JPH0540275Y2 - - Google Patents

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JPH0540275Y2
JPH0540275Y2 JP1988063970U JP6397088U JPH0540275Y2 JP H0540275 Y2 JPH0540275 Y2 JP H0540275Y2 JP 1988063970 U JP1988063970 U JP 1988063970U JP 6397088 U JP6397088 U JP 6397088U JP H0540275 Y2 JPH0540275 Y2 JP H0540275Y2
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combustion engine
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は排気ターボチヤージヤ付内燃機関の機
関運転停止操作後のアイドル運転制御に関する。
〈従来の技術〉 従来の排気ターボチヤージヤ付内燃機関として
は、例えば第5図に示すようなものがある。
即ち、内燃機関1から排気通路2を介して排出
された排気のエネルギによつて排気ターボチヤー
ジヤ3のタービン3aを回転駆動させることによ
り、吸気通路5に設けられ前記タービン3aと軸
結されたコンプレツサ3bを回転駆動して、内燃
機関1に過給空気を供給する。
ここで、前記タービン3aとコンプレツサ3b
とは、同一回転軸4により軸結されているが、該
回転軸4の外周には冷却水ジヤツケト7が配設さ
れている。
即ち、排気ターボチヤージヤ3においては、回
転軸4が、高温の排気熱により高速(8〜10万
rpm)で回転されるため、該排気ターボチヤージ
ヤ3が高温になるので、内燃機関1の回転中は冷
却水ジヤケツト7に冷却水を導入して回転軸4、
軸受6を冷却したり、潤滑油の循環により冷却を
行つている。しかし、内燃機関1が停止すると、
該排気ターボチヤージヤ3の冷却を行つている潤
滑油の循環等も停止し、冷却性が低下する。とこ
ろで、内燃機関1を停止しても、暫くは該回転軸
4は高回転で回り続けるので、排気ターボチヤー
ジヤ3使用後において、即座に内燃機関1を停止
させると、回転軸4と軸受6が接触して耐久性を
劣化させることになり、ひいては、回転軸4とそ
の軸受6との間で焼付を起こすおそれがある。
そこで、イグニツシヨンスイツチをオフとした
後も、暫くの間アイドル運転を継続させるように
したもの(カウントダウンタイマと称せされる)
が市販されている。
このものを、第6図に基づいて該カウントダウ
ンタイマ11につい概要を述べると、該カウント
ダウンタイマ11は、イグニツシヨンスイツチ1
0をバイパスするように内燃機関1に装着され
る。
そして内燃機関1は、イグニツシヨンスイツチ
10がオフとされた後も、図示しないプリセツト
スイツチを用いてマニユアルセツトされる設定時
間だけ、該カウントダウンタイマ11によりイグ
ニツシヨンスイツチ10オンの状態が継続され、
もつてアイドル運転を継続し、設定時間経過後、
停止するものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来のカウントダウ
ンタイマにおいては、運転者がイグニツシヨンス
イツチ10をオンにした後すぐオフとするよう
な、例えば走行を伴うことのない内燃機関1の空
吹かし等を実行した場合や、排気ターボチヤージ
ヤ3の温度が殆ど上昇することのない短時間走行
や低負荷運転を行つた場合においても、一率に設
定された時間イグニツシヨンスイツチ10オンの
状態が継続され、もつてアイドル運転が継続され
る。
これにより、不必要な燃料を消費することにな
り、運転者にとつて不利益になる。また、前述し
たような設定時間イグニツシヨンスイツチオンの
状態を継続することが不必要な場合は、マニユア
ルセツト時間を設定しなおすことにより、該設定
時間を短縮することも可能であるが、その都度設
定しなければならず、運転者にとつて煩雑であ
る。
本考案はかかる従来の実情に鑑み、排気ターボ
チヤージヤ付内燃機関の排気ターボチヤージヤの
温度状態に従つて、該排気ターボチヤージヤを必
要充分に冷却するためのアイドル運転を継続させ
る、排気ターボチヤージヤ付内燃機関の遅延アイ
ドル運転制御装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本考案は、第1図に示すように、排気
ターボチヤージヤ付内燃機関の機関運転停止前の
所定時間における総燃料噴射量より排気ターボチ
ヤージヤの温度状態を推定する温度状態推定手段
と、機関運転停止操作時に、前記温度状態推定手
段により推定された排気ターボチヤージヤの温度
状態に基づいて、運転停止後アイドル運転を遅延
