JP4868138B2 - ガンドリル及びガンドリル機並びに孔加工方法 - Google Patents

ガンドリル及びガンドリル機並びに孔加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、1m以上の深孔加工に使用されるガンドリル及び該ガンドリルが備えられたガンドリル機並びに金型の既存孔に交差する交差孔を形成する孔加工方法に関するものである。
一般に、樹脂射出成形金型には、樹脂の固化のために冷却水を循環させる冷却水用孔や製品取出し(押出し)用ピンが挿入されるピン用孔が複数形成される。これらの冷却水用孔やピン用孔はその長さが1m以上の深孔であり、これらの冷却水用孔やピン用孔の加工にはガンドリル機が使用されている。
そこで、従来のガンドリル100を、図12及び図13に基いて説明する。
従来のガンドリル100は、図12に示すように、ガンドリル機1のガンドリル送出装置31(図6参照)に装着されるドライバ10と、該ドライバ10から前側に延びる軸状のシャンク11と、該シャンク11の先端に取り付けられ、超硬合金等の硬質材料からなるチップ101とから構成されている。
また、図12及び図13に示すように、ガンドリル100には、チップ101の先端からシャンク11に亘って、工具軸に沿って断面略V字状溝12が形成されている。このV字状溝12は、切粉、切屑及び切削油の排出溝として機能している。また、図13(b)に示すように、チップ101の先端面には、V字状溝12の回転方向を向く壁面(すくい面)12aからヒール19にかけて先端逃げ面17が形成されている。この先端逃げ面17は、後述する刃部15を境にマージン18側で後端側に傾斜する第1先端逃げ面17aと、ヒール19側で後端側に傾斜する第2先端逃げ面17bとからなる。また、第1先端逃げ面17aには切削油の供給孔16が開口して形成されており、この供給孔16はチップ101からシャンク11の後端に亘って形成されている。なお、図13(b)で示す矢印は、供給孔16からの切削油の流れを示している。
図13に示すように、チップ101には、そのV字状溝12の先端の回転方向を向く壁面12aの稜線部に、ガンドリル100の回転軸線から外周側に向けて延びる刃部15が形成されている。この刃部15は、ガンドリル100の外周側から内周側に、且つ先端側に向けて傾斜するアウター切刃部13と、該アウター切刃部13にアペックスポイント21を介して連なり、後端側に向けて傾斜するインナー切刃部14とから構成されている。
そこで、従来のガンドリル100のアウター切刃部13とインナー切刃部14とを研磨する際には、図7に示すような研磨装置3が用いられる。この研磨装置3は、アウター切刃部13及びインナー切刃部14と略平行となる2方向の位置に揺動可能に位置決めされる構成になっている。
ところで、インナー切刃部14を研磨する際には、研磨装置本体35をインナー切刃部14側に揺動させると共に、インナー切刃部14と略平行に位置させる。その後、ガンドリル100を研磨装置本体35側に送り出し、研磨装置本体35がインナー切刃部14に沿って往復移動すると共にグラインダー39が所定回転数で回転されて、インナー切刃部14が研磨される。なお、図14の斜線部Aの範囲が、インナー切刃部14を研磨する際の研磨面であり、斜線部Bの範囲が、アウター切刃部13を研磨する際の研磨面である。
しかしながら、インナー切刃部14の研磨回数が増加していくと、図14及び図15に示すように、インナー切刃部14から後端側の延長線上の、第1先端逃げ面17aと第2先端逃げ面17bとの交差部分17cが、次第に第2先端逃げ面17b側(図15の矢印方向)に移動し、刃部15の延長線上から図14の2点鎖線で示す位置17c’にずれてしまい、本来の形状を失ってしまう。そのために、この状態で被加工物を孔加工した場合、孔加工時に発生する切粉及び切屑、さらに切削油を排出するための容積が減少してしまい、切粉や切屑等がスムーズに孔の外に排出されずに、孔加工に支障をきたす場合がある。
