JPH0540480U - 配線用床材パネル - Google Patents

配線用床材パネル

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JPH0540480U
JPH0540480U JP9796991U JP9796991U JPH0540480U JP H0540480 U JPH0540480 U JP H0540480U JP 9796991 U JP9796991 U JP 9796991U JP 9796991 U JP9796991 U JP 9796991U JP H0540480 U JPH0540480 U JP H0540480U
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rib
panel
wiring
panel surface
center
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JP9796991U
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俊彦 君島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充分な強度を有すると共に施工を容易にす
る。 【構成】 網目構造20と網目構造の底面に配置したリ
ブ構造4によって正方形のパネル面2を構成し、パネル
面2の隅部と中央を含む底面に複数の固定脚5を硬質剛
性樹脂によって樹脂成形する。網目構造20とリブ構造
4をパネル面2の中央に対して点対称に配置する。パネ
ル面2の上面中央部に形成した接着板部3に複数の浅い
接着剤溜凹陥構造31を、パネル面2の中央に対して点
対称に配置する。リブ構造4の固定脚5の間に配置した
リブ厚を他の部分のリブ厚より厚く構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、床面との間に所定の間隙を持って敷設し、電気器具や通信設備等の 配線を行う際に用いられる配線用床材の改良に係り、殊に施工性に優れると共に 充分な強度と好ましい熱伸縮特性を備えた配線用床材パネルに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
近年OA機器の使用によって、多数の電力供給用配線や信号接続用配線が床面 を這廻るようになり、非常に煩雑であるばかりでなく歩行の妨げになる。このた めに、従来より床面との間に所定の間隙を持って敷設し、該間隙に配線を行う配 線用材料として、正方形板材の下面に間隙形成用の脚構造を突設したアルミダイ キャスト等の金属製の配線用床材パネルが使用されている。
【0003】 しかし該金属製の配線用床材パネルは、充分な強度や好ましい熱膨張特性が得 られるものの、重量が重く運搬や敷設作業が困難になるばかりでなく製造コスト が高騰するため、本願の出願人は先に塩化ビニル樹脂等の硬質合成樹脂によって 成形した、平面において網目状に構成された複数のリブと平面の角部を含む複数 の箇所に脚を立設配置した樹脂成形構造の配線用床材パネルを案出し提供してき た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記従来の配線用床材パネルは、合成樹脂製であるため床面との間に通 信等のケーブルが充分に挿通できる間隙を確保すると共に、仕上がり面の床高を 高くすることなく所定の荷重を支承するための剛性を確保することが困難である のみならず、熱膨張率が大きいため板材の縦と横方向で伸びが違ってしまう問題 を有していた。
【0005】 本考案はこうした問題に鑑みてなされたものであり、上記合成樹脂の欠点を改 良し、充分な強度を有すると共に施工が容易な合成樹脂製の配線用床材パネルを 提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る配線用床材パネルは、網目構造と該網目構造の底面に配置したリ ブ構造によって正方形のパネル面を構成すると共に、前記パネル面の各隅部と中 央を含む適宜箇所の底面に立設した複数の固定脚とを硬質剛性樹脂によって樹脂 成形してなる配線用床材パネルにおいて、前記網目構造とリブ構造をパネル面の 中央に対して略点対称に配置したことを要旨とするものである。また上記パネル 面の上面中央部に形成した接着板部に複数の浅い接着剤溜凹陥構造を、該パネル 面の中央に対して略点対称に配置することが好ましい。更に、上記リブ構造にお いて、固定脚の間に配置したリブ厚を他の部分のリブ厚より厚く構成した補強構 造を構成したことが好ましい。
