JPH0541060Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0541060Y2 JPH0541060Y2 JP14866788U JP14866788U JPH0541060Y2 JP H0541060 Y2 JPH0541060 Y2 JP H0541060Y2 JP 14866788 U JP14866788 U JP 14866788U JP 14866788 U JP14866788 U JP 14866788U JP H0541060 Y2 JPH0541060 Y2 JP H0541060Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- transmission shaft
- vehicle
- steering
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 22
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 201000003152 motion sickness Diseases 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/38—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles specially constructed for use on tractors or like off-road vehicles
- B60N2/39—Seats tiltable to compensate for roll inclination of vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、車両の旋回時にその旋回にあわせ
て同時に傾くように構成された自動車用シートに
関するものである。
て同時に傾くように構成された自動車用シートに
関するものである。
従来、自動車用シートとしては車両の旋回時に
着座者の身体が遠心力と反対方向に傾くようにそ
のシートを揺動させるように構成したものが知ら
れている(例えば実公昭63−1620号公報参照)。
着座者の身体が遠心力と反対方向に傾くようにそ
のシートを揺動させるように構成したものが知ら
れている(例えば実公昭63−1620号公報参照)。
上記従来の自動車用シートでは、一対のコイル
スプリングによつて上記シートをその直立状態で
ある中立位置に復元するように付勢されているた
めに、車両の旋回時におけるシートの揺動の程度
は上記コイルスプリングのばね常数と着座者の体
重とによつて定まる。このため着座者によつて
は、疲労軽減もしくは車酔いなどの不快感防止が
必ずしも十分ではない。
スプリングによつて上記シートをその直立状態で
ある中立位置に復元するように付勢されているた
めに、車両の旋回時におけるシートの揺動の程度
は上記コイルスプリングのばね常数と着座者の体
重とによつて定まる。このため着座者によつて
は、疲労軽減もしくは車酔いなどの不快感防止が
必ずしも十分ではない。
しかもシートはコイルスプリングの復元力によ
つて上記中立位置に復帰するように構成されてい
るために、その復帰の際に上記中立位置で直ぐに
は停止せず振動状態を経て静止する。このため車
両が旋回後、直進状態になつてもシートは振れる
ことになり、これにより着座者に不快感を与えた
り、疲労を生じさせるという問題がある。
つて上記中立位置に復帰するように構成されてい
るために、その復帰の際に上記中立位置で直ぐに
は停止せず振動状態を経て静止する。このため車
両が旋回後、直進状態になつてもシートは振れる
ことになり、これにより着座者に不快感を与えた
り、疲労を生じさせるという問題がある。
さらに車両が直進状態にあるときにおいても、
シートは一対のコイルスプリングによつて静止状
態が保たれるようにされているので、その直進方
向とは異なる方向からの衝撃でシートは振れてし
まい、着座者に対して不必要な振動を与えること
になる。
シートは一対のコイルスプリングによつて静止状
態が保たれるようにされているので、その直進方
向とは異なる方向からの衝撃でシートは振れてし
まい、着座者に対して不必要な振動を与えること
になる。
この考案は、このような従来の問題を解決する
ためになされたものであり、車両の旋回に応じて
着座者の身体を遠心力とは反対方向に傾けた状態
に保持することができ、旋回後は元の中立位置に
確実に復帰することができ、直進状態では上記中
立位置を確実に保つことができる自動車用シート
