JPH0540737U - 空調機の室外ユニツト - Google Patents

空調機の室外ユニツト

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JPH0540737U
JPH0540737U JP10679591U JP10679591U JPH0540737U JP H0540737 U JPH0540737 U JP H0540737U JP 10679591 U JP10679591 U JP 10679591U JP 10679591 U JP10679591 U JP 10679591U JP H0540737 U JPH0540737 U JP H0540737U
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JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
hydrophilic treatment
outdoor unit
air conditioner
hydrophilic
Prior art date
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Pending
Application number
JP10679591U
Other languages
English (en)
Inventor
晴彦 村上
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0540737U publication Critical patent/JPH0540737U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室外機におけるプレートフィン形熱交換器の
フィンに親水性処理を施し、これによりドレン水の流下
を促進するようにした熱交換器において、親水効果を長
期間にわたって維持する。 【構成】 本体ケーシングの天板部5と室外熱交換器3
の上面部の間に介設されるシール材4を、連続気泡を有
する発泡樹脂にて構成し、この樹脂に親水性処理材6を
含浸させ、これを乾燥しておく。ドレン水の形成によ
り、親水性処理材6を溶出、流下させることで継続的に
新しい親水性皮膜を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は空調機の室外ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空調機の室外ユニットにおいて、プレートフィン形の室外熱交換器が蒸発器と して作用する場合には、大気中の水分が結露し、水滴となってフィン表面に付着 する。このような水滴、いわゆるドレンが熱交換器の通風経路上に滞留したり、 あるいは結露した場合には、熱交換特性が損なわれることになるので、発生した ドレンは速やかに排水されるようにすることが必要である。このため、例えば特 開昭59−185996号公報、特開昭63−19419号公報においては、プ レートフィン形熱交換器を構成するフィンの表面に親水性皮膜を形成し、これに よってフィンの垂直面に沿うドレン水の流下を促進し、フィン表面での滞留ドレ ン量を低減するようなされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで本考案者は、上記親水性処理による親水効果が、どの程度の期間にわ たって接続するかについての試験を行った。この結果、図3に示すように、親水 性(親水塗膜上の水滴の接触角)は、塗膜形成直後にはかなり良好であるものの 、その後は乾湿交互サイクルの付加によって次第に低下していき、乾湿交互サイ クルが約300回を越えると、悪化したままで略一定の値を呈するに至るという 現象が生ずることを知見した。このように親水性が早期に低下する傾向は、親水 性皮膜の種類を3種類にわたって変更しても、略同様であった。そしてこれらの ことから、親水性処理を施した室外ユニットのプレートフィン形熱交換器におい ても、その親水性は、上記と略同様にかなり早期に低下しているものと予想され 、場合によっては所期のドレン排出機能が得られていないという不都合な事態が 生じていることも懸念される。
【0004】 この考案は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的 は、プレートフィン形熱交換器の親水性を長期間にわたって維持することが可能 な空調機の室外ユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1の空調機の室外ユニットは、プレートフィン形の室外熱交換器 3に親水性処理を施して成る空調機の室外ユニットにおいて、本体ケーシングの 天板部5と上記室外熱交換器3の上面部との間に介設されるシール材4に、水溶 性の親水性処理材6を乾燥状態で付設していることを特徴としている。
