JPH0540580Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0540580Y2 JPH0540580Y2 JP6588386U JP6588386U JPH0540580Y2 JP H0540580 Y2 JPH0540580 Y2 JP H0540580Y2 JP 6588386 U JP6588386 U JP 6588386U JP 6588386 U JP6588386 U JP 6588386U JP H0540580 Y2 JPH0540580 Y2 JP H0540580Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- noise
- nonlinear
- output
- microphone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 12
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 産業上の利用分野
本考案は車内の騒音レベルに応じて制御される
車載用音響装置に関する。
車載用音響装置に関する。
B 考案の概要
本考案による車載用音響装置は、高忠実度信号
源を騒音のある室内で再生する場合に、その室内
の騒音と再生音をマイクロホンで収音し、その出
力から信号分を除去することで騒音レベルを検出
し、検波した出力で再生系に設けられた非線形増
幅器(コンプレツサ)と線形増幅器の出力を差動
的に利得制御して、騒音のない場合には線形出力
が、騒音のある場合には非線形出力が得られるよ
うにし、騒音のレベルに応じて再生音のダイナミ
ツクレンジを制御するようにする。
源を騒音のある室内で再生する場合に、その室内
の騒音と再生音をマイクロホンで収音し、その出
力から信号分を除去することで騒音レベルを検出
し、検波した出力で再生系に設けられた非線形増
幅器(コンプレツサ)と線形増幅器の出力を差動
的に利得制御して、騒音のない場合には線形出力
が、騒音のある場合には非線形出力が得られるよ
うにし、騒音のレベルに応じて再生音のダイナミ
ツクレンジを制御するようにする。
C 従来の技術
コンパクトデイスク(以下本明細書においては
CDと略記する。)やデイジタルオーデイオテープ
(以下本明細書においてはCATと略記する。)の
ように高忠実度再現の音源が車載に用いられるよ
うになつた。いずれも16ビツトのダイナミツクレ
ンジ(S/N比90dB以上)と20kHzの広帯域の信
号を再現する。しかし、車輛には、一般に、その
車自体または走行中の他の車輛からの騒音が存在
し、十分に高忠実度の音を再現することができな
いばかりでなく、このようなダイナミツクレンジ
の音を聴こうとすると、全体の音のレベルを大き
くするか、騒音に埋もれている低レベルの音を聴
こうとして、何れにしても長時間の聴取では疲労
感を生ずる欠点がある。
CDと略記する。)やデイジタルオーデイオテープ
(以下本明細書においてはCATと略記する。)の
ように高忠実度再現の音源が車載に用いられるよ
うになつた。いずれも16ビツトのダイナミツクレ
ンジ(S/N比90dB以上)と20kHzの広帯域の信
号を再現する。しかし、車輛には、一般に、その
車自体または走行中の他の車輛からの騒音が存在
し、十分に高忠実度の音を再現することができな
いばかりでなく、このようなダイナミツクレンジ
の音を聴こうとすると、全体の音のレベルを大き
くするか、騒音に埋もれている低レベルの音を聴
こうとして、何れにしても長時間の聴取では疲労
感を生ずる欠点がある。
D 考案が解決しようとする問題点
従来この問題に対する対策は何もなされていな
かつた。
かつた。
本考案の目的は、車内の騒音レベルに応じて再
生信号のダイナミツクレンジを自動制御して、騒
音レベルに無関係に聴取し易い条件の音を再生す
ることができる車載用音響装置を提供することで
ある。
生信号のダイナミツクレンジを自動制御して、騒
音レベルに無関係に聴取し易い条件の音を再生す
ることができる車載用音響装置を提供することで
ある。
E 問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、本考案による車載
用音響装置は、周囲の音を収音するマイクと、該
マイクからの信号と再生信号から騒音に相当する
信号を検出する騒音検出手段と、信号源からの信
号を非線形増幅する非線形増幅手段と、該非線形
増幅手段に並設された線形増幅する線形増幅手段
と、上記騒音検出手段による騒音相当信号で上記
非線形増幅された信号と線形増幅された信号を利
得制御する手段と、上記各利得制御された信号を
加算する手段とを含むことを要旨とする。
用音響装置は、周囲の音を収音するマイクと、該
マイクからの信号と再生信号から騒音に相当する
信号を検出する騒音検出手段と、信号源からの信
号を非線形増幅する非線形増幅手段と、該非線形
増幅手段に並設された線形増幅する線形増幅手段
と、上記騒音検出手段による騒音相当信号で上記
非線形増幅された信号と線形増幅された信号を利
得制御する手段と、上記各利得制御された信号を
加算する手段とを含むことを要旨とする。
F 作用
第2図aは車内の騒音レベルを電気信号に換算
したものである。bは信号の分布であり、bのA
部分は騒音レベルNよりも低いので、騒音が存在
する場合には聴き取りにいく。そこで、cのよう
に線形増幅すると、Aの部分が騒音レベルを越え
