合されている。また、第1
5図は、説明の都合上モータ取付ブロツク192
をピン194まわりにおいて下方へ回動させた状
態を図示したものである。
一方、前記シヤフト186の円筒ブロツク18
4から外部に突き出す側の端部には、そのシヤフ
ト186の軸心に直角なピン206まわりの回動
可能に砥石位置決め操作レバー208が取り付け
られているとともに、円筒ブロツク184の端面
には二位置に切欠210,212が形成されてい
る。そして、砥石位置決め操作レバー208が回
動操作されて、それらの切欠210,212にそ
れぞれ位置決めされることにより、砥石134は
第16図において実線で示されている第1逃げ面
研削位置と二点鎖線で示されている第2逃げ面研
削位置とにそれぞれ保持される。これらの第1逃
げ面研削位置および第2逃げ面研削位置は、それ
ぞれ前記ドリル14の第1逃げ面150および第
2逃げ面152を研削する位置で、前記切欠21
0および212はそれらの第1逃げ面150の逃
げ角および第逃げ面152の逃げ角に対応する位
置に設けられている。前記第9図において一点鎖
線および二点鎖線で示されている砥石134は、
それぞれ砥石位置決め操作レバー208が第1逃
げ面研削位置および第2逃げ面研削位置に保持さ
れた場合におけるドリル14との関係を示したも
のである。なお、円筒ブロツク184は長穴21
4に挿し通された4本のボルト216によつてブ
ラケツト178に固定されており、ドリル14の
逃げ角に応じて軸心まわりにおける回転位相が調
整され得るようになつている。
このように砥石位置決め装置174を吊り下げ
ている前記フツク176は、砥石昇降装置218
の昇降ロツド220に螺合されている。昇降ロツ
ド220は、第17図にも示されているように、
回転カム222、固定カム224および上面プレ
ート38を軸心方向の移動可能に挿通させられて
いるとともに、回転カム222の上面にスラスト
ベアリング226を介して着座させられる頭部2
28を一体に備えている。また、昇降ロツド22
0の上端からはロツクボルト230が螺入されて
フツク176に当接させられており、これによ
り、昇降ロツド220とフツク176とは相対回
転不能に固設されている。
上記固定カム224は上面プレート38に固定
されており、その上面外周部には、第18図に示
されているように周方向において上下するカム面
232が形成されている。また、回転カム222
は昇降ロツド220に対して相対回転可能に配設
されており、その下面外周部には上記カム面23
2に対応すカム面234が形成されているととも
に、側面には昇降操作レバー236が固定されて
いる。したがつて、昇降操作レバー236が回動
操作されることにより、回転カム222はカム面
232,234の形状に沿つて昇降させられ、こ
れに伴つて昇降ロツド220が砥石位置決め装置
174と共に昇降させられる。
ここで、前記フツク176のねじ込み量は、昇
降ロツド220が下降端位置に保持されたとき
に、前記砥石134がドリル14の先端部52よ
りも僅かに低い位置、具体的には昇降ロツド22
0の昇降ストロークよりも小さい寸法だけ低い位
置となるように調整されている。このため、砥石
134は、昇降ロツド220が上昇端位置に達す
る前にドリル14の先端部52に当接させられ、
その先端部52を研削する。
なお、前記上面プレート38は、第19図に示
されているように防振用のゴムブロツク238を
介して側面プレート62の上端部に配設されてい
る。また、本体10の下部には、第4図に示され
ているように、研削時に発生する切粉を受ける切
粉受け240が引抜き可能に設けられているとと
もに、本体10の左右両側面には、側面プレート
62に着脱可能に側板242,244が取り付け
られ、本体10内の保守整備等を行い得るように
なつている。左側の側板242には、砥石位置決
め装置174の円筒ブロツク184を遊びをもつ
て挿通させ、且つその昇降を許容する円穴246
が形成されている。
次に本実施例の作動を説明する。
先ず、ホルダ12の第2チヤツク18を回転位
置決め装置36にセツトするとともに、再研削す
べきドリル14のウエブ芯厚に応じて、操作ノブ
78を回して当接ブロツク42の位置を調整す
る。そして、予めドリル14のシヤンク26の把
