JPS6335148A - 車両用回転電機の軸受装置 - Google Patents
車両用回転電機の軸受装置Info
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- JPS6335148A JPS6335148A JP61177711A JP17771186A JPS6335148A JP S6335148 A JPS6335148 A JP S6335148A JP 61177711 A JP61177711 A JP 61177711A JP 17771186 A JP17771186 A JP 17771186A JP S6335148 A JPS6335148 A JP S6335148A
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- 239000002199 base oil Substances 0.000 claims abstract description 47
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Landscapes
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は車両用回転14の軸受a@に関し、特に軸受の
潤滑用としてグリース充l11E苗に充填されたグリー
スのベースオイル漏れ防止の改善を図った軸受装置に関
する。
潤滑用としてグリース充l11E苗に充填されたグリー
スのベースオイル漏れ防止の改善を図った軸受装置に関
する。
(従来の技術)
第7図は車両用回転電!1区一般的な軸受装置の断面を
示し、回転電機の回転子軸1を回転可能に支承する軸受
2は、内外輪3.4とその相互間に配して転勤する複数
個の転子5と該転子5の転勤位置を案内保持する保持器
6とからなり、その内輪3が前記回転子軸1に回転側部
材である内外カラー7.8に挟まれるようにしてそれら
と共に嵌着され、外輪4が回転電撮の固定子側部材であ
るブラケット9と軸受押え1oにより保持されることで
装着されて、該回転子軸1を回転可能に支承するように
なっている。
示し、回転電機の回転子軸1を回転可能に支承する軸受
2は、内外輪3.4とその相互間に配して転勤する複数
個の転子5と該転子5の転勤位置を案内保持する保持器
6とからなり、その内輪3が前記回転子軸1に回転側部
材である内外カラー7.8に挟まれるようにしてそれら
と共に嵌着され、外輪4が回転電撮の固定子側部材であ
るブラケット9と軸受押え1oにより保持されることで
装着されて、該回転子軸1を回転可能に支承するように
なっている。
その軸受2の両側に配する固定子側部材である前記ブラ
ケット9と軸受押え10との相対向する内側面にはそれ
ぞれの円周方向全体に亘り該軸受2側に向かって開放す
る断面コ字形状のグリース充填室11が形成され、そこ
に軸受2の潤滑用グリース12が充填されている。
ケット9と軸受押え10との相対向する内側面にはそれ
ぞれの円周方向全体に亘り該軸受2側に向かって開放す
る断面コ字形状のグリース充填室11が形成され、そこ
に軸受2の潤滑用グリース12が充填されている。
また前記固定子側部材であるブラケット9及び軸受押え
10と回転子側部材の内外カラー7.8との間には、適
当に屈曲した狭い空隙のラビリンス13が構成されて、
前記グリース12の漏れや外部からの異物の侵入を防止
するようになでいる。
10と回転子側部材の内外カラー7.8との間には、適
当に屈曲した狭い空隙のラビリンス13が構成されて、
前記グリース12の漏れや外部からの異物の侵入を防止
するようになでいる。
なお図中14.15は軸受外蓋である。
こうした回転’mVaの軸受装置では、軸受2の両側の
グリース充填室11内に充填されたグリース12が回転
中の軸受2の接触や撹拌等の発熱により徐々にベースオ
イル16をしみ出す。そのグリース充填室11内の回転
子軸1より上方部位のグリース12からしみ出したベー
スオイル16は第8図に示す如く該グリース充IJl”
11内の内周側壁面(ブラケット9の内周鍔状部9aの
外周面)A部上に溜り、下方部位のグリース12からし
み出したベースオイル16はグリース充1tl111内
の外周側壁面B部上に溜るようになる。そしてその上方
A部上に溜ったベースオイル16の一部が該グリース充
填室11の開放端縁側から軸受2内に流入し、残りは下
方に流れて行き、また下方B部上に溜ったベースオイル
16が軸受2内にこの外輪4と保持器6との隙間から流