て聴き易くなる反面、Bの部分は音圧が過大とな
り、長く聴き続けると疲労する一因となる。そこ
で、第3図の非線形特性aの入出力特性の回路を
通した後、スピーカで再生すると、第2図dの信
号分布となり、小振幅の信号Aの部分も騒音レベ
ルを越えて聴き易くなり、しかも大振幅のBの部
分はAの部分に較べて利得が小さいので過大な音
圧とならず、長時間の聴取でも疲労を生じない。
しかし、騒音がない状態では、第3図のbの線形
特性がよく、騒音レベルが低い場合には、第3図
のaとbの中間cの特性が適当である。
したものである。bは信号の分布であり、bのA
部分は騒音レベルNよりも低いので、騒音が存在
する場合には聴き取りにいく。そこで、cのよう
に線形増幅すると、Aの部分が騒音レベルを越え
て聴き易くなる反面、Bの部分は音圧が過大とな
り、長く聴き続けると疲労する一因となる。そこ
で、第3図の非線形特性aの入出力特性の回路を
通した後、スピーカで再生すると、第2図dの信
号分布となり、小振幅の信号Aの部分も騒音レベ
ルを越えて聴き易くなり、しかも大振幅のBの部
分はAの部分に較べて利得が小さいので過大な音
圧とならず、長時間の聴取でも疲労を生じない。
しかし、騒音がない状態では、第3図のbの線形
特性がよく、騒音レベルが低い場合には、第3図
のaとbの中間cの特性が適当である。
本考案によれば、車内の騒音レベルに応じて、
a〜bの特性の中から適当な特性を使用するよう
にする。勿論、第3図ではa,b,cの特性のみ
示したが、aとbの間には、aとbの出力の割合
を変化させることによつて連続的に多くの特性を
とることが可能である。
a〜bの特性の中から適当な特性を使用するよう
にする。勿論、第3図ではa,b,cの特性のみ
示したが、aとbの間には、aとbの出力の割合
を変化させることによつて連続的に多くの特性を
とることが可能である。
G 実施例
以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて
本考案を一層詳細に説明するが、それらは例示に
過ぎず、本考案の枠を越えることなしにいろいろ
な変形や改良があり得ることは勿論である。
本考案を一層詳細に説明するが、それらは例示に
過ぎず、本考案の枠を越えることなしにいろいろ
な変形や改良があり得ることは勿論である。
第1図は本考案による車載用音響装置の構成を
示すブロツク図で、図中、1は高忠実度信号源、
2は非線形増幅器、3は線形増幅器、4,5は利
得制御回路、6は加算回路、7はスピーカ、8は
マイクロホン、9は増幅器、10は差動増幅器、
11は利得制御回路、12は検波回路、13は積
分回路、14はDC引算回路、15は遅延回路を
示す。ここでは説明をわかり易くするために非線
形特性始め、各素子をアナログ的に示すが、デジ
タル信号で処理をしてもよいことは勿論である。
すなわち、ここではCDやDATなどの高忠実度信
号源1のアナログ出力からの処理が示されている
が、デイジタルで処理する場合にはスピーカ7の
前にD/A変換器を、マイクロホン8の後にA/
D変換器が挿入される。
示すブロツク図で、図中、1は高忠実度信号源、
2は非線形増幅器、3は線形増幅器、4,5は利
得制御回路、6は加算回路、7はスピーカ、8は
マイクロホン、9は増幅器、10は差動増幅器、
11は利得制御回路、12は検波回路、13は積
分回路、14はDC引算回路、15は遅延回路を
示す。ここでは説明をわかり易くするために非線
形特性始め、各素子をアナログ的に示すが、デジ
タル信号で処理をしてもよいことは勿論である。
すなわち、ここではCDやDATなどの高忠実度信
号源1のアナログ出力からの処理が示されている
が、デイジタルで処理する場合にはスピーカ7の
前にD/A変換器を、マイクロホン8の後にA/
D変換器が挿入される。
信号源1の出力は非線形増幅器2の非線形特性
(第3図のaの特性で、小振幅の増幅度は大きく、
大振幅の増幅度は小さい。)とcの線形特性に加
え、各出力は利得制御回路4,5を通して、加算
回路6で加算され、出力増幅器を経てスピーカ7
で音響に変換される。マイクロホン8は車内の音
響を電気信号に変換する。マイクロホン8の出力
は増幅器9で増幅され、差動増幅器10に印加さ
れる。差動増幅器10の他方の入力には、加算回
路6の出力が遅延回路15および利得制御回路1
1を経て加えられる。利得制御回路11の利得は
騒音のない状態で差動増幅器10の出力が最小に
なるように調整される。遅延回路15はマイクロ
ホン8の位置がスピーカ7から離れている場合に
スピーカ7とマイクロホン8の間の伝播時間の補
償に用いられる。差動増幅器10の出力は検波回
路12で検波され、積分回路13が騒音レベルの
時間に関する平均値を検出する。このレベルをA
とする。DC引算回路14を用いて(1−A)信
号を作り、Aで非線形増幅器2の出力の利得制御
回路4を制御し、(1−A)で線形増幅器3の出
力の利得制御回路5を利得制御する。したがつ
て、加算回路6の出力信号Eはつぎのようにな
る。
(第3図のaの特性で、小振幅の増幅度は大きく、
大振幅の増幅度は小さい。)とcの線形特性に加
え、各出力は利得制御回路4,5を通して、加算
回路6で加算され、出力増幅器を経てスピーカ7
で音響に変換される。マイクロホン8は車内の音
響を電気信号に変換する。マイクロホン8の出力
は増幅器9で増幅され、差動増幅器10に印加さ
れる。差動増幅器10の他方の入力には、加算回