を提供することを目的としている。
ためになされたものであり、車両の旋回に応じて
着座者の身体を遠心力とは反対方向に傾けた状態
に保持することができ、旋回後は元の中立位置に
確実に復帰することができ、直進状態では上記中
立位置を確実に保つことができる自動車用シート
を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、この考案では車体
の前後方向に配置されたシートと、このシートを
上記前後方向の軸回りに回転可能に支持するリン
ク部材と、上記車体によつてシートの幅方向にの
み移動可能に支持された作動ロツドと、上記車体
の前後方向に配置され、この車体によつて回転可
能に支持された伝達シヤフトとを有し、この伝達
シヤフトの前端部はステアリングホイールによる
転舵操作力が伝達可能にステアリングギア部と接
続され、上記伝達シヤフトの後端部はこの伝達シ
ヤフトに伝達される転舵操作力により上記作動ロ
ツドが移動されるように上記作動ロツドと互いに
接続され、上記シートはその幅方向の異なる2箇
所で上記リンク部材によつて車体に連結され、上
記作動ロツドはこの作動ロツドの移動によりシー
トが車両に作用する遠心力と反対方向に傾動され
るように上記リンク部材と互いに接続されている
ように構成した。
の前後方向に配置されたシートと、このシートを
上記前後方向の軸回りに回転可能に支持するリン
ク部材と、上記車体によつてシートの幅方向にの
み移動可能に支持された作動ロツドと、上記車体
の前後方向に配置され、この車体によつて回転可
能に支持された伝達シヤフトとを有し、この伝達
シヤフトの前端部はステアリングホイールによる
転舵操作力が伝達可能にステアリングギア部と接
続され、上記伝達シヤフトの後端部はこの伝達シ
ヤフトに伝達される転舵操作力により上記作動ロ
ツドが移動されるように上記作動ロツドと互いに
接続され、上記シートはその幅方向の異なる2箇
所で上記リンク部材によつて車体に連結され、上
記作動ロツドはこの作動ロツドの移動によりシー
トが車両に作用する遠心力と反対方向に傾動され
るように上記リンク部材と互いに接続されている
ように構成した。
上記構成によれば、ステアリングホイールの転
舵操作によりその操作力が伝達シヤフトを介して
作動ロツドに伝達され、この作動ロツドが移動す
ることによりシートが上記転舵操作量に応じて遠
心力とは反対方向に傾くので、着座者の身体を車
両の旋回時に作用する遠心力に抵抗するように保
持することができ、また旋回が終了してステアリ
ングホイールが戻されることにより、その操作と
ともにシートは中立位置に復帰し、その位置を確
実に保つことができる。
舵操作によりその操作力が伝達シヤフトを介して
作動ロツドに伝達され、この作動ロツドが移動す
ることによりシートが上記転舵操作量に応じて遠
心力とは反対方向に傾くので、着座者の身体を車
両の旋回時に作用する遠心力に抵抗するように保
持することができ、また旋回が終了してステアリ
ングホイールが戻されることにより、その操作と
ともにシートは中立位置に復帰し、その位置を確
実に保つことができる。
第1図および第2図において、シート1はシー
トバツク11とシートボトム12とからなり、こ
のシートボトム12は支軸2a,2bおよび一対
の作動プレート(リンク部材)3a,3bを介し
て左右両側のスライダレール4のアツパーレール
41と取付けられている。このスライダレール4
のロアーレール42はその前後端の取付け片42
1を介して車室の床(車体)5に車両の前後方向
に固定され、上記アツパーレール41はこのロア
ーレール42に沿つてスライド可能にロアーレー
ル42と互いに連結されている。
トバツク11とシートボトム12とからなり、こ
のシートボトム12は支軸2a,2bおよび一対
の作動プレート(リンク部材)3a,3bを介し
て左右両側のスライダレール4のアツパーレール
41と取付けられている。このスライダレール4
のロアーレール42はその前後端の取付け片42
1を介して車室の床(車体)5に車両の前後方向
に固定され、上記アツパーレール41はこのロア
ーレール42に沿つてスライド可能にロアーレー
ル42と互いに連結されている。
上記シートボトム12を構成する左右両側の縦
フレーム121の間にはその前後部に横フレーム
122a,122bが配置され、この横フレーム
122a,122bは上記縦フレーム121と互
いに固定されている。また両側のアツパーレール
41間にはその前後部に横はり部材6a,6bが
上方に突出するように配置され、この横はり部材
6a,6bは上記アツパーレール41の上面に固
定されている。上記横フレーム122a,122