入して、それらベースオイル16が該軸受2の転子5の
円滑な転勤を維持すべく潤滑作用を行なう。
グリース充填室11内に充填されたグリース12が回転
中の軸受2の接触や撹拌等の発熱により徐々にベースオ
イル16をしみ出す。そのグリース充填室11内の回転
子軸1より上方部位のグリース12からしみ出したベー
スオイル16は第8図に示す如く該グリース充IJl”
11内の内周側壁面(ブラケット9の内周鍔状部9aの
外周面)A部上に溜り、下方部位のグリース12からし
み出したベースオイル16はグリース充1tl111内
の外周側壁面B部上に溜るようになる。そしてその上方
A部上に溜ったベースオイル16の一部が該グリース充
填室11の開放端縁側から軸受2内に流入し、残りは下
方に流れて行き、また下方B部上に溜ったベースオイル
16が軸受2内にこの外輪4と保持器6との隙間から流
入して、それらベースオイル16が該軸受2の転子5の
円滑な転勤を維持すべく潤滑作用を行なう。
(発明が解決しようとする問題点)
従って、上述した車両用回転電鏝の軸受装置では、軸受
2をrIi滑するためにグリース充填室11内に充填し
たグリース12からしみ出るベースオイル16を無駄な
く有効に使うことが重要である。しかしながら前述した
従来の軸受装置の構造では、グリース充填室11内の上
方A部にしみ出たベースオイル16の多くは軸受2内に
流入せずに、第8図の矢印で示す如くラビリンス13に
浸入し、そこから流下して外部に漏れ出て行ってしまう
問題があった。この為にグリース12の無駄な消費が多
く、軸受の潤滑性能が短期間で低下してしまうなどの不
都合があった。
2をrIi滑するためにグリース充填室11内に充填し
たグリース12からしみ出るベースオイル16を無駄な
く有効に使うことが重要である。しかしながら前述した
従来の軸受装置の構造では、グリース充填室11内の上
方A部にしみ出たベースオイル16の多くは軸受2内に
流入せずに、第8図の矢印で示す如くラビリンス13に
浸入し、そこから流下して外部に漏れ出て行ってしまう
問題があった。この為にグリース12の無駄な消費が多
く、軸受の潤滑性能が短期間で低下してしまうなどの不
都合があった。
特に、最近の車両用回転電鍬は誘導N111機の採用に
よりメンテナンスフリー化を目指す傾向にあることから
、当然軸受装置の保守回帰もなお一層の延長が望まれ、
軸受の潤滑性能を長期間無保守で維持して行くことが重
要視されて来ている。この為にグリースのベースオイル
の外部への漏れを出来るだけ無くすことが重要なi題と
なっている。
よりメンテナンスフリー化を目指す傾向にあることから
、当然軸受装置の保守回帰もなお一層の延長が望まれ、
軸受の潤滑性能を長期間無保守で維持して行くことが重
要視されて来ている。この為にグリースのベースオイル
の外部への漏れを出来るだけ無くすことが重要なi題と
なっている。
本発明は上記事情に鑑みなされ、グリースのベースオイ
ルの外部への漏れを防止して無駄を無くし、軸受の潤滑
性能を長期間無保守で良好に維持して行けて、メンテナ
ンスフリー化に対応できるようになる^性能な車両用回
転ii機の軸受装置を提供することを目的とする。
ルの外部への漏れを防止して無駄を無くし、軸受の潤滑
性能を長期間無保守で良好に維持して行けて、メンテナ
ンスフリー化に対応できるようになる^性能な車両用回
転ii機の軸受装置を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段)
本発明の車両用回転電柵の軸受装置は、上記目的を達成
すべく、軸受の両側に円周方向全体に亘り断面コ字形状
のグリース充填室を設けた固定子側部材に、このグリー
ス充填室の内周側壁面の開放端縁寄り部に位置して全周
又は上半周に亘りグリースのベースオイル流下用の溝を
構成したことを特徴とする。
すべく、軸受の両側に円周方向全体に亘り断面コ字形状
のグリース充填室を設けた固定子側部材に、このグリー
ス充填室の内周側壁面の開放端縁寄り部に位置して全周
又は上半周に亘りグリースのベースオイル流下用の溝を
構成したことを特徴とする。
(作用)
上記構成により、グリース充填室内の回転子軸より上方
部位のグリースからしみ出して該グリース充填室内の周
側壁面上に溜ったベースオイルは、そこからベースオイ
ル流下用の溝に入り、その溝内を流下することで従来の
如くラビリンス内に侵入して外部に漏れ出て行くこと無
く、該溝に案内されてグリース充填室内の回転子軸より
下側に導かれて、グリース充填室の下部より無駄なく軸
受内に流入して有効に軸受の潤滑作用を行なうようにな
