JPH06262430A - 側面研削方法および装置 - Google Patents
側面研削方法および装置Info
- Publication number
- JPH06262430A JPH06262430A JP4834993A JP4834993A JPH06262430A JP H06262430 A JPH06262430 A JP H06262430A JP 4834993 A JP4834993 A JP 4834993A JP 4834993 A JP4834993 A JP 4834993A JP H06262430 A JPH06262430 A JP H06262430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- grindstone
- saw
- rotating
- grinding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D63/00—Dressing the tools of sawing machines or sawing devices for use in cutting any kind of material, e.g. in the manufacture of sawing tools
- B23D63/18—Straightening damaged saw blades; Reconditioning the side surface of saw blades, e.g. by grinding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】作業効率良くチップの側面を研削できる側面研
削方法および装置を提供することを目的とする。 【構成】砥石回転機構20は、図示しないテーブル角度
調整機構によってチップソー300に対してそれぞれ所
定角度偏位している。前記砥石回転機構20は、さら
に、図示しないテーブル変位機構によってレール152
a、152bに案内されてチップソー300のチップ3
02に摺接される。この際、ダイヤモンドホイール26
8a、268bが回転しているため、ダイヤモンドホイ
ール268a、268bが局部的にチップソー300の
チップ302に当接することはなく、精度良く研削がで
きる。また、チップソー300を回転させているため、
一刃ずつ研削することはなく、研削速度が向上する。
削方法および装置を提供することを目的とする。 【構成】砥石回転機構20は、図示しないテーブル角度
調整機構によってチップソー300に対してそれぞれ所
定角度偏位している。前記砥石回転機構20は、さら
に、図示しないテーブル変位機構によってレール152
a、152bに案内されてチップソー300のチップ3
02に摺接される。この際、ダイヤモンドホイール26
8a、268bが回転しているため、ダイヤモンドホイ
ール268a、268bが局部的にチップソー300の
チップ302に当接することはなく、精度良く研削がで
きる。また、チップソー300を回転させているため、
一刃ずつ研削することはなく、研削速度が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円板状の板体の周縁部
に多数の鋸歯形部分を形成し、該鋸歯形部分にチップが
接合されたチップソーを回転させ、一方、前記チップの
両側面に所定角度偏位した一組の回転する砥石を摺接さ
せて当該チップの側面部分を斜めに研削することを可能
にした側面研削方法および装置に関する。
に多数の鋸歯形部分を形成し、該鋸歯形部分にチップが
接合されたチップソーを回転させ、一方、前記チップの
両側面に所定角度偏位した一組の回転する砥石を摺接さ
せて当該チップの側面部分を斜めに研削することを可能
にした側面研削方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】草刈り用や電動工具用として用いられる
チップソーは、円板状の台金と、これにろう付け等で接
合された硬質合金からなるチップとから構成される。チ
ップ先端は研削手段によって研削されて鋭利な刃部が形
成されることになる。
チップソーは、円板状の台金と、これにろう付け等で接
合された硬質合金からなるチップとから構成される。チ
ップ先端は研削手段によって研削されて鋭利な刃部が形
成されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術に基づいてチップソーのチップを研削す
る場合には、チップの側面にテーパをつける研削、ある
いは仕上げ研削を、一刃ずつ行うため、作業効率が悪い
という問題点がある。
ような従来技術に基づいてチップソーのチップを研削す
る場合には、チップの側面にテーパをつける研削、ある
いは仕上げ研削を、一刃ずつ行うため、作業効率が悪い
という問題点がある。
【0004】本発明は、この種の問題を解決するために
なされたものであって、作業効率良くチップの側面を研
削できる側面研削方法および装置を提供することを目的
とする。
なされたものであって、作業効率良くチップの側面を研
削できる側面研削方法および装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、円板状の板体の周縁部に形成された鋸
歯形部分にチップが接合されたチップソーを所定位置に
取り付け、回転させる過程と、前記回転しているチップ
ソーの回転軸に直交する軸に対して等角度偏位させて該
チップに一組の砥石を摺接させるとともに該一組の砥石
をチップソーの回転軸に向けて変位させる過程と、から
なり、前記砥石によりチップの両側面を等角度に研削す
ることを特徴とする。
めに、本発明は、円板状の板体の周縁部に形成された鋸
歯形部分にチップが接合されたチップソーを所定位置に
取り付け、回転させる過程と、前記回転しているチップ
ソーの回転軸に直交する軸に対して等角度偏位させて該
チップに一組の砥石を摺接させるとともに該一組の砥石
をチップソーの回転軸に向けて変位させる過程と、から
なり、前記砥石によりチップの両側面を等角度に研削す
ることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、円板状の板体の周縁部に
多数の鋸歯形部分を形成し、該鋸歯形部分にチップが接
合されたチップソーを回転させるチップソー回転手段
と、前記チップを研削する砥石と、前記砥石のチップに
対する角度を変更する砥石角度変更手段と、チップソー
の外周からその軸心方向へ前記砥石を前記チップに摺接
させて変位させる砥石変位手段と、前記砥石を回転させ
る砥石回転手段と、を備えることを特徴とする。
多数の鋸歯形部分を形成し、該鋸歯形部分にチップが接
合されたチップソーを回転させるチップソー回転手段
と、前記チップを研削する砥石と、前記砥石のチップに
対する角度を変更する砥石角度変更手段と、チップソー
の外周からその軸心方向へ前記砥石を前記チップに摺接
させて変位させる砥石変位手段と、前記砥石を回転させ
る砥石回転手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係る側面研削方法および装置におい
て、チップソー回転手段によりチップソーを回転させ
る。これに対して、砥石回転手段に装着され、砥石角度
変更手段でチップに対してテーパを付ける角度に位置決
めされた砥石は、砥石変位手段により回転しているチッ
プソーに対して外周からその軸心方向に変位され、砥石
回転手段によって回転された状態で前記チップに摺接す
る。この結果、当該チップは、側面を揃える研削とテー
パを付ける研削が一度に行われる。また、砥石は回転し
た状態で前記チップに摺接しつつ変位するため、粒度の
細かい砥石を使用しても目詰まりすることはなく、仕上
げ研削まで一回の研削で行うことができる。
て、チップソー回転手段によりチップソーを回転させ
る。これに対して、砥石回転手段に装着され、砥石角度
変更手段でチップに対してテーパを付ける角度に位置決
めされた砥石は、砥石変位手段により回転しているチッ
プソーに対して外周からその軸心方向に変位され、砥石
回転手段によって回転された状態で前記チップに摺接す
る。この結果、当該チップは、側面を揃える研削とテー
パを付ける研削が一度に行われる。また、砥石は回転し
た状態で前記チップに摺接しつつ変位するため、粒度の
細かい砥石を使用しても目詰まりすることはなく、仕上
げ研削まで一回の研削で行うことができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例に係る側面研削方法につい
て、側面研削装置との関係で以下、詳細に説明する。
て、側面研削装置との関係で以下、詳細に説明する。
【0009】本実施例に係る側面研削装置10は、図示
しない基台の上部に箱体を形成し、その上部に台座12
を装着しており、前記台座12の上部にチップソー回転
手段であるチップソー回転機構14(図2参照)、砥石
角度変更手段であるテーブル角度調整機構16、砥石変
位手段であるテーブル変位機構18および砥石回転手段
である砥石回転機構20(図4参照)を備える。なお、
前記台座12の側面には、交換用のチップソーの設置用
台22が形成されている。
しない基台の上部に箱体を形成し、その上部に台座12
を装着しており、前記台座12の上部にチップソー回転
手段であるチップソー回転機構14(図2参照)、砥石
角度変更手段であるテーブル角度調整機構16、砥石変
位手段であるテーブル変位機構18および砥石回転手段
である砥石回転機構20(図4参照)を備える。なお、
前記台座12の側面には、交換用のチップソーの設置用
台22が形成されている。
【0010】チップソー回転機構14は、台座12の上
部に中心線Cを挟んで対称に設置された基台26a、2
6bのそれぞれの端部にチップソー支持台24a、24
bが設けられている(図1および図2参照)。
部に中心線Cを挟んで対称に設置された基台26a、2
6bのそれぞれの端部にチップソー支持台24a、24
bが設けられている(図1および図2参照)。
【0011】チップソー支持台24aは、図2に示すよ
うに、台座12上に基台26a、第1調整台28a、第
2調整台30aを載置している。前記基台26aと前記
第1調整台28a、前記第1調整台28aと前記第2調
整台30aの間にキー溝32a、34aを画成し、前記
キー溝32a、34aにそれぞれ第1調整台28a、第
2調整台30aからキー36a、38aが嵌入されてい
る。したがって、前記チップソー支持台24aを台座1
2上に設置する場合にはこのキー溝32a、34aによ
って微調整を行い、第1調整台28a、第2調整台30
aを基台26aに対してボルト40aで固定する。前記
第2調整台30aの上部には、箱体42aを介してスピ
ンドル支持体44aが形成されている。前記スピンドル
支持体44aは、貫通孔46aの内部にスピンドル軸4
8aがその両端部をころ軸受50a、50bを介して回
動自在に支持されている。前記スピンドル軸48aは、
その一方の端部にプーリ52が装着され、ベルト54を
介してモータ56の回転駆動軸に嵌合するプーリ58か
らその回転力が伝達される。前記スピンドル軸48aの
他方の端部には、チップソー支持体60aが装着されて
いる。前記チップソー支持体60aには、チップソーを
軸支する円筒形の筒部62が形成され、その軸心には円
錐状の孔部64が形成されている。
うに、台座12上に基台26a、第1調整台28a、第
2調整台30aを載置している。前記基台26aと前記
第1調整台28a、前記第1調整台28aと前記第2調
整台30aの間にキー溝32a、34aを画成し、前記
キー溝32a、34aにそれぞれ第1調整台28a、第
2調整台30aからキー36a、38aが嵌入されてい
る。したがって、前記チップソー支持台24aを台座1
2上に設置する場合にはこのキー溝32a、34aによ
って微調整を行い、第1調整台28a、第2調整台30
aを基台26aに対してボルト40aで固定する。前記
第2調整台30aの上部には、箱体42aを介してスピ
ンドル支持体44aが形成されている。前記スピンドル
支持体44aは、貫通孔46aの内部にスピンドル軸4