持した第1チヤツク16を、ドリル先端部52が
当接ブロツク42に当接するまで第2チヤツク1
8内に挿入した後、その第1チヤツク16を持つ
て先端部切刃58aまたは58bが回転ストツパ
54の側面60に当接するまで回転させ、第2チ
ヤツク18によつてドリル14のボデー34を把
持する。これにより、ドリル14は、第2チヤツ
ク18かの突出し長さおよび相対回転位相それぞ
れ定められた一定の寸法および位相に位置決めさ
れた状態でホルダ12に取り付けられる。
次に、このようにしてドリル14が取り付けら
れたホルダ12をホルダ取付装置86にセツトす
るのであるが、これに先立つて、本体10のホル
ダ位置決め操作レバー100を、位置決めピン9
4が退避位置に保持されるように回動操作してお
くとともに、回転操作レバー132を切欠142
に位置決めしてX位置に保持しておく。また、砥
石位置決め装置174の砥石位置決め装置レバー
208を、切欠210に位置決めして第1逃げ面
研削位置に保持しておくとともに、砥石昇降装置
218の昇降操作レバー236を、昇降ロツド2
20が下降端位置に保持されるように回動操作し
ておく。さらに、操作ノブ168を回転操作し
て、カム128をドリル14の径寸法に対応した
位置に調整しておく。
この状態において、前記ホルダ12をホルダ取
付装置86の取付ブロツク88内に挿入し、第2
チヤツク18の外周面に形成された切欠102
a,102bの何れか一方位置決めピン94と対
向する回転位相でホルダ位置決め操作レバー10
0を回動操作すことにより、ホルダ12を予め定
めれた一定の高さ位置および回転位相で取付ブロ
ツク88に対して位置決め固定する。これによ
り、突出し長さおよび相対回転位相がそれぞれ予
め定めれた一定の寸法および位相で位置決めされ
た状態で第2チヤツク18に把持されているドリ
ル14は、取付ブロツク88に対して一定の高さ
位置および回転位相で固定されることとなる。
そして、この状態で昇降操作レバー236を回
動操作して昇降ロツド220を上昇させると、モ
ータ198によつて回転駆動されている砥石13
4は、昇降ロツド220が上昇端位置に達する前
に第9図において一点鎖線で示されているように
ドリル14の先端部52に当接させられ、その外
周面154によつて第1逃げ面150が研削され
る。
このようにして第逃げ面150の研削が終了し
た、次に、昇降操作レバー236を回動操作して
昇降ロツド220を下降端位置に保持した状態
で、砥石位置決め操作レバー208を切欠212
に位置決めして第2逃げ面研削位置に保持すると
ともに、回転操作レバー132を切欠144内の
Y位置に保持する。そして、この状態で昇降操作
レバー236を回動操作して昇降ロツド220を
上昇させると、砥石134は第9図において二点
鎖線で示されているようにドリル14の先端部5
2に当接させられ、その状態で回転操作レバー1
32を切欠144内においてY位置−Z位置間を
回転操作することにより、砥石134の外周面1
54によつて第2逃げ面152が研削されるとと
もに、端面156によつて他方の先端部切刃58
bまたは58aのR部148のすくい面が研削さ
れる。
これらの一連の操作により、ドリル14の一方
の先端部切刃58aまたは58bの第1逃げ面1
50および第2逃げ面152、および他方の先端
部切刃58bまたは58aのR部148のすくい
面の研削は終了し、続いてホルダ12を軸心まわ
りに180度回転してホルダ取付装置86にセツト
し直した後、上記と同様な操作を繰り返すことに
より、他方の先端部切刃58bまたは58aの第
1逃げ面150および第2逃げ面152、および
一方の先端部切刃58aまたは58bのR部14
8のすくい面が研削されて、ドリル14に対する
再研削は全て終了する。
ここで、本実施例のドリル研削盤は、研削すべ
きドリル14を保持するホルダ12が第1チヤツ
ク16および第2チヤツク18によつて構成さ
れ、それら2個のチヤツク16および18によつ
てドリル14のシヤンク26およびボデー34の
二箇所を把持して保持するようになつているた
め、砥石134を先端部52に押し付けて研削す
る際に、ドリル14の弾性変形等によつて先端部
52が砥石134から逃げたり芯振れを生じたり