る。
部位のグリースからしみ出して該グリース充填室内の周
側壁面上に溜ったベースオイルは、そこからベースオイ
ル流下用の溝に入り、その溝内を流下することで従来の
如くラビリンス内に侵入して外部に漏れ出て行くこと無
く、該溝に案内されてグリース充填室内の回転子軸より
下側に導かれて、グリース充填室の下部より無駄なく軸
受内に流入して有効に軸受の潤滑作用を行なうようにな
る。
(実施例)
以下本発明の第1実施例を第1図により説明する。なお
図中前記第7図及び第8図に示した構成と重複するもの
には同一符号を付して説明の簡略化を図ることにする。
図中前記第7図及び第8図に示した構成と重複するもの
には同一符号を付して説明の簡略化を図ることにする。
まず第1図は第8図に相当する車両用回転電鍬の軸受装
置の一部分の断面を示し、回転電機の回転子軸1を回転
可能に支承する軸受2の両側に配する固定子側部材であ
るブラケット9(軸受押え10側図示省略)の相対向す
る内側面に従来同様にそれぞれの円周方向全体に亘り該
軸受2側に向かって開放する断面コ字形状のグリース充
填室11が形成され、そこに軸受2の潤滑用グリース1
2が充填されている。またその固定子側部材であるブラ
ケット9と回転子側部材のカラー7との間には、適当に
屈曲した狭い空隙のラビリンス13が構成されて、前記
グリース12の漏れや外部からの異物の侵入を防止する
ようになでいる。
置の一部分の断面を示し、回転電機の回転子軸1を回転
可能に支承する軸受2の両側に配する固定子側部材であ
るブラケット9(軸受押え10側図示省略)の相対向す
る内側面に従来同様にそれぞれの円周方向全体に亘り該
軸受2側に向かって開放する断面コ字形状のグリース充
填室11が形成され、そこに軸受2の潤滑用グリース1
2が充填されている。またその固定子側部材であるブラ
ケット9と回転子側部材のカラー7との間には、適当に
屈曲した狭い空隙のラビリンス13が構成されて、前記
グリース12の漏れや外部からの異物の侵入を防止する
ようになでいる。
こうした回転電機の軸受装置において、その固定子側部
材の前記グリース充填室11の内周側壁面(ブラケット
9の内周鍔状部9aの外周面)A部の開放端縁寄りに位
置して全周に亘りグリースのベースオイル流下用の溝2
0が形成されている。
材の前記グリース充填室11の内周側壁面(ブラケット
9の内周鍔状部9aの外周面)A部の開放端縁寄りに位
置して全周に亘りグリースのベースオイル流下用の溝2
0が形成されている。
而して、上記構成の軸受装置では、軸受2の両側のグリ
ース充填室11内に充填されたグリース12が回転中の
軸受2の接触や撹拌等の発熱により徐々にベースオイル
16をしみ出し、そのグリース充填v11内の回転子軸
1より上方部位のグリース12からしみ出したベースオ
イル16は該グリース充填室11内の内周側壁面(ブラ
ケット9の内周鍔状部9aの外周面)A部上に溜り、下
方部位のグリース12からしみ出したベースオイル16
はグリース充填室11内の外周側壁面B部上に溜るよう
になる。そしてその上方A部上に溜ったベースオイル1
6は、そこからベースオイル流下用の溝20に入り、そ
の溝20内を流下することで従来の如くラビリンス13
内方に浸入して外部に漏れ出て行くこと無く、該溝20
に図示矢印で示す如く案内されてグリース充填室11内
の回転子軸1より下側に導かれて、前記グリース充填室
11の下方B部上に溜ったベースオイル16と一緒に無
駄なく軸受2内に流入して有効に軸受2の潤滑作用を行
なうようになる。
ース充填室11内に充填されたグリース12が回転中の
軸受2の接触や撹拌等の発熱により徐々にベースオイル
16をしみ出し、そのグリース充填v11内の回転子軸
1より上方部位のグリース12からしみ出したベースオ
イル16は該グリース充填室11内の内周側壁面(ブラ
ケット9の内周鍔状部9aの外周面)A部上に溜り、下
方部位のグリース12からしみ出したベースオイル16
はグリース充填室11内の外周側壁面B部上に溜るよう
になる。そしてその上方A部上に溜ったベースオイル1
6は、そこからベースオイル流下用の溝20に入り、そ
の溝20内を流下することで従来の如くラビリンス13
内方に浸入して外部に漏れ出て行くこと無く、該溝20
に図示矢印で示す如く案内されてグリース充填室11内
の回転子軸1より下側に導かれて、前記グリース充填室
11の下方B部上に溜ったベースオイル16と一緒に無
駄なく軸受2内に流入して有効に軸受2の潤滑作用を行
なうようになる。
次に第2図及び第3図は本発明の第2実施例を示すもの
