JPH0540671U - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JPH0540671U
JPH0540671U JP9728791U JP9728791U JPH0540671U JP H0540671 U JPH0540671 U JP H0540671U JP 9728791 U JP9728791 U JP 9728791U JP 9728791 U JP9728791 U JP 9728791U JP H0540671 U JPH0540671 U JP H0540671U
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JP
Japan
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valve
valve body
spring
spherical
inlet port
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Pending
Application number
JP9728791U
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English (en)
Inventor
勇 須沢
Original Assignee
自動車機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆止弁の弁体に、常時該弁体を付勢するばね
の一端が、完全に組み付けられる構造にする。 【構成】 インレットポートとアウトレットポートとを
有する弁ボデーと、該弁ボデーのインレットポート側に
設けられた弁座に着座する弁体と、該弁体をインレット
ポート側に常時付勢するばねとを備えた逆止弁におい
て、前記弁体が球形弁部とステム部とから一体的にな
り、前記ステム部の前記球形弁部との付け根部分に、前
記ばねの一端を係止するため、弁軸を中心とした円周溝
またはテーパ面を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は逆止弁に関し、特に逆止弁内の弁体におけるばねとの係止構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車の負圧式倍力装置などに用いられている逆止弁としては、 弁本体のインレットポート側に設けられた弁座に、常時ばねにより付勢されてい る弁体に対し、この付勢力に抗して作用する流体の圧力によってのみ開放し、そ の流体をインレットポートからアウトレットポートへ一方向だけ流通させ、逆方 向には流通させないようにしたものがある。(例えば、本出願人が提出した実開 平1−111879号公報)
【0003】 この種の逆止弁を図4の断面図に示す。同図において、1は逆止弁、2は弁ボ デーで、円筒形状の弁本体2aと弁端部2bとからなり、3は弁室、4は弁室3 内に配設された弾性材、例えばゴム系材からなる弁体で、頭部が球形状の弁部4 aと、尾部のステム部4bとから一体的になる。5はその一端5aが該弁体4の ステム部4bに係止して、該弁体4を常時付勢するばね、6は弁座で、該ばね5 の付勢力により、常時弁体4の弁部4aが着座される。7はインレットポート、 8はアウトレットポートである。なお9は前記逆止弁1を内蔵する可撓性ホース で、該逆止弁1が使用される状態の一例である。
【0004】 前記逆止弁1は、弁体4前後の流体圧力差が所定圧以上になると、ばね5の付 勢力に抗して弁体4を図上で左方向に移動させて開弁し、弁座6と、これに着座 している弁体4との間隙から、該流体が流出する。すなわち、該流体はインレッ トポート7側からアウトレットポート8側に流出する。また、前記流体圧力差が 所定圧以下になると、弁体4は、ばね5の付勢力により、図示の状態に復帰して 閉弁する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記逆止弁1の弁体4を常時付勢するばね5は、その一端5aは弁 体4のステム部4bに係止され、他端5bは弁室3の壁2cに当接する。
【0006】 しかしながら、前記ばね5の一端5aの内径は、前記弁体4のステム部4b全 体の外径より、締め代をもたせているため若干小さめに形成されている。このた め、図4のA部に示されるように、前記ばね5の一端5aは、弁体4のステム部 4bの弁部4aとの付け根まで完全に組み付けられないことが屡々あった。
【0007】 このような場合、前記弁体4が流体圧力差によって開弁されるとき、らせん状 に巻回された前記ばね5のばね線間の隙間が狭くなって、流体抵抗が増大し、流 体の流通を阻害するという問題点があった。
【0008】 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的は前記問題点を解消し、弁 体に前記ばねの一端が完全に組み付けられる構造にし、該弁体の作動時、該弁体 を付勢するばねが流体の流通を阻害しない逆止弁を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案の構成は、次のとおりである。 (1) インレットポートとアウトレットポートとを有する弁ボデーと、該弁ボ デーのインレットポート側に設けられた弁座に着座する弁体と、該弁体をインレ ットポート側に常時付勢するばねとを備えた逆止弁において、前記弁体が球形弁 部とステム部とから一体的になり、前記ステム部の前記球形弁部との付け根部分 に、前記ばねの一端を係止するため、弁軸を中心とした円周溝が設けられること を特徴とする。
【0010】 (2) 前記逆止弁において、前記弁体が球形弁部とステム部とから一体的にな り、前記ステム部の前記球形弁部との付け根付近に、前記ばねの一端を係止する ため、弁軸を中心とし、かつ前記球形弁部に向って細くなるようにテーパ面が形 成されることを特徴とする。