また、従来のガンドリル100によって、図4に示すような複数の既存孔27と交差する交差孔26を穿孔する際には、アペックスポイント21よりも先に、アウターコーナが既存孔27の内周壁に干渉してしまい、加工開始点がアウタコーナとなり、アウターコーナが欠損する問題が発生していた。
また、ガンドリルの従来技術として特許文献1には、チップの先端に、アウター刃部とインナー刃部とが形成されるガンドリルにおいて、アウター刃部を、第1アウター刃部と、該第1アウター刃部のアウタコーナに面取りして形成した第2アウター刃部とにより構成して、前記第2アウター刃部の備わるすくい面は、第1アウター切刃および第2アウター切刃に備わるすくい面に対して30〜70°の負角に形成したガンドリルが開示されている。
さらに、近年、開発サイクルの短縮や新規製造部品の立ち上がりの早期化のニーズにより、前記した樹脂射出成形金型の製作リードタイムの短縮が求められており、しかも、生産サイクルタイムの短縮や製品品質向上のニーズによる冷却水用孔の増加及び製品形状の複雑化、大型化によりピン用孔の増加により、ガンドリル機による製作工数が増大している状況にある。
しかも、自動車のバンパー等を成形する金型に形成される冷却水用孔やピン用孔は1m以上の深孔であり、1個の金型に対して、累積して100m〜200mの孔を形成する必要があるが、ガンドリルが寿命と判定される累積加工長さは数mであるために、頻繁にガンドリルを交換する必要があった。
しかしながら、現状では、ガンドリルの長さが2m以上であるためATC装置(数値制御工作機械の多くに備えられており、多数の種類の異なる工具を自動的に主軸等の作業位置に着脱する装置)が使用できず、ガンドリルの研磨時の交換や寿命時の交換は、人手で対応しており、作業効率が非常に悪かった。特に、研磨する際には、ガンドリル機からガンドリルを取り外し、取り外したガンドリルを別の工程で稼動する研磨装置に取り付けて研磨する必要があり、ガンドリルの着脱作業だけでも大きな手間で作業効率が悪く、金型の製作リードタイムを短縮することが困難になっていた。
特開2001−347411号公報
上述した特許文献1に開示されたガンドリルにおいても図12及び図13に示すガンドリルと同様に、研磨回数や孔加工回数が増加していくと、切刃本来の形状が失われていくため、ガンドリルの刃具を頻繁に交換しなければならないようになり、ガンドリル工程のリードタイムの長期化という問題が生じている。
そこで、ガンドリル工程のリードタイムの短縮を行うため、ガンドリルの刃具交換の効率化を図り、特に刃具交換時間・回数の低減を行う必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、研磨回数が増加しても、本来の刃先形状を失わず、孔加工時の不具合を防止するガンドリルを提供すると共に、ガンドリルの研磨を効率良く実施可能な研磨装置を備えたガンドリル機並びに孔加工時にガンドリルの刃先の欠損を防止する孔加工方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載したガンドリルの発明は、軸部材の先端にチップが接合され、前記軸部材と前記チップとに亘って軸方向に沿ってV字状溝が形成され、前記チップの先端にアウター切刃部とインナー切刃部とからなる刃部が形成されると共に、該刃部のすくい面からヒールにかけて逃げ面が形成されたガンドリルにおいて、前記刃部を構成する稜線部の延長線上に位置する逃げ面部分に段差部を形成して、前記ヒール側の逃げ面部分をマージン側の逃げ面部分より加工方向に向かって手前側に形成したことを特徴とするものである。
請求項2に記載したガンドリルの発明は、請求項1に記載した発明において、前記アウター切刃部のアウターコーナに面取りを形成したことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載したガンドリル機の発明は、請求項1または2に記載のガンドリルを研磨する研磨装置を備え、該研磨装置は、ガンドリル機のガンドリル送出装置に対向可能に配置されることを特徴とするものである。