で、ここでは固定子側部材の前記グリース充填室11の
内周側壁面(ブラケット9の内周鍔状部9aの外周面)
A部の開放端縁寄りに位置して上半周に回りグリースの
ベースオイル流下用の溝21が構成されている。なおこ
の場合、該溝21を前記同様に溝削り加工により形成し
てもよいが、前記グリース充填室11の内周側壁面(ブ
ラケット9の内周鍔状部9aの外周面)A部の開放端縁
寄りのカット傾斜面先端に別体の埋板22を溶接等によ
り上半周に亘り固着することで溝21を構成するように
している。
で、ここでは固定子側部材の前記グリース充填室11の
内周側壁面(ブラケット9の内周鍔状部9aの外周面)
A部の開放端縁寄りに位置して上半周に回りグリースの
ベースオイル流下用の溝21が構成されている。なおこ
の場合、該溝21を前記同様に溝削り加工により形成し
てもよいが、前記グリース充填室11の内周側壁面(ブ
ラケット9の内周鍔状部9aの外周面)A部の開放端縁
寄りのカット傾斜面先端に別体の埋板22を溶接等によ
り上半周に亘り固着することで溝21を構成するように
している。
この第2実施例のものでも前記同様にベースオイル16
の外部への漏れを無くして、該溝21で図示矢印で示す
如くベースオイル16をグリース充填室11内の回転子
軸1より下側に導いて、グリース充填室11の下方B部
上に溜ったベースオイル16と一緒に無駄なく軸受2内
に流入させて有効に軸受2の潤滑作用を行ない得るよう
になる。
の外部への漏れを無くして、該溝21で図示矢印で示す
如くベースオイル16をグリース充填室11内の回転子
軸1より下側に導いて、グリース充填室11の下方B部
上に溜ったベースオイル16と一緒に無駄なく軸受2内
に流入させて有効に軸受2の潤滑作用を行ない得るよう
になる。
第4図は本発明の第3実施例を示すもので、ここでは前
記第1実施例の構成に加えて、固定子側部材との間でラ
ビリンス13を構成する回転子側部材であるカラー7の
外周面の前記ラビリンス13軸受側口付近に、該ラビリ
ンス13内方に侵入しようとするベースオイルを堰止め
る溝23を形成した構造である。なおその溝23は断面
略U字形状であるが、その溝23内の反軸受側面23a
は軸線に対して垂直面で、軸受側面23bは溝目を広げ
るように傾斜せしめられている。またその傾斜した軸受
側面23bと対応して前記固定子側部材であるブラケッ
ト9の内周鍔状部9aの内周軸受側端縁に傾斜面取り部
9bが形成されている。
記第1実施例の構成に加えて、固定子側部材との間でラ
ビリンス13を構成する回転子側部材であるカラー7の
外周面の前記ラビリンス13軸受側口付近に、該ラビリ
ンス13内方に侵入しようとするベースオイルを堰止め
る溝23を形成した構造である。なおその溝23は断面
略U字形状であるが、その溝23内の反軸受側面23a
は軸線に対して垂直面で、軸受側面23bは溝目を広げ
るように傾斜せしめられている。またその傾斜した軸受
側面23bと対応して前記固定子側部材であるブラケッ
ト9の内周鍔状部9aの内周軸受側端縁に傾斜面取り部
9bが形成されている。
しかしてこの場合には、前記第1実施例の作用効果に加
えて更に一層ベースオイル16の外部への漏れを防止で
きるようになる。つまり、軸受2と固定子側部材との間
の空間にグリース充@至11から飛び出したり、或いは
一度軸受2に侵入して出て来たりしてラビリンス13内
方に浸入しようとするベースオイル16が、前記回転子
側部材のカラ−7外周の溝23内に入ることで堰止めら
れて、それ以上該ラビリンス13内を外方部に向かって
漏れ出て行くことが無くなり、その溝23内に入ったベ
ースオイル16は該溝23内を図示矢印で示す如く流下
して回転子軸1より下側に導かれて無駄なく軸受2内に
流入せしめられるようになる。また前記溝23内に入っ
たベースオイル16は、回転子軸1の回転中はその回転
遠心力により、該溝23内の傾斜した軸受側面23bと
固定子側部材の内周鍔状部9aの傾斜面取り部9bとの
間から図示矢印の如く軸受2側に向けて放出されて、該
軸受2の潤滑に供されるようになる。これでなお一層の
ベースオイル16の外部への漏れを防止できて有効利用
が可能となる。
えて更に一層ベースオイル16の外部への漏れを防止で
きるようになる。つまり、軸受2と固定子側部材との間
の空間にグリース充@至11から飛び出したり、或いは
一度軸受2に侵入して出て来たりしてラビリンス13内
方に浸入しようとするベースオイル16が、前記回転子
側部材のカラ−7外周の溝23内に入ることで堰止めら
