JPH054124Y2 - - Google Patents

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JPH054124Y2
JPH054124Y2 JP1987084898U JP8489887U JPH054124Y2 JP H054124 Y2 JPH054124 Y2 JP H054124Y2 JP 1987084898 U JP1987084898 U JP 1987084898U JP 8489887 U JP8489887 U JP 8489887U JP H054124 Y2 JPH054124 Y2 JP H054124Y2
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pinch roller
cassette
pulley
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はVTR(ビデオテープレコーダ)等の磁
気記録再生装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来の磁気記録再生装置においては、カセツト
ローデイング機構駆動用の専用モータを設け、該
モータの回転軸とカセツトローデイング機構の動
力伝達用歯車機構の入力軸との間をエンドレスベ
ルトとプーリとからなる動力伝達機構を介して連
結したり、或は前記モータの回転軸のプーリとカ
セツトローデイング機構の動力伝達用歯車機構の
入力軸のプーリの外周面にゴムライニングを施
し、これた両プーリを互いに圧接させるようにし
ていた。
従つて、従来装置においては、カセツトローデ
イング機構駆動用の専用モータを必要とすると共
に、プーリにゴムライニングを施すものでは、そ
のライニングが面倒であり、コストダウンを図る
上で障害となつていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、カ
セツトローデイング機構駆動用の専用モータを設
けたり、プーリにゴムライニングを施すことな
く、カセツトローデイング機構を駆動し得るよう
にすると共に、カセツトローデイング完了後にお
けるカセツトローデイング機構の誤動作を防止し
得るようにした磁気記録再生装置を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案の磁気記録
再生装置は、中間回転体19,30を介してカセ
ツトローデイング機構14に駆動回転力を伝達す
るピンチローラ16を回動部材15に設けること
で該ピンチローラ16をキヤプスタンモータ3に
よつて回転駆動されるプーリ11と接離可能とす
ると共に、この回動部材15を前記ピンチローラ
16がプーリ11から離反する向きに第1のばね
20により付勢しておき、一方、上記中間回転体
19,30に圧接して該中間回転体19,30の
回転を阻止する制動レバー53を第2のばね54
により付勢して設ける。そして第2のばね54に
抗して制動レバー53を変位させて該制動レバー
53による前記中間回転体19,30の制動を解
除させると同時に、前記回動部材15を第1のば
ね20に抗して変位させて前記ピンチローラ16
をプーリ11に当接させてピンチローラ16を回
転させるスライド体24を設けたことを特徴とす
る。
(作用) スライド体24を往動させると、制動レバー5
3が第2のばね54に抗して移動変位して中間回
転体19,30の制動を解除し、同時に第1のば
ね20に抗して回動部材15が回動して前記ピン
チローラ16をプーリ11に圧接するので、これ
によつてキヤプスタンモータ3の回転がローデイ
ング機構14に伝達されてる。
そしてローデイング動作の完了に伴つて前記ス
ライド体24を往動させると、第1のばね20に
より回動部材15が回動してピンチローラ16が
プーリ11から離反され、ピンチローラ16への
キヤプスタンモータ3からの回転力伝達が解かれ
る。同時に制動レバー53が第2のばね54によ
り付勢されて中間回転体19,30に圧接される
ので、これによつて中間回転体19,30が制動
され、その不本意な回転が阻止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づき説明
する。まず、第1図乃至第6図を基に本考案の一
実施例を説明する。第1図は本考案の磁気記録再
生装置の平面図、第2図は第1図の−線矢視
図、第3図は第1図の−線矢視図、第4図は
同装置のカセツトローデイング機構を除去した底
面図である。
これらの各図を参照して、まず磁気記録再生装
置の全体的な構成について説明する。第1図乃至
第3図中、1は磁気記録再生装置で、そのシヤー
シ2にはキヤプスタンモータ3が取り付けられて
