JPS5821331Y2 - 小形電動機 - Google Patents

小形電動機

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Publication number
JPS5821331Y2
JPS5821331Y2 JP1979081392U JP8139279U JPS5821331Y2 JP S5821331 Y2 JPS5821331 Y2 JP S5821331Y2 JP 1979081392 U JP1979081392 U JP 1979081392U JP 8139279 U JP8139279 U JP 8139279U JP S5821331 Y2 JPS5821331 Y2 JP S5821331Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
bracket
cut
electric motor
rotor shaft
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979081392U
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English (en)
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JPS55181470U (ja
Inventor
佐藤裕信
Original Assignee
三洋電機株式会社
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Publication date
Application filed by 三洋電機株式会社 filed Critical 三洋電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は負荷側の回転子軸が下向きとなる縦型設置の可
能な小型電動機に関するものである。
一般の小型電動機では負荷が装着される回転子軸が水平
方向となる横型設置、若しくは上向きの縦型設置で使用
さイLることか多く、ブラケット内部の軸受潤滑用の油
がブラケットの軸挿通孔から外部へ漏洩する虞れは殆ど
ない。
ところが、機器によっては回転子軸が下向きとなる縦型
設置が要求されることがあり、この場合、通常の軸受装
置では油の漏洩により軸受メタルが焼付けを起こすとと
もに電動機周囲を汚し、使用に耐えない状態となる。
回転子軸が下向きにて利用される縦型設置の電動機に適
した軸受装置としてたとえば、第1図に示すものが提案
されている。
図に於いて、ブラケット1はその軸方向突出部2の中央
に回転子軸3より大きい径の軸挿通孔4を有し、外方向
に突出して凹陥部5とし、該凹陥部によって軸受メタル
6を支持すると共に、これと同心的に内方へ突出する環
状の段部7を形成し、該段部には本体内方へ突出する如
く内側キャップ8を、又ブラケット1と略同一平面を形
成する如く外側キャップ9を嵌合装着し、各キャップ8
.9とブラケット1との間に形成される空間にはフェル
ト等の含油部材10.11を充填し、各含油部材はブラ
ケットに穿設した透孔12,12・・・を介して互に接
触している。
又、軸受メタル6と内側キャップ8との間にはスプリン
グ受座13を介してスプリング14を装着している。
更に回転子(図示せず)と軸受メタル6の間にはスラス
トカラー15及び油切り16が回転子軸3に嵌合され、
外側キャップ9内部の回転子軸にも油切り17が嵌着さ
れている。
このような軸受装置を用いると、ブラケット1の軸挿通
孔4から回転子軸3を伝わって流出する油は油切り17
にて飛散され、含油部材11に吸収されたのちに透孔1
2を介して含油部材10に戻るので負荷側回転子軸3が
下向きに設置されても外部への漏洩はない。
しかしながら、一般の電動機は前述したように横型設置
又は上向きの縦型設置が多いので、このような軸受装置
を組み込み可能な電動機の金型を種々用意するのは困難
であり、新たに金型を起こスノモ構造が複雑であるため
費用がかかる。
又、この軸受装置を備えた電動機を横型設置又は上向き
設置に共通使用すると、不要部品が多くなり、資源節約
並びに経済上好ましくない。
本考案は上述の事実に鑑みてなされたものであり、負荷
の装着される回転子軸が下向きとなる。
使用例の少ない縦型設置の需要に対して、既存の電動機
を改良して使用できるようにし、金型費を新たに掛ける
ことなく、軸受潤滑用の油の漏洩が防止できるようにし
た小型電動機を提供することを目的とする。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
第2図に於いて、18.19はモータケースを構成する
椀状の鋼板製ブラケット、20はブラケットに圧入され
た固定子、21はコイル、22は回転子軸、23は回転
子軸22に固着され、固定子20内周に対向して配置さ
れる回転子24 、25は夫々ブラケット18,19と
自動調芯バネ26゜27により支持され、回転子軸22
を回転自在に保持する軸受メタル、28,29並びに3
0.31は油切りを兼ねたゴム性スラストワッシャ並び
に樹脂性スラストカラーである。
ブラケット18゜19は側面の複数個所に内方に向かっ
た係止爪32.33が一体に形成されていて固定子20
の位置決めが行なわれている。
又、両ブラケットは夫々開放端に形成されたフランジ3
4.35にて接合されるとともに複数個の突起部36.
37にて螺子及びナツトの螺合により固着されている。
尚、固着に使用されない突起部38.39は電動機の取
付げに使用される。
又、両ブラケット18゜19の両端には局面に平坦に形
成された周縁部40.41と周縁部の内側に沿って同心
円状に形成された溝部42.43と溝部の内側に沿って
同心円状に形成され、溝部より突出した補強部44゜4
5と補強部の内側の端面中央に陥落して形成された凹部
46,47と、凹部の底部から軸方向に突出して形成さ
れた軸受収納部48.49とが一体に設けられ、周縁部
40.41と補強部44゜45と軸受収納部48.49
の各両端が而−になっている。
又、溝部42.43には複数個の取付穴50.51が形
成され、カップ状の内側キャップ52,530周縁に設
げられた爪片54.55がこれに係合し、先端が押し曲