することがなく、先端部切刃58a,58bを高
い精度で再研削することができるのである。
また、上記ドリル14は、本体10に設けられ
た回転位置決め装置36により、第2チヤツク1
8からの突出し長さおよび相対回転位相がそれぞ
れ予め定められた一定の寸法および位相に位置決
めされた状態でホルダ12に把持されるようにな
つており、そのホルダ12は、ホルダ取付装置8
6の取付ブロツク88に対して第2チヤツク18
が予め定められた一定の高さ位置および回転位相
に位置決めされた状態で固定されるようになつて
いるため、熟練を要することなくドリル14を常
に正しい姿勢で本体10に取り付けることが可能
となり、研削精度が更に向上する。
また、ドリル14の先端部切刃58a,58b
にはR部148が設けられており、こを研削する
ためにはドリル14を軸心まわりに回転させつつ
その軸心を砥石134から離間させ、且つ軸心方
向へ前進させる必要があるが、本実施例では回転
操作レバー132がY位置からZ位置まで回転操
作される際にカムフオロワ126がカム128と
係合させられることにより、ホルダ12を保持し
ている取付ブロツク88がガイドロツド114に
案内されつつ第11図における右下方向へ移動さ
せられるようになつているため、熟練を要するこ
となく高い精度でR部148の再研削を行うこと
ができる。
さらに、本実施例のドリル研削盤は、砥石13
4やその砥石134を回転駆動するモータ198
等が本体10内に収容されているため、研削作業
中に手などを砥石134に触れたり、作業着がモ
ータ198に巻き込まれたりする等の恐れが全く
なく、高い安全性が実現される。また、研削時に
発生する切粉が外部に飛散しないため、良好な作
業環境が確保されるとともに、その切粉は切粉受
け240によつて受け取られるため清掃作業が容
易となる利点がある。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、本発明は他の態様で実施すること
もできる。
例えば、前記実施例ではドリル14のホルダ取
付装置86に対する高さ位置や回転位相が第2チ
ヤツク18によつて定められるようになつている
が、シヤンク26を把持する第1チヤツク16に
よつてドリル14のホルダ取付装置86に対する
姿勢を規定するように構成することも可能であ
る。その場合には、第1チヤツク16が特許請求
の範囲における第2チヤツクに対応する。
また、前記実施例ではカムフオロワ126とカ
ム128との係合により、ドリル14を砥石13
4から離隔させつつ前進させるようになつている
が、ドリル14の先端部52の形状によつては必
ずしも研削時にドリル14を砥石134から離隔
させるように構成する必要はない。
また、上記カム128はピン158まわりの回
動可能に取り付けられているが、研削すべきドリ
ル14の径寸法が略一定の場合には、上面プレー
ト38に回動不能に設けても差支えない。また、
カム128に対応するカムをホルダ取付装置86
側に設けるとともに、カムフオロワを本体10側
に配設することも可能である。
さらに、前記実施例では砥石134を上昇させ
てドリル14の先端部52を研削するようになつ
ているが、ドリル14を下降させて研削するよう
にしても差支えない。
また、前記実施例では作業者が操作レバー10
0,132,208,236を手動操作して研削
作業を行うようになつているが、その一部若しく
は全てをエアシリンダや油圧シリンダ、或いはパ
ルスモータ等を用いて自動的に行わせるように構
成することも可能である。
その他一々例示はしないが、本発明はその精神
を逸脱することなく当業者の知識に基づいて種々
の変更に、改良を加えた態様で実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるドリル研削盤
の平面図である。第2図は第1図のドリル研削盤
の正面図である。第3図は第1図のドリル研削盤
の左側面図である。第4図は第1図のドリル研削
盤の正面断面図である。第5図は第1図のドリル
研削盤の回転位置決め装置にホルダがセツトされ
た状態を示す断面図である。第6図は第5図の回
転位置決め装置の当接ブロツクを示す平面図であ
る。第7図は第1図のドリル研削盤によつて再研
削されるドリルの先端部を示す図である。第8図
