JPH0735135Y2 - クリップ装置 - Google Patents

クリップ装置

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JPH0735135Y2
JPH0735135Y2 JP4200790U JP4200790U JPH0735135Y2 JP H0735135 Y2 JPH0735135 Y2 JP H0735135Y2 JP 4200790 U JP4200790 U JP 4200790U JP 4200790 U JP4200790 U JP 4200790U JP H0735135 Y2 JPH0735135 Y2 JP H0735135Y2
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JP
Japan
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shaft portion
clip device
vehicle body
stud
fixed
Prior art date
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JP4200790U
Other languages
English (en)
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JPH041712U (ja
Inventor
敏男 丸山
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Original Assignee
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の車体等に断熱板やインシュレータ等の
板材を車体等に固着したねじスタッドを介して固定する
形式のクリップ装置に関する。
〔従来技術とその課題〕
従来、上記のようなクリップ装置は種々の形式のものが
知られている。たとえば、実開昭59-72307号、実開昭59
-92213号を参照されたい。従来構造のクリップ装置で
は、車体等に取り付けようとしている板材の厚さに合わ
せて作られており、異なった厚さの板材を取り付けたい
ときには、別の異なった寸法のクリップ装置を使用しな
ければならない。これは種々の板厚に合わせて種々の異
なった寸法のクリップを用意しておくことを意味し、コ
ストの点でも作業能率の点でも問題がある。
本考案の目的は種々の異なった板材の板厚の変化に効果
的に対応できる前記形式のクリップ装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成すべく、本考案は、一端に半径方向外向
きのフランジを形成した中空円筒形の第1軸部と、この
第1軸部の反対端に容易に破断することのできる薄肉部
を介して連結してあり、外径が第1軸部の内径よりも小
さく、反対端に一対の可撓性のある羽根片が形成してあ
る中空円筒形の第2軸部とからなり、第1軸部の側壁に
長手方向にのびるスロットが形成してあり、このスロッ
トの側縁に複数の長さ方向に間隔を置いて複数の爪が形
成してあり、第2軸部の側壁外面に長手方向に延び、前
記第1軸部のスロットに対応して位置した係合隆起が形
成してあり、この係合隆起の側面に前記第1軸部のスロ
ットの爪と係合する爪が形成してあり、また、前記第2
軸部の内径孔部には半径方向内向きのスタッド係止爪が
形成してあることを特徴とする上記形式のクリップ装置
を提供する。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照しながら本考案を実施例によって
一層詳しく説明する。まず、第1図から第9図を参照し
て、ここには本考案の一実施例であるクリップ装置が示
してある。このクリップ装置は、中空円筒形の第1軸部
10と、この第1軸部10の一端に薄肉部14を介して連結し
た中空円筒形の第2軸部12とを包含する。
第1軸部10の反対端(すなわち、図では、上端)には半
径方向外向きのフランジ16が形成してある。また、第1
軸部10はフランジ16の中央に開口する外端を有する第1
内孔部18と、この第1内孔部18よりもやや直径が小さ
く、第1内孔部18の内端に続く第2内孔部20とを有す
る。第1、第2の内孔部18、20の連結しているところの
段部22から第1軸部10の反対端(図では、下端)の近く
にかけて、第1軸部の側壁に一対の直径方向に対向し、
軸線方向に延びるスロット24が形成してあり、各スロッ
ト24の側縁には長さ方向に間隔を置いて複数の爪26が形
成してある。これらの爪の役割りについては後に明らか
にする。さらに、第1軸部10の側壁には、各スロット24
の両側にやや隔たって、第1軸部10の前記下端から上端
に向って途中まで一対のスリット28が形成してあり、こ
れらのスリット28は第1軸部10の第2内孔部20のところ
の側壁を撓み易くするためのものであり、その役割りも
後に明らかとなろう。
第2軸部12では、第1軸部10の各スロット24に対応した
位置で側壁外面に軸線方向に延びる係合隆起30が形成し
てあり、各係合隆起30の両側面には対応するスロットの
爪26と係合できる爪32が形成してある。第2軸部12の外
径は第1軸部10の第2内孔部20の直径よりも小さくなっ
ており、この第2内孔部20内に摺動嵌合できるようにな
っている。
第2軸部12の内径孔部20には一対の半径方向内向きのス
タッド係合爪34が突出しており、これらのスタッド係合
爪34は第2軸部12の側壁を切り抜いて形成したものであ
り、各スタッド係合爪34の両側部にはスリット36が形成
してあってその可撓性が高めてある。第2軸部12の薄肉
部14とは反対の側の端(図では、下端)には一対の直径
方向に対向して半径方向外方に延びる羽根片38が形成し
てある。これらの羽根片38の役割りも後に明らかにす
る。なお、薄肉部14は人手によって容易に破断できる程
度の厚さとなっている。
以上の構成において、第10図に示すように、本考案のク
リップ装置は、まず、車体40に取り付けようとしている
板材(たとえば、断熱材やインシュレータ)42の取り付
け用の孔44に装着する。この装着は、第1軸部10のフラ
ンジ16が板材42の上面と係合し、第2軸部12の羽根片38
がその下面と係合するように行なう。このとき、第1、
第2の軸部10、12は作ったときのままの関係にある。
次に、このように装着したクリップ装置を板材42と一緒
に車体40に溶接等で固着したねじスタッド46に取り付け
る。このとき、第2軸部12のスタッド係合爪34がスタッ
ド46のねじ山と係合し、クリップ装置をしっかりと車体