8aがその両端部をころ軸受50a、50bを介して回
動自在に支持されている。前記スピンドル軸48aは、
その一方の端部にプーリ52が装着され、ベルト54を
介してモータ56の回転駆動軸に嵌合するプーリ58か
らその回転力が伝達される。前記スピンドル軸48aの
他方の端部には、チップソー支持体60aが装着されて
いる。前記チップソー支持体60aには、チップソーを
軸支する円筒形の筒部62が形成され、その軸心には円
錐状の孔部64が形成されている。
【0012】チップソー支持台24bは、チップソー支
持台24aと略同様に形成され、前記チップソー支持台
24aと同様に形成された構成要素には、同一の参照数
字に符号bを付し、その詳細な説明を省略する。
持台24aと略同様に形成され、前記チップソー支持台
24aと同様に形成された構成要素には、同一の参照数
字に符号bを付し、その詳細な説明を省略する。
【0013】チップソー支持台24bは、箱体42bの
上部に基台66が形成され、その上部に2枚の板体68
a、68が所定距離離間して形成されており、前記板体
68a、68bの上部にスピンドル支持体44bがその
軸方向に変位自在に配設されている。前記板体68a、
68bの間には、ロッド70a、70bが装着され、こ
のロッド70a、70bに前記スピンドル支持体44b
の下部に装着された変位部材72が摺動自在に嵌合して
いる。前記変位部材72は、レバー74を操作すること
によって、ロッド70a、70bに対して摺動可能状態
(ロック解除状態)と摺動不能状態(ロック状態)にで
きる。すなわち、図2において、レバー74が実線位置
でロック状態、二点鎖線位置でロック解除状態となる。
前記スピンドル支持体44bの貫通孔46bには、スピ
ンドル軸48bが球面ジョイント84a、84bを介し
て回動自在に挿入されている。前記スピンドル軸48b
のチップソー支持台24a側の端部には、チップソー支
持体60bが装着されている。前記チップソー支持体6
0bには、円柱形状で先端部が円錐形に形成された係合
部86が形成され、前記係合部86の円錐形の先端部8
8が前記チップソー支持体60aの筒部62の孔部64
に挿入可能に構成されている。
上部に基台66が形成され、その上部に2枚の板体68
a、68が所定距離離間して形成されており、前記板体
68a、68bの上部にスピンドル支持体44bがその
軸方向に変位自在に配設されている。前記板体68a、
68bの間には、ロッド70a、70bが装着され、こ
のロッド70a、70bに前記スピンドル支持体44b
の下部に装着された変位部材72が摺動自在に嵌合して
いる。前記変位部材72は、レバー74を操作すること
によって、ロッド70a、70bに対して摺動可能状態
(ロック解除状態)と摺動不能状態(ロック状態)にで
きる。すなわち、図2において、レバー74が実線位置
でロック状態、二点鎖線位置でロック解除状態となる。
前記スピンドル支持体44bの貫通孔46bには、スピ
ンドル軸48bが球面ジョイント84a、84bを介し
て回動自在に挿入されている。前記スピンドル軸48b
のチップソー支持台24a側の端部には、チップソー支
持体60bが装着されている。前記チップソー支持体6
0bには、円柱形状で先端部が円錐形に形成された係合
部86が形成され、前記係合部86の円錐形の先端部8
8が前記チップソー支持体60aの筒部62の孔部64
に挿入可能に構成されている。
【0014】テーブル角度調整機構16a、16bは、
前記基台26a、26b上にそれぞれ配設される。前記
テーブル角度調整機構16a、16bは実質的に同一の
構成を採用するため、以下、テーブル角度調整機構16
aについてのみ説明する。
前記基台26a、26b上にそれぞれ配設される。前記
テーブル角度調整機構16a、16bは実質的に同一の
構成を採用するため、以下、テーブル角度調整機構16
aについてのみ説明する。
【0015】図1に示すように、前記基台26a上に回
転基台100が装着され、この上部に角度調整台102
が載置されている。前記角度調整台102と回転基台1
00に連通して形成された孔部104に軸体106が回
動自在に軸支されている(図4参照)。回転基台100
には、前記軸体106を中心とする円弧状の螺孔108
a、108bが形成されており、角度調整台102に
は、前記螺孔108a、108bと対応する位置に同一
形状の孔部110a、110bが画成される。この螺孔
108a、108bおよび孔部110a、110bに係
止部材112が螺入される。前記係止部材112は、図
3に示すように、先端部に螺子114が形成されてお
り、ハンドル116を回動することにより、前記螺孔1
08a、108bに螺入して、角度調整台102を回転
基台100に固定する(ロック状態にする)。また、逆
方向にハンドル116を回動して、前記螺子114を螺
孔108a、108bから抜けば、角度調整台102が
回転基台100に対して回動自在となる(ロック解除状
態となる)。
転基台100が装着され、この上部に角度調整台102
が載置されている。前記角度調整台102と回転基台1
00に連通して形成された孔部104に軸体106が回
動自在に軸支されている(図4参照)。回転基台100
には、前記軸体106を中心とする円弧状の螺孔108
a、108bが形成されており、角度調整台102に
は、前記螺孔108a、108bと対応する位置に同一
形状の孔部110a、110bが画成される。この螺孔
108a、108bおよび孔部110a、110bに係
止部材112が螺入される。前記係止部材112は、図
3に示すように、先端部に螺子114が形成されてお
り、ハンドル116を回動することにより、前記螺孔1
08a、108bに螺入して、角度調整台102を回転
基台100に固定する(ロック状態にする)。また、逆
方向にハンドル116を回動して、前記螺子114を螺
孔108a、108bから抜けば、角度調整台102が
回転基台100に対して回動自在となる(ロック解除状
態となる)。
【0016】前記回転基台100および角度調整台10
2の端部には、図3に示すように、支持体118、12
