JPH0541030U - グロメツト - Google Patents

グロメツト

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JPH0541030U
JPH0541030U JP8931291U JP8931291U JPH0541030U JP H0541030 U JPH0541030 U JP H0541030U JP 8931291 U JP8931291 U JP 8931291U JP 8931291 U JP8931291 U JP 8931291U JP H0541030 U JPH0541030 U JP H0541030U
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grommet
annular base
slit
narrow tubular
tubular portion
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徹 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメット拡張治具等を使用してグロメット
の狭小筒部を拡張する際、環状基部側のスリット端部に
亀裂などの損傷を生じさせない。 【構成】 車両のパネル26等に穿設された支持孔27
の孔縁を挾持する周溝25を外周面に有した環状基部2
1と、先端から軸方向に延びた複数のスリット24を周
壁に設けることにより、複数の遊動片22aを形成され
前記環状基部21よりも径の小さい狭小筒部22とから
成るグロメット20において、前記スリット24の環状
基部21側の端部周縁に突起22bを設け該端部を補強
したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両等にワイヤハーネス等を配索する際、ワイヤハーネス等の損傷 防止等のために使用されるグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のグロメットとしては、図8に示すような実公昭57−31466号公 報に開示されたものがある。図8において、このグロメットは、周壁を厚肉とし て当該周壁外周面上に設けた周溝12に、車両のパネル等に穿設された支持孔の 孔縁を挾持した環状基部2と、この環状基部2より内径を小とし周壁を薄肉とし た狭小筒部3と、環状基部2と狭小筒部3との間に介在する薄肉の連結部4とで 構成されており、前記狭小筒部3に環状突部3aを周接し、この環状突部3aか ら狭小筒部3の先端にかけてスリット7を形成して当該部分に前記環状突部3a を基部として遊動片3bを設けている。
【0003】 このような構成によれば、グロメット1は狭小筒部3が長くても、その先端よ りスリット7が形成されているので、その長さに比して当該部分を拡げる力は余 り必要なく、グロメット拡張治具などを用いてグロメットの狭小筒部3を拡張す る作業は容易なものとなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のグロメットでは、グロメット拡張治具などを 用いたグロメット1の狭小筒部3を拡張する際、スリット7の環状基部2側の端 部に応力が集中して遊動片3bが環状突部3aに沿って裂けてしまい、狭小筒部 3によるワイヤハーネス等の支持力(ないし防水性)を低下させてしまう虞れが あった。
【0005】 本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、グロメット拡張治具などでグロメ ット狭小筒部3を拡張しグロメット1にワイヤハーネス等を嵌挿する際、遊動片 3bの基部に亀裂などの損傷を生じない丈夫なグロメットの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案では、車両のパネル等に穿設された支持孔の 孔縁を挾持する周溝を外周面に有した環状基部と、先端から軸方向に延びた複数 のスリットを周壁に設けることにより、複数の遊動片を形成され前記環状基部よ りも径の小さい狭小筒部とから成るグロメットにおいて、前記スリットの環状基 部側の端部周縁に厚肉部を設けることとした。
【0007】
【作用】
グロメット拡張治具などによりグロメットの狭小筒部を拡張すると、スリット の環状基部側の端部に応力が集中するが、スリットの環状基部側の端部は、その 肉厚を増大し補強されているので、この集中応力に対し抗することができる。
【0008】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1は本考案に係るグロメットの一実施例を示す。図中、グロメット20は厚 肉の環状基部21と、この環状基部21よりも径の小さい薄肉の狭小筒部22と 、これらを軸方向に結合する連結部23とから構成され、ゴム等の弾性材により 一体成形されている。
【0010】 狭小筒部22は、その先端から連結部23に向って軸方向へ延び、周壁を複数 に分割したスリット24を設け、これらのスリット24により形成された複数の 遊動片22aを有している。また、各スリット24の環状基部21側の端部には 、その周辺の肉厚を増大した厚肉部としての外方へ突出した突起22bを設け、 スリット24の環状基部21側の端部を補強している。
【0011】 環状基部21は、その外周面に周溝25を有し、図2に示すように、この周溝 25は車両のパネル26等に穿設された所定の支持孔27の孔縁を挾持するよう になっている。
【0012】 このようなグロメットを用いて車両にワイヤハーネス等を配索するには、従来 例と同様に行うことができる。すなわち、図2に示すように、グロメットの狭小 筒部22をグロメット拡張治具などにより拡張しワイヤハーネス29等を狭小筒 部22に嵌挿する。続いてグロメット20の環状基部21の周溝25を車両のパ ネル26等の所定の支持孔27に嵌着する。次に粘着テープ28を狭小筒部22 の遊動片22aに捲き付けてグロメット狭小筒部22をワイヤハーネス等に固着 し、ワイヤハーネス等の配索を行っている。