は第5図の回転位置決め装置において当接ブロツ
クが配設された部分を示す断面図である。第9図
は第1図のドリル研削盤のドリル取付装置を示す
断面図で、第10図における−断面である。
第10図は第9図のドリル取付装置の一部を切り
欠いた平面図である。第11図は第9図のドリル
取付装置を平行移動させるカム装置を説明する断
面図である。第12図は第11図のカム装置によ
つて移動させられるドリルと砥石との関係を説明
する図である。第13図は第11図に示されてい
るカムを説明する平面図である。第14図は第1
3図のカムの一端部における断面図である。第1
5図は第1図のドリル研削盤の砥石位置決め装置
および昇降装置を説明する断面図である。第16
図は第15図において側板を取り除いた状態にお
ける左方からの視図である。第17図は第15図
の昇降装置を示す断面図である。第18図は第1
7図の回転カムおよび固定カムを示す正面図であ
る。第19図は第1図のドリル研削盤の上面プレ
ートの側面プレートに対する取付構造を示す断面
図である。 12:ホルダ、14:ドリル、16:第1チヤ
ツク、18:第2チヤツク、26:シヤンク、3
4:ボデー、36:回転位置決め装置、52:先
端部、54:回転ストツパ、58a,58b:先
端部切刃、86:ホルダ取付装置、102a,1
02b:切欠(回転位置決め部)、126:カム
フオロワ、128:カム、134:砥石、40:
取付ブロツク(取付部材)、42:当接ブロツク、
106:支持フレーム、114:ガイドロツド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドリルを予め定められた一定の回転位相で保
    持した状態で、該ドリルの先端部を相対的に砥石
    に押し付けて再研削する形式のドリル研削盤であ
    つて、 互いに軸心方向の相対移動可能かつ軸心まわり
    の相対回転可能に嵌合されるとともに、それぞれ
    前記ドリルのシヤンクおよびボデーの一方および
    他方を把持する第1チヤツクおよび第2チヤツク
    から成るホルダと、 前記第2チヤツクを予め定められた一定の回転
    位相に位置決めして保持する取付部材と、該取付
    部材から予め定められた一定距離だけ離間した位
    置に配設され、前記第2チヤツクと嵌合された前
    記第1チヤツクに把持されている前記ドリルの先
    端部に当接させられる当接ブロツクと、該ドリル
    が軸心まわりに回転させられることにより該ドリ
    ルの先端部切刃と係合させられ、該ドリルの軸心
    まわりの回転位相を位置決めする回転ストツパと
    を備え、前記第2チヤツクに対して該ドリルの先
    端部が一定寸法だけ離間させられ且つ一定の相対
    回転位相となる姿勢で該ドリルが該第2チヤツク
    に把持されるようにする回転位置決め装置と、 前記ドリルの先端部が前記砥石に近接する所定
    の研削位置に位置させられるように、該ドリルを
    把持している前記第2チヤツクを予め定められた
    取付位置において該第2チヤツクに設けられた回
    転位置決め部に基づく一定の回転位相で保持する
    ホルダ取付装置と を有することを特徴とするドリル研削盤。 2 前記ホルダ取付装置は、支持フレームによつ
    て軸心まわりの回転可能に支持されているととも
    に、該支持フレームはガイドロツドにより前記ホ
    ルダ取付装置の軸心に対して傾斜した方向へ案内
    されるようになつており、且つ、該ホルダ取付装
    置が軸心まわりに回転させられることにより、該
    ホルダ取付装置を前記支持フレームと共に前記ガ
    イドロツドに沿つて移動させ、該ホルダ取付装置
    に前記ホルダを介して取り付けられた前記ドリル
    を前記砥石から離間させつつ軸心方向の先端部側
    へ前進させるカム装置を有する特許請求の範囲第
    1項に記載のドリル研削盤。
JP61239879A 1986-10-08 1986-10-08 ドリル研削盤 Granted JPS6393552A (ja)

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