0が装着され、これらの上部に角度調整ねじ機構122
が配設されている。前記角度調整ねじ機構122は一端
において前記支持体120の上部とロックエンド124
が係合する。前記ロックエンド124は調整ねじ126
の一端に接続される。前記調整ねじ126の他端は、筒
状体128の内部に挿入されており、前記筒状体128
は、ボルト130によって調整ねじ126と係合してい
る。前記筒状体128の端部には、調整ハンドル132
が装着されている。したがって、当該ハンドル132を
回動することにより支持体118上に固定された筒状体
128に対して調整ねじ126が矢印方向に変位する
(図1参照)。この結果、支持体120も前記矢印方向
に変位して、角度調整台102が軸体106を中心にし
て回動されることになる。なお、回転基台100の一端
には、角度調整目盛り134が設けられ、角度調整台1
02には、角度基準針136が装着されている。
2の端部には、図3に示すように、支持体118、12
0が装着され、これらの上部に角度調整ねじ機構122
が配設されている。前記角度調整ねじ機構122は一端
において前記支持体120の上部とロックエンド124
が係合する。前記ロックエンド124は調整ねじ126
の一端に接続される。前記調整ねじ126の他端は、筒
状体128の内部に挿入されており、前記筒状体128
は、ボルト130によって調整ねじ126と係合してい
る。前記筒状体128の端部には、調整ハンドル132
が装着されている。したがって、当該ハンドル132を
回動することにより支持体118上に固定された筒状体
128に対して調整ねじ126が矢印方向に変位する
(図1参照)。この結果、支持体120も前記矢印方向
に変位して、角度調整台102が軸体106を中心にし
て回動されることになる。なお、回転基台100の一端
には、角度調整目盛り134が設けられ、角度調整台1
02には、角度基準針136が装着されている。
【0017】テーブル変位機構18は、後述するテーブ
ル150a、150bを中心線Cに沿って変位させる機
構である。テーブル150a、150bは、実質的に同
一構成であるため、テーブル150aについてのみ説明
する。すなわち、図1および図4に示すように、前記角
度調整台102上に2本の平行なレール152a、15
2bが設置される。前記テーブル150aでは、図4に
示すように、その下部に装着された摺動部材154a、
154bがレール152a、152bに摺動自在に嵌合
される。前記テーブル150aの下面に中央部から中心
線C側端部へ凹部156が形成されている(図1および
図4の破線部参照)。前記テーブル150aの略中央部
分には、前記凹部156に連通する孔部158が画成さ
れている。前記孔部158には、段部160a、160
bが形成される。前記段部160a、160bには、段
部162a、162bが形成された係合部材164a、
164bが螺着されている。したがって、前記係合部材
164aと係合部材164bの間には、前記凹部156
に連通する間隙166を形成している。
ル150a、150bを中心線Cに沿って変位させる機
構である。テーブル150a、150bは、実質的に同
一構成であるため、テーブル150aについてのみ説明
する。すなわち、図1および図4に示すように、前記角
度調整台102上に2本の平行なレール152a、15
2bが設置される。前記テーブル150aでは、図4に
示すように、その下部に装着された摺動部材154a、
154bがレール152a、152bに摺動自在に嵌合
される。前記テーブル150aの下面に中央部から中心
線C側端部へ凹部156が形成されている(図1および
図4の破線部参照)。前記テーブル150aの略中央部
分には、前記凹部156に連通する孔部158が画成さ
れている。前記孔部158には、段部160a、160
bが形成される。前記段部160a、160bには、段
部162a、162bが形成された係合部材164a、
164bが螺着されている。したがって、前記係合部材
164aと係合部材164bの間には、前記凹部156
に連通する間隙166を形成している。
【0018】このように構成されるテーブル150aを
X方向(中心線C方向)に変位させる機構を以下説明す
る。
X方向(中心線C方向)に変位させる機構を以下説明す
る。
【0019】すなわち、中心線Cを挟んで対称に設置さ
れている基台26a、26bの間には、支持台170、
172が台座12上に設置され、当該基台26a、26
bの両方の端部に螺着されている(図1参照)。前記支
持台170、172の上部には、軸受台174、176
が螺着され、ボールねじ178をボールベアリング18
0、182を介して回動自在に軸支する。前記ボールね
じ178には、変位部材184が螺合されている。前記
軸受台174、176および変位部材184は、カバー
部材186によって覆われている(図3および図4参
照)。前記変位部材184のカバー部材186よりも下
部の側面には、連結部材188a、188bが螺着され
ている。
れている基台26a、26bの間には、支持台170、
172が台座12上に設置され、当該基台26a、26
bの両方の端部に螺着されている(図1参照)。前記支
持台170、172の上部には、軸受台174、176
が螺着され、ボールねじ178をボールベアリング18
0、182を介して回動自在に軸支する。前記ボールね
じ178には、変位部材184が螺合されている。前記
軸受台174、176および変位部材184は、カバー
部材186によって覆われている(図3および図4参
照)。前記変位部材184のカバー部材186よりも下
部の側面には、連結部材188a、188bが螺着され
ている。
【0020】ここで、前記連結部材188a、188b
は実質的に同一の構成なので連結部材188aについて
のみ説明する。
は実質的に同一の構成なので連結部材188aについて
のみ説明する。
【0021】前記連結部材188aは、図1および図4
に示すように、テーブル150aの凹部156に挿入さ
れている。なお、前記連結部材188aは、前記凹部1
56よりも長さ、幅とも所定長だけ短く形成されてい