bと横はり部材6a,6bとは、これらのほぼ中
央部で支軸2a,2bによつて互いに連結され、
この支軸2a,2bによつてシート1は車両の前
後方向の軸Aの回りに傾動することができるよう
にされている。
フレーム121の間にはその前後部に横フレーム
122a,122bが配置され、この横フレーム
122a,122bは上記縦フレーム121と互
いに固定されている。また両側のアツパーレール
41間にはその前後部に横はり部材6a,6bが
上方に突出するように配置され、この横はり部材
6a,6bは上記アツパーレール41の上面に固
定されている。上記横フレーム122a,122
bと横はり部材6a,6bとは、これらのほぼ中
央部で支軸2a,2bによつて互いに連結され、
この支軸2a,2bによつてシート1は車両の前
後方向の軸Aの回りに傾動することができるよう
にされている。
前側横はり部材6aには、そのほぼ中央部に軸
体71がこの前側横はり部材6aを貫通して配置
されている。この軸体71は上記前側横はり部材
6aによつてその軸回りに回転可能に支持され、
この軸体71の前端にはピニオン72が固定され
ている。
体71がこの前側横はり部材6aを貫通して配置
されている。この軸体71は上記前側横はり部材
6aによつてその軸回りに回転可能に支持され、
この軸体71の前端にはピニオン72が固定され
ている。
また前側横はり部材6aにはラツク(ロツド)
8が一対の案内片81によつてシート1の幅方向
にのみ移動可能に支持され、このラツク8と上記
ピニオン72とが互いに噛合わされている。
8が一対の案内片81によつてシート1の幅方向
にのみ移動可能に支持され、このラツク8と上記
ピニオン72とが互いに噛合わされている。
前側横はり部材6aと横フレーム122aとの
両側部は一対の作動プレート3a,3bを介して
接続されている。作動プレート3a,3bはその
中央部が軸Aに平行なピン31a,31bによつ
て前側横はり部材6a、先端部が上記軸Aに平行
なピン32a,32bによつて前側横フレーム1
22aとそれぞれ回転可能に互いに接続され、基
端部は上記ラツク8の両側端に取付けられたL形
取付片82a,82bとピン33a,33bを介
して接続されている。上記作動プレート3a,3
bは、ラツク8の移動によつてピン31a,31
bを中心として回転作動され、この回転作動によ
りシート1が支軸2a,2bを中心として傾動さ
せるように構成されている。
両側部は一対の作動プレート3a,3bを介して
接続されている。作動プレート3a,3bはその
中央部が軸Aに平行なピン31a,31bによつ
て前側横はり部材6a、先端部が上記軸Aに平行
なピン32a,32bによつて前側横フレーム1
22aとそれぞれ回転可能に互いに接続され、基
端部は上記ラツク8の両側端に取付けられたL形
取付片82a,82bとピン33a,33bを介
して接続されている。上記作動プレート3a,3
bは、ラツク8の移動によつてピン31a,31
bを中心として回転作動され、この回転作動によ
りシート1が支軸2a,2bを中心として傾動さ
せるように構成されている。
なお、上記ピン32a,32bは、第1図およ
び第3図に示すように前側横フレーム122aに
形成された長穴123によつて左右方向以外の移
動、ピン33a,33bは取付片82a,82b
に形成された長穴821によつて上下方向以外の
移動がそれぞれ規制されるようにされている。
び第3図に示すように前側横フレーム122aに
形成された長穴123によつて左右方向以外の移
動、ピン33a,33bは取付片82a,82b
に形成された長穴821によつて上下方向以外の
移動がそれぞれ規制されるようにされている。
一方シートの後部下方の床5にはギアボツクス
91がこの床5を貫通して設けられている。この
ギアボツクス91には一対の歯車92,93が上
下に配置され、これらは互いに噛合わされた状態
でギアボツクス91によつて回転可能に支持され
ている。車室側の歯車92の回転軸は前方に突出
され、この回転軸の前端部と前側横はり部材6a
に設けられた軸体71の後端部とは、両側にユニ
バーサルジヨイント94が取付けられた伸縮杆9
5によつて連結されている。この伸縮杆95は内
棒951と、この内棒951が出没可能に挿入さ
れた外筒952とからなり、これら内棒951の
外周面と外筒952の内周面とは横断面形状がそ
れぞれ六角形に形成され、両者が嵌合することに
よつて軸回りの回転力が互いに伝達されるように
構成されている。
91がこの床5を貫通して設けられている。この
ギアボツクス91には一対の歯車92,93が上
下に配置され、これらは互いに噛合わされた状態