請求項4に記載したガンドリル機の発明は、請求項3に記載した発明において、前記研磨装置は、前記ガンドリルの先端側をクランプするクランプ装置を備えていることを特徴とするものである。
請求項5に記載したガンドリル機の発明は、請求項4に記載した発明において、前記クランプ装置は、前記ガンドリルに設けられた2つの面に当接する挟持部を有するクランプ部材を備えていることを特徴とするものである。
請求項6に記載したガンドリル機の発明は、請求項4または5に記載した発明において、前記クランプ装置は、前記ガンドリル送出装置に連動して、前記ガンドリルの進退方向に進退自在に設置されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載した孔加工方法の発明は、既存孔に交差する交差孔を形成する孔加工方法であって、前記交差孔は、請求項2に記載のガンドリルによって形成されることを特徴とするものである。
従って、請求項1に記載したガンドリルの発明では、刃部を構成する稜線部の延長線上に位置する逃げ面部分に段差部を形成して、ヒール側の逃げ面部分をマージン側の逃げ面部分よりも加工方向に向かって手前側に形成したので、インナー切刃部の研磨回数が増大しても、従来のように、インナー切刃部の後端側の延長線上の、第1先端逃げ面と第2先端逃げ面との交差部分が第2先端逃げ面側にずれることがなく、本来の刃先形状を失うことはない。
請求項2に記載したガンドリルの発明では、アウターコーナに面取りを形成したので、特に、既存孔に交差する交差孔を形成する際、アウターコーナがアペックスポイントよりも先に既存孔の内周壁に干渉することが無く、アウターコーナの欠損を防ぐ。
また、請求項3に記載したガンドリル機の発明では、研磨装置が請求項1または2に記載のガンドリルのガンドリル送出装置に対向可能に配置されているので、ガンドリル機による被加工物への孔加工が終了した後、ガンドリルを研磨する際には、ガンドリル機のガンドリル送出装置が研磨装置に対向する位置に移動すると共に、ガンドリルがガンドリル送出装置から研磨装置まで送り出されて研磨装置によって研磨される。
請求項4に記載したガンドリル機の発明では、研磨装置は、請求項1または2に記載のガンドリルの先端側をクランプするクランプ装置を備えているので、ガンドリル送出装置から送り出されたガンドリルは、その先端部分がクランプ装置によりクランプされた状態で研磨される。
請求項5に記載したガンドリル機の発明では、クランプ装置は、請求項1または2に記載のガンドリルに設けられた2つの面に当接する挟持部を有するクランプ部材を備えているので、ガンドリルを強固にクランプすることができる。
請求項6に記載したガンドリル機の発明では、クランプ装置は、ガンドリル送出装置に連動して、請求項1または2に記載のガンドリルの進退方向に進退自在に設置されているので、ガンドリルをクランプ装置でクランプした状態で進退可能にする。また、クランプ・アンクランプによる進退方向の位置ずれ誤差を、最小限に収めることができる。
さらに、請求項7に記載した孔加工方法の発明では、既存孔に交差する交差孔を形成する際には、請求項2に記載のガンドリルが使用されるので、該ガンドリルで交差孔を形成する際、アウターコーナがアペックスポイントよりも先に既存孔の内周壁に干渉することが無く、アウターコーナの欠損を防止する。
本発明によれば、研磨回数が増加しても、本来の刃先形状を失わず、孔加工時の不具合を防止するガンドリルを提供すると共に、ガンドリルの研磨を効率良く実施可能な研磨装置を備えたガンドリル機並びに孔加工時にガンドリルの刃先の欠損を防止する孔加工方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図11に基いて詳細に説明する。なお、従来例と同一部位及び相当する部位は同一符号を使用して説明する。