る。前記連結部材188aの端部近傍の上面には、頭部
に膨出部190を有する略円柱状の凸部192が形成さ
れている。この凸部192は、テーブル150aの上面
に装着された係合部材164a、164bによって形成
された間隙166に挿入されるとともに、その膨出部1
90が前記係合部材164a、164bの段部162
a、162bと係合する(図1参照)。
に示すように、テーブル150aの凹部156に挿入さ
れている。なお、前記連結部材188aは、前記凹部1
56よりも長さ、幅とも所定長だけ短く形成されてい
る。前記連結部材188aの端部近傍の上面には、頭部
に膨出部190を有する略円柱状の凸部192が形成さ
れている。この凸部192は、テーブル150aの上面
に装着された係合部材164a、164bによって形成
された間隙166に挿入されるとともに、その膨出部1
90が前記係合部材164a、164bの段部162
a、162bと係合する(図1参照)。
【0022】前記ボールねじ178は、図3に示すよう
に、軸受台174を貫通し、その先端部で軸継手19
4、196を介してシャフト198に接続されている。
前記シャフト198は、図1に示すように、前記台座1
2の端部に設けられた操作部200にボールベアリング
202によって回動自在に軸支される。前記操作部20
0の内部では、シャフト198に設けられたプーリ20
4、ベルト206、プーリ208を介して、ハンドル2
10の軸体212に接続されている。したがって、ハン
ドル210を回動することにより、シャフト198、ボ
ールねじ178を回動させて変位部材184を変位さ
せ、当該変位部材184から連結部材188aを介して
レール152a、152b上のテーブル150aを変位
させることができる。
に、軸受台174を貫通し、その先端部で軸継手19
4、196を介してシャフト198に接続されている。
前記シャフト198は、図1に示すように、前記台座1
2の端部に設けられた操作部200にボールベアリング
202によって回動自在に軸支される。前記操作部20
0の内部では、シャフト198に設けられたプーリ20
4、ベルト206、プーリ208を介して、ハンドル2
10の軸体212に接続されている。したがって、ハン
ドル210を回動することにより、シャフト198、ボ
ールねじ178を回動させて変位部材184を変位さ
せ、当該変位部材184から連結部材188aを介して
レール152a、152b上のテーブル150aを変位
させることができる。
【0023】また、図3に示すように、中心線Cに沿っ
て、前記シャフト198およびボールねじ178の下部
にストッパーシャフト214が配設されている。前記ス
トッパーシャフト214は、その一端が変位部材184
の下部に装着された板体216に係着されるとともに、
軸受台174の下部に設けられた孔部218を貫通し、
操作部200の下部に設けられた孔部220に摺動自在
に軸支される。前記ストッパーシャフト214は、前記
孔部220の両端部近傍に係止部材222a、222b
が係止されている。前記係止部材222aは、ハンドル
224を回動することにより、ストッパーシャフト21
4に対して係止位置を変更することができる。したがっ
て、所定の位置に係止部材222aをストッパーシャフ
ト214に係止することにより、変位部材184、すな
わち、テーブル150aの変位量を規制できる。なお、
本実施例では、係止部材222bを係止位置固定型とし
たが、係止部材222aと同様に可変型としても良い。
て、前記シャフト198およびボールねじ178の下部
にストッパーシャフト214が配設されている。前記ス
トッパーシャフト214は、その一端が変位部材184
の下部に装着された板体216に係着されるとともに、
軸受台174の下部に設けられた孔部218を貫通し、
操作部200の下部に設けられた孔部220に摺動自在
に軸支される。前記ストッパーシャフト214は、前記
孔部220の両端部近傍に係止部材222a、222b
が係止されている。前記係止部材222aは、ハンドル
224を回動することにより、ストッパーシャフト21
4に対して係止位置を変更することができる。したがっ
て、所定の位置に係止部材222aをストッパーシャフ
ト214に係止することにより、変位部材184、すな
わち、テーブル150aの変位量を規制できる。なお、
本実施例では、係止部材222bを係止位置固定型とし
たが、係止部材222aと同様に可変型としても良い。
【0024】次に、砥石をY方向(中心線Cに直交する
方向)に変位させる機構について、図4および図5を参
照して説明する。テーブル150aの上部に、砥石変位
機構230を設ける。前記砥石変位機構230は、ボー
ルねじ232を軸受台234、236でボールベアリン
グ238、240を介して回動自在に軸支するととも
に、前記テーブル150aの側面に設けられた支持台2
42上に軸受台244、246を介してハンドル軸24
8を回動自在に軸支する。前記ハンドル軸248は、一
端にハンドル250を装着するとともに、他端にかさ歯
車252を備える。前記かさ歯車252は、ボールねじ
232の一端に設けられたかさ歯車254に噛合され
る。前記ボールねじ232には、変位部材256が螺合
されている。前記変位部材256はその上部に配設され
るスライドベース258と接続されている。前記スライ
ドベース258上に砥石回転機構20が設けられてい
る。したがって、ハンドル250を回動することによ
り、ハンドル軸248、かさ歯車252、254、ボー
ルねじ232を介して変位部材256、スライドベース
258とともに、砥石回転機構20に装着された砥石を
Y方向に変位させる。
方向)に変位させる機構について、図4および図5を参
照して説明する。テーブル150aの上部に、砥石変位
機構230を設ける。前記砥石変位機構230は、ボー
ルねじ232を軸受台234、236でボールベアリン
グ238、240を介して回動自在に軸支するととも
に、前記テーブル150aの側面に設けられた支持台2
42上に軸受台244、246を介してハンドル軸24
8を回動自在に軸支する。前記ハンドル軸248は、一
