JPH0541279Y2 - - Google Patents

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JPH0541279Y2
JPH0541279Y2 JP11347487U JP11347487U JPH0541279Y2 JP H0541279 Y2 JPH0541279 Y2 JP H0541279Y2 JP 11347487 U JP11347487 U JP 11347487U JP 11347487 U JP11347487 U JP 11347487U JP H0541279 Y2 JPH0541279 Y2 JP H0541279Y2
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JP
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oil
casing
lubricating
felt
rotating shaft
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JP11347487U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は扇風機を駆動する電動機の回転軸に
含油軸受を用いた場合に含油軸受から油洩れが生
ずるのを防止する軸受装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図は扇風機を駆動する電動機の回転軸に含
油軸受を用いた従来の軸受装置を示すもので、図
において、1はフレーム2及びブラケツト3から
なるケーシング、4はケーシング1を貫通する回
転軸、5は回転軸4の負荷側に取付けられたフア
ン、6はケーシング1の反負荷側軸貫部に固着さ
れる含油メタル7と給油フエルト8からなる含油
軸受、9はフレーム2の反負荷側に掛止され給油
フエルト8を保持するフエルト押え、10は回転
軸4の反負荷軸端に形成されたウオームギヤであ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の扇風機の軸受装置は以上のように構成さ
れているので、給油フエルト8から含油メタル7
に順調に潤滑油が供給されているときは問題ない
が、塵埃の侵入その他の原因で潤滑油の供給が順
調に行なわれない状態が生ずると、含油メタルの
温度が上昇し、回転軸との間に焼付きを生じた
り、潤滑油が回転軸の表面を伝わつて下方に滴下
し、周囲を汚損する等の問題点があつた。
また、回転軸に油切りワツシヤを嵌入すること
も一般的に行なわれているが、ワツシヤ嵌入のた
めそれだけ部品点数が増え、軸受部の構造が大形
で複雑であり、製作コストが上昇するという問題
点もあつた。
この考案は、以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、潤滑油が回転軸の表面を伝
わつて外部に流れでることのないようにした構造
簡単で製作容易な扇風機の軸受装置を得ることを
目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る扇風機の軸受装置は互いに対向
するフレームとブラケツトを密着させて成るケー
シングと、このケーシング内に収容された電動機
により駆動され、上記フレームの中央部とブラケ
ツトの中央部を貫通する回転軸のケーシングの負
荷側の外部に取り付けられたフアンと、上記ケー
シングの反負荷側軸貫通部の内面に設けられた含
油軸受と、この含油軸受の周囲に設けられ、上記
含油軸受を潤滑する給油フエルトと、上記給油フ
エルトから滴下する潤滑油を集めて上記給油フエ
ルトに還流させる油受けと、上記回転軸上に形成
され、この油受けの端面の内側にあつて、上記油
受けに対向して上記給油フエルトから滴下する潤
滑油を遠心力により上記油受けに向けて飛散させ
る環状凹部とを設けたものである。
[作用] この考案においては、給油フエルトから滴下す
る潤滑油は回転軸に形成された環状凹部に接して
遠心力により外周方向に飛散し、飛散した潤滑油
はフレームの軸貫通部に形成された油受けにより
集められ、給油フエルトに還流する。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図、第2図に
より説明する。図において第3図と同一符号は同
一または相当部分を示し、11は含油メタル7を
貫通する回転軸4の反負荷側に形成されたリング
状の鋭角突起、12,13は鋭角突起11の両側
部に形成された環状凹部、14はフレーム2の側
部と一体に形成され、遠心力により飛散した潤滑
油を回収する油受けである。
以上のように構成され、給油フエルト8の潤滑
油が何等かの原因で、回転軸4の含油メタル7貫
通部の反負荷側に漏出すると鋭角突起の回転によ
る遠心力により外周方向に飛散し、飛散した潤滑
油は油受け14の下部内周面から給油フエルト8
に還流する。
また、環状凹部を複数設けると油切りがよくな
る。
上記実施例は回転軸が傾斜した場合について説
明したが、回転軸が水平な場合についても同様に
実施することができ、同様の効果をうることがで
きる。
この考案の実施例においては油切りワツシヤ等
の別の部品を使用することなく単に回転軸を加工
するのみで、潤滑油の損耗が少なく、油切れによ
る焼付け事故や下方の装置や床面の汚染が防止で
きる、小型で構造の簡単な扇風機の軸受装置が容
易に得られる効果がある。また、環状凹部を複数
設けると油切りの効果が向上し、環状凹部間の突
起を鋭角にするとこの効果がさらに増強されると
いう効果がある。
[考案の効果] この考案は以上のように構成したので、油切り
ワツシヤ等の別の部品を使用することなく単に回
転軸を加工するのみで、潤滑油の損耗が少なく、
油切れによる焼付け事故や下方の装置や床面の汚
染が防止できる。小型で構造の簡単な扇風機の軸
受装置が容易に得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案の一実施例を示し、
第1図は要部を破断して示す側面図、第2図は要
部を拡大して示す側断面図、第3図は要部を破断
して示す従来例の側面図である。 図において、同一符号は同一または相当部分を
示し、1はケーシング、2はフレーム、3はブラ
ケツト、4は回転軸、5はフアン、6は含油軸
受、8は給油フエルト、11は鋭角突起、12,
13は環状凹部、14は油受けである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに対向するフレームとブラケツトを密着
    させて成るケーシングと、このケーシング内に
    収容された電動機により駆動され、上記フレー
    ムの中央部とブラケツトの中央部を貫通する回
    転軸のケーシングの負荷側の外部に取り付けら
    れたフアンと、上記ケーシングの反負荷側軸貫
    通部の内面に設けられた含油軸受と、この含油
    軸受の周囲に設けられ、上記含油軸受を潤滑す
    る給油フエルトと、上記給油フエルトから滴下
    する潤滑油を集めて上記給油フエルトに還流さ
    せる油受けと、上記回転軸上に形成され、この
    油受けの端面の内側にあつて、上記油受けに対
    向して上記給油フエルトから適下する潤滑油を
    遠心力により上記油受けに向けて飛散させる環
    状凹部とを設けたことを特徴とする扇風機の軸
    受装置。 (2) 前記環状凹部を回転軸の反負荷側に複数形成
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の扇風機の軸受装置。 (3) 複数の環状凹部の間に形成された環状突起が
    鋭角であることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第2項記載の扇風機の軸受装置。
JP11347487U 1987-07-24 1987-07-24 Expired - Lifetime JPH0541279Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6419097U JPS6419097U (ja) 1989-01-31
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