でギアボツクス91によつて回転可能に支持され
ている。車室側の歯車92の回転軸は前方に突出
され、この回転軸の前端部と前側横はり部材6a
に設けられた軸体71の後端部とは、両側にユニ
バーサルジヨイント94が取付けられた伸縮杆9
5によつて連結されている。この伸縮杆95は内
棒951と、この内棒951が出没可能に挿入さ
れた外筒952とからなり、これら内棒951の
外周面と外筒952の内周面とは横断面形状がそ
れぞれ六角形に形成され、両者が嵌合することに
よつて軸回りの回転力が互いに伝達されるように
構成されている。
車体下面側の歯車93には伝達シヤフト96の
後端が固定され、この伝達シヤフト96は車体5
下面に前後方向に配置され、車体5によつて回転
可能に支持されている。この伝達シヤフト96の
前端には、第4図に示すように他の歯車97が固
定され、この歯車97はステアリングギア部10
のラツク101と互いに噛合わされている。この
ステアリングギア部10はステアリングシヤフト
102の下端に固定されたピニオン103と上記
ラツク101とからなり、ハンドル(ステアリン
グホイール)104の回転操作により上記ラツク
101が車体の幅方向に作動され、この作動によ
りこのラツク101の両端に接続された図示しな
いタイロツドを介して車輪の向きが変るように構
成されている。
後端が固定され、この伝達シヤフト96は車体5
下面に前後方向に配置され、車体5によつて回転
可能に支持されている。この伝達シヤフト96の
前端には、第4図に示すように他の歯車97が固
定され、この歯車97はステアリングギア部10
のラツク101と互いに噛合わされている。この
ステアリングギア部10はステアリングシヤフト
102の下端に固定されたピニオン103と上記
ラツク101とからなり、ハンドル(ステアリン
グホイール)104の回転操作により上記ラツク
101が車体の幅方向に作動され、この作動によ
りこのラツク101の両端に接続された図示しな
いタイロツドを介して車輪の向きが変るように構
成されている。
なお上記伝達シヤフト96の前端側歯車97と
ステアリングギア部10のラツク101、伝達シ
ヤフト96の後端側歯車93と車室側歯車92と
は所定の減速比となるようにそれぞれの歯数が設
定されている。
ステアリングギア部10のラツク101、伝達シ
ヤフト96の後端側歯車93と車室側歯車92と
は所定の減速比となるようにそれぞれの歯数が設
定されている。
上記構成の自動車用シートにおいては、車両が
直進状態、すなわちハンドル104の転舵操作量
が雫のときにラツク8は中立状態に設定され、こ
れによりシート1は直立状態(第1図に1点鎖線
で示す状態)に位置固定される。
直進状態、すなわちハンドル104の転舵操作量
が雫のときにラツク8は中立状態に設定され、こ
れによりシート1は直立状態(第1図に1点鎖線
で示す状態)に位置固定される。
ハンドル104の転舵操作により車両が右旋回
しだすと、車両には旋回中心と反対側(第1図の
右側)に遠心力、上記旋回中心側(同図の左側)
に求心力がそれぞれ作用する。この際、上記ハン
ドル部の転舵操作によりステアリングシヤフト1
02のピニオン103が回転されてラツク101
が作動される。このラツク101の作動により伝
達シヤフト96が回転作動され、この回転力がギ
アボツクス91内の一対の歯車92,93を介し
て伸縮杆95に伝達され、これにより前側横はり
部材6aに支持されたピニオン72が回転作動さ
れる。
しだすと、車両には旋回中心と反対側(第1図の
右側)に遠心力、上記旋回中心側(同図の左側)
に求心力がそれぞれ作用する。この際、上記ハン
ドル部の転舵操作によりステアリングシヤフト1
02のピニオン103が回転されてラツク101
が作動される。このラツク101の作動により伝
達シヤフト96が回転作動され、この回転力がギ
アボツクス91内の一対の歯車92,93を介し
て伸縮杆95に伝達され、これにより前側横はり
部材6aに支持されたピニオン72が回転作動さ
れる。
このピニオン72が回転されるとラツク8が直
立状態から第1図に実線で示すように作動される
ことになり、これによりシート1はハンドル10
4の転舵操作量に応じて軸Aを中心として求心力
の作用方向(第1図の左方向)に傾動される(同
図の実線参照)。したがつて着座者の身体は上記
シート1によつて車両の旋回に伴い旋回中心側に
傾いた状態にされ、これにより車両に作用する遠
心力に抗してその体を楽に保持することができ
る。
立状態から第1図に実線で示すように作動される
ことになり、これによりシート1はハンドル10
4の転舵操作量に応じて軸Aを中心として求心力
の作用方向(第1図の左方向)に傾動される(同