端にハンドル250を装着するとともに、他端にかさ歯
車252を備える。前記かさ歯車252は、ボールねじ
232の一端に設けられたかさ歯車254に噛合され
る。前記ボールねじ232には、変位部材256が螺合
されている。前記変位部材256はその上部に配設され
るスライドベース258と接続されている。前記スライ
ドベース258上に砥石回転機構20が設けられてい
る。したがって、ハンドル250を回動することによ
り、ハンドル軸248、かさ歯車252、254、ボー
ルねじ232を介して変位部材256、スライドベース
258とともに、砥石回転機構20に装着された砥石を
Y方向に変位させる。
【0025】砥石回転機構20は、スライドベース25
8上に支持部材260を介してスピンドルモータ262
を備える。前記スピンドルモータ262のスピンドル軸
264は砥石支持体266を介して砥石であるダイヤモ
ンドホイール268aに回転力を付与する。砥石支持体
266の周囲には、チップソーと摺接する部分に孔部2
70を形成したカバー部材272aが装着されている
(図5参照)。反対側のテーブル150bに形成された
ダイヤモンドホイール268bのカバー部材272b
は、前記カバー部材272aよりも半径が小さく形成さ
れ、ダイヤモンドホイール268a、268bが接近し
た際、カバー部材272aの内側に侵入し、研削屑が飛
散するのを阻止する。
8上に支持部材260を介してスピンドルモータ262
を備える。前記スピンドルモータ262のスピンドル軸
264は砥石支持体266を介して砥石であるダイヤモ
ンドホイール268aに回転力を付与する。砥石支持体
266の周囲には、チップソーと摺接する部分に孔部2
70を形成したカバー部材272aが装着されている
(図5参照)。反対側のテーブル150bに形成された
ダイヤモンドホイール268bのカバー部材272b
は、前記カバー部材272aよりも半径が小さく形成さ
れ、ダイヤモンドホイール268a、268bが接近し
た際、カバー部材272aの内側に侵入し、研削屑が飛
散するのを阻止する。
【0026】なお、前記台座12の側面に装着された取
付台280を介して電装ボックス282が台座12の上
部に配設される。
付台280を介して電装ボックス282が台座12の上
部に配設される。
【0027】このように構成される側面研削装置10で
は、次のようにしてチップソーの側面を研削する。
は、次のようにしてチップソーの側面を研削する。
【0028】先ず、チップソー300をチップソー支持
台24a、24bに装着する。すなわち、チップソー支
持台24aのチップソー支持体60aの筒部62にチッ
プソー300を挿入する。そこで、レバー74を二点鎖
線の位置に変位させ、チップソー支持台24bのロック
状態を解除する。したがって、ロッド70a、70bに
嵌合している変位部材72とともに、スピンドル支持体
44aを中心線C側に変位させる。この結果、チップソ
ー支持体60bの係合部86の先端部88が筒部62の
孔部64に挿入されて嵌合する。この結果、チップソー
300がチップソー支持体60a、60bの間で中心線
C上に確実に軸支される(図6参照)。
台24a、24bに装着する。すなわち、チップソー支
持台24aのチップソー支持体60aの筒部62にチッ
プソー300を挿入する。そこで、レバー74を二点鎖
線の位置に変位させ、チップソー支持台24bのロック
状態を解除する。したがって、ロッド70a、70bに
嵌合している変位部材72とともに、スピンドル支持体
44aを中心線C側に変位させる。この結果、チップソ
ー支持体60bの係合部86の先端部88が筒部62の
孔部64に挿入されて嵌合する。この結果、チップソー
300がチップソー支持体60a、60bの間で中心線
C上に確実に軸支される(図6参照)。
【0029】次に、ダイヤモンドホイール268a、2
68bの位置決めをテーブル角度調整機構16a、16
bに対して行う。すなわち、係止部材112のハンドル
116を回動して、角度調整台102を回転基台100
に対してロック解除状態にする。そこで、角度調整台1
02に設けられた角度基準針136が回転基台100に
記載された角度調整目盛り134の所定値を指すまで、
角度調整ねじ機構122の調整ハンドル132を回動す
る。この結果、筒状体128の外部に露呈している調整
ねじ126の長さが変化する。例えば、調整ねじ126
の露呈している長さが縮んだとする(矢印実線方向)
と、支持体120が同方向に変位し、前記支持体120
が接続されている角度調整台102が軸体106を中心
にして回動する。所定位置になったところで、孔部11
0a、110bにある係止部材112のハンドル116
を回動して、係止部材112の螺子114を回転基台1
00の螺孔108a、108bに螺入し、角度調整台1
02を回転基台100に対して固定する。この結果、ダ
イヤモンドホイール268a、268bは、図6に示す
ように、中心線Cに対して線対称に所定角度を形成する
(所謂、ハの字型)。
68bの位置決めをテーブル角度調整機構16a、16
bに対して行う。すなわち、係止部材112のハンドル
116を回動して、角度調整台102を回転基台100
に対してロック解除状態にする。そこで、角度調整台1
02に設けられた角度基準針136が回転基台100に
記載された角度調整目盛り134の所定値を指すまで、
角度調整ねじ機構122の調整ハンドル132を回動す
る。この結果、筒状体128の外部に露呈している調整
ねじ126の長さが変化する。例えば、調整ねじ126
の露呈している長さが縮んだとする(矢印実線方向)
と、支持体120が同方向に変位し、前記支持体120
が接続されている角度調整台102が軸体106を中心
にして回動する。所定位置になったところで、孔部11
0a、110bにある係止部材112のハンドル116
を回動して、係止部材112の螺子114を回転基台1
00の螺孔108a、108bに螺入し、角度調整台1
02を回転基台100に対して固定する。この結果、ダ
イヤモンドホイール268a、268bは、図6に示す
ように、中心線Cに対して線対称に所定角度を形成する
(所謂、ハの字型)。