【0011】 (3) 前記(2)において、前記ステム部の前記球形弁部との付け根付近に形 成されるテーパ面が、前記球形弁部内に延長され、該球形弁部に、一方の溝壁が 前記テーパ面である円周溝が形成されることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本考案は以上説明したように構成されているので、弁体の構造として、弁体の ステム部の弁部との付け根に、ばねの一端が完全に係止するように組み付けられ 、前記弁体の作動時、該弁体を付勢するばねの線間の隙間が設計本来の通りの広 さになって、流体を円滑に流通させる。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。 図1ないし図3は本考案の逆止弁の各実施例を示す断面図であり、同図におい て、図4と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0014】 (第1実施例)図1は本考案の逆止弁の第1実施例を示す。 図において、逆止弁11の弁体14は、弁座6に着座する頭部が球形状の弁部 14aと尾部のステム部14bとから一体的になり、前記ステム部14bの前記 球形弁部14aとの付け根部分に、弁軸15を中心とした断面がほぼ半円形状の 円周溝14cに設ける。
【0015】 この円周溝14cに、ばね5の一端5aを係着する。
【0016】 (第2実施例)図2は本考案の逆止弁の第2実施例を示す。 図において、逆止弁21の弁体24は、同様に頭部が球形状の弁部24aと尾 部のステム部24bとから一体的になり、前記ステム部24bの前記球形弁部2 4aとの付け根付近に、弁軸15を中心とした外周面が、前記球形弁部24aに 向って次第に細くなるように、テーパ面24cを形成する。
【0017】 このテーパ面24cの前記球形弁部24aとの付け根に、ばね5の一端5aを 係着する。
【0018】 (第3実施例)図3は本考案の逆止弁の第3実施例を示す。 図において、逆止弁31の弁体34は、同様に頭部が球形状の弁部34aと尾 部のステム部34bとから一体的になり、まず、前記ステム部34bに、第2実 施例と同様に、テーパ面34cを形成する。
【0019】 次に、前記ステム部34bのテーパ面34cを前記球形弁部34a内に延長し 、該弁部34aの後面34dに、弁軸15を中心とした、一方の溝壁が前記テー パ面34cとする断面V形の円周溝35を形成する。 この断面V形の円周溝35に、ばね5の一端5aを係着する。
【0020】 なお、本考案の技術は前記実施例における技術に限定されるものではなく、同 様な機能を有する他の態様の手段によってもよく、また本考案の技術は前記構成 の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0021】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案の逆止弁によれば、弁体のステム部の弁 部との付け根部分、または付け根付近の構造を、ばねの締め代なく、ばねの一端 が完全に組み付けられるようにしたので、該弁体の作動時、該弁体を付勢するば ねの線間の隙間が設計本来の通りの広さになり、流体の流通を阻害することはな くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の逆止弁の第1実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本考案の逆止弁の第2実施例を示す断面図であ
る。
【図3】本考案の逆止弁の第3実施例を示す断面図であ
る。
【図4】従来の逆止弁の断面図である。
【符号の説明】
5 ばね 5a ばねの一端 11,21,31 逆止弁 14,24,34 弁体 14a,24a,34a 弁部 14b,24b,34b ステム部 14c 円周溝 15 弁軸 24c,34c テーパ面 35 円周溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インレットポートとアウトレットポート
    とを有する弁ボデーと、該弁ボデーのインレットポート
    側に設けられた弁座に着座する弁体と、該弁体をインレ
    ットポート側に常時付勢するばねとを備えた弁におい
    て、前記弁体が球形弁部とステム部とから一体的にな
    り、前記ステム部の前記球形弁部との付け根部分に、前
    記ばねの一端を係止するため、弁軸を中心とした円周溝
    が設けられることを特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 インレットポートとアウトレットポート
    とを有する弁ボデーと、該弁ボデーのインレットポート
    側に設けられた弁座に着座する弁体と、該弁体をインレ
    ットポート側に常時付勢するばねとを備えた弁におい
    て、前記弁体が球形弁部とステム部とから一体的にな
    り、前記ステム部の前記球形弁部との付け根付近に、前
    記ばねの一端を係止するため、弁軸を中心とし、かつ前
    記球形弁部に向って細くなるようにテーパ面が形成され
    ることを特徴とする逆止弁。
  3. 【請求項3】 前記ステム部の前記球形弁部との付け根
    付近に形成されるテーパ面が、前記球形弁部内に延長さ
    れ、該球形弁部に、一方の溝壁が前記テーパ面である円
    周溝が形成されることを特徴とする請求項2の逆止弁。
JP9728791U 1991-10-30 1991-10-30 逆止弁 Pending JPH0540671U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040002257A (ko) * 2002-06-29 2004-01-07 현대자동차주식회사 체크밸브구조
JP2006266402A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Kayaba Ind Co Ltd リリーフバルブ
JP2009041641A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Nippon Vinylon Co Ltd 流路用筒体の逆止弁構造
KR101339658B1 (ko) * 2009-07-07 2014-01-02 코웨이 주식회사 유량 조절 밸브

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243570B2 (ja) * 1983-07-19 1990-09-28

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