いる。
該キヤプスタンモータ3の回転力は、第4図に
示す如く第1動力伝達機構4を介してテープ駆動
機構5の一部品であるキヤプスタン5aに伝達さ
れ、また第2動力伝達機構6及び回転速度切換機
構7を介して供給側リール台8と巻取側リール台
9にそれぞれ伝達されるようになつている。
前記第1動力伝達機構4は、前記シヤーシ2の
下面に設けられているもので、前記キヤプスタン
モータ3の回転軸3aに固着された溝付の小径な
第1プーリ10と、前記キヤプスタン3の下端に
一体回転自在に固着された溝のない大径な第2プ
ーリ(フライホイール)11と、これら両プーリ
10,11間に巻装されたゴム等よりなる断面扁
平四角形状の平ベルトよりなるエンドレスベルト
12とからなる。前記キヤプスタン5aは前記シ
ヤーシ2の上面に回転自在に植設されている。
一方、前記キヤプスタンモータ3の回転力は、
前記第1動力伝達機構4、回転力伝達切換機構1
3及び第3動力伝達機構18を介してカセツトロ
ーデイング機構14に伝達される。
尚、回転力伝達切換機構13については後に詳
述する。
前記第3動力伝達機構18は第4図及び第5図
に示す如く前記カセツトローデイング機構14の
一方の動力伝達用歯車機構26の入力軸27に固
着されたウオーム28の下端に固着されたV溝付
の第1プーリ29と、前記シヤーシ2の下面に回
転自在に軸着されたV溝付の第2プーリ(中間回
転体)30と、これら両プーリ29,30間に巻
装されたエンドレスベルト31と、前記第2プー
リ30の上面に一体に設けられた入力ギヤ(中間
回転体)19とからなる。
尚、前記エンドレスベルト31は、断面略正方
形状をなすゴム製角ベルトよりなる。
前記カセツトローデイング機構14はカセツト
32をカセツトハウジング(カセツト装入部)3
3内に所定状態に装入することにより該カセツト
32を供給側リール台8,9のリール軸8a,9
aに嵌合させて装着位置となし且つエゼクトモー
ド設定用操作体(図示省略)を操作することによ
り前記装着位置にあるカセツト32を前記カセツ
トハウジング33外方へ排出して非装着位置とな
すものである。
前記カセツトハウジング33は、第1図乃至第
3図に示す如く前記シヤーシ2の前後方向略中間
部より前記両側に直立させて取り付けられた側板
34,35相互間に前後方向及び上下方向にスラ
イド自在に装着されている。該カセツトハウジン
グ33は、カセツト32を載置し得る底板33a
の両側に直立させて側板33b,33cを設け、
これら両側板33b,33cを連結杆33dにて
連結してなる。前記カセツトハウジング33は、
その両側板33b,33cの前後部に突設された
ガイドピン36,37が前記両側板34,35の
前後に並設されたガイド孔38,39内にスライ
ド可能に係合され、これによつて、前記カセツト
ハウジング33が前記両側板34,35相互間に
支持されている。前記ガイド孔38,39は、水
平孔部38a,39aの後端部に下方に向けて垂
直孔部38b,39bを連設してなる倒立L字状
をなしている。前記カセツトハウジング33の両
側板33b,33cの前部のガイドピン36,3
7には、フオーク40を介して動力伝達用歯車機
構26,41が連結されている。
一方の側板34側(第1図中、右側)の動力伝
達用歯車機構26は該一方の側板34の外側面に
設けられている。該一方の動力伝達用歯車機構2
6は、ウオーム28と、該ウオーム28と噛合す
るウオームホイル42と、該ウオームホイル42
と同軸回転する第1及び第2ギヤ43及び41
と、該第2ギヤ44と噛合すると共に外側面周縁
一部に所定角度範囲に亘つて前記第1ギヤ43と
噛合する第3ギヤ45を一体形成した第4ギヤ4
6と、該第4ギヤ46と噛合する第5ギヤ47と
からなり、前記第4ギヤ46が前記フオーク40
を介して前記一方の側板34の前部側のガイドピ
ン36に連結されている。前記他方の側板37側
(第1図中、左側)の動力伝達用歯車機構41は、
前記一方の動力伝達用歯車機構26の第5ギヤ4
7と同軸回転する第1ギヤ48と、該第1ギヤ4
8と噛合する第2ギヤ49とからなり、該第2ギ
ヤ49が前記フオーク40を介して前記他方の側
板35の前部側のガイドピン36に連結されてい
る。
前記カセツト32をカセツトハウジング33内
に嵌装して所定状態にして第2図及び第3図中、
実線で示す状態に装入すると、該装入を検出スイ
ツチ(図示省略)が検出することにより、前記キ
ヤプスタンモータ3が回転駆動し、その回転力が
前記第1動力伝達機構4、回転力伝達切換機構1
3及び第3動力伝達機構18を介して前記カセツ
トローデイング機構14の一方の動力伝達用歯車
機構26及び他方の動力伝達用歯車機構41に駆
動力として伝達される。これにより第2図及び第
3図中、実線で示す状態からカセツト32と一体