する時間を設定する遅延時間設定手段と、機関運
転停止操作後、前記設定された遅延時間、アイド
ル運転を継続させるアイドル運転継続手段と、を
設けた構成とする。
〈作用〉 かかる構成の排気ターボチヤージヤ付内燃機関
の遅延アイドル運転制御装置によると、運転者が
機関運転停止操作を行つた時、該排気ターボチヤ
ージヤ付内燃機関は、温度状態推定手段により機
関運転停止前の所定時間における総燃料噴射量か
ら推定される該排気ターボチヤージヤの温度状態
に基づいて、遅延時間設定手段により設定される
遅延時間だけ、該排気ターボチヤージヤを最適に
冷却するべく、アイドル運転継続手段により、ア
イドル運転が継続される。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。尚、従来例と同一要素には同一符号を付し
て説明を簡単にする。
第2図において、吸気通路5に設けられたエア
フロメータ21により検出された吸入空気流量Q
と点火信号から演算された機関回転数Nとから基
本燃料噴射量Tp=K・Q/N(Kは定数)を演算
し、これを各種補正係数COEFで補正することに
より、燃料噴射量Ti=Tp・COEFを演算し、こ
の燃料噴射量Tiに対応するパルス巾をもつパル
ス信号を機関回転に同期して電磁式燃料噴射弁2
2に出力することにより、燃料噴射量を制御して
いる。
一方、排気ターボチヤージヤ付内燃機関として
は、内燃機関1の排気により回転駆動される排気
ターボチヤージヤ3のタービン3aと、吸気を内
燃機関1に過給するコンプレツサ3bとが、同一
回転軸4に軸結されている。該回転軸4の外周に
は冷却水ジヤケツト7が配設されて、高速回転す
る回転軸4とその軸受6との過熱、焼付を防止す
るようになつており、従来例と同様の構成であ
る。
また、コンプレツサ3b下流の吸気通路5の吸
気圧力が、圧力通路8を介してダイアフラム式ア
クチユエータ9の圧力室に導入されている。そし
て、コンプレツサ3bによる過給圧力が所定値に
上昇すると、該アクチユエータ9によりウエスト
ゲートバルブ16を開弁し、排気バイパス通路1
7を介してタービン3a下流に流通させる。
また、第3図に示すような回路構成の内燃機関
の遅延アイドル運転制御装置12がイグニツシヨ
ンスイツチ10をバイパスするように設けられて
いる。
次に該排気ターボチヤージヤ付内燃機関におけ
る、遅延アイドル運転制御装置12の作用を第4
図のフローチヤートを参照しつつ説明する。
ステツプ1(図においてはS1と記してある。以
下同様)においては、機関運転停止操作が行われ
たか否かを、イグニツシヨンスイツチ10がオフ
になつているかどうかにより判定し、オフになつ
ている時、ステツプ2に進む。
ステツプ2においては、フラグFの判定を行
う。このフラグFは、イグニツシヨンスイツチ1
0がオフになると、後述するステツプ3において
1にセツトされるもので、イグニツシヨンスイツ
チ10のオン、オフ状態を示している。従つて、
フラグF=0の時はイグニツシヨンスイツチ10
がオンからオフになつた内燃機関1の機関運転停
止操作時であるので、ステツプ3に進んでフラグ
Fを1にセツトした後ステツプ4に進む。
ステツプ4においては、内燃機関1の図示しな
いコントロールユニツトにより、演算された燃料
噴射量Ti=Tp・COEFのパルス信号を基に、最
新の5分間の燃料噴射量Tiを積分することによ
り、最新の5分間の総燃料噴射量ΣTiを求める。
これは、排気ターボチヤージヤ3が受ける排気熱
の総量に相当し、これによつて排気ターボチヤー
ジヤ3のおよその温度状態を推定できる。即ち、
ステツプ4でこの最新の5分間の総燃料噴射量
ΣTiを求める機能が温度状態推定手段に相当す
る。
そして、ステツプ5において、ステツプ4で求
めた排気ターボチヤージヤ3の温度状態としての
内燃機関1の最新の5分間の総燃料噴射量ΣTiを
パラメータとして、該遅延アイドル運転制御装置
12のROM中に予め記憶されているマツプよ
り、運転停止後アイドル運転を遅延する遅延時間
Xを検索し設定する。該遅延時間Xは、その間ア
イドル運転を継続することにより、該排気ターボ
チヤージヤ3が必要充分に冷却されるように、設
定されている。即ち、ステツプ5の機能が遅延時
間設定手段に相当する。
ステツプ6においては、機関運転停止操作が行
われてからの時間経過tを前記ステツプ5で設定
した遅延時間Xと比較する。そして、経過時間t
が遅延時間Xより短い場合(t<X)はステツプ
7に進み、アイドル運転を継続して、該排気ター
ボチヤージヤ3を冷却する。即ち、ステツプ6,
7の機能がアイドル運転継続手段に相当する。
また、ステツプ6で経過時間tが遅延時間X以
上の場合(t≧X)は該排気ターボチヤージヤ3
は充分冷却されているとして、ステツプ8に進
み、アイドル運転を停止した後、ステツプ9に進
んでフラグFをリセツトする。