げられることにより、内側キャップはブラケット内部に
装着されている。
この内側キャップ52.53とブラケット内壁との間に
は軸受メタル24.25潤滑用の含油部材56,5γが
充填されている。
負荷側のブラケット19の補強部45には軸受収納部4
9の軸挿通孔58とほぼ同心円上に複数個の切起し片5
9が外方に向けて軸方向に形成され、切起し片59の内
側には切起し片形成により穿設される切欠き穴60が連
続して設けられている。
そして切起し片59には軸挿通孔61を有し、潤滑油を
含浸させた環状の油回収部材62が収納された外側キャ
ップ63が圧入又は接着により嵌着されている。
又、外側キャップ63内の回転子軸22には油切り用の
ゴム性ワッシャ64及び樹脂性スラストカラー65が嵌
着されている。
セして含油部材57と油回収部材62とは切欠き穴60
を介して接触している。
尚、含油部材56,5γ及び油回収部材62としてはセ
ルローズ等の繊維質のもの、モルトブレン、不織布、フ
ェルト或いはスポンジなどのように含油機能を有し、毛
細管現象を有するものが好ましい。
本考案の小形電動機は上述のように構成されているから
、回転子軸22が下向きにて使用される場合、すなわち
負荷側ブラケット19が下向きとなる縦型設置される場
合に、電動機の運転時にブラケットの軸挿通孔58から
回転子軸22を伝わって漏出してくる過剰油はワッシャ
64又はスラストカラー65により周囲に飛散されて油
回収部材62に吸収される。
そして長時間運転などにまり含油部材51の油が不足し
てくると、油回収部材62から含油部材57に切欠き穴
60を介して油が移動するので、軸受メタル25が潤滑
不良を起こし焼付く虞れはない。
このようにして電動機外部への潤滑油の漏洩が防止され
るとともに油回収部材62に溜まった潤滑油が含油部材
57に戻るので、長時間の使用に対しても円滑な軸受メ
タル25の潤滑作用が行なわれる。
又、外側キャップ63はブラケット19の端面(たとえ
ば補強部45)に設けた切起し片59に嵌着するだけな
ので、既存の横設置型電動機用のブラケツ)Yそのまま
利用でき、プレス加工により切起し片59を追加するだ
けで良い。
又、含油部材57と油回収部材62との連絡口となる切
欠き穴60は切起し片59の形成工程にて同時に穿設で
きることになる。
本考案は上述の如く、新たに金型を起こすことなく、既
存の電動機に簡単な改良を加えることにより、負荷の装
着される回転子軸が下向きとなる縦型設置の使用に十分
対処し得るようにしたものであり、資源節約並びに経済
上優れており、実用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電動機の軸受装置の一例を示す縦断面図
、第2図は本考案の一実施例を示す縦断面図である。 19・・・・・・ブラケット、22・・・・・・回転子
軸、57・・・・・・含油部材、58・・・・・・軸挿
通孔、59・・・・・・切起し片、60・・・・・・切
欠き穴、62・・・・・・油回収部材、63・・・・・
・外側キャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定子が圧入された椀状ブラケットおよび、該ブラケッ
    トが保持する軸受メタルで支持された回転子を有する電
    動機において、前記ブラケットの軸挿通孔の周囲には、
    回転軸から遠ざかる方に切起された複数個の切起し片と
    、該切起し片の形成により穿設される複数個の切欠き孔
    を配設し、ブラケットの内方にはこれらの切欠き孔に面
    して軸受潤滑用の含油部材を装着し、かつ、ブラケット
    の外方には潤滑油が切欠き孔を介してブラケット内方の
    含油部材へ流動できるようにして油回収部材を配すると
    共に、前記切起し片に嵌着されたキャップで油回収部材
    を被包するように構成し、さらに、回転軸には漏出する
    過剰油を油回収部材へ飛散する部品を取付けていること
    を特徴とする小型電動機。
JP1979081392U 1979-06-13 1979-06-13 小形電動機 Expired JPS5821331Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979081392U JPS5821331Y2 (ja) 1979-06-13 1979-06-13 小形電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979081392U JPS5821331Y2 (ja) 1979-06-13 1979-06-13 小形電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55181470U JPS55181470U (ja) 1980-12-26
JPS5821331Y2 true JPS5821331Y2 (ja) 1983-05-06

Family

ID=29314676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979081392U Expired JPS5821331Y2 (ja) 1979-06-13 1979-06-13 小形電動機

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121803B2 (ja) * 1973-11-19 1976-07-05

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5043806U (ja) * 1973-08-20 1975-05-02
JPS5414882Y2 (ja) * 1974-08-06 1979-06-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121803B2 (ja) * 1973-11-19 1976-07-05

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JPS55181470U (ja) 1980-12-26

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