JPH0541237Y2 - - Google Patents

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JPH0541237Y2
JPH0541237Y2 JP1986030714U JP3071486U JPH0541237Y2 JP H0541237 Y2 JPH0541237 Y2 JP H0541237Y2 JP 1986030714 U JP1986030714 U JP 1986030714U JP 3071486 U JP3071486 U JP 3071486U JP H0541237 Y2 JPH0541237 Y2 JP H0541237Y2
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pump
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oil
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) エンジン外面には、クランク軸を駆動源とする
各種のエンジン補機が配設されている。また車載
エンジンの場合は、パワーステアリング用のオイ
ルポンプやマスターバツク用の負圧ポンプ等の車
両用の補機類が、エンジン補機とともに集約して
配設されている。本考案は、こうした各種の補機
類を備えた車両におけるポンプ配設構造に関す
る。
(従来の技術) この種の車載エンジンにおいては、エンジン補
機および車両用の補機類を、エンジンの前面一側
に集約して配置する。補機類を配置するについて
は、エンジン前面における補機類の設置可能なス
ペースに制約があることから、さらには各補機類
の駆動構造の簡素化を図るために、しばしば2個
の補機を前後に並べて一体化し、同時に回転駆動
できるようにしている。例えば第3図に示すよう
に、オルタネータ2の後部に、アスターバツク1
2に負圧を送給する負圧ポンプ13を付設して、
これらをクランク軸からベルト伝動機構を介して
取り出した動力で同時駆動するものがある(実開
昭59−86373号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 一般に、負圧ポンプは冷却を兼ねて潤滑を行う
必要があるが、上記のようにオルタネータ2やダ
イナモ等のジエネレータを利用して負圧ポンプ1
3を駆動するものでは、エンジンEの潤滑システ
ムを利用して潤滑を行つている。そのために、往
復一対の送油管36,37を負圧ポンプ13とエ
ンジンEとの間に設ける必要があつた。
ところで、各補機類を前後に配置して同時駆動
するについては、駆動時の負荷が大きいもの、あ
るいは軸の強度に余裕のあるものを駆動側にして
配置する必要がある。そのため、上記のように、
他の補機類に比べて軸補強度に相当な余裕のある
オルタネータ2に、比較的負荷の小さな負圧ポン
プ13を一体的に付設してしまうと、負圧ポンプ
13より大きな回転動力を必要とする他の補機類
を、負圧ポンプ13の後部に配置して駆動するこ
とはできなくなり、また、スペース的にも無理が
ある。こうしたことから、オルタネータ2に負圧
ポンプ13を一体的に付設する従来の車載エンジ
ンにおいては、車両用の補機類を例えばエンジン
後部に配置して、カム軸や特別に設けた動力取出
軸で駆動しており、エンジンの外面構造が複雑化
し勝ちであつた。
この考案は上記のような問題点を解消するもの
であつて、潤滑を必要とする補機を備えた車両の
エンジンにおいて、各補機の配置を合理的に行う
ことにより、補機周辺の構造の簡素化とエンジン
外面の構造の簡素化とを実現しようとするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、エンジン補機としてのオルタネータと、車両
用補機としてのオイル送給ポンプと、車両用補機
としての負圧ポンプ等の潤滑を必要とするポンプ
装置とをそれぞれエンジン外面に備えた車両を前
提とする。そして、上記オルタネータ及びオイル
送給ポンプは、エンジンのクランク軸に対して動
力伝達機構を介して該クランク軸の動力が直接伝
達されるように連結されている。上記ポンプ装置
は、上記オイル送給ポンプに対して該オイル送給
ポンプによつて駆動可能に一体的に付設されてい
るとともに、該ポンプ装置とオイル送給ポンプと
のポンプボデイには、上記オイル送給ポンプによ
つて送給されるオイルの一部を上記ポンプ装置の
潤滑個所に導くためのオイル通路が形成されてい
る。上記オルタネータのロータ軸は、該オルタネ
ータから上記補機以外の補機に回転動力を伝える
ためにケース外に突出しているものとする。
(作用) このことにより、本考案では、潤滑を必要とす
るポンプ装置をオイル送給ポンプに一体的に付設
し、オイル送給ポンプで送給されるオイルを利用
しかつ両ポンプボデイに形成したオイル通路を介
して該ポンプ装置の潤滑を行うので、潤滑を必要
とする負圧ポンプがオルタネータに付設されてい
た従来のものに比べて、エンジンのオイル通路と
負圧ポンプとを接続するための一対の送油管等を
省略して、構造の簡素化を実現することができ
る。
また、負圧ポンプ等のポンプ装置をオイル送給
ポンプに一体的に付設する一方、オルタネータの
ロータ軸をケース外に突出させたので、オルタネ
ータに他の補機類を付設したり、そのロータ軸を
動力取出軸として利用することが可能となる。こ
れにより、エンジン補機や車両用の補機を、エン
ジンの前面側に集約して配置してエンジンの外面
構造を簡素化することが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図において、1はエンジンE
のクランク軸、2はオルタネータ、3はパワース
テアリング用のオイル送給ポンプである。上記オ
ルタネータ2とオイル送給ポンプ3とは共に、ク
ランク軸1を原動軸とする動力伝達機構4で回転
駆動される。この動力伝達機構4はベルト伝動機
構として構成されており、クランク軸1に固定さ
れるクランクプーリ5と、オルタネータ2のロー
タ軸6に固定されるプーリ7と、オイル送給ポン
プ3のポンプ軸8に固定されるポンププーリ9
と、これらのプーリ5,7,9に巻掛け装着され
るVベルト10とで構成されている。
また、ブレーキ装置のマスターバツク12に負