また、ステツプ1においてイグニツシヨンスイ
ツチ10がオンになつている場合、内燃機関1は
運転中であるので該遅延アイドル運転制御装置1
2を使用することは無い。
また、ステツプ2において、フラグFが1の場
合は、既に運転停止後アイドル運転を遅延する遅
延時間Xの設定は行われているので、ステツプ6
に進み当初の機関運転停止操作が行われてからの
時間経過tを前記ステツプ5で設定した遅延時間
Xと比較する。
本実施例においてはチヤージヤ温度検出手段と
して、燃料噴射量Tiの最新の5分間の積分値を
採用したが、最新の発熱履歴であれば良いので、
5分間にする必要は無く、所定の時間を設定して
やつても良い。また、本実施例では、前記積分値
を得るのに検出器等を設ける必要がなく、内燃機
関1の図示しないコントロールユニツトにおける
ソフトの対応で可能であるので、設置コストがか
からないという効果もある。
また、本実施例においては、内燃機関の遅延ア
イドル運転制御装置12をイグニツシヨンスイツ
チ10をバイパスするように設けたが、前述した
構成、作用を奏するように設ければ、何ら問題は
ない。
かかる構成とすれば、運転者が排気ターボチヤ
ージヤ付内燃機関を運転状態から停止状態に切り
換えた時、即ち運転者が機関運転停止操作を行つ
た時、該内燃機関は、温度状態推定手段により機
関運転停止前の所定時間における総燃料噴射量か
ら推定される該排気ターボチヤージヤの温度状態
に基づいて、遅延時間設定手段により設定される
遅延時間だけ、該排気ターボチヤージヤを最適に
冷却するべく、アイドル運転継続手段により、ア
イドル運転を継続することが可能となり、不必要
な燃料を消費することが無くなり、また、該遅延
時間をその都度設定する必要もない。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、機関運転
停止前の所定時間における総燃料噴射量から推定
される排気ターボチヤージヤの温度状態に従つ
て、運転停止後アイドル運転を遅延する遅延時間
を設定し、該遅延時間、アイドル運転を継続する
ことにより、排気ターボチヤージヤ付内燃機関を
必要充分に冷却するための該遅延時間を最適に、
且つ自動的に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示すブロツク図、第2
図は本考案の一実施例を示すシステム図、第3図
は同上における排気ターボチヤージヤ付内燃機関
の遅延アイドル運転制御装置の要部回路図、第4
図は同上の制御内容を示すフローチヤート、第5
図は従来例を示すシステム図、第6図は従来例を
示すカウントダウンタイマ11の要部回路図であ
る。 1……内燃機関、3……排気ターボチヤージ
ヤ、3a……タービン、3b……コンプレツサ、
4……回転軸、6……軸受、10……イグニツシ
ヨンスイツチ、12……遅延アイドル運転制御装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気ターボチヤージヤ付内燃機関の機関運転停
    止前の所定時間における総燃料噴射量より排気タ
    ーボチヤージヤの温度状態を推定する温度状態推
    定手段と、機関運転停止操作時に、前記温度状態
    推定手段により推定された排気ターボチヤージヤ
    の温度状態に基づいて、運転停止後アイドル運転
    を遅延する時間を設定する遅延時間設定手段と、
    機関運転停止操作後、前記設定された遅延時間、
    アイドル運転を継続させるアイドル運転継続手段
    と、を設けたことを特徴とする排気ターボチヤー
    ジヤ付内燃機関の遅延アイドル運転制御装置。
JP1988063970U 1988-05-17 1988-05-17 Expired - Lifetime JPH0540275Y2 (ja)

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JP1988063970U JPH0540275Y2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17

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JP1988063970U JPH0540275Y2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17

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JPH01166731U JPH01166731U (ja) 1989-11-22
JPH0540275Y2 true JPH0540275Y2 (ja) 1993-10-13

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