まず、本発明の実施の形態に係るガンドリルを図1及び図2に基いて、適宜図12及び図13も参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るガンドリル1は、前述した図12及び図13のガンドリル100と相違する点は、チップ20の形状だけで、その他の形状は同一であるので、チップ20の形状を図1及び図2に基いて詳しく説明する。
チップ20には、前述した図12及び図13のガンドリル100のチップ101と同様に、チップ20の先端からシャンク11に亘って、工具軸に沿って断面略V字状溝12が形成されている。このV字状溝12の先端の回転方向を向く壁面(すくい面)12aの稜線部に、ガンドリル1の回転軸線から外周側に向けて刃部15が形成される。また、チップ20の先端面には、V字状溝12の壁面12aからヒール19にかけて先端逃げ面17が形成される。この先端逃げ面17は、刃部15を境にマージン18側で後端側に傾斜する第1先端逃げ面17aと、ヒール19側で後端側に傾斜する第2先端逃げ面17bとからなる。さらに、第1先端逃げ面17aに、切削油の供給孔16(図13参照)が開口されている。
刃部15は、図1に示すように、外周側のアウター切刃部13と、内周側のインナー切刃部14とからなる。アウター切刃部13は、ガンドリル1の外周側から内周側に向けて、且つ先端側に向けて傾斜するように直線状に形成されている。一方、インナー切刃部14は、ガンドリル1の外周側から内周側に向けて、且つ後端側に向けて傾斜するように直線状に形成されている。そして、これらアウター切刃部13とインナー切刃部14とは、互いに交差したアペックスポイント21を先端側に突出させて山形形状を形成している。
なお、本実施の形態では、アウター切刃部13は回転軸線に直交する平面に対してなす傾斜角度αが略30°で形成され、インナー切刃部14は回転軸線に直交する平面に対してなす傾斜角度βが略20°で形成されている。また、アペックスポイント21における交差角度γが略130°に形成されている。
また、図1及び図2に示すように、刃部15を構成する稜線部の延長線上に位置する、第1先端逃げ面17aと第2先端逃げ面17bとの交差部分17cには、V字状溝12の壁面12aと略同一平面の段差部22が形成される。この段差部22の形成により、ヒール19側の第2先端逃げ面17bがマージン18側の第1先端逃げ面17aより加工方向に向かって手前側に形成される。この段差部22は所定幅(本実施の形態では0.1mm)でインナー切刃部14と同じ角度(軸線に直交する平面に対してなす傾斜角度β)で傾斜して延在している。
また、本発明の実施の形態に係るガンドリル1の変形例として、図3に示すように、ガンドリル1aのアウター切刃部13のアウターコーナに面取り25を形成してもよい。
このように構成することにより、図4に示すような、複数の既存孔27と交差する交差孔26を穿孔する際有利になる。すなわち、前述したように、面取り25が形成されていない従来のガンドリル100で交差孔26を形成すると、アペックスポイント21よりも先に、アウターコーナが既存孔27の内周壁に干渉してしまい、加工開始点がアウタコーナとなり、該アウターコーナが欠損する問題が発生する。しかしながら、本発明の実施の形態の変形例に係るガンドリル1aのように、アウターコーナに面取り25を形成しておくと、図5に示すように、正常にアペックスポイント21が加工開始点となりアウターコーナの欠損を防ぐことが可能になる。
なお、面取り25の大きさは、ガンドリル1のチップ20の外径、既存孔27の内径,既存孔27の内周面形状及び軸偏芯量等を考慮して決定される。例えば、ガンドリルのチップ20の外径:φ23、既存孔27の内径:φ30、既存孔27の内周面形状:球面及び軸偏芯量約1.0mmに設定されれば、面取量は2.0mmに設定され、軸偏芯量を考慮する必要がなければ、面取量は1.0mmに設定される。
次に、本発明の実施の形態に係るガンドリル1が備えられたガンドリル機2を図6〜図11に基いて説明する。