れて、それ以上該ラビリンス13内を外方部に向かって
漏れ出て行くことが無くなり、その溝23内に入ったベ
ースオイル16は該溝23内を図示矢印で示す如く流下
して回転子軸1より下側に導かれて無駄なく軸受2内に
流入せしめられるようになる。また前記溝23内に入っ
たベースオイル16は、回転子軸1の回転中はその回転
遠心力により、該溝23内の傾斜した軸受側面23bと
固定子側部材の内周鍔状部9aの傾斜面取り部9bとの
間から図示矢印の如く軸受2側に向けて放出されて、該
軸受2の潤滑に供されるようになる。これでなお一層の
ベースオイル16の外部への漏れを防止できて有効利用
が可能となる。
第5図は本発明の第4実施例を示すもので、ここでは前
記第4図の第3実施例のものにおいて、固定子側部材で
あるブラケット9の内周鍔状部9aの内周軸受側端9C
が、回転子側部材の堰止め用の溝23の垂直な反軸受側
面23aと対応する位置となるようにカットした構成で
、これでも前記同様に回転中の遠心力による効果が得ら
れるようになる。
記第4図の第3実施例のものにおいて、固定子側部材で
あるブラケット9の内周鍔状部9aの内周軸受側端9C
が、回転子側部材の堰止め用の溝23の垂直な反軸受側
面23aと対応する位置となるようにカットした構成で
、これでも前記同様に回転中の遠心力による効果が得ら
れるようになる。
最後に第6図は本発明の第5実施例を示すもので、ここ
では固定子側部材のグリース充填室11の内周側壁面(
ブラケット9の内周鍔状部9aの外周面)A部に、複数
のベースオイル流下用の溝24a、24b、24cを並
列配置して全周或いは上半周に亘り形成した構成である
。これにて前記第1実施例同等以上の効果が得られるよ
うになる。
では固定子側部材のグリース充填室11の内周側壁面(
ブラケット9の内周鍔状部9aの外周面)A部に、複数
のベースオイル流下用の溝24a、24b、24cを並
列配置して全周或いは上半周に亘り形成した構成である
。これにて前記第1実施例同等以上の効果が得られるよ
うになる。
本発明は上述した如くなしたから、グリース充填室内の
回転子軸より上方部位のグリースからしみ出して該グリ
ース充填室内の周側壁面上に溜ったベースオイルが、そ
こからベースオイル流下用の溝に入り、その溝内を流下
することで従来の如くラビリンス内に侵入して外部に漏
れ出て行くこと無く、該溝に案内されてグリース充填室
内の回転子軸より下側に導かれて、グリース充填室の下
部より軸受内に流入するようになるので、グリースのベ
ースオイルの無駄を無くせて有効に軸受の潤滑に使用で
きて、軸受の潤滑性能を長期間無保守(無給油・無分解
)で良好に維持して行けて、メンテナンスフリー化に対
応できるようになる高性能な車両用回転電線の軸受装置
が得られる。
回転子軸より上方部位のグリースからしみ出して該グリ
ース充填室内の周側壁面上に溜ったベースオイルが、そ
こからベースオイル流下用の溝に入り、その溝内を流下
することで従来の如くラビリンス内に侵入して外部に漏
れ出て行くこと無く、該溝に案内されてグリース充填室
内の回転子軸より下側に導かれて、グリース充填室の下
部より軸受内に流入するようになるので、グリースのベ
ースオイルの無駄を無くせて有効に軸受の潤滑に使用で
きて、軸受の潤滑性能を長期間無保守(無給油・無分解
)で良好に維持して行けて、メンテナンスフリー化に対
応できるようになる高性能な車両用回転電線の軸受装置
が得られる。
第1図は本発明の第1実施例を示す要部の断面図、第2
図は本発明の第2実施例を示す要部の断面図、第3図は
第2図のグリース充填室部の正面図、第4図・第5図・
第6図は本発明の第3・第4・第5実施例を示すそれぞ
れ要部断面図、第7図は従来例を示す断面図、第8図は
同従来例の問題点を説明する要部断面図である。 1・・・回転子軸、2・・・軸受、7.8・・・回転子
側部材(カラー)、9.10・・・固定子側部材、(9
・・・ブラケット、10・・・軸受押え)、11・・・
グリース充填室、A・・・グリース充填室内周壁面、B
・・・グリース充填室内周壁面、12・・・グリース、
13・・・ラビリンス、16・・・ベースオイル、20
.21゜24a、24b、24c・・・ベースオイル流
下用の溝、22・・・埋板、23・・・ベースオイル堰
止め用の溝。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図
図は本発明の第2実施例を示す要部の断面図、第3図は
第2図のグリース充填室部の正面図、第4図・第5図・
第6図は本発明の第3・第4・第5実施例を示すそれぞ