にカセツトハウジング33がガイド孔38,39
の水平孔部38a,39aに沿つて水平内方に移
動した後、垂直孔部38b,39bに沿つて垂直
下方に移動して、前記カセツト32は第2図及び
第3図中、二点鎖線で示す如く装着位置となる。
該装着位置においては、カセツト32のケース
32a内に収納された供給側テープ巻回体及び巻
取側テープ巻回体の中心嵌合孔(図示省略)内に
前記供給側リール台8及び巻取側リール台9のリ
ール軸8a,9aが嵌合する。また、前記カセツ
ト32のケース32aの後端開口面に開閉自在に
設けられた開閉蓋(図示省略)は、該カセツト3
2の装着位置において開放される。更に、前記カ
セツト32の装着位置において、テープローデイ
ング機構50の傾斜テープガイドポール50a、
垂直テープガイドポール50b及び前記キヤプス
タン5aが前記ケース32aの底面の切欠孔(図
示省略)を介してテープループの内側位置でそれ
ぞれ該ケース32a内に相対的に嵌入する。
なお、前記カム板23は、その回転軸23bが
カムモータ51の回転軸51aに第4の動力伝達
機構52を介して連結され、該カムモータ51に
て正逆回転される。
次に本発明の特徴部分である回転力伝達切換機
構13について説明する。
回転力伝達切換機構13は、第5図に示すよう
に前記シヤーシ2の下面に所定角度範囲可能に軸
着された回動部材15を有している。該回動部材
15は平面略L字状をなし、その略中間部が前記
シヤーシ2の下面に軸着されている。前記回動部
材15の一端側にピンチローラ16が回転自在に
軸着されている。該ピンチローラ16の上面には
ギヤ17が一体に設けられ、該ギヤ17は第3動
力伝達機構18の入力ギヤ19と常時噛合してい
る。前記ピンチローラ16は、その周側面が前記
第1動力伝達機構4のエンドレスベルト12の、
第2プーリ11の周側面に巻装された部分に接離
するもので、その接触時該エンドレスベルト12
と共に前記ピンチローラ16が回転する。
前記回動部材15はコイルバネ(第1のばね)
20により、前記ピンチローラ16の周側面が前
記エンドレスベルト12から離間する方向(第4
図及び第5図中、反時計方向)に付勢されてい
る。前記コイルバネ20は、一端が前記回動部材
15に他端が前記シヤーシ2の下面にそれぞれ固
定されている。前記回動部材15には、該回動部
材15が前記コイルバネ20の付勢力に抗して前
記ピンチローラ16の周側面が前記エンドレスベ
ルト12に接触する方向に回動した時、該エンド
レスベルト12に前記ピンチローラ16の周側面
が圧着する方向に付勢力を発生するネジリコイル
バネ21が設けられている。
該ネジリコイルバネ21は、第4図及び第5図
に示すようにその中心コイル部が前記回動部材1
5の回動軸に嵌装され且つ一端部が該回動部材1
5の一端側に他端部が該回動部材15の他端側に
それぞれ係合されている。前記ネジリコイルバネ
21の他端部は、リンク機構22を介してカム板
23のカム部23aに連結されている。該リンク
機構22はスライドレバー(スライド体)24と
回動レバー25とからなる。該スライドレバー2
4の一端が前記ネジリコイルバネ21の他端に当
接されている。該スライドレバー24は前記シヤ
ーシ2の下面に所定範囲スライド自在に装着され
ている。該スライドレバー24の他端に前記回動
レバー25の一端が当接されている。該回動レバ
ー25はその略中間部が前記シヤーシ2の下面に
所定角度範囲回動自在に軸着されている。前記回
動レバー25の他端には係合ピン25aが突設さ
れており、該係合ピン25aは前記カム板23の
カム部23aに係合している。そして、該カム板
23の回転に伴い前記回動レバー25、スライド
レバー24を介して前記可動部材15が回動制御
される。
前記シヤーシ2の下面には、第5図に示す如く
前記スライドレバー24の一端側においてこれと
直列に位置して制動レバー53が所定範囲スライ
ド自在に装着されている。該制動レバー53は前
記カセツトローデイング機構14がカセツトロー
デイング動作を完了した後において、該カセツト
ローデイング機構14が誤動作しないようにロツ
クしておくためのものである。該制動レバー53
は一端にゴム等よりなるブレーキシユー53aが
装着され、該ブレーキシユー53aが前記制動レ
バー53のスライドに伴つて前記第3動力伝達機
構18の入力ギヤ19に接離し、該接触時該入力
ギヤ19に対して制動力が付与されてロツク状態
となる。前記制動レバー53はコイルバネ(第2
のばね)54により前記ブレーキシユー53aが
前記入力ギヤ19に接触する方向(スライドレバ
ー24側)に付勢されている。そして、該スライ
ドレバー24が前記制動レバー53側にスライド
することによつて前記回動部材15が回動して、
前記ピンチローラ16がエンドレスベルト12に
