JP3304270B2 - フィンアンドチューブ型熱交換器 - Google Patents

フィンアンドチューブ型熱交換器

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JP3304270B2
JP3304270B2 JP28351896A JP28351896A JP3304270B2 JP 3304270 B2 JP3304270 B2 JP 3304270B2 JP 28351896 A JP28351896 A JP 28351896A JP 28351896 A JP28351896 A JP 28351896A JP 3304270 B2 JP3304270 B2 JP 3304270B2
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heat exchanger
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィンアンドチュー
ブ型熱交換器(以下、「熱交換器」と称す)に関し、詳
しくは空気調和機や除湿機などで傾斜させて配設する熱
交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機や除湿機などにおいて、コン
パクト化あるいはデザイン上の要求から実公平8−61
4号公報に開示してあるように熱交換器を傾斜させて配
設するようになってきている。
【0003】図5は、従来例の熱交換器を配設した空気
調和機の室内機の断面図である。図5において、1は室
内機、2はフィンの長辺を傾斜させて配設された熱交換
器、3は熱交換器2に対して屈曲して配設された他の熱
交換器、4はその下方に配設された露受皿、5は室内機
1の吸い込み部1aと熱交換器2、3との間に配設され
たフィルター、6は吸い込み部1aから吸い込まれ熱交
換器2、3で熱交換された空気を吹き出し部1bから送
り出すクロスフローファンである。そして、冷房運転あ
るいはドライ運転時に、クロスフローファン6が時計回
りに回転し、空気が吸い込み部1aから取り入れられ、
熱交換器2、3を通過することで冷却・除湿され、室内
機1の吹き出し部1bから送り出される。この冷却・除
湿時に熱交換器2、3のフィン表面に結露水7が発生す
る。この結露水7は、熱交換器2、3の下部に配置され
た露受皿4に回収され機体外へ排出される。特に、熱交
換器2のフィン表面に発生した結露水7については、そ
の表面を伝って下端部に流下し、熱交換器3のフィン間
に落下し露受皿4に回収される。この場合、熱交換器2
の傾斜角度、クロスフローファン6による風速などを考
慮し結露水7がクロスフローファン6の上に落下するこ
とを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在多くの熱交換器
は、フィン表面についた結露水の水はけをよくするため
に親水性向上の表面処理を施している。しかし、熱交換
器が配設された環境によっては、例えば、油料理や焼き
肉パーティでの油粒子がフィンに付着しフィン表面を撥
水化させたり、また新建材などから発生する化学成分あ
るいは汚染された大気が結露水に溶け込み表面処理され
たフィンの親水性能を低下させたりするなど、フィンの
表面状態を悪化させることがある。
【0005】図5では、冷房運転あるいはドライ運転時
に、初期状態ではフィンの上方向きの長辺8に発生した
結露水7は直ちにフィン間に浸透し、熱交換器の下部に
配置された露受皿4に回収され機体外へ排出される。
【0006】しかしながら、フィンの表面状態が悪化し
た場合には、フィンの上方向きの長辺8で発生し成長し
た結露水7はこの長辺に沿って流下し始める。更に、流
下した結露水7はその下方で発生している結露水7と次
々に合流し、より大きな水滴となり速度も増して流下し
て行く。そして、勢いよく流下してきた結露水はフィン
の上方向きの長辺8の最下端部8aで近接のフィルター
5や室内機の吸い込み部1aなどの機体に飛び移ること
がある。さらに、機体に飛び移った結露水7aは機体外
に漏れ出す。その結果、機体を設置した付近の室内の床
などが汚れるという問題が発生する。
【0007】また、実開昭59−115421号公報や
実公昭62−44254号公報において、フィンに切り
欠きを設けることが開示されている。しかし、これらは
垂直に設置したフィンの一部がドレンパンより外へ突出
している場合に、突出部分から結露水がドレンパン外へ
落下することを防止するために、ドレンパンの範囲内に
導くものであり、フィン端面の開口長さ寸法よりドレン
パンの範囲に導くための深さ寸法が重要であり、これら
の切り欠きの形状は細長いものであった。依って、傾斜
したフィンに沿って流下する結露水の勢いを止める目的
ではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1の発明は結露水の飛び越えを止めるべく、
フィンの上方向きの長辺8に、長さ寸法が深さ寸法より
大きい切り欠き9を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2の発明はフィンの長辺8の傾斜角
度や長さ及び冷却能力などを勘案して、結露水7の飛び
越えを止める効果を十分に果たす為に複数の切り欠き
9、9aを設けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は金型製作を効率的に行う
べく、複数の切り欠き9、9aの形状を、相似形とした
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項1の発明によれば、フィンの上方向
きの長辺8に沿って流下してきた結露水7は切り欠き9
により飛び越えが阻止され、また切り欠き9の形状を長
辺8の一部を一辺とする略三角形状にすることにより、
面積が小さくて上記一辺の長さが大きい切り欠き9とす
ることができ、フィンの熱交換面積減少による熱交換効
率の低下を抑えることができる。上記一辺の長さが大き
いので結露水7は切り欠き9を飛び超えようとしても飛
び越えることができず自重によりフィン間に浸透するこ
とになる。そして、熱交換器の下部に配置された露受皿