圧を送給するために、上記オイル送給ポンプ3に
は潤滑を必要とするポンプ装置としての負圧ポン
プ13が一体的に付設されている。これら両ポン
プ3,13はいずれもベーンポンプとして構成さ
れている。第2図において、オイル送給ポンプ3
は、ポンプボデイ14内にポンプユニツト15が
収容され、このポンプユニツト15の側面に吸込
通路16と吐出通路17とを形成し、ポンプホデ
イ14の後端開口をエンドカバー18で塞いで構
成されている。ポンプボデイ14の後端には、平
坦な取付座19が形成されており、この取付座1
9に負圧ポンプ13のポンプボデイ21が蓋合せ
状に結合されてボルト22で固定されている。こ
の負圧ポンプ13もオイル送給ポンプ3と同様
に、そのポンプボデイ21の内部にポンプユニツ
ト23が収容されており、このユニツト23の側
面に吸込通路24と吐出通路25が形成されてな
る。図示していないが、上記の両ポンプユニツト
15,23は、リング状のロータハウジングと、
これの内部に偏心配置されるロータと、ロータの
周囲に出没自在に装着されるベーンとで構成され
ている。そして、両ポンプユニツト15,23を
前後に貫通するポンプ軸8にそれぞれロータを固
定して、同時に回転駆動できるようにしている。
そして、上記負圧ポンプ13における潤滑個所
R、例えばポンプボデイ21に装着されたポンプ
軸8用のベアリング26を潤滑するために、オイ
ル送給ポンプ3と負圧ポンプ13との両ポンプボ
デイ14,21に一対のオイル通路27,28が
形成されている。一方のオイル通路27は、オイ
ル送給ポンプ3の吐出通路17と、エンドカバー
18とポンプボデイ21との間に区画される油室
29とを連通している。また、他方のオイル通路
28は、前記油室29とオイル送給ポンプ3の吸
込通路16とを連通している。上記油室29に臨
むエンドカバー18のポンプ軸挿通穴は、オイル
シール30でシールされている。
また、吸気をエンジンEに過給する圧力波過給
機等の機械式の過給機32を回転駆動するのに、
オルタネータ2が利用されている。詳しくは、オ
ルタネータ2のロータ軸6をケース後端から突出
させ、ロータ軸6と過給機32の入力軸33との
間に設けたベルト伝動機構34を介して、オルタ
ネータ3から過給機32に回転動力を伝えるよう
にしている。
(変形例) 上記の実施例では、オイル送給ポンプ3がパワ
ーステアリング用の油圧源である場合について説
明したが、オイル送給ポンプ3は他の油圧源、例
えばサスペンシヨン用や車高変更用等の油圧源で
あつてもよい。また、上記ポンプ3および負圧ポ
ンプ13の構造は他の型式のものであつてもよ
い。また、上記実施例における負圧ポンプ13
は、これに限定されるものでなく、その他の潤滑
を必要とするポンプ装置であつてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、負圧
ポンプ等の潤滑を必要とするポンプ装置をオイル
送給ポンプに一体的に付設して回転駆動できるも
のとし、かつオイル送給ポンプで送給されるオイ
ルを、両ポンプボデイに形成したオイル通路を介
して上記ポンプ装置の潤滑個所に導いて潤滑を行
うようにしたので、従来のエンジンオイルを利用
してポンプ装置の潤滑を行うものにおいて不可欠
であつたポンプ装置とエンジンのオイル通路とを
結ぶ一対の送油管を省略することができる。これ
により、補機、とくに潤滑を必要とするポンプ装
置の周辺構造の簡素化を実現することができる。
また、オイル送給ポンプを利用して潤滑を必要
とするポンプ装置の駆動を行う一方、オルタネー
タのロータ軸をケース外に突出させたので、オル
タネータを他の補機の駆動用に利用することが可
能となり、複数の補機をエンジン動力で駆動する
について、補機類をエンジン前面に集約して配置
することができる。これにより、補機がエンジン
外面に分散して配置されることによるエンジン外
面の構造の複雑化を防止して、エンジン外面を簡
素でスツキリしたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示して
おり、第1図は補機の配置構造を概念的に示す平
面図、第2図はオイル送給ポンプと負圧ポンプの
縦断側面図である。第3図は従来の補機配置構造
を概念的に示す平面図である。 1……クランク軸、2……オルタネータ、3…
…オイル送給ポンプ、4……動力伝達機構、6…
…ロータ軸、13……負圧ポンプ、14,21…
…ポンプボデイ、27,28……オイル通路、3
2……過給機、R……潤滑個所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン補機としてのオルタネータと、車両用
    補機としてのオイル送給ポンプと、車両用補機と
    しての負圧ポンプ等の潤滑を必要とするポンプ装
    置とをそれぞれエンジン外面に備えた車両におい
    て、 上記オルタネータ及びオイル送給ポンプは、エ
    ンジンのクランク軸に対して動力伝達機構を介し
    て該クランク軸の動力が直接伝達されるように連
    結されており、 上記ポンプ装置は、上記オイル送給ポンプに対
    して該オイル送給ポンプによつて駆動可能に一体
    的に付設されているとともに、該ポンプ装置とオ
    イル送給ポンプとのポンプボデイには、上記オイ
    ル送給ポンプによつて送給されるオイルの一部を
    上記ポンプ装置の潤滑個所に導くためのオイル通
    路が形成されており、 上記オルタネータのロータ軸は、該オルタネー
    タから上記補機以外の補機に回転動力を伝えるた
    めにケース外に突出していることを特徴とする車
    両のポンプ配設構造。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59145384A (ja) * 1983-02-08 1984-08-20 Nippon Soken Inc 自動車用補機装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5986373U (ja) * 1982-12-01 1984-06-11 マツダ株式会社 エンジンのバキユ−ムポンプ

Patent Citations (1)

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