【0030】続いて、砥石変位機構230を操作して、
中心線Cに対するダイヤモンドホイール268a、26
8bの距離を調整する。この場合、ハンドル250を回
動することにより、ハンドル軸248、かさ歯車25
2、254、ボールねじ232を介して、変位部材25
6、スライドベース258がY方向に変位する。この結
果、スライドベース258上に設けられた砥石回転機構
20の先端に保持されたダイヤモンドホイール268a
が中心線Cに対する距離を変更する。
中心線Cに対するダイヤモンドホイール268a、26
8bの距離を調整する。この場合、ハンドル250を回
動することにより、ハンドル軸248、かさ歯車25
2、254、ボールねじ232を介して、変位部材25
6、スライドベース258がY方向に変位する。この結
果、スライドベース258上に設けられた砥石回転機構
20の先端に保持されたダイヤモンドホイール268a
が中心線Cに対する距離を変更する。
【0031】このようにして、ダイヤモンドホイール2
68a、268bの位置決めを行った後、モータ56、
スピンドルモータ262を付勢して、チップソー300
およびダイヤモンドホイール268a、268bを回動
させる。
68a、268bの位置決めを行った後、モータ56、
スピンドルモータ262を付勢して、チップソー300
およびダイヤモンドホイール268a、268bを回動
させる。
【0032】この状態で、テーブル変位機構18によっ
て、テーブル150a、150bを変位させてダイヤモ
ンドホイール268a、268bをチップソー300に
摺接させ、研削する。すなわち、操作部200のハンド
ル210を回動し、ボールねじ178を回動させる。こ
の結果、変位部材184、連結部材188a、188b
が変位する。ここで、連結部材188aの凸部192
は、係合部材164a、164bによって形成された間
隙166に挿入され、また、前記凸部192の膨出部1
90が段部162a、162bに係合しているため、前
記連結部材188aの変位によりテーブル150aが中
心線Cに対して所定角度傾斜したレール152a、15
2bに沿って変位する(図6参照)。テーブル150b
も同様である。なお、前記テーブル150a、150b
の変位は、ストッパーシャフト214に装着された係止
部材222a、222bによって規制されている。
て、テーブル150a、150bを変位させてダイヤモ
ンドホイール268a、268bをチップソー300に
摺接させ、研削する。すなわち、操作部200のハンド
ル210を回動し、ボールねじ178を回動させる。こ
の結果、変位部材184、連結部材188a、188b
が変位する。ここで、連結部材188aの凸部192
は、係合部材164a、164bによって形成された間
隙166に挿入され、また、前記凸部192の膨出部1
90が段部162a、162bに係合しているため、前
記連結部材188aの変位によりテーブル150aが中
心線Cに対して所定角度傾斜したレール152a、15
2bに沿って変位する(図6参照)。テーブル150b
も同様である。なお、前記テーブル150a、150b
の変位は、ストッパーシャフト214に装着された係止
部材222a、222bによって規制されている。
【0033】このようにして、図7および図8に示すよ
うに、ダイヤモンドホイール268a、268bをハの
字型に配設して回転させ、回転しているチップソー30
0のチップ302の両側面に同時に当接させて研削する
ことにより、チップソー300のチップ302の側面研
削速度がチップ302を一刃ずつ研削するよりも格段に
向上する。また、回転しているダイヤモンドホイール2
68a、268bをチップ302に対してスライドさせ
て研削しているため、ダイヤモンドホイールの全面が研
削に使用され、ダイヤモンドホイール268a、268
bの局部的な磨耗がなく、磨耗量自体も小さい。これに
より、ダイヤモンドホイール268a、268bの局部
的な磨耗による製品精度の低下がなく、高い形状精度を
確保できる。
うに、ダイヤモンドホイール268a、268bをハの
字型に配設して回転させ、回転しているチップソー30
0のチップ302の両側面に同時に当接させて研削する
ことにより、チップソー300のチップ302の側面研
削速度がチップ302を一刃ずつ研削するよりも格段に
向上する。また、回転しているダイヤモンドホイール2
68a、268bをチップ302に対してスライドさせ
て研削しているため、ダイヤモンドホイールの全面が研
削に使用され、ダイヤモンドホイール268a、268
bの局部的な磨耗がなく、磨耗量自体も小さい。これに
より、ダイヤモンドホイール268a、268bの局部
的な磨耗による製品精度の低下がなく、高い形状精度を
確保できる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る側面研削方法および装置に
よれば、以下の効果が得られる。
よれば、以下の効果が得られる。
【0035】すなわち、前記装置において、チップソー
回転手段によりチップソーを回転させる。これに対し
て、砥石回転手段に装着され、砥石角度変更手段でチッ
プに対してテーパを付ける角度に位置決めされた砥石
は、砥石変位手段により回転しているチップソーに対し
て外周からその軸心方向に変位され、砥石回転手段によ
って回転された状態で前記チップの両側面に摺接する。
この結果、当該チップは、側面を揃える研削とテーパを
付ける研削が一度に行われる。また、砥石は回転した状
態で前記チップに摺接しつつ変位するため、目の細かい
ものを使用しても目詰まりすることはなく、仕上げ研削
まで一回の研削で行うことができる。したがって、一刃
ずつ研削するものに比して研削速度が一層向上する。さ
らに、砥石を回転させて研削を行うため、砥石が局部的
に磨耗することがなく、チップソーのチップの研削精度
を良好に維持できる。
回転手段によりチップソーを回転させる。これに対し
て、砥石回転手段に装着され、砥石角度変更手段でチッ
プに対してテーパを付ける角度に位置決めされた砥石
は、砥石変位手段により回転しているチップソーに対し