4に回収され機体外へ排出される。
【0012】又、請求項2の発明によれば、切り欠き9
上方のフィン長辺8の傾斜角度が急な場合や長さが大き
い場合、更には冷却能力が大きい場合は、流下してきた
結露水は速度が速く更には水滴が大きいことから、切り
欠き9を飛び越える場合がある。適当な間隔をおいて複
数の切り欠き9・9aを設けることによって、切り欠き
9を飛び越える速度になる前に結露水7は切り欠き9a
でフィン間に浸透することができる。
【0013】更に、請求項3の発明によれば、複数の切
り欠き9、9aの形状を相似形とすることにより金型製
作におけるパンチ,パンチ穴などを標準化できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の熱交換器を配設した
空気調和機の室内機の外観斜視図、図2は本発明の熱交
換器を配設した空気調和機の室内機の側断面図、図3
(a)は本発明の熱交換器の三角形状の切り欠きを設け
たフィン形状図であり、図3(b)は本発明の熱交換器
の円弧状の切り欠きを設けたフィン形状図である。図4
は本発明の熱交換器の切り欠き形状が熱交換器2と熱交
換器3の切断部形状と相似形状のフィン形状図である。
本発明は、図5に示す従来例のものと基本部分が同じ構
造であり、従来例と同一部分もしくは相当部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0015】図2において、フィンの上方向きの長辺8
の下流側に切り欠き9を設け、またこの切り欠き9より
上部にある長辺8bに切り欠き9aを設けている。上記
切り欠き9,9aの形状がこの実施形態の特徴とする点
であり、切り欠き面積が小さくて上記長辺8を切り欠く
幅寸法を大きくできる形状、すなわち三角形の切り欠き
にしている。これによりフィンの熱交換面積減少による
熱交換効率の低下を抑えることができる。切り欠き9,
9aの幅寸法についてはフィンの傾斜角度や切り欠き
9,9aの間隔によって異なるが5ミリメートル以上で
あり、特に10ミリメートル程度、切り欠き9,9aの
深さ寸法については5ミリメートル程度の場合が好まし
い。
【0016】上記熱交換器により、フィンの上方向きの
長辺8に沿って流下してきた結露水7は切り欠き9で流
下及び飛び越えが阻止され、切り欠きの一辺をほぼ垂直
にすることによって傾斜方向の勢いを弱め結露水の飛び
越え阻止の効果を向上させることができ、また切り欠き
の水平部分を外側に低くならないようにすることによっ
て、結露水の更なる流下を防ぎその切り欠きでの自重に
よるフィン間への浸透を促し、結露水は熱交換器の下部
に配置された露受皿4に回収されて機体外へ排出され
る。
【0017】また、フィンの上方向きの長辺8の傾斜角
度や長さ及び冷却能力による結露水の量および流下速度
などを勘案した場合すなわち切り欠き9の上方のフィン
長辺8bの傾斜角度が急な場合や長さが大きい場合に
は、流下してきた結露水7が前記切り欠き9を飛び越え
る場合がある。これを防止するために、適当な間隔を設
けて切り欠き9aを設けることにより、結露水7の流下
速度が切り欠き9を飛び越える速度になる前に結露水7
を切り欠き9aでフィン間に浸透させることができ、そ
の結果として結露水7が切り欠き9を飛び越える現象が
解消される。
【0018】尚、切り欠き9,9aの形状については三
角形に限定されるものではなく、三角形状の台形もしく
は頂角を丸めた三角形あるいは円弧形とか楕円弧形が考
えられ、本発明の要旨を逸脱しない形状であればよいこ
とは勿論である。
【0019】また、前記切り欠きの個数については上記
条件を考慮して適宜決定すれば良い。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、フィンの上方
向きの長辺に沿って流下してきた結露水は切り欠きを飛
び越えることなくフィン間に浸透して確実に排水処理さ
れることになり、しかもフィンの熱交換面積減少による
熱交換効率の低下を極力抑えることができる。
【0021】請求項2の発明によれば、切り欠き上方の
フィン長辺の傾斜角度が急な場合や長さが大きい場合で
も、確実に切り欠き部における結露水の飛び越えを防止
できる。
【0022】請求項3の発明によれば、金型製作におけ
るパンチ,パンチ穴などが標準化でき、安価な金型の提
供に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器を配設した空気調和機の室内
機の外観斜視図である。
【図2】本発明の熱交換器を配設した空気調和機の室内
機の側断面図である。
【図3】本発明の熱交換器のフィン形状を示す図であ
る。
【図4】本発明の熱交換器の他のフィン形状を示す図で
ある。
【図5】従来例の熱交換器を配設した空気調和機の室内
機の側断面図である。
【符号の説明】
2 熱交換器 8 上記熱交換器のフィンの上方向きの長辺 9,9a 切り欠き
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 1/00 - 1/44 F24F 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィンを互いに狭小な一定間隔を存して
    多数並設し、そのフィンに熱交換チューブを貫通固定
    し、フィンの長辺を傾斜させて配設するフィンアンドチ
    ューブ型熱交換器であって、このフィンの上方向きの長
    辺に切り欠きを設け、この切り欠きの長さ寸法が深さ寸
    法より大きいことを特徴とするフィンアンドチューブ型
    熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記切り欠きを、複数個設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のフィンアンドチューブ型熱交
    換器。
  3. 【請求項3】 複数の切り欠きの形状を、相似形とした
    ことを特徴とする請求項2に記載のフィンアンドチュー
    ブ型熱交換器。
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