【0007】
【作用】
上記構成によりパネル面を構成する網目構造とリブ構造を、中央に対して点対 称に配置構成したことにより、部材の縦横面方向の伸び率が同一になる。従って 多数の配線用床材パネルを並設しても縦方向と横方向の伸び差を考慮して施工す る必要がない。また固定脚の間の面に補強リブを配置した補強構造を構成したこ とにより、軽量化を達成すると同時に所定の剛性を確保することができる。更に 、パネル面の中央に接着剤溜凹陥構造を構成したことにより、該部に接着剤層が 形成され、上面に敷設したタイルカーペットをより強固に接着することができる 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る配線用床材パネルの一実施例を図面に従って説明する。 本考案の配線用床材パネル1は、塩化ビニル樹脂等の硬質合成樹脂によって樹脂 成形されるものであり、正方形のパネル面2は、中央部に接着板部3を残して網 目構造20によって形成してあり、その底面に形成したリブ構造4によって剛体 を構成している。またパネル面2の中央部と四隅、及び各辺の中央部には、その 底面側に、端部に段端部51を形成した固定脚5,5…を立設してなる。
【0009】 上記網目構造20は、中央の固定脚5を中心とした縦横に点対称になる網目2 1,21…を後述するリブ構造4との関係によって形成しており、パネル面2の 上面から各固定脚5,5…に向かって透孔22,22…を穿設してなる。
【0010】 上記リブ構造4は、パネル面2の各辺に沿って該パネルの周囲を囲繞するよう に形成した周リブ40,40…と、該各周リブ40と平行に形成した複数(実施 例では2本)の囲繞リブ41,41…と、上記中央の固定脚5を放射中心として 周囲の各固定脚5,5…の基部との間を連結する放射リブ42,42…と、隣接 する各辺の中央部の各固定脚5,5の基部との間を連結する斜向リブ43,43 …、及び縦横方向の四半部位置に設けた縦横リブ44,44…とによってリブ幅 W1が比較的広い基本面を構成する。そして、上記放射リブ42と斜向リブ43 、及び縦横リブ44との各交差部(隣設する4個の固定脚5,5,5,5の中央 位置)に、該交差部に形成した筒状リブ45を囲繞するように上記各リブの肉厚 t1より肉厚t2を厚く(t1<t2)した同幅W1の補強リブ46,46…を 正方形状に配置し、補強部7を構成する。また上記各リブの間には適宜間隔をも って上記各リブの幅W1より小幅W2(W2<W1)の小リブ48,48…が縦 横に配設してある。
【0011】 前記接着板部3には、パネル面2から浅い(d=0.2〜1.0mm)接着剤 溜凹陥構造31,31…を、中央の固定脚5を中心として縦横に点対称になるよ うに配置してなる。
【0012】 また符号7は、前記各固定脚5,5…の段端部51に冠着する脚キャップであ り、前記配線用床材パネル1とは別に、適宜弾性を有する半硬質合成樹脂によっ て成形され、端部71と周部72によって該段端部41を被うようになる。
【0013】 符号8は上記配線用床材パネル1の隣設する隅部固定脚5,5…相互を連結す るための硬質合成樹脂によって樹脂成形したパネル連結部材であり、該パネル連 結部材8の定置板81には、上記隣接配置した隅部の設置によって集合する4個 の固定脚5,5…位置と対応して4個の連結筒82,82…が突設してあり、該 各連結筒82の定置板81に貫通した挿入筒孔83は、固定脚5の端段部51に 冠着した脚キャップ7の周部外径が嵌入する内径を有する。
【0014】 更に符号9は上記配線用床材パネル1に使用する補強脚であり、硬質合成樹脂 によって樹脂成形された補助脚9は、角柱等の適宜柱状を呈し、上端に配線用床 材パネル1の周リブ40,囲繞リブ41,放射リブ42,斜向リブ43、或は縦 横リブ44に嵌合する溝幅t1をもった嵌合溝91を構成すると共に、該嵌合溝 91の溝底からの長さが固定脚5に冠着した脚キャップの 端部71と同レベル になるように構成してなる。該補強脚は、例えば配線用床材パネル1を設置の状 態で途中で切断使用しようとする場合、嵌合溝91を周リブ40,囲繞リブ41 ,放射リブ42,斜向リブ43、或は縦横リブ44に嵌合して使用するものであ る。