ガンドリル機2は、図6に示すように、Z軸方向(図6の上下方向)に移動可能で且つ矢印方向に旋回可能なワークテーブル30と、ガンドリル1をZ軸方向に送り出すと共に、X軸方向(図6の左右方向)及びY軸方向(図6の紙面方向)に沿って移動可能なガンドリル送出装置31と、ガンドリル1のアウター切刃部13及びインナー切刃部14を研磨する研磨装置3(図6の斜線部)とを備え、さらに、ワークテーブル30の位置を制御し、ガンドリル送出装置31をワークテーブル30上の被加工物の各孔加工位置及び研磨装置3に対向する位置に移動させてガンドリル送出装置31の位置を制御すると共に、ガンドリル1の送り出し量を制御するガンドリル制御装置(図示略)を具備している。なお、図6の符合33はクーラントを示し、符合32は操作ペンダントを示している。
研磨装置3は、図6及び図7に示すように、ガンドリル機2のワークテーブル30の側方で、ガンドリル送出装置31と対向可能に配置され、ガンドリル1のアウター切刃部13及びインナー切刃部14を研磨する研磨装置本体35と、該研磨装置本体35に近接して配設され、ガンドリル1の先端部分をクランプするクランプ装置36と、ガンドリル機2のガンドリル制御装置に電気的に接続されて、ガンドリル1を研磨するか否かを判定してその判定結果により、研磨装置3を駆動させる制御装置(図示略)と、から構成されている。この研磨装置3では、ガンドリル1を研磨装置本体35の位置まで送り出す装置は、ガンドリル機2の構成部材であるガンドリル送出装置31を利用している。
研磨装置本体35は、制御装置からの駆動信号により駆動されるように構成されており、図7に示すように、所定回転数で回転されるグラインダー39が突設されて構成されている。また、この研磨装置本体35は、ガンドリル1のアウター切刃部13及びインナー切刃部14と略平行となる2方向の位置を揺動可能に構成されると共に、その一方向を向いた状態で、直線状(矢印G方向)に往復移動可能に構成されている。
クランプ装置36は、図7に示すように、研磨装置本体35が揺動される2方向の位置の間に設けられており、図8に示すように、制御装置からの駆動信号に基いてガンドリル1の先端部分を挟持する一対の挟持部材(クランプ部材)41、42と、該一対の挟持部材41、42をガンドリル1の進退方向に沿って進退可能に支持する基台43とから構成されている。
一対の挟持部材41、42は、図8に示すように、制御装置からの信号により駆動される油圧シリンダ45のシリンダロッドにより上下動する下側挟持部材42と、上方に位置してその位置が固定される上側挟持部材41とから構成されている。下側挟持部材42には、その挟持面に断面略V字状溝46がガンドリル1の進退方向に沿って形成されている。一方、上側挟持部材41には、その挟持面にガンドリル1の外周面に設けたV字状溝12に沿う突起部47がガンドリル1の進退方向に沿って形成されている。このように、上側挟持部材41の突起部47は、ガンドリル1の断面形状(V字状溝12に相当)に相似した断面V字状に形成されている。
基台43は、図9に示すように、一対の挟持部材41、42を、ガンドリル送出装置31に連動して、ガンドリル1の進退方向に進退可能に支持している。この支持構造は、例えば、下側挟持部材42と基台43との間にガンドリル1の進退方向に伸縮可能なコイルバネ48を介設して、コイルバネ48より一対の挟持部材41、42の基台43に対するガンドリル1の進退方向への移動を許容している。
制御装置は、ガンドリル機2のガンドリル制御装置と、研磨装置本体35及びクランプ装置36とのそれぞれに電気的に接続されて、ガンドリル1の加工実績等に基いて、ガンドリル1の刃先を研磨するか否かを判定して、研磨が必要と判定された場合には、研磨装置3へ駆動信号を出力する機能を有している。
制御装置の具体的な制御フローを図10に基いて説明する。
ガンドリル機2により被加工物への孔加工が開始された(ステップS100)後、ステップS200では、ガンドリル機2のガンドリル制御装置のCAMデータに基き、ガンドリル1が正常に所定量送り出されて孔加工が完了されたか否かが判定され、ガンドリル1が正常に所定量送り出されて孔加工が完了していれば、制御フローが終了して、ガンドリル機2が停止される。一方、孔加工時に切削異常がありガンドリル1が所定量送り出されず、孔加工が未完であれば、ステップS300に進む。