れ要部断面図、第7図は従来例を示す断面図、第8図は
同従来例の問題点を説明する要部断面図である。 1・・・回転子軸、2・・・軸受、7.8・・・回転子
側部材(カラー)、9.10・・・固定子側部材、(9
・・・ブラケット、10・・・軸受押え)、11・・・
グリース充填室、A・・・グリース充填室内周壁面、B
・・・グリース充填室内周壁面、12・・・グリース、
13・・・ラビリンス、16・・・ベースオイル、20
.21゜24a、24b、24c・・・ベースオイル流
下用の溝、22・・・埋板、23・・・ベースオイル堰
止め用の溝。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図
Claims (2)
- (1)回転電機の回転子軸を支承する軸受の両側に配し
て回転子側部材との間でラビリンスを構成する固定子側
部材にこの円周方向全体に亘り該軸受側に向かって開放
する断面コ字形状のグリース充填室を設けた車両用回転
電機の軸受装置において、前記固定子側部材のグリース
充填室の内周側壁面の開放端縁寄り部に全周又は上半周
に亘りグリースのベースオイル流下用の溝を構成したこ
とを特徴とする車両用回転電機の軸受装置。 - (2)固定子側部材との間でラビリンスを構成する回転
子側部材は、この外周面の前記ラビリンス軸受側口付近
に該ラビリンス内方に侵入しようとするベースオイルを
堰止める溝を有することを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の車両用回転電機の軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61177711A JPS6335148A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 車両用回転電機の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61177711A JPS6335148A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 車両用回転電機の軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6335148A true JPS6335148A (ja) | 1988-02-15 |
Family
ID=16035771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61177711A Pending JPS6335148A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 車両用回転電機の軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6335148A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100518913B1 (ko) * | 2001-12-06 | 2005-10-06 | 가부시기가이샤 산교세이기 세이사꾸쇼 | 함유베어링장치 및 그 제조방법 |
JP2012080661A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Toshiba Corp | 全閉形主電動機 |
CN104426287A (zh) * | 2013-09-04 | 2015-03-18 | 日本电产株式会社 | 马达 |
-
1986
- 1986-07-30 JP JP61177711A patent/JPS6335148A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100518913B1 (ko) * | 2001-12-06 | 2005-10-06 | 가부시기가이샤 산교세이기 세이사꾸쇼 | 함유베어링장치 및 그 제조방법 |
JP2012080661A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Toshiba Corp | 全閉形主電動機 |
CN104426287A (zh) * | 2013-09-04 | 2015-03-18 | 日本电产株式会社 | 马达 |
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