40に対して固定することになる。また、第1軸部10を第
2軸部12に向って押下げることによって、板材42を圧縮
しながら第2軸部12が第1軸部10の第2内孔部20内に嵌
合、移動し、薄肉部14が破断するとともに第2軸部12の
係合隆起30が第1軸部10のスロット24内へ侵入し、爪2
6、32が相互に係合する。このとき、取り付けようとし
ている板材42の所望の取り付け時厚さに応じて手の力を
緩めれば、爪26、32の係合によって第1、第2の軸部1
0、12が所望位置において係合状態に固定される。明ら
かなように、板材42はスタッド46に固定されたクリップ
装置のフランジ16と羽根片38とではさまれた状態で車体
40に対してしっかりと固定される。第12図は板材42の取
り付け時厚さが第11図に示す厚さよりもやや大きい状態
を示している。
次に第13図、第14図を参照して、ここでは、本考案のク
リップ装置は車体40に予め板材42が接着等で取り付けて
ある状態で使用される。板材42の、車体40に固着したス
タッド46に対応して部位には取り付け用の孔44が形成し
てある。この孔44にクリップ装置を第13図に示すように
挿入する。このとき、第2軸部12のスタッド係合爪34が
スタッド46のねじ山と係合し、さらに第1軸部10を車体
40の表面に向って押圧することによって、前述と同様に
第1軸部10の第2内径孔部20内へ第2軸部12が薄肉部14
を破断しながら入り込み、第14図に示すようにクリップ
装置の長さが短くなり、板材42を所望の取り付け時厚さ
をもって車体40に対して固定する。このとき、第2軸部
12の羽根片38はその弾力性によって外方に広がった状態
で板材42の孔44の内面と係合し、第14図でわかるように
この内面を変形させて板材42の上面と係合するフランジ
16と協働して板材42をしっかりと固定することができ
る。
第15図は第12図と同様に装着したクリップ装置を用いて
取り付け済みの板材42の上にさらに別の板状部材50(た
とえば、カーペット)を取り付けた態様を示している。
この場合、別のヘッド付きのクリップ要素52を用い、そ
の軸部54を本考案のクリップ装置の第1軸部10の第1内
孔部18内へ嵌合させることによって板状部材50を板材42
に対して固定する。
〔考案の効果〕
以上の構成によれば、クリップ装置の長さを板材の所望
の取り付け時厚さに応じて変化させることができるの
で、種々の板材の厚さの変化に効果的に対応でき、種々
の寸法のクリップ装置を用意しておく必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるクリップ装置の側面図、第2図は
第1図のクリップ装置の頂面図、第3図は第1図のクリ
ップ装置の底面図、第4図は第1図のクリップ装置の別
の方向から見た側面図、第5図は第4図の5−5線に沿
った縦断面図、第6図は第4図の6−6線に沿った縦断
面図、第7図は第4図の7−7線に沿った横断面図、第
8図は第1図の8−8線に沿った横断面図、第9図は第
1図の9−9線に沿った横断面図、第10図は第1図から
第9図に示したクリップ装置の使用状態を説明するた
め、クリップ装置を取り付けようとしている板材に装着
した段階を示す図、第11図は第10図のように装着したク
リップ装置を車体に固着されたスタッドに取り付けた状
態を示す図、第12図は第11図の状態よりも板材の取り付
け時厚さがやや大きい場合の装着状態を示す図、第13図
は車体に予め板材が取り付けられているときに本考案の
クリップ装置を使用する状態を示す図、第14図は第13図
の状態から完全にクリップ装置を板材を固定した状態を
示す図、第15図は別体のクリップを用いて本考案のクリ
ップ装置で固定してある板材の上にさらに別の板状部材
を取り付けた状態を示す図である。 符号の説明 10……第1軸部、12……第2軸部、14……薄肉部、16…
…フランジ、18……第1内孔部、20……第2内孔部、22
……段部、24……スロット、26……爪、28……スリッ
ト、30……係合隆起、32……爪、34……スタッド係合
爪、36……スリット、38……羽根片、40……車体、42…
…板材、44……孔、46……ねじスタッド、50……別の板
状部材、52……別のクリップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の車体等に断熱板やインシュレータ
    等の板材を車体等に固着したねじスタッドを介して固定
    する形式のクリップ装置であって、一端に半径方向外向
    きのフランジを形成した中空円筒形の第1軸部と、この
    第1軸部の反対端に容易に破断することのできる薄肉部
    を介して連結してあり、外径が第1軸部の内径よりも小
    さく、反対端に一対の可撓性のある羽根片が形成してあ
    る中空円筒形の第2軸部とからなり、第1軸部の側壁に
    長手方向にのびるスロットが形成してあり、このスロッ
    トの側縁に複数の長さ方向に間隔を置いて複数の爪が形
    成してあり、第2軸部の側壁外面に長手方向に延び、前
    記第1軸部のスロットに対応して位置した係合隆起が形
    成してあり、この係合隆起の側面に前記第1軸部のスロ
    ットの爪と係合する爪が形成してあり、また、前記第2
    軸部の内径孔部には半径方向内向きのスタッド係止爪が
    形成してあることを特徴とするクリップ装置。
JP4200790U 1990-04-19 1990-04-19 クリップ装置 Expired - Lifetime JPH0735135Y2 (ja)

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JP4200790U JPH0735135Y2 (ja) 1990-04-19 1990-04-19 クリップ装置

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JPH041712U JPH041712U (ja) 1992-01-08
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FR3064583B1 (fr) * 2017-04-04 2021-01-01 Renault Sas Dispositif de solidarisation d'isolants au tablier d'un vehicule automobile.

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JPH041712U (ja) 1992-01-08

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