ステップS300では、ガンドリル機2のガンドリル制御装置のCAMデータに基き、次の加工でガンドリル1の径(冷却水用孔径)を交換する必要があるか否かが判定される。ガンドリル1の径を変更する場合には、ガンドリル機2を停止して手動でガンドリル1を交換する。一方、ガンドリル1の径を変更する必要がない場合には、ステップS400に進む。
ステップS400では、ガンドリル機2のガンドリル制御装置のCAMデータ(ガンドリル1の累積加工長さ)に基き、ガンドリル1の累積加工長さが所定長さ(寿命と判断される累積加工長さ)に到達したか否かが判定される。ガンドリル1の累積加工長さが所定長さに到達していれば、ステップS500に進み、ガンドリル1の累積加工長さが所定長さに到達していなければ、S100に戻り、再加工する。
ステップS500では、研磨装置3の制御装置でカウントされた研磨回数に基き、これまでの研磨回数が所定回数(寿命と判断される研磨回数)に到達しているか否かが判定される。研磨回数が所定回数に到達していれば、ガンドリル1が寿命と判断されてガンドリル機2が停止されて、手動でガンドリル1を交換する。一方、ガンドリル1の研磨回数が所定回数に到達していなければ、ステップS600に進む。
ステップS600では、研磨する際のガンドリル1の送り量を決定するために、図示しない長さ測定手段に駆動信号が出力され、その測定結果がガンドリル制御装置に入力される。その後、ステップS700に進む。
そして、ステップS700では、研磨装置3、すなわち、研磨装置本体35、クランプ装置36及びガンドリル機2のガンドリル制御装置に駆動信号が出力される。
なお、制御装置では、ステップS400において、ガンドリル1の寿命を判定する判断材料の1つとして、ガンドリル1の累積加工長さをその判断材料としているが、加工時の切粉及び切屑の量(重量)を測定して、その切削量に基いて判定してもよいし、切削音やガンドリル1の振動波形に基いて判定してもよい。
次に、制御装置から研磨装置3に駆動信号が出力された後の研磨装置3の作動を説明する。研磨装置3は、次に示す(1)〜(9)で順で作動する。
(1)まず、ガンドリル機2において被加工物への孔加工が終了すると、ガンドリル1が後退してガンドリル送出装置31内に収納されて、ガンドリル送出装置31が、加工位置からY軸方向(図6の紙面方向)及びX軸方向(図6の左右方向)に沿って移動して研磨装置本体35に対向する位置まで移動される。
(2)次に、ガンドリル1がガンドリル送出装置31からZ軸方向(図6の上下方向)に沿って送り出されて、一対の挟持部材41、42間を経て、図11に示す位置、すなわち、研磨装置本体35のグラインダー39と、ガンドリル1のアウター切刃部13との間隔Eが0.1mmになる位置に到達する。この時、一対の挟持部材41、42から研磨装置本体35側に突出されるガンドリル1の先端部分の長さFは20〜25mmの範囲となる。
(3)次に、一対の挟持部材41、42の下側挟持部材42が油圧シリンダ45のシリンダロッドを介して上昇し、上側挟持部材41の突起部47とガンドリル1のV字状溝12とが2面で圧接されると共に、下側挟持部材42のV字状溝46とガンドリル1の外周面とが2点で圧接されて、ガンドリル1が一対の挟持部材41、42に強固に位置決めされて挟持される。
(4)次に、研磨装置本体35は、図11に示す位置、すなわち、ガンドリル1のアウター切刃部13と略平行になる位置に配されて、グラインダー39が所定回転数(本実施の形態では8000rpm)で回転される。
(5)次に、ガンドリル1がガンドリル送出装置31から一対の挟持部材41、42でクランプされた状態のままで所定量(本実施の形態では0.02mm)送り出されると共に、研磨装置本体35がアウター切刃部13に沿って一往復する工程が10回(ガンドリル1の全送出量:0.2mm)繰り返されて、アウター切刃部13が研磨される。