図の実線参照)。したがつて着座者の身体は上記
シート1によつて車両の旋回に伴い旋回中心側に
傾いた状態にされ、これにより車両に作用する遠
心力に抗してその体を楽に保持することができ
る。
そして上記旋回の後半になつてハンドル104
が戻されると、伝達シヤフト96は逆回りに回転
することになり、これによりラツク8は中立状態
に戻されるように作動され、車輌が直進状態とな
つて転舵操作量が雫となることによりシート1も
元の直立状態に戻つて位置固定される。
が戻されると、伝達シヤフト96は逆回りに回転
することになり、これによりラツク8は中立状態
に戻されるように作動され、車輌が直進状態とな
つて転舵操作量が雫となることによりシート1も
元の直立状態に戻つて位置固定される。
また車両が左に旋回操作された場合には、上記
作動とは逆に作動され、これによりシート1は第
1図に2点鎖線で示すように傾動される。
作動とは逆に作動され、これによりシート1は第
1図に2点鎖線で示すように傾動される。
このようにシート1はハンドル104の転舵操
作に連動してその転舵操作量に応じた量だけ傾動
されるために、着座者の身体はシート1によつて
車両に作用する遠心力に対応した量だけ傾いた状
態に保持され、これにより着座者は上記遠心力が
作用しても快適な着座状態を保つことができる。
作に連動してその転舵操作量に応じた量だけ傾動
されるために、着座者の身体はシート1によつて
車両に作用する遠心力に対応した量だけ傾いた状
態に保持され、これにより着座者は上記遠心力が
作用しても快適な着座状態を保つことができる。
しかも上記シート1は、ハンドル104の転舵
操作と連動して作動されるので、舵角に応じた所
定量の傾動と、直立位置への復帰とが確実に行な
われるとともに、それぞれの状態を確実に保つこ
とができる。したがつてシート1の傾動、復帰作
動に際して、そのシート1が振れることはない。
操作と連動して作動されるので、舵角に応じた所
定量の傾動と、直立位置への復帰とが確実に行な
われるとともに、それぞれの状態を確実に保つこ
とができる。したがつてシート1の傾動、復帰作
動に際して、そのシート1が振れることはない。
また上記シート1においては、ロアーレール4
2に沿つてアツパーレール41をスライドさせて
シート1の前後方向位置を調節した場合にも、伸
縮杆95が伸縮することにより同様の作用効果を
得ることができる。
2に沿つてアツパーレール41をスライドさせて
シート1の前後方向位置を調節した場合にも、伸
縮杆95が伸縮することにより同様の作用効果を
得ることができる。
まお上記実施例においては、軸体71とロツド
との係合を軸体71に固定したピニオン72と、
ロツドとしてのラツク8との組合せにより行つて
いるが、これに限らず、例えばウオームギアなど
を利用して軸体71とロツドとの係合を行うよう
にしてもよい。
との係合を軸体71に固定したピニオン72と、
ロツドとしてのラツク8との組合せにより行つて
いるが、これに限らず、例えばウオームギアなど
を利用して軸体71とロツドとの係合を行うよう
にしてもよい。
また上記実施例ではステアリングギア部10と
してラツクアンドピニオンタイプのものを示した
が、これに限らず、例えばボールナツトタイプま
たはウオームセクタータイプのものを採用し、こ
れらのステアリングギア部10を介してステアリ
ングシヤフト102の回転を伝達シヤフト96に
伝達するようにしてもよい。
してラツクアンドピニオンタイプのものを示した
が、これに限らず、例えばボールナツトタイプま
たはウオームセクタータイプのものを採用し、こ
れらのステアリングギア部10を介してステアリ
ングシヤフト102の回転を伝達シヤフト96に
伝達するようにしてもよい。
また上記実施例では、シート1はスライダレー
ル4を介して車室の床面5に取付けられている
が、これに限らず、例えば横はり部材6a,6b
を直接に床面5に取付けるようにしてもよい。こ
の場合にはギアボツクス91の車室側歯車92と
軸体71との接続に、伸縮杆95ではなく単なる
杆状部材を用いてもよく、伝達シヤフト後端側歯
車93とピニオン72とを直接に噛合わすように
構成してもよい。
ル4を介して車室の床面5に取付けられている
が、これに限らず、例えば横はり部材6a,6b
を直接に床面5に取付けるようにしてもよい。こ
の場合にはギアボツクス91の車室側歯車92と
軸体71との接続に、伸縮杆95ではなく単なる
杆状部材を用いてもよく、伝達シヤフト後端側歯
車93とピニオン72とを直接に噛合わすように
構成してもよい。
さらに上記実施例では、ハンドル104の転舵
操作と常に連動するようにしているが、これに限