【0015】 図12は上記補強脚の他の実施例を示すものであり、該補強脚90の上端には 第一嵌合溝92と第二嵌合溝93が十字状に交差して構成してある。第一嵌合溝 92は、配線用床材パネル1の周リブ40,囲繞リブ41,放射リブ42,斜向 リブ43、或は縦横リブ44に嵌合する溝幅t1をもち、また第二嵌合溝93は 、配線用床材パネル1の補強リブ46に嵌合する溝幅t2を有する。従って、該 構成の補強脚90は、第一嵌合溝92を周リブ40,囲繞リブ41,放射リブ4 2,斜向リブ43、或は縦横リブ44に嵌合し、第二嵌合溝93を補強リブ46 に嵌合して使用するだけでなく、厚さが等厚または異厚に関係なく、リブが直交 交差する位置への嵌合使用も可能になる。
【0016】 更に、符号10は上記配線用床材パネル1のパネル面2に敷設するタイルカー ペットであり、該タイルカーペット10の基本形状は、一辺が配線用床材パネル 1の辺の二倍長量になっている。そして、これを床面に並設した配線用床材パネ ル1,1…のパネル面2,2…に敷設する際は、図1に示すように、該タイルカ ーペット10の隅11が配線用床材パネル1の中央に位置するようにし、前記接 着板部3に塗着した接着剤により該隅11部を接着するもので、浅い接着剤溜凹 陥構造31,31…に形成される接着剤層によって強固に接着されるようになる 。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る配線用床材パネルは、パネル面を構成する網目 構造とリブ構造を、中央に対して点対称に配置構成したことにより、部材の縦横 面方向の伸び率が同一になり、多数の配線用床材パネルを並設しても縦法と横方 向の伸び差を考慮して施工する必要がない。また、パネル面の網目構造を支承す るリブの幅及び厚さを変えて配置すると共に、固定脚の間の面に補強リブを配置 した補強構造を構成したことにより、軽量化を達成すると同時に所定の剛性を確 保することができる。更に、パネル面の中央に接着剤溜凹陥構造を構成したこと により、上面に敷設したタイルカーペットをより強固に接着することができる等 の種々の優れた特徴を有するものであり、本考案実施後の実用的効果は極めて大 きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る配線用床材パネルの一実施例を示
す施工状態の斜視図である。
【図2】配線用床材パネルの平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同底面図である。
【図5】図4における矢視V部拡大図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図2におけるVII−VII線断面図である。
【図8】脚キャップの斜視図である。
【図9】パネル連結部材の斜視図である。
【図10】パネル連結部の断面図である。
【図11】補強脚の一実施例を示す斜視図である。
【図12】補強脚の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 配線用床材パネル 2 パネル面 20 網目構造 21 網目 22 透孔 3 接着板部 31 接着剤溜凹陥構造 4 リブ構造 40 周リブ 41 囲繞リブ 42 放射リブ 43 斜向リブ 44 縦横リブ 45 筒状リブ 46 補強リブ 48 小リブ 5 固定脚 51 段端部 7 脚キャップ 8 パネル連結部材 81 定置板 82 連結筒 83 挿入筒孔 9 補強脚 90 補強脚 91 嵌合溝 92 第一嵌合溝 93 第二嵌合溝 10 タイルカーペット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網目構造と該網目構造の底面に配置した
    リブ構造によって正方形のパネル面を構成すると共に、
    前記パネル面の各隅部と中央を含む適宜箇所の底面に立
    設した複数の固定脚とを硬質剛性樹脂によって樹脂成形
    してなる配線用床材パネルにおいて、前記網目構造とリ
    ブ構造をパネル面の中央に対して略点対称に配置したこ
    とを特徴とする配線用床材パネル。
  2. 【請求項2】 前記パネル面の上面中央部に形成した接
    着板部に複数の浅い接着剤溜凹陥構造を、該パネル面の
    中央に対して略点対称に配置したことを特徴とする請求
    項1記載の配線用床材パネル。
  3. 【請求項3】 前記リブ構造において、固定脚の間に配
    置したリブ厚を他の部分のリブ厚より厚く構成した補強
    構造としたことを特徴とする請求項1記載の配線用床材
    パネル。
JP9796991U 1991-10-30 1991-10-30 配線用床材パネル Pending JPH0540480U (ja)

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