(6)次に、アウター切刃部13の研磨が終了すると、ガンドリル1は前記(2)項の位置に後退して、研磨装置本体35が図11に示す位置からインナー切刃部14と略平行になる位置に揺動されて、グラインダー39が所定回転数(本実施の形態では8000rpm)で回転される。
(7)次に、前記(5)項と同様に、ガンドリル1がガンドリル送出装置31から一対の挟持部材41、42でクランプされた状態のままで所定量(本実施の形態では0.02mm)送り出されると共に、研磨装置本体35がインナー切刃部14に沿って一往復する工程が10回(ガンドリル1の全送出量:0.2mm)繰り返されて、インナー切刃部14が研磨される。
(8)アウター切刃部13及びインナー切刃部14の研磨が終了すると、研磨装置本体35及びクランプ装置36の駆動が停止されて、一対の挟持部材41、42の下側挟持部材42が下降して、ガンドリル1の先端部分がアンクランプされると共に、ガンドリル1が後退してガンドリル送出装置31内に収納される。
(9)そして、ガンドリル制御装置によりガンドリル送出装置31がX、Y軸方向に沿って適宜移動されて、被加工物への孔加工が再開される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るガンドリル1によれば、チップ20先端のインナー切刃部14から後端側の、第1先端逃げ面17aと第2先端逃げ面17bとの交差部分17cに、V字状溝12の回転方向を向く壁面12aと略同一平面の段差部22を形成し、第2先端逃げ面17bを第1先端逃げ面17aよりも加工方向に向かって手前側に形成している。これにより、インナー切刃部14を前述したように研磨し、その研磨回数が増大した場合でも、従来のように、インナー切刃部14から後端側の交差部分17cが第2先端逃げ面17b側にずれることがなく、本来の刃先形状を失うことはない。その結果、本ガンドリル1で被加工物に孔加工した場合、加工時に発生する切粉及び切屑、さらに切削油を排出するための容積が確保されるため、切粉や切屑等がスムーズに孔の外に排出され、孔加工時の不具合を防止することができる。
また、金型に、既存孔27に交差する交差孔26を形成する際には、アウター切刃部13のアウターコーナに面取り25が形成された図3に示すガンドリル1aが使用される。このガンドリル1aを使用することにより、アウターコーナがアペックスポイント21よりも先に既存孔27の内周壁に干渉することがなく、正常にアペックスポイント21が加工開始点となるので、アウターコーナが欠損する等の不具合を起すことはない。このように、交差孔26を形成する際には、ガンドリル1aが非常に有効となる。
さらに、本発明の実施の形態に係るガンドリル機2は、研磨装置3が併設されると共に、研磨装置3は、ガンドリル機2の構成部材であるガンドリル送出装置31が対向可能に配置されており、研磨の際には、ガンドリル送出装置31が研磨装置3の位置まで移動されて、ガンドリル1が研磨位置まで送り出されて研磨するので、従来のように、研磨する際、ガンドリル1をガンドリル機2のガンドリル送出装置31から離脱させて、別の工程の研磨装置に装着する手間が省けて、作業効率が大幅に改善される。
しかも、研磨装置3はクランプ装置36を備え、このクランプ装置36は、上側挟持部材41の挟持面にガンドリル1の外周面に設けたV字状溝12に沿うV字状の突起部47が形成されており、一方、下側挟持部材42の挟持面に断面略V字状溝46が形成されている。そして、ガンドリル1を挟持する際には、下側挟持部材42が油圧シリンダ45のシリンダロッドを介して上昇することによりガンドリル1を上下方向から挟持するので、ガンドリル1の芯出しが容易であると共に、ガンドリル1の径が変更されたとしても常に同芯で挟持でき、研磨装置本体35をY軸方向に位置制御する必要がなく有効である。
さらに、研磨装置3は、そのクランプ装置36が研磨装置本体35に近接して配置され、クランプ装置36の一対の挟持部材41、42が基台43に対してガンドリル1の進退方向に進退可能に支持されて構成されており、ガンドリル1の先端部分をしっかりと挟持した状態で、ガンドリル送出装置31に連動して、研磨位置まで送ることができるので、研磨の際のガンドリル1の振れを確実に防止することができる。