らず、伝達シヤフト96の中間部に例えば電磁ク
ラツチを介在させてこの電磁クラツチを前進時の
み、もしくは前進時でかつ所定値以上の速度での
走行時にのみ接続するように構成してもよい。
操作と常に連動するようにしているが、これに限
らず、伝達シヤフト96の中間部に例えば電磁ク
ラツチを介在させてこの電磁クラツチを前進時の
み、もしくは前進時でかつ所定値以上の速度での
走行時にのみ接続するように構成してもよい。
この考案の自動車用シートによれば、車両の旋
回に伴いシートはステアリングホイールの転舵操
作に伴つて自動的に傾動し、これによつて着座者
の身体を車両に作用する遠心力と反対方向に傾い
た状態に保持することができ、また旋回が終了し
てステアリングホイールが戻されることにより、
その操作とともにシートは直立状態に復帰すると
ともに、その状態を確実に保つことができる。こ
れによつて着座者の疲労軽減および車酔いなどの
不快感防止を確実に図ることができる。
回に伴いシートはステアリングホイールの転舵操
作に伴つて自動的に傾動し、これによつて着座者
の身体を車両に作用する遠心力と反対方向に傾い
た状態に保持することができ、また旋回が終了し
てステアリングホイールが戻されることにより、
その操作とともにシートは直立状態に復帰すると
ともに、その状態を確実に保つことができる。こ
れによつて着座者の疲労軽減および車酔いなどの
不快感防止を確実に図ることができる。
第1図はこの考案の実施例を示す一部切欠き正
面説明図、第2図は第1図の−線断面説明
図、第3図は第1図の−線断面説明図、第4
図はハンドル部の転舵操作力の伝達を示す説明図
である。 1……シート、3a,3b……作動プレート、
5……車室の床、8……ラツク、10……ステア
リングギア部、71……軸体、96……伝達シヤ
フト、104……ハンドル。
面説明図、第2図は第1図の−線断面説明
図、第3図は第1図の−線断面説明図、第4
図はハンドル部の転舵操作力の伝達を示す説明図
である。 1……シート、3a,3b……作動プレート、
5……車室の床、8……ラツク、10……ステア
リングギア部、71……軸体、96……伝達シヤ
フト、104……ハンドル。
Claims (1)
- 車体の前後方向に配置されたシートと、このシ
ートを上記前後方向の軸回りに回転可能に支持す
るリンク部材と、上記車体によつてシートの幅方
向にのみ移動可能に支持された作動ロツドと、上
記車体の前後方向に配置され、この車体によつて
回転可能に支持された伝達シヤフトとを有し、こ
の伝達シヤフトの前端部はステアリングホイール
による転舵操作力が伝達可能にステアリングギア
部と接続され、上記伝達シヤフトの後端部はこの
伝達シヤフトに伝達される転舵操作力により上記
作動ロツドが移動されるように上記作動ロツドと
互いに接続され、上記シートはその幅方向の異な
る2箇所で上記リンク部材によつて車体に連結さ
れ、上記作動ロツドはこの作動ロツドの移動によ
りシートが車両に作用する遠心力と反対方向に傾
動されるように上記リンク部材と互いに接続され
ていることを特徴とする自動車用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14866788U JPH0541060Y2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14866788U JPH0541060Y2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0268221U JPH0268221U (ja) | 1990-05-23 |
JPH0541060Y2 true JPH0541060Y2 (ja) | 1993-10-18 |
Family
ID=31420192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14866788U Expired - Lifetime JPH0541060Y2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541060Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-14 JP JP14866788U patent/JPH0541060Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0268221U (ja) | 1990-05-23 |
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