接触するのに伴い、前記スライドレバー24にて
前記制御レバー53がコイルバネ54の付勢力に
抗して反スライドレバー24側に押圧移動され、
前記ブレーキシユー53aが入力ギヤ19から離
間して制動が解除されてアンロツク状態となる。
次に上記構成になる本考案の磁気記録再生装置
の作動を説明する。先ず、カセツトアンローデイ
ング状態においては、カム板23は第4図に示す
位置にある。また、回転力伝達切換機構13は第
4図及び第5図中、実線で示す如くピンチローラ
16がエンドレスベルト12に圧接して回転力伝
達可能な状態にある。更に、制動レバー53のブ
レーキシユー53aは入力ギヤ19から離間し、
該入力ギヤ19の制動が解除された状態にある。
斯かる状態からカセツトハウジング33内にカ
セツト32を所定セツト位置まで挿入すると、そ
の挿入を検出スイツチ(図示省略)が検出し、該
検出信号に基づきキヤプスタンモータ3が一方向
に回転駆動され、該キヤプスタンモータ3の回転
力が第1動力伝達機構4→ピンチローラ16→ギ
ヤ17→第3動力伝達機構18を介して、カセツ
トローデイング機構14の動力伝達用歯車機構2
6,41に駆動力として伝達され、該カセツトロ
ーデイング機構14がローデイング側に駆動され
て、カセツト32がローデイングされて装着位置
となる。
該カセツトローデイングが完了すると、これを
検出スイツチ(図示省略)が検出し、該検出信号
に基づいて前記キヤプスタンモータ3の回転駆動
が停止して、カセツトローデイング機構14の駆
動が停止する。
該キヤプスタンモータ3の回転駆動が停止する
と、これを検出スイツチが検出し、その検出信号
に基づいてカムモータ51が正方向(第4図中、
時計方向)に回転駆動し、その回転力が第4動力
伝達機構52を介してカム板23に伝達され、該
カム板23が正方向(第4図中、時計方向)に回
転し、該回転に伴い回転力伝達切換機構13の回
動レバー25の係合ピン25aが、カム板23の
カム部23aの大径部から小径部に係合すること
により、回転力伝達切換機構13が回転力伝達不
可能状態に切り換わる。
即ち、回転力伝達切換機構13の回動レバー2
5の係合ピン25aがカム板23のカム部23a
の小径部に係合することにより、該回動レバー2
5が第5図中、反時計方向に回動し、該回動に伴
い、コイルバネ20の付勢力で回動部材15が第
5図中、反時計方向に回動し、スライドレバー2
4が同図中、右方向にスライドすることによつ
て、ピンチローラ16が第1動力伝達機構4のエ
ンドレスベルト12より離間し、第5図中、二点
鎖線で示す如く動力伝達不可能状態となる。
また、前記回転力伝達切換機構13が動力伝達
不可能状態に切り換わるのに伴い、制動レバー5
3がコイルバネ54の付勢力でスライドレバー2
4側にスライドし、そのブレーキシユー53aが
入力ギヤ19に圧接し、該入力ギヤ19に制動力
が付与される。これにより入力ギヤ19が慣性、
その他の外力で不本意に回転することによるカセ
ツトローデイング機構14の誤動作を未然に防止
することができる。
なお、上記実施例においては、ピンチローラ1
6と第3動力伝達機構18の入力軸との連結を、
該ピンチローラ16と一体に設けたギヤ17と、
前記入力軸の第2プーリ30に一体に設けた入力
ギヤ19とを噛合させることにより行なつたが、
これに限られることなく、例えば第7図に示す如
くピンチローラ16と、前記第2プーリ30と一
体回転自在な第3プーリ18aとの間にエンドレ
スベルト18bを巻装し、該エンドレスベルト1
8bを、第1動力伝達機構4のエンドレスベルト
12に接離させるようにしてもよい。この第7図
の実施例におけるその他の構成及び作用は、上述
した第1実施例と同様であるから図面に同一符号
を付して、その説明を省略する。
また、上記実施例においては、ピンチローラ1
6を、エンドレスベルト12の、第2プーリ11
に巻装されている部分に接離させるようにしたの
で、動力伝達が確実に行なえる。
また、上記各実施例においては、エンドレスベ
ルト12を平ベルトとしたが、これに限られるこ
となく、例えば第8図に示す如くエンドレスベル
ト12を断面正方形状の角ベルトにて構成すると
共に、第2プーリ11とピンチローラ16とをそ
れぞれV溝11a,16a付きとし、これらV溝
11a,16aに前記エンドレスベルト12を係
合するようにしてもよい。このようにすれば、よ
り動力伝達が確実となる。
(考案の効果) 上述の如く本考案の磁気記録再生装置によれ
ば、回動部材15に支持されたピンチローラ16
がキヤプスタンモータ3により回転駆動されるプ
ーリ11に接触して回転することにより、中間回
転体19,30を介してカセツトローデイング機
構14が作動するようにしたから、カセツトロー
デイング機構14駆動用の専用モータを設けた