【0006】 また請求項2の空調機の室外ユニットは、上記シール材4は、連続気泡を有す る発泡樹脂より成り、気泡内に上記水溶性の親水性処理材6を浸入させてあるこ とを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記請求項1の空調機の室外ユニットにおいては、室外熱交換器3の上部に結 露すると、これとシール材4の親水性処理材6とが溶け合って、その一部が流動 状態となり、フィンの垂直面に沿って流下するに至る。そしてこの流下時に、上 記フィン表面に親水性処理材6が付着していく。したがってフィン表面に対し、 継続的に親水性処理材6を付与していくことが可能になる。
【0008】 また請求項2の空調機の室外ユニットにおいては、上記機能を付与するために シール材4に格別の構造や形状の変更を要する訳ではないので、その構成を複雑 化することなく実施可能である。
【0009】
【実施例】
次にこの考案の空調機の室外ユニットの具体的な実施例について、図面を参照 しつつ詳細に説明する。
【0010】 図1は室外ユニットAの概略構造を示すものであって、本体ケーシングの底板 1上に、圧縮機2及びプレートフィン形の室外熱交換器3を装着した状態を示し ている。なおこの室外熱交換器3の各フィンには、予め親水性処理が施されてい るものとする。この場合、室外ファン、電装品等は、その図示を省略している。 また4はシール材、5は本体ケーシングの天板部をそれぞれ示している。このシ ール材4は、上記室外熱交換器3の上面部と上記天板部5との間に押圧、接触し た状態で介設されるものであって、この部分で室外熱交換器3の内外をシールし 、熱交換器3を経由しないバイパス流の発生による熱交換特性の低下を防止する ための機能を有するものである。
【0011】 また上記シール材4は、連続気泡を有する発泡樹脂にて形成されたもので、予 め水溶性の親水性処理材6を含浸させ、これを乾燥することによって気泡内に親 水性処理材6を残留させたものである。
【0012】 上記空調機の室外ユニットAにおいて、室外熱交換器3の上部に結露が生ずる と、この結露水の一部は上記シール材4の気泡中に浸入し、その中に上記親水性 処理材6を溶出させる。このとき親水性処理材6を溶解した結露水の一部は、気 泡から外部へと流出し、フィンの垂直面に沿って流下する。そしてこの流下時に 、フィンの表面に親水性処理材6が付着していく。このようにフィン表面に対し て継続的に親水性処理材6を供給し得ることから、上記室外熱交換器3の親水性 は長期間にわたって維持されることになる。また上記シール材4は、従来より使 用しているものを略そのままの形態で利用しているため、その構造が複雑化する こともない。
【0013】 図2にはシール材4の変更例を示している。これは合成樹脂製のシール材4に 、水平方向に延びる複数の凹溝14を形成し、その内部に親水性処理材6を配置 したり、あるいは親水性処理材6を付着させた他の部材を配置したサンドイッチ 構造のものである。このような態様にて実施することも可能であり、この場合に も上記と略同様な作用が得られる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように請求項1の空調機の室外ユニットでは、室外熱交換器のフィン表 面に対して継続的に親水性処理材を供給し得るようにしてあるので、プレートフ ィン形熱交換器の親水性を長期間にわたって維持することが可能となり、この結 果、結露水に起因する熱交換性能の低下を従来よりも長期間にわたって防止する ことが可能である。
【0015】 また請求項2の空調機の室外ユニットでは、従来のシール材と略同様の形態の ものを使用しながらも上記機能を付与し得ることから、その構成を複雑化するこ となく実施可能であるとの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の空調機の室外ユニットの一実施例の
概略構造を示す分解斜視図である。
【図2】シール材の変更例を示す説明図である。
【図3】親水性処理材における親水性の経時変化を示す
ためのもので、乾湿サイクルと接触角との関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
3 室外熱交換器 4 シール材 5 天板部 6 親水性処理材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートフィン形の室外熱交換器(3)
    に親水性処理を施して成る空調機の室外ユニットにおい
    て、本体ケーシングの天板部(5)と上記室外熱交換器
    (3)の上面部との間に介設されるシール材(4)に、
    水溶性の親水性処理材(6)を乾燥状態で付設している
    ことを特徴とする空調機の室外ユニット。
  2. 【請求項2】 上記シール材(4)は、連続気泡を有す
    る発泡樹脂より成り、気泡内に上記水溶性の親水性処理
    材(6)を浸入させてあることを特徴とする請求項1の
    空調機の室外ユニット。
JP10679591U 1991-10-23 1991-10-23 空調機の室外ユニツト Pending JPH0540737U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100474325B1 (ko) * 2001-12-28 2005-03-08 엘지전자 주식회사 공기조화기의 실외유니트
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