さらには、研磨装置3では、ガンドリル1による被加工物への孔加工後、ガンドリル1の研磨が必要か否かを判定し、研磨が必要である場合には、研磨装置3を駆動させる制御装置を備えており、該制御装置により研磨が必要であると判定されれば、ガンドリル1は自動で研磨されるので、ガンドリル1による孔加工を無人で行えるようになり、作業効率が大幅に改善されて、金型の製作リードタイムを大幅に短縮することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係るガンドリルのチップ部分を示した図である。 図2は、図1のD−D線に沿う断面図である。 図3は、本ガンドリルのチップの変形例を示す図である。 図4は、既存孔に交差孔を形成する様子を示す図である。 図5は、図3のチップ先端による既存孔への加工開始点を説明するための図である。 図6は、研磨装置を備えた本発明の実施の形態に係るガンドリル機を示す平面図である。 図7は、研磨装置の平面図である。 図8は、一対の挟持部材を備えたクランプ装置を示し、(a)は側面図で、(b)は正面図である。 図9は、クランプ装置で、一対の挟持部材がその基台に対して進退可能となる支持構造を示す側面図である。 図10は、制御装置の制御フロー図である。 図11は、研磨が開始される直前の研磨装置本体とチップ先端との位置関係を示す図である。 図12は、従来のガンドリルを示す側面図である。 図13は、(a)はチップ側面の拡大図で、(b)はチップ正面の拡大図である。 図14は、従来のガンドリルで、インナー切刃部の後端側の交差部分に対する研磨前と研磨後との位置関係を示した図である。 図15は、図14のC−C線に沿う断面図である。
符号の説明
1 ガンドリル,2 ガンドリル機,3 研磨装置,12 V字状溝,12a 壁面(すくい面),13 アウター切刃部,14 インナー切刃部,15 刃部,17a 第1先端逃げ面,17b 第2先端逃げ面,17c 交差部分,18 マージン,19 ヒール,21 アペックスポイント,22 段差部,31 ガンドリル送出装置,35 研磨装置本体,36 クランプ装置,41 上側挟持部材,42 下側挟持部材,43 基台,46 V字状溝,47 突起部,48 コイルバネ

Claims (7)

  1. 軸部材の先端にチップが接合され、前記軸部材と前記チップとに亘って軸方向に沿ってV字状溝が形成され、前記チップの先端にアウター切刃部とインナー切刃部とからなる刃部が形成されると共に、該刃部のすくい面からヒールにかけて逃げ面が形成されたガンドリルにおいて、
    前記刃部を構成する稜線部の延長線上に位置する逃げ面部分に段差部を形成して、前記ヒール側の逃げ面部分をマージン側の逃げ面部分より加工方向に向かって手前側に形成したことを特徴とするガンドリル。
  2. 前記アウター切刃部のアウターコーナに面取りを形成したことを特徴とする請求項1に記載のガンドリル。
  3. 請求項1または2に記載のガンドリルを研磨する研磨装置を備え、該研磨装置は、ガンドリル機のガンドリル送出装置に対向可能に配置されることを特徴とするガンドリル機。
  4. 前記研磨装置は、前記ガンドリルの先端側をクランプするクランプ装置を備えていることを特徴とする請求項3に記載のガンドリル機。
  5. 前記クランプ装置は、前記ガンドリルに設けられた2つの面に当接する挟持部を有するクランプ部材を備えていることを特徴とする請求項4に記載のガンドリル機。
  6. 前記クランプ装置は、前記ガンドリル送出装置に連動して、前記ガンドリルの進退方向に進退自在に設置されていることを特徴とする請求項4または5に記載のガンドリル機。
  7. 既存孔に交差する交差孔を形成する孔加工方法であって、
    前記交差孔は、請求項2に記載のガンドリルによって形成されることを特徴とする孔加工方法。
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