り、プーリにゴムライニングを施したりすること
なく、キヤプスタンモータ3の回転力を利用して
カセツトローデイング機構14を駆動することが
でき、従つて構成が簡単で小型化及びコストダウ
ンを円滑に図れる。
またピンチローラ16がプーリ11から離間し
たとき、制動レバー53が中間回転体19,30
に圧接して、これら中間回転体19,30の回転
を阻止するようにしたから、中間回転体19,3
0が慣性、その他の外力を受けて不本意に回転す
ることによるカセツトローデイング機構14の誤
動作を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案の磁気記録再生装置の平面図、第
2図は第1図の−線矢視図、第3図は第1図
の−線矢視図、第4図は同装置のカセツトロ
ーデイング機構を除去した底面図、第5図は同装
置の要部拡大図、第6図は第5図の−線に沿
う断面図、第7図は本考案の他の実施例を示す第
5図と同状図、第8図は本考案の更に別の実施例
を示す要部の断面図である。 3……キヤプスタンモータ、5……テープ駆動
機構、8a,9a……リール軸、10……第1プ
ーリ、11……第2プーリ、11a,16a……
V溝、12……エンドレスベルト、14……カセ
ツトローデイング機構、15……回動部材、16
……ピンチローラ、19……入力ギヤ(中間回転
体)、20……コイルバネ(第1のばね)、24…
…スライドレバー(スライド体)、30……第2
プーリ(中間回転体)、32……カセツト、33
……カセツトハウジング、53……制動レバー、
54……コイルバネ(第2のばね)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 テープカセツト32を挿入保持するカセツト
    ハウジング33と、このカセツトハウジング3
    3をカセツト挿脱位置とカセツト再生位置との
    間で移送するカセツトローデイング機構14
    と、キヤプスタンモータ3の回転力を前記カセ
    ツトローデイング機構14に選択的に伝達して
    該カセツトローデイング機構14を駆動する動
    力伝達手段とを具備し、この動力伝達手段は、
    前記キヤプスタンモータ3によつて回転駆動さ
    れるプーリ11と、回動部材15に支持されて
    前記プーリ11と接離可能に設けられたピンチ
    ローラ16と、前記回動部材15を前記ピンチ
    ローラ16が前記プーリ11から離反する向き
    に回動付勢する第1のばね20と、前記ピンチ
    ローラ16の回転が伝達されその回転力を前記
    カセツトローデイング機構14に伝達する中間
    回転体9,30と、第2のばね54により付勢
    され且つ前記ピンチローラ16が前記プーリ1
    1から離間したとき前記中間回転体19,30
    に圧接して該中間回転体19,30の回転を阻
    止する制動レバー53と、往復動自在に設けら
    れ往動時には前記回動部材15を前記第1のば
    ね20に抗して回動させて前記ピンチローラ1
    6を前記プーリ11に圧接させると共に前記制
    動レバー53を前記第2のばね54に抗して移
    動させて前記中間回転体19,30の制動を解
    除するスライド体24とを備えてなることを特
    徴とする磁気記録再生装置。 2 前記ピンチローラ16を、エンドレスベルト
    12が巻装されているプーリ11に該エンドレ
    スベルト12を介して押し付けるように構成し
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の磁気記録再生装置。 3 前記エンドレスベルト12を角ベルトにて構
    成すると共に、前記プーリ11及びピンチロー
    ラ16をそれぞれV溝付きとし、該V溝に前記
    エンドレスベルト12を係合させたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第2項記載の磁
    気記録再生装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61265768A (ja) * 1985-05-20 1986-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd カセツト装填装置
JPS6260160A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Sony Corp カセツト式記録再生装置

Patent Citations (2)

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