て外周からその軸心方向に変位され、砥石回転手段によ
って回転された状態で前記チップの両側面に摺接する。
この結果、当該チップは、側面を揃える研削とテーパを
付ける研削が一度に行われる。また、砥石は回転した状
態で前記チップに摺接しつつ変位するため、目の細かい
ものを使用しても目詰まりすることはなく、仕上げ研削
まで一回の研削で行うことができる。したがって、一刃
ずつ研削するものに比して研削速度が一層向上する。さ
らに、砥石を回転させて研削を行うため、砥石が局部的
に磨耗することがなく、チップソーのチップの研削精度
を良好に維持できる。
【図1】本発明に係る側面研削装置のテーブル角度調整
機構およびテーブル変位機構の平面説明図である。
機構およびテーブル変位機構の平面説明図である。
【図2】本発明に係る側面研削装置のチップソー回転機
構の一部断面平面図である。
構の一部断面平面図である。
【図3】本発明に係る側面研削装置のテーブル変位機構
の一部断面正面図である。
の一部断面正面図である。
【図4】本発明に係る側面研削装置の砥石回転機構の一
部断面側面図である。
部断面側面図である。
【図5】本発明に係る側面研削装置の砥石変位機構の一
部断面側面図である。
部断面側面図である。
【図6】本発明に係る側面研削装置の研削状態説明図で
ある。
ある。
【図7】本発明に係る側面研削装置の研削状態説明図で
ある。
ある。
【図8】本発明に係る側面研削装置の研削状態説明図で
ある。
ある。
10…側面研削装置 14…チップソー回転機構 16…テーブル角度調整機構 18…テーブル変位機構 20…砥石回転機構
Claims (2)
- 【請求項1】円板状の板体の周縁部に形成された鋸歯形
部分にチップが接合されたチップソーを所定位置に取り
付け、回転させる過程と、 前記回転しているチップソーの回転軸に直交する軸に対
して等角度偏位させて該チップに一組の砥石を摺接させ
るとともに該一組の砥石をチップソーの回転軸に向けて
変位させる過程と、 からなり、前記砥石によりチップの両側面を等角度に研
削することを特徴とする側面研削方法。 - 【請求項2】円板状の板体の周縁部に多数の鋸歯形部分
を形成し、該鋸歯形部分にチップが接合されたチップソ
ーを回転させるチップソー回転手段と、 前記チップを研削する砥石と、 前記砥石のチップに対する角度を変更する砥石角度変更
手段と、 チップソーの外周からその軸心方向へ前記砥石を前記チ
ップに摺接させて変位させる砥石変位手段と、 前記砥石を回転させる砥石回転手段と、 を備えることを特徴とする側面研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4834993A JPH06262430A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 側面研削方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4834993A JPH06262430A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 側面研削方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06262430A true JPH06262430A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12800907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4834993A Pending JPH06262430A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 側面研削方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06262430A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007017724A1 (en) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Flai S.R.L. | Method of grinding a tipped-tooth disk cutter |
CN114160884A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-11 | 河北拓思机械设备有限公司 | 一种一体式磨齿机 |
CN115741887A (zh) * | 2022-10-13 | 2023-03-07 | 江苏东巨机械科技有限公司 | 一种全自动多功能木工磨锯机用多角度固定结构 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP4834993A patent/JPH06262430A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007017724A1 (en) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Flai S.R.L. | Method of grinding a tipped-tooth disk cutter |
CN114160884A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-11 | 河北拓思机械设备有限公司 | 一种一体式磨齿机 |
CN115741887A (zh) * | 2022-10-13 | 2023-03-07 | 江苏东巨机械科技有限公司 | 一种全自动多功能木工磨锯机用多角度固定结构 |
CN115741887B (zh) * | 2022-10-13 | 2024-04-23 | 江苏东巨机械科技有限公司 | 一种全自动多功能木工磨锯机用多角度固定结构 |
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