路6の出力が遅延回路15および利得制御回路1
1を経て加えられる。利得制御回路11の利得は
騒音のない状態で差動増幅器10の出力が最小に
なるように調整される。遅延回路15はマイクロ
ホン8の位置がスピーカ7から離れている場合に
スピーカ7とマイクロホン8の間の伝播時間の補
償に用いられる。差動増幅器10の出力は検波回
路12で検波され、積分回路13が騒音レベルの
時間に関する平均値を検出する。このレベルをA
とする。DC引算回路14を用いて(1−A)信
号を作り、Aで非線形増幅器2の出力の利得制御
回路4を制御し、(1−A)で線形増幅器3の出
力の利得制御回路5を利得制御する。したがつ
て、加算回路6の出力信号Eはつぎのようにな
る。
E=A×(第3図aの特性の信号)+(1−A)
(第3図bの特性の信号) 騒音レベルが零ではA=0となり、Eは線形増
幅器3の出力のみとなり、騒音が大きくなるにつ
れて非線形特性の第1項の信号が大きくなり、直
線的な第2項は小さくなる。(1−A)<0となら
ないように、A=1を限界とする。
(第3図bの特性の信号) 騒音レベルが零ではA=0となり、Eは線形増
幅器3の出力のみとなり、騒音が大きくなるにつ
れて非線形特性の第1項の信号が大きくなり、直
線的な第2項は小さくなる。(1−A)<0となら
ないように、A=1を限界とする。
H 考案の効果
以上説明した通り、本考案によれば、騒音レベ
ルに応じて信号源のダイナミツクレンジが変化
し、騒音がない場合には90dBを越える信号音を
聴くことができ、騒音があれば小振幅の利得を大
きく、大振幅の利得を小さくすることで、騒音に
かくされない信号音を再生して、長時間聴取にお
いても疲労感のない再生状態を保つことができ
る。また、騒音のレベルで再生音のダイナミツク
レンジが自動的に適当な値に制御されるという利
点も得られる。
ルに応じて信号源のダイナミツクレンジが変化
し、騒音がない場合には90dBを越える信号音を
聴くことができ、騒音があれば小振幅の利得を大
きく、大振幅の利得を小さくすることで、騒音に
かくされない信号音を再生して、長時間聴取にお
いても疲労感のない再生状態を保つことができ
る。また、騒音のレベルで再生音のダイナミツク
レンジが自動的に適当な値に制御されるという利
点も得られる。
第1図は本考案による車載用音響装置の構成を
示すブロツク図、第2図は本考案を説明するため
の波形図、第3図は本考案による車載用音響装置
で使用される増幅特性を示すグラフである。 1……高忠実度信号源、2……非線形増幅器、
3……線形増幅器、4,5……利得制御回路、6
……加算回路、7……スピーカ、8……マイクロ
ホン、9……増幅器、10……差動増幅器、11
……利得制御回路、12……検波回路、13……
積分回路、14……DC引算回路、15……遅延
回路。
示すブロツク図、第2図は本考案を説明するため
の波形図、第3図は本考案による車載用音響装置
で使用される増幅特性を示すグラフである。 1……高忠実度信号源、2……非線形増幅器、
3……線形増幅器、4,5……利得制御回路、6
……加算回路、7……スピーカ、8……マイクロ
ホン、9……増幅器、10……差動増幅器、11
……利得制御回路、12……検波回路、13……
積分回路、14……DC引算回路、15……遅延
回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 周囲の音を収音するマイク、 (b) 該マイクからの信号と再生信号から騒音に相
当する信号を検出する騒音検出手段、 (c) 信号源からの信号を非線形増幅する非線形増
幅手段、 (d) 該非線形増幅手段に並設された線形増幅する
線形増幅手段、 (e) 上記騒音検出手段による騒音相当信号で上記
非線形増幅された信号と線形増幅された信号を
利得制御する手段、および (f) 上記各利得制御された信号を加算する手段を
含むことを特徴とする車載用音響装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6588386U JPH0540580Y2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6588386U JPH0540580Y2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62178617U JPS62178617U (ja) | 1987-11-13 |
JPH0540580Y2 true JPH0540580Y2 (ja) | 1993-10-14 |
Family
ID=30903369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6588386U Expired - Lifetime JPH0540580Y2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540580Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-04-30 JP JP6588386U patent/JPH0540580Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62178617U (ja) | 1987-11-13 |
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