【0013】 しかしながら、狭小筒部22を拡張する際、スリット24の環状基部21側の 端部に集中応力が作用する。しかし、スリット24の環状基部21側の端部周縁 が突起22bにより補強されているので、遊動片22aの基部に亀裂などの損傷 を生じることができない。
【0014】 なお、上記実施例では突起22bを狭小筒部22の外方へ突出させたが、これ に限定されず、図3または図4に示すように厚肉部としての突起22cを狭小筒 部22の内方へ、または厚肉部としての突起22dを狭小筒部22の内方および 外方の何れへも突出させることもできる。上記の何れの場合にもスリット24の 環状基部21側の端部周縁の肉厚を増大できるので、上記実施例の場合と同様な 作用効果を有する。
【0015】 図5には、本考案に係るグロメットの他の実施例を示してある。この図におい て、図1の実施例と同様の部材には、同一の符号を付して比較対照を容易にして ある。
【0016】 図5において、狭小筒部31は、その先端から連結部33へ向って軸方向へ延 び、周壁を複数に分割したスリット32を設け、これらのスリット32により形 成された複数の遊動片31aを有している。さらに、各遊動片31aの周縁およ び隣接する遊動片31aの間のスリット32の端部には、外方へ突出した厚肉部 としての一続きの突部31bを設けてある。この一続きの突部31bはスリット 32の環状基部21側の端部周縁の肉厚を増大し、その端部を補強している。
【0017】 上記以外の部分については、図1の実施例の場合と同様な構成をなしている。
【0018】 このような構成によれば、グロメット拡張治具などにより狭小筒部31を拡張 しワイヤハーネス等をグロメット30に嵌挿する際、図1の実施例と同様に、ス リット32の環状基部21側の端部に集中応力が作用する。しかし、スリット3 2の環状基部21側の端部周縁が一続きの突部31bにより補強されているので 、遊動片31aの基部に亀裂などの損傷を生じることができない。
【0019】 なお、図5の実施例では一続きの突部31bを狭小筒部31の外方へ突出させ たが、これに限定されず、図6または図7に示すように一続きの突部31cを狭 小筒部31の内方へ、または一続きの突部31dを狭小筒部31の内方および外 方の何れへも突出させることもできる。上記の何れの場合にもスリット32の環 状基部21側の端部周縁の肉厚を増大し、スリット32の環状基部21側の端部 を補強できるので上記実施例の場合と同様な作用効果を有する。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、グロメット拡張治具などによりグロメッ トの狭小筒部を拡張する際、スリットの環状基部側の端部が、その端部に作用す る集中応力に抗することができるので、スリットの環状基部側の端部に亀裂など の損傷を生じないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本考案に係るグロメットの一実施例を示す
一部破断斜視図である。 (b) 図1(a) のA−A線断面図である。
【図2】図1(a) のグロメットにワイヤハーネス等を嵌
挿し該グロメットを車両のパネル等の支持孔に嵌着した
状態を示す断面図である。
【図3】本考案に係るグロメットの他の実施例を示す断
面図である。
【図4】本考案に係るグロメットの他の実施例を示す断
面図である。
【図5】(a) 本考案に係るグロメットの他の実施例を示
す一部破断斜視図である。 (b) 図5(a) のB−B線断面図である。
【図6】本考案に係るグロメットの他の実施例を示す一
部破断平面図である。
【図7】本考案に係るグロメットの他の実施例を示す一
部破断平面図である。
【図8】(a) 従来のグロメットの一例を示す一部破断斜
視図である。 (b) 図8(a) のC−C線断面図である。
【符号の説明】
20,30 グロメット 21 環状基部 22,31 狭小筒部 22a,31a 遊動片 22b,22c,22d 突起(厚肉部) 23,33 連結部 24,32 スリット 25 周溝 26 パネル 27 支持孔 31b,31c,31d 突部(厚肉部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のパネル等に穿設された支持孔の孔
    縁を挾持する周溝を外周面に有した環状基部と、先端か
    ら軸方向に延びた複数のスリットを周壁に設けることに
    より、複数の遊動片を形成され前記環状基部よりも径の
    小さい狭小筒部とから成るグロメットにおいて、 前記スリットの環状基部側の端部周縁に厚肉部を設け、
    該端部を補強したことを特徴とするグロメット。
JP8931291U 1991-10-30 1991-10-30 グロメット Expired - Lifetime JP2515131Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8931291U JP2515131Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 グロメット

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JP8931291U JP2515131Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 グロメット

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JPH0541030U true JPH0541030U (ja) 1993-06-01
JP2515131Y2 JP2515131Y